IIS WebDeploy RCE Vulnerability Gets Public PoC
2025/09/03 gbhackers — Microsoft の IIS Web Deploy ツールチェーンに発見された、リモート・コード実行 (RCE) の脆弱性の PoC エクスプロイトが公開された。この脆弱性 CVE-2025-53772 は、2025年8月の Patch Tuesday で修正されたものだが、新たな展開が注目を集めている。この脆弱性は、”msdeployagentservice” および “msdeploy.axd” エンドポイントにおける安全ではないデシリアライズ処理に存在し、認証された攻撃者に対して、脆弱な Web サーバ上での任意のコード実行を許す可能性がある。
Month: September 2025
Cloudflare でも被害が発生:Salesloft + Drift サプライチェーン攻撃の波が止まらない
Cloudflare hit by data breach in Salesloft Drift supply chain attack
2025/09/02 BleepingComputer — 先週に公表された Salesloft Drift サプライチェーン攻撃の一環として、Cloudflare も情報漏洩インシデントの被害を受けた企業となった。9月2日 (火) に Cloudflare は、社内顧客ケース管理とカスタマー・サポートに使用している、Salesforce インスタンスに攻撃者がアクセスしたことを明らかにした。そこには、104 個の Cloudflare API トークンが保持されていたという。
Continue reading “Cloudflare でも被害が発生:Salesloft + Drift サプライチェーン攻撃の波が止まらない”HashiCorp Vault の脆弱性 CVE-2025-6203 が FIX:深刻なサービス拒否 (DoS) の可能性
HashiCorp Vault Vulnerability Let Attackers to Crash Servers
2025/09/02 CyberSecurityNews — HashiCorp Vault に存在する、深刻なサービス拒否 (DoS) 脆弱性が明らかになった。この脆弱性を悪用する攻撃者は、細工した JSON ペイロードを用いてサーバを過負荷状態に陥らせ、過剰なリソース消費を引き起こし、Vault インスタンスを応答不能にするとされる。2025年8月28日に公開された、この脆弱性 CVE-2025-6203 が影響を及ぼす範囲は、Vault Community/Enterprise エディションのバージョン 1.15.0 以降における、複数のパッチ・リリースまでとなる。
Continue reading “HashiCorp Vault の脆弱性 CVE-2025-6203 が FIX:深刻なサービス拒否 (DoS) の可能性”Azure AD の “appsettings.json” ファイルに注意:誤った公開より ClientId/ClientSecret などが漏洩
Azure AD Vulnerability Leaks Credentials, Lets Attackers Deploy Malicious Apps
2025/09/02 gbhackers — Azure Active Directory (Azure AD) の認証情報を取り込んだ ASP.NET Core の “appsettings.json” ファイルが公開されると、深刻な攻撃ベクターが発生し、ユーザー組織のクラウド環境への鍵を攻撃者に渡すことになり得る。先日に実施された、Resecurity HUNTER チームによるサイバー・セキュリティ評価において、公開されている “appsettings.json” ファイルにより、Azure AD アプリケーションの ClientId と ClientSecret が公開されていることが判明した。したがって、Microsoft の OAuth 2.0 エンドポイントに対して直接認証を行う攻撃者は、信頼されたアプリケーションとして振る舞えるようになる。
Continue reading “Azure AD の “appsettings.json” ファイルに注意:誤った公開より ClientId/ClientSecret などが漏洩”Palo Alto Networks の Salesforce 環境が侵害:CRM プラットフォーム標的のサプライチェーン攻撃
Palo Alto Networks Confirms Data Breach via Compromised Salesforce Instances
2025/09/02 gbhackers — サイバー・セキュリティ・ベンダー Palo Alto Networks が明らかにしたのは、Salesloft Drift 統合の侵害を通じて、自社の Salesforce 環境が侵害されたことだ。このインシデントは、営業の効率化に広く利用される Salesforce CRM プラットフォームを標的とする、サプライチェーン攻撃の最新事例である。Palo Alto によると、 2025年8月8日~18日に、同社の Salesloft/Drift アプリケーションが侵入を受け、OAuth 認証情報が漏洩したという。Salesloft のトークンの失効処理が行われる前に、それを悪用する脅威アクターが、接続されている Salesforce インスタンス (同社環境を含む) からデータを抽出していた。
Continue reading “Palo Alto Networks の Salesforce 環境が侵害:CRM プラットフォーム標的のサプライチェーン攻撃”新たな ClickFix 攻撃を検出:AnyDesk を装い MetaStealer マルウェアを拡散
New ClickFix Attack Mimic as AnyDesk Leverages Windows Search to Drop MetaStealer
2025/09/02 CyberSecurityNews — 新たに検出された ClickFix の亜種が、正規の AnyDesk インストーラーを装いながら、情報窃取マルウェア MetaStealer を拡散している。この攻撃者は、偽の Cloudflare Turnstile 認証ページを介してユーザーを誘導し、細工された Windows プロトコル・ハンドラを実行させるものだ。そして最終的には、PDF に偽装された悪意の MSI パッケージを配信していく。
Continue reading “新たな ClickFix 攻撃を検出:AnyDesk を装い MetaStealer マルウェアを拡散”MobSFの脆弱性 CVE-2025-58161/58162:パス・トラバーサル/任意ファイル書き込みの恐れ
MobSF Vulnerability Allows Attackers to Upload Malicious Files
2025/09/02 gbhackers — Mobile Security Framework (MobSF) のバージョン 4.4.0 に深刻なセキュリティ欠陥が発見された。これらの脆弱性はパス・トラバーサルおよび任意ファイル書き込みに関連するものであり、認証済み攻撃者に悪用されると、システム整合性の侵害/機密データの漏洩などにつながる可能性がある。この問題は MobSF バージョン 4.4.1 で修正されており、具体的には、パス検証の強化やファイル抽出ルーチンの安全化が施されている。
Continue reading “MobSFの脆弱性 CVE-2025-58161/58162:パス・トラバーサル/任意ファイル書き込みの恐れ”Google が断固として否定:Gmail 大規模セキュリティ侵害の報道に反論
Google Dismiss Reports of Major Gmail Security Alert
2025/09/02 gbhackers — Google からの声明は、”25 億人の Gmail ユーザーに対してグローバルなセキュリティ・アラートを発令した” とする、報道を完全に否定するものであり、”まったくの虚偽” であると述べている。つまり、それらの報道により、世界中のユーザーに不必要な混乱を招いたとされる、いまの状況の迅速な解明へと向けて、Google が動いたことになる。先日の一部の報道では、Google が Gmail ユーザー全員に大規模なセキュリティ侵害の警告通知を送ったと伝えられた。それらの誤報が示唆したのは、数十億のアカウントが影響を受け、ユーザーに対してパスワード変更が促されたという状況であった。しかし、これらの主張が、まったくの誤りであることが判明した。
Qualcomm チップセットの脆弱性 CVE-2025-21483/CVE-2025-27034 が FIX:RCE の可能性
Critical Qualcomm Vulnerabilities Allow Attackers to Execute Arbitrary Code Remotely
2025/09/02 CyberSecurityNews — Qualcomm Technologies の Data Network Stack and Multi-Mode Call Processor には、リモート攻撃者による任意コード実行を許す、深刻な脆弱性 CVE-2025-21483/CVE-2025-27034 が存在する。いずれも CVSS 3.1 スコアで 9.8 と評価されており、バッファ破損に起因するものである。これらの脆弱性が悪用されると、デバイスのセキュリティが侵害される可能性が生じる。
Continue reading “Qualcomm チップセットの脆弱性 CVE-2025-21483/CVE-2025-27034 が FIX:RCE の可能性”Cloudflare が 11.5 Tbps UDP フラッドを阻止:Google Cloud の侵害により大規模攻撃が可能に
Record-breaking 11.5 Tbps UDP Flood DDoS Attack Originated from Google Cloud Platform
2025/09/02 CyberSecurityNews — Web に対してセキュリティとインフラを提供する Cloudflare が発表したのは、先日に阻止した大規模なサイバー攻撃に関する情報である。この攻撃は、これまでの最大値である、11.5 TB/秒 (Tbps) に達したという。その攻撃の種類は、分散型サービス拒否 (DDoS) であり、具体的には UDP フラッド攻撃となる。攻撃の大部分は、Google Cloud Platform 上の、侵害されたリソースから発生していた。
Continue reading “Cloudflare が 11.5 Tbps UDP フラッドを阻止:Google Cloud の侵害により大規模攻撃が可能に”Zscaler の顧客情報が侵害された:Salesloft の脆弱性に関連するインシデントが止まらない
Zscaler data breach exposes customer info after Salesloft Drift compromise
2025/09/01 BleepingComputer — サイバー・セキュリティ企業 Zscaler が発したのは、Salesforce インスタンスにアクセスした脅威アクターが、サポート・ケースの内容を含む顧客情報を盗み出すという、同社が受けた侵害に関する警告である。この問題は、Salesforce に統合された Salesloft と Drift への侵害に起因する。攻撃者は OAuth トークンとリフレッシュ・トークンを盗み出し、顧客の Salesforce と Drift の環境にアクセスして機密データを窃取した。Zscaler はアドバイザリにおいて、このサプライチェーン攻撃により Salesforce インスタンスが影響を受け、同社の顧客情報が漏洩したと述べている。
Continue reading “Zscaler の顧客情報が侵害された:Salesloft の脆弱性に関連するインシデントが止まらない”WordPress Paid Membership プラグインの脆弱性 CVE-2025-49870 が FIX:深刻な SQLi の恐れ
High-Risk SQLi Flaw Exposes WordPress Memberships Plugin Users
2025/09/01 InfoSecurity — WordPress の 10,000 以上のサイトで会員登録と定期支払いの管理に使用されている、有料会員管理プラグイン Paid Membership Subscriptions に、深刻なセキュリティ問題が発見された。このプラグインのバージョン 2.15.1 以下には、未認証の SQL インジェクション (SQLi) の脆弱性 CVE-2025-49870 が存在する。したがって、攻撃者はログイン認証を必要とすることなく、悪意の SQL クエリをデータベースに注入できる。
Continue reading “WordPress Paid Membership プラグインの脆弱性 CVE-2025-49870 が FIX:深刻な SQLi の恐れ”SUSE Fleet の脆弱性 CVE-2024-52284:Helm 値の平文保存による情報漏洩の可能性
SUSE Fleet: Plain Text Storage of Vulnerability Exploit Helm Values
2025/09/01 gbhackers — SUSE Fleet に存在する深刻な脆弱性 CVE-2024-52284 が、GitHub セキュリティ・アドバイザリ GHSA-6h9x-9j5v-7w9h で公開された。この欠陥は、機密性の高い認証情報などを取り込む可能性の高い Helm チャートの値を、BundleDeployment リソース内に平文で保存するものであり、GET/LIST 権限を持つ全てのユーザーが、それらの値を閲覧できる状態にある。Kubernetes クラスター向けの GitOps 管理ツールの脆弱性を発見したのは、セキュリティ研究の samjustus である。
Continue reading “SUSE Fleet の脆弱性 CVE-2024-52284:Helm 値の平文保存による情報漏洩の可能性”Next.jsフレームワークの脆弱性 CVE-2025-29927:新たな認証バイパス PoC ?
Critical Next.js Framework Vulnerability Let Attackers Bypass Authorization
2025/09/01 CyberSecurityNews — Next.js フレームワークに発見された、深刻な脆弱性 CVE-2025-29927 を悪用する攻撃者は、認証メカニズムを完全にバイパスするため、Web アプリケーションに深刻な脅威が生じている。この脆弱性は、Next.js ミドルウェア実行時の x-middleware-subrequest ヘッダの不適切な処理に起因し、機密性の高い管理領域や保護されたリソースへの不正アクセスを引き起こす可能性がある。
Continue reading “Next.jsフレームワークの脆弱性 CVE-2025-29927:新たな認証バイパス PoC ?”Salesforce がフォレンジック・ガイドを発行:サイバー攻撃に対するレジリエンスを確立
Salesforce Publishes Forensic Guide After Series of Cyberattacks
2025/09/01 gbhackers — Salesforce が公開したのは、ユーザー組織の Salesforce 環境内で、セキュリティ・インシデントを検出/分析/修復するための、包括的なフォレンジック調査ガイドである。この新しいガイドが対応するのは、アクティビティ・ログ/ユーザー権限/バックアップ・データという、3つの重要な領域におけるベスト・プラクティスを抽出したものである。具体的に言うと、対象となる時間帯での特定ユーザーの行動や、影響を受けたデータといった、重要な質問に答えるための構造化されたフレームワークを提供している。
Continue reading “Salesforce がフォレンジック・ガイドを発行:サイバー攻撃に対するレジリエンスを確立”MediaTek モデム・チップセットの複数の脆弱性 が FIX:境界外アクセスとメモリ破損の可能性
MediaTek Security Update – Patch for Multiple Vulnerabilities Across Chipsets
2025/09/01 CyberSecurityNews — MediaTek が公開したのは、最新のモデム・チップセットに存在する、複数の脆弱性に対処するための重要なセキュリティ情報であり、デバイス OEM 各社に対して直ちにアップデートを適用するよう強く推奨している。この公開情報は、OEM への非公開通知から2ヶ月後に公開されたものであり、現時点において、実環境での悪用事例は確認されていないという。
Continue reading “MediaTek モデム・チップセットの複数の脆弱性 が FIX:境界外アクセスとメモリ破損の可能性”ImageMagick の脆弱性 CVE-2025-57803 が FIX:32-Bit 環境での RCE の可能性
Critical ImageMagick Vulnerability Allows Remote Code Execution
2025/09/01 gbhackers — 広く使用されるオープンソース画像処理ソフトウェア ImageMagick に、深刻な脆弱性 CVE-2025-57803 (CVSS 3.1:9.8) が発見された。この脆弱性を悪用する攻撃者は、リモートからのコード実行を可能にするという。なお、この脆弱性の影響を受けるのは、ImageMagick 32-Bit 版のバージョン 7.1.2-2/6.9.13-28 未満である。
Continue reading “ImageMagick の脆弱性 CVE-2025-57803 が FIX:32-Bit 環境での RCE の可能性”macOS ビルトイン・セキュリティの悪用:ハッカーたちの戦術と防御ための知識を整理する
Hackers Leverage Built-in MacOS Protection Features to Deploy Malware
2025/09/01 CyberSecurityNews — 長年にわたり macOS は、堅牢かつ統合されたセキュリティ・スタックとして高く評価されてきたが、サイバー犯罪者たちが見つけ出したのは、これらの防御機能を巧みに悪用する方法である。最近のインシデントにおける攻撃者は、Keychain/SIP/TCC/Gatekeeper/File Quarantine/XProtect/XProtect Remediator を介して、悪意のペイロードを密かに配信しているという。
Continue reading “macOS ビルトイン・セキュリティの悪用:ハッカーたちの戦術と防御ための知識を整理する”悪意の “nodejs-smtp” パッケージ:Nodemailer メール・ライブラリを装い仮想通貨ウォレットを侵害
2025/09/01 gbhackers — 広く使用されている Nodemailer メール・ライブラリを装い、Windows システム上のデスクトップ仮想通貨ウォレットを秘密裏に乗っ取っていく、悪意の npm パッケージによる高度な仮想通貨窃盗スキームが発覚した。週平均で約 390 万ダウンロードを誇る、正規の Nodemailer ライブラリを装う、悪意のパッケージ “nodejs-smtp” を、Socket の脅威調査チームが特定したのだ。
Continue reading “悪意の “nodejs-smtp” パッケージ:Nodemailer メール・ライブラリを装い仮想通貨ウォレットを侵害”IBM Watsonx の脆弱性 CVE-2025-0165 が FIX:ブラインド SQLi にるデータベース侵害
IBM Watsonx Vulnerability Let Attackers Inject Malicious SQl Queries
2025/09/01 CyberSecurityNews — IBM が公表したのは、IBM Watsonx Orchestrate Cartridge for IBM Cloud Pak for Data に存在する、深刻なブラインド SQL インジェクション (SQLi) の脆弱性 CVE-2025-0165 (CVSS:7.6) に対するセキュリティ情報である。この脆弱性を悪用する低権限のリモート攻撃者は、悪意の SQL 文のインジェクションにより、機密性の高いバックエンド・データベースを侵害する可能性を手にする。
Continue reading “IBM Watsonx の脆弱性 CVE-2025-0165 が FIX:ブラインド SQLi にるデータベース侵害”Linux UDisks デーモンの脆弱性 CVE-2025-8067:ローカル権限昇格に対してパッチ未適用
Linux UDisks Daemon Vulnerability Allows Attackers Access to Privileged User Files
2025/09/01 CyberSecurityNews — Linux UDisks デーモンに、深刻なセキュリティ脆弱性 CVE-2025-8067 が発見された。この脆弱性を悪用することで、権限を持たない攻撃者であっても、特権ユーザーが所有するファイルへのアクセスを可能にするという。公開日は 2025年8月28日であり、その深刻度は CVSS v3 ベース・スコア 8.5 (Important) と評価されている。
Continue reading “Linux UDisks デーモンの脆弱性 CVE-2025-8067:ローカル権限昇格に対してパッチ未適用”プロンプト・インジェクションを理解する:AI エージェントの導入つれて拡大する攻撃対象領域
How Prompt Injection Attacks Bypassing AI Agents With Users Input
2025/09/01 CyberSecurityNews — LLM と AI エージェントのコア・アーキテクチャを悪用することで、現代の AI システムにおける最も深刻なセキュリティ脆弱性を突くプロンプト・インジェクション攻撃が、根本的な課題として浮上している。その一方では、自律的な意思決定/データ処理、ユーザー・インタラクションのために、AI エージェントを導入するユーザー組織が増えており、攻撃対象領域が劇的に拡大している。巧妙に細工されたユーザー入力を通じて、サイバー犯罪者たちが AI の挙動を操作するという、新たなベクターが生まれている。
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