New ONE PIECE anime episodes delayed after Toei cyberattack
2022/03/11 BleepingComputer — この週末に、アニメ大手の東映はサイバー攻撃を受け、ONE PIECE や Delicious Party Precure などの、人気アニメシリーズの新エピソードの放映に、遅れが出ていることを明らかにした。このニュースは、高評価を得ている日本の漫画 ONE PIECE の、シリーズ 第1000章の公開を心待ちにしていたファンにとって、きわめて残念なことになる。
東映と ONE PIECE の発表によると、このアニメ・スタジオは 2022年3月6日に、システムへの不正アクセスを検知したとのことだ。翌日に、同社は安全対策として社内システムを全て停止するよう通達し、インシデントの調査に乗り出したという。この調査では、脅威アクターが攻撃中にデータを盗み出し、顧客やビジネス・パートナーに影響を与えるデータ流出となる可能性の有無についても判断される。
東映は報道発表で、「現在は、詳細を調査中だが、顧客や取引先に関する情報、そして、個人情報が含まれているかどうかを確認するため、外部の専門機関による調査も行っている」と述べられている。東映は、外部のサイバー・セキュリティ会社と連携して調査を進めており、警察にも通報しているという。
アニメの新作が延期
同社は、「本日、サイバー攻撃からの回復のために、社内システムを停止したことで、新作の制作に遅れがでる。それに伴い、Dragon Quest Dai no Daibouken や、Delicious Party Precure、Digimon Ghost Game、ONE PIECE の放映が延期されることになった」とファンに伝えた。

東映アニメーションは 1948年創業のスタジオであり、Dragon Ball や、Sailor Moon、The Transformers、Digimon、Mazinger Z、ONE PIECE などのヒットシリーズを制作している。ONE PIECE の新作の遅れは、Netflix/Funimation/Crunchyroll などの、世界中の放映にも影響をおよぼす。
日本での ONE PIECE は、高視聴率のアニメ番組の Top-5 常に入っており、2016年には月間 200万件の再生があった。この数字は、それからの5年間で、大幅に増加していると思われる。
東映アニメーションへの攻撃の副作用や、内部システムの復旧が明らかに困難な状況は、ランサムウェアによる攻撃の兆候を伝えているが、現時点で BleepingComputer 確認していない。BleepingComputer は、東映アニメーションに追加情報を要請しており、同社からの回答があり次第、この記事を更新する予定である。
この記事の直前には、「Bridgestone Americas がサイバー攻撃に遭っている:LockBit が犯行を表明」をポストしています。このところ日本の企業や、その海外子会社での被害が多発しています。今回の件に関しては、ONE PIECE などの公開に遅れが生じるので、サイバー攻撃について明らかにせざるを得ない状況だったのでしょう。いったい、どれだけのインシデントが日本で起こっているのか、それを知りたいですね。