Veeam Backup の脆弱性 CVE-2025-48982/48983/48984 が FIX:リモート・コード実行と権限昇格の恐れ

Critical Veeam Backup RCE Vulnerabilities Let Attackers Execute Malicious Code Remotely

2025/10/15 CyberSecurityNews — Veeam Software が公表したのは、Backup & Replication スイートおよび Agent for Microsoft Windows に存在する3件の深刻なセキュリティ脆弱性の情報である。これらの脆弱性を悪用する攻撃者により、リモート・コード実行と権限昇格が可能となり、企業のバックアップ・インフラが侵害される恐れがある。これらの脆弱性が影響を及ぼす範囲は、主にソフトウェア・バージョン 12 のドメイン参加型のシステムとなる。ユーザー組織に推奨されるのは、直ちに修正プログラムを適用し、潜在的なデータ漏洩やランサムウェアによる悪用を防ぐことだ。

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Veeam Backup & Replication 標的の RCE エクスプロイト:ダークウェブでの販売の疑い

Veeam RCE Exploit Allegedly Listed for Sale on Dark Web

2025/09/30 gbhackers — ダークウェブ・マーケットプレイスに新たに掲載されたリストが、サイバー・セキュリティ・コミュニティに懸念を引き起こしている。ハンドルネーム “SebastianPereiro” を用いる販売者が宣伝するのは、Veeam Backup & Replication プラットフォームを標的とするリモート・コード実行 (RCE) のエクスプロイトであるという。”2025年6月のバグ” として宣伝されている、このエクスプロイトは Veeam 12.x 系の特定バージョン (12.1/12.2/12.3/12.3.1) に影響を与えるものだ。広告によると、このエクスプロイトは Active Directory と統合されたシステムに特化し、悪用の前提として正規の Active Directory 認証情報が必要になるという。

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IBM Backup サービスの脆弱性 CVE-2025-33108 が FIX:悪意のコード実行の可能性

IBM Backup Services Vulnerability Let Attackers Escalate Privileges

2025/06/16 CyberSecurityNews — IBM i プラットフォーム向けの Backup Recovery and Media Services に、深刻なセキュリティ脆弱性が発見された。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、昇格した権限を取得し、ホスト OS へのコンポーネント・レベルのアクセス権限を介して、悪意のコード実行の可能性を手にする。この脆弱性 CVE-2025-33108 は、BRMS プログラムによる不適切なライブラリ呼び出しに起因し、CVSS スコアは 8.5 であり、深刻度が高いことを示している。

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Veritas InfoScale の脆弱性 CVE-2025-27816 (CVSS 9.8):パッチが提供されるまでの緩和策は?

CVE-2025-27816 (CVSS 9.8): Critical Vulnerability in Veritas InfoScale Could Allow RCE

2025/03/10 SecurityOnline — Veritas が発行したのは、Arctera InfoScale に存在する、脆弱性 CVE-2025-27816 (CVSS:9.8) に関する重要なセキュリティ・アドバイザリである。この欠陥を悪用する攻撃者は、影響を受けるシステム上で任意のコード実行の可能性を手にする。この脆弱性は、.NET リモート・エンドポイントにおける、信頼できないデータへの安全が確保されないデシリアライゼーションに起因する。

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Veeam Console の脆弱性 CVE-2024-38650/39714 (CVSS 9.9) などが FIX:ただちにアップデートを!

CVE-2024-38650 & CVE-2024-39714 (CVSS 9.9): Critical Flaws in Veeam Console Put Data at Risk

2024/09/05 SecurityOnline — クラウド/仮想環境でデータ保護サービスの管理の使用されている Veeam Service Provider Console (VSPC) に、一連の深刻な脆弱性が発見された。それらの脆弱性の中には、CVSS 値 9.9 という高いスコアを持つものもあり、悪用に成功した攻撃者により、不正アクセスや悪意のコード実行が引き起こされ、機密データの侵害へといたる可能性が生じている。

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EstateRansomware という新たなランサムウェア:Veeam Backup & Replication の脆弱性を悪用

New Ransomware Group Exploiting Veeam Backup Software Vulnerability

2024/07/10 TheHackerNews — Veeam Backup & Replication ソフトウェアの、すでにパッチが適用されているセキュリティ欠陥が、EstateRansomware という新たなランサムウェアに悪用されている。この脅威を 2024年4月初旬に発見したのは、シンガポールに本社を置く Group-IB であり、その悪質な活動は CVE-2023-27532 (CVSS:7.5) を悪用して行われたと述べている。ターゲットの環境へのイニシャル・アクセスは、Fortinet FortiGate firewall SSL VPN アプライアンスの、休眠アカウントを使用して確立されていた。

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Veeam Recovery の脆弱性 CVE-2024-29855 が FIX:管理者権限が奪われる可能性

Veeam Patches Critical Security Flaw in Recovery Orchestrator (CVE-2024-29855)

2024/06/11 SecurityOnline — Backup/DR (Disaster Recovery) ソリューション・プロバイダーである Veeam は、同社の Recovery Orchestrator (VRO) に存在する、脆弱性 CVE-2024-29855 (CVSS:9.0) に対処した。この脆弱性の悪用に成功した権限のない攻撃者は、 VRO の Web UI (user interface) での管理者権限の取得が可能になり、組織のディザスタ・リカバリ対策に大混乱をもたらす可能性がある。

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Veeam Backup Enterprise Manager の脆弱性 CVE-2024-29849:PoC エクスプロイトが公開

Exploit for critical Veeam auth bypass available, patch now

2024/06/10 BleepingComputer — Veeam Backup Enterprise Manager に存在する、認証バイパスの脆弱性 CVE-2024-29849 に対して、PoC (proof-of-concept) エクスプロイトが公開された。ユーザーにとっての急務は、最新のセキュリティ・アップデートを適用することだ。Veeam Backup Enterprise Manager (VBEM)は、Web コンソールを介して Veeam Backup & Replication インストールを管理するための、Web ベースのプラットフォー ムである。それにより、組織のバックアップ・インフラおよび大規模なデプロイメントにおける、バックアップ・ジョブの制御およびリストアの操作などが支援される。

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Veeam Backup Enterprise Manager の4件の脆弱性が FIX:直ちにアップデートを!

Critical Veeam Backup Enterprise Manager Flaw Allows Authentication Bypass

2024/05/22 TheHackerNews — Veeam Backup Enterprise Manager に存在する4件の脆弱性に対して、セキュリティ・アップデートがリリースされた。修正された脆弱性のうち、最も深刻なのは CVE-2024-29849 (CVSS: 9.8) だ。この脆弱性の悪用に成功した未認証の攻撃者は、Veeam Backup Enterprise Manager の Web インターフェイスに対して、任意のユーザーとしてのログインが可能になる。

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2023年ランサムウェア調査:組織の 75% が攻撃に遭っている – Veeam

75% of Organizations Hit by Ransomware in 2023

20124/01/17 InfoSecurity — Veeam の Data Protection Trends Report 2024 によると、2023年は 75%の組織が、少なくとも1回のランサムウェア攻撃を受けていたことがわかった。研究者たちによると、2023年は、ランサムウェア攻撃を受けなかったと回答した組織よりも、4回以上攻撃を受けた組織 (26%) の方が多かったという。Veeam の VP/Market Strategy である Jason Buffington は、「統計的に、ランサムウェアは、”発生するかどうか” というものではなく、”いつかは発生する可能性があるもの” だと言える」と、オンラインの事前ブリーフィングでコメントしている。

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Veeam の深刻な脆弱性 CVE-2023-27532 が FIX:認証情報の不正取得につながる

Veeam fixes bug that lets hackers breach backup infrastructure

2023/03/08 BleepingComputer — Veeam の Backup & Replication に深刻な影響を及ぼす脆弱性が発見されたことで、同社はパッチの適用を急ぐよう顧客に促している。この脆弱性 CVE-2023-27532 は、Shanigen としいう名のセキュリティ研究者が、2月中旬に報告したものであり、すべての Veeam Backup & Replication (VBR) バージョンに影響を与えるものだ。この脆弱性の悪用に成功した未認証の攻撃者は、VeeamVBR のコンフィグ・データベースに保存されている暗号化された認証情報を取得した後に、このバックアップ・インフラ・ホストにアクセスできるようになる。

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Veeam の深刻な RCE 脆弱性 CVE-2022-26501/CVE-2022-26504 が FIX

Multiple RCE Vulnerabilities Discovered in Veeam Backup & Replication App

2022/10/24 InfoSecurity — Veeam Backup & Replication アプリケーションで、複数の重大かつ深刻な脆弱性が発見された。その中でも、リモート・コード実行 (RCE) の脆弱性を悪用する、完全に武器化されたツールが販売されている可能性があることが判明しました。この発見は、CloudSEK のセキュリティ研究者たちによるものであり、今日の未明にアドバイザリが発表されている。

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京都大学の 77TB の研究データが消えた:HP バックアップ・システムのエラーが原因

University loses 77TB of research data due to backup error

2021/12/30 BleepingComputer — Hewlett-Packard 製スーパー・コンピュータのバックアップ・システムのエラーにより、日本の京都大学が、約 77TB の研究データを失った。この事故は、2021年12月14日〜16日に発生し、14の研究グループにおける 3,400万ファイルが、システムおよびバックアップ・ファイルから消去された。この損失の影響を調査した結果、京都大学は、影響を受けたグループのうち、4つのグループの作業は、もはや復元できないと判断した。

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インサイダーからの攻撃:過失と 故意と 復旧と

Protecting Data From Insider Threats

2021/09/20 SecurityBoulevard — 2021年9月は、National Insider Threat Awareness Month (NITAM) の3年目にあたる。NITAM の Webサイトによると、今月の目標は、承認されたアクセスを悪用して組織のリソースに害をおよぼす試みの防止とのことだ。先日に、National Counterintelligence and Security Center の acting director である Michael J. Orlandoは、データ保護意識を高めるために、この9月は、インサイダー脅威を検知/抑止/軽減することで、国家を守ることの重要性を強調すべきだという、書簡を発表した。

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