サイバー・セキュリティ態勢が改善された:CISO たちが経営陣に話し続けた結果だ!

Cybersecurity culture improves despite the dark clouds of the past year

2023/06/16 HelpNetSecurity — 経済情勢の悪化や、世界的な緊張の高まり、そして、サイバー犯罪を容易にする新技術の登場などの状況が危惧されている。しかし、ClubCISO と Telstra Purple の調査によると、CISO の 76%が、過去12ヶ月間に重大な侵害は発生していないと回答し、60%が重大なサイバーセキュリティ・インシデントは発生していないと回答したという。このようなセキュリティ対策の結果は、それぞれの CISO が組織の全体的なセキュリティ態勢について、前年よりも低下したと評価する状況を考えると、非常に興味深いものとなる。

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Telstra でデータ侵害:豪テレコム従業員の個人情報が流出?

Telstra Telecom Suffers Data Breach Potentially Exposing Employee Information

2022/10/05 TheHackerNews — オーストラリア最大の通信会社 Telstra は、Optus の情報漏洩が報告されてから2週間ほど後に、サードパーティを介した情報漏洩の被害に遭ったことを明らかにした。Telstra の CISO for the Asia Pacific である Narelle Devine は、「Telstra のシステムへの侵入はなかった。また、顧客のアカウント・データも含まれていない」と述べている。

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Buffalo WSR ルーターの脆弱性 CVE-2021-20090 は Mirai ボットを引き寄せる?

CVE-2021-20090 actively exploited to target millions of IoT devices worldwide

2021/08/07 SecurityAffairs — 脅威アクターたちは、Arcadyan ファームウェアを搭載した家庭用ルーターに影響を与える、深刻な認証バイパスの脆弱性 CVE-2021-20090 を積極的に利用して Mirai ボットを展開している。Tenable が公開したアドバイザリには、「Buffalo WSR-2533DHPL2 ファームウェア 1.02 以下 と WSR-2533DHP3 ファームウェア 1.24 以下の Web インターフェイスに、パス・トラバーサルの脆弱性があり、リモート攻撃者による認証バイパスが生じるかもしれない」と記されている。この欠陥は、17社のベンダーが製造する、数百万台の IoT 機器に影響を与える可能性があり、被害の対象としては何社かの ISP が含まれるかもしれない。今回の攻撃は、Juniper Threat Labs の研究者により発見されたものであり、この2月から IoT 機器を標的としていた、脅威アクターによるキャンペーンだと、専門家たちは捉えている。

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