JetBrains TeamCity の脆弱性 CVE-2023-42793:ロシアの APT29 が標的にしている

Russian hackers target unpatched JetBrains TeamCity servers 2023/12/14 HelpNetSecurity — 米国/英国/ポーランドのサイバー・セキュリティ機関と法執行当局の警告によると、2023年9月以降においてロシア政府に支援されたハッカー集団が、JetBrains TeamCity の脆弱性 CVE-2023-42793 を悪用しているとのことだ。この攻撃では、インターネットに露出した、パッチ未適用の JetBrains Team Cityサーバが標的にされているという。ロシアの APT29 (別名 CozyBear/Midnight Blizzard) は、ロシア対外情報庁 (SVR) に関連していると考えられ、2013年から活動しているグループである。

JetBrains TeamCity の脆弱性 CVE-2023-42793:北朝鮮の Lazarus が悪用を開始

North Korean hackers exploit critical TeamCity flaw to breach networks 2023/10/18 BleepingComputer — 北朝鮮のハッキンググループ Lazarus と Andariel が、TeamCity サーバの脆弱性 CVE-2023-42793 を悪用してバックドア型マルウェアを展開し、ソフトウェア・サプライチェーン攻撃を行っているようだと、Microsoft が述べている。TeamCity は、組織がソフトウェア開発インフラの一部として使用する CI/CD (continuous integration and continuous deployment) サーバである。2023年9月に TeamCity は、脆弱性 CVE-2023-42793 (CVSS:9.8/10) を修正し、未認証の攻撃者によるリモートコード実行に対処した。こうして、TeamCity による修正は完了したが、その一方では、ランサムウェア集団などの脅威アクターが、企業ネットワークに侵入するために、この欠陥を悪用し始めている。

JetBrains TeamCity の RCE 脆弱性 CVE-2023-42793:ランサムウェアによる攻撃を確認

Ransomware gangs now exploiting critical TeamCity RCE flaw 2023/10/02 BleepingComputer — JetBrains の TeamCity の CI/CD (continuous integration and continuous deployment) サーバに存在する深刻な脆弱性を、ランサムウェア・ギャングたちが標的にしはじめた。この脆弱性 CVE-2023-42793 (CVSS : 9.8) は、ユーザーとの対話を必要としない複雑度の低い攻撃を可能にする。したがって、認証バイパスに成功した未認証の攻撃者により、リモートからのコードを実行 (RCE) が引き起こされる。この脆弱性を発見/報告したのは、スイスのセキュリティ企業 Sonar である。そして、9月21日に JetBrains が、TeamCity 2023.05.4 をリリースし、この深刻な脆弱性に対処した1週間後に、Sonar による技術的な詳細が発表された。

JetBrains TeamCity CI/CD サーバに深刻な脆弱性 CVE-2023-42793:積極的な悪用が予測される

In-the-Wild Exploitation Expected for Critical TeamCity Flaw Allowing Server Takeover 2023/09/25 SecurityWeek — TeamCity CI/CD サーバに存在する致命的な脆弱性により、未認証でのリモートからの悪用/任意のコード実行/脆弱なサーバの不正制御などが発生する可能性があるという。JetBrains が開発した TeamCity は、ビルド管理および継続的インテグレーションのための汎用プラットフォームであり、オンプレミス/クラウドの双方で利用が可能である。先日に確認された深刻な認証バイパスの脆弱性 CVE-2023-42793 (CVSS:9.8) は、オンプレミス版の TeamCity に影響を及ぼすと説明されている。

JetBrains TeamCity の脆弱性 CVE-2024-27198:BianLian ランサムウェア攻撃に悪用されている

BianLian Threat Actors Exploiting JetBrains TeamCity Flaws in Ransomware Attacks 2024/03/11 TheHackerNews — BianLian ランサムウェアを操る脅威アクターが、JetBrains TeamCity セキュリティ欠陥を悪用して、恐喝のみを目的とした攻撃を行っていることが確認されている。最近の侵入インシデントを調査した GuidePoint Security のレポートによると、このインシデントは、TeamCity サーバーの悪用から始まり、最終的には BianLian の Go バックドアの PowerShell 実装が展開されという。

Exploit-DB

2024-06 2024-06-26:CVE-2024-28999:SolarWinds Platform 2024.1 SR1 – Race Condition 2024-06-14:N/A:Zyxel IKE Packet Decoder – Unauthenticated Remote Code Execution (Metasploit) 2024-06-14:N/A:PHP < 8.3.8 – Remote Code Execution (Unauthenticated) (Windows) 2024-06-01:CVE-2023-26602:ASUS ASMB8 iKVM 1.14.51 – Remote Code Execution (RCE) & SSH Access 2024-06-01:N/A:FreePBX 16 – Remote Code Execution (RCE) (Authenticated) 2024-06-01:N/A:Akaunting 3.1.8 – Server-Side Template Injection (SSTI) 2024-05 … Continue reading “Exploit-DB”

JetBrains TeamCity の RCE 脆弱性 CVE-2024-23917 が FIX:ただちにパッチを!

JetBrains warns of new TeamCity auth bypass vulnerability 2024/02/06 BleepingComputer — 2月6日に JetBrains が公表したアドバイザリは、TeamCity On-Premises サーバに存在する、深刻な認証バイパスの脆弱性に関するものである。管理者の権限を不正に取得した攻撃者により、脆弱なインスタンスが乗っ取られる可能性があるとして、同社はパッチを適用するようユーザーに促している。

北朝鮮の Lazarus Group:ソフトウェアの脆弱性を突いた多彩な攻撃を仕掛け続ける

N. Korean Lazarus Group Targets Software Vendor Using Known Flaws 2023/10/27 TheHackerNews — 北朝鮮と連携している Lazarus Group が、知名度の高いソフトウェアに存在する既知の脆弱性を悪用し、無名のソフトウェア・ベンダーを侵害するという、新たなキャンペーンを操っているようだ。Kaspersky が指摘するのは、一連の攻撃により SIGNBT/LPEClient などのマルウェア・ファミリーが展開され、被害者のプロファイリングやペイロードの配信に使用される、ハッキング・ツールとして機能している点だ。

CISA KEV 警告 23/10/04:JetBrains TeamCity と Windows の脆弱性を追加

CISA Adds JetBrains TeamCity And Windows Flaws To Its Known Exploited Vulnerabilities Catalog 2023/10/05 SecurityAffairs — 米国の Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) は、JetBrains TeamCity に存在する脆弱性 CVE-2023-42793 (CVSS : 9.8) と、Windows の脆弱性 CVE-2023-28229 (CVSS : 7.0) を、KEV (Known Exploited Vulnerabilities Catalog) に追加した。