FTC 警告:ソーシャルメディア関連の詐欺で 2021年は $770 M が失われた

FTC: Americans lost $770 million from social media fraud surge

2022/01/30 BleepingComputer — 米国連邦取引委員会 (FTC) が2021年に受理した数万件の報告書によると、ソーシャルメディア上の詐欺師に米国人が狙われるケースが増えているという。FTC が明らかにしたように、95,000人以上の米国の消費者が、ソーシャルメディア上で詐欺に遭い、約 $770 million の損失を被ったと報告している。この被害額は、2017年と比べて 18倍、2020年の2倍以上という大幅な増加を示し、2021年に報告された詐欺被害全体の約 25% に相当するという。

FTC は、「2021年に詐欺被害に遭ったと報告した人の 25% 以上が、ソーシャルメディア上の広告/投稿/メッセージがキッカケになったと回答している。実際のところ、2021年の詐欺師にとってソーシャルメディアは、他の方法で人々に接触するよりも、はるかに利益をもたらしたことを、このデータは示唆している。世界のどこからでも、何十億人の人々にリーチできる低コストな方法である。偽のペルソナを製造するのは簡単であり、また、誰かのプロフィールをハッキングし、友達を装う詐欺も可能となる」と述べている。

2021年のソーシャルメディア詐欺のトップ

ソーシャルメディア詐欺の中で、最も収益性が高かったのは偽の投資を促すものであり、莫大なリターンを約束しながら、現金や暗号通貨が失った事案が、2021年の報告書の半分以上を占めている。ソーシャルメディア詐欺の中で、2番目に収益性が高かったのは、過去数年間で記録的な被害を記録したロマンス詐欺だった。

しかし、ソーシャルメディアに関連する詐欺の中で、最も報告が多かったのは、オンライン・ショッピング詐欺である。これらの報告のうちの約 70% は、広告を見て注文したが、商品が届かなかったというものだ。一部の報告では、本物のオンライン小売業者を装った広告により、偽の Web サイトに被害者を誘導したという記述もあった。

詐欺に遭わないためには

投資詐欺/恋愛詐欺/オンライン・ショッピング詐欺の報告書で確認された、ソーシャルメディアのプラットフォームを分類すると、詐欺師たちが最も好むのは Facebook と Instagram だった。

FTC によると、昨年に報告されたソーシャルメディアを利用した詐欺被害のうち、上記の3つで全体の 70%以上を占めているが、ソーシャルメディアを利用した詐欺は多様であり、常に新しいものが登場している。

FTC は、ソーシャルメディアで詐欺に遭わないためのヒントとして、以下の項目を紹介している。

  • ソーシャルメディア上で、自身の投稿や情報を見ることが可能な人を制限する。すべてのソーシャルメディア・プラットフォームは、であなたの情報を収集するが、プライバシー設定でいくつかの制限を設けられる。
  • ターゲティング広告の拒否に関する設定を確認する。一部のプラットフォームでは、そのような設定が可能である。
  • 友人から緊急に現金が必要だというメッセージを受け取ったら、その友人に電話してみるべきだ。友人のアカウントがハッキングされている可能性がある。特に、暗号通貨/ギフトカード/電信送金での支払いを求めてきた場合には注意が必要だ。詐欺師は、このような手口で金を要求してくる。
  • あなたのソーシャルメディアに誰かが現れて、友人関係や恋愛を始めようと急かしてきた場合には、落ち着いてほしい。恋愛詐欺を疑うべきであり。また、実際に会ったことのない人への送金を行ってはいけない。
  • 商品を購入する前に、対象となる会社をチェックする。その会社の名前と「scam」や「complaint」を組み合わせてネットで検索する。

    また、FBI は 2020年4月に、オンラインで個人情報を共有することは、詐欺師の助けになるだけだとアメリカ人に警告した。その後の、2020年11月には、オンライン・ショッピングをする人々に対して、ホリデーシーズン詐欺で $53 million 以上を失うリスクがあると警告している。

SNS 上での詐欺ということですが、日本では どうなんでしょうかね? 詐欺師たちが最も好むのは Facebook と Instagram とのことなので、けっこうありそうな感じもします。文中の、FTC のヒントは良いですね。レポートは、Social media a gold mine for scammers in 2021 となります。心のゼロトラストは大切です。

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