PandasAI の脆弱性 CVE-2024-12366 が FIX:Python コードの実行

CVE-2024-12366: Prompt Injection in PandasAI Enables Full System Compromise

2025/02/11 SecurityOnline — SinaptikAI が提供する OSS の AI 搭載データ分析ライブラリ PandasAI で、新たに公開されたセキュリティ脆弱性により、プロンプト・インジェクション攻撃によるリモート・コード実行 (RCE) の可能性が生じることが判明した。この脆弱性 CVE-2024-12366 を悪用する攻撃者は、自然言語プロンプトを操作して任意の Python コードを実行し、システム侵害を引き起こす機会を手にする。

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PDQ Deploy の脆弱性を CERT/CC が報告:デプロイメント中に管理者情報が盗まれる

PDQ Deploy Vulnerability Exposes Admin Credentials: CERT/CC Issues Advisory

2024/12/12 SecurityOnline — システム管理者が使用するソフトウェア・デプロイメント・サービスである、PDQ Deploy に存在する深刻な脆弱性が、最近の CERT/CC アドバイザリで強調されている。この脆弱性は、デプロイメント・プロセス中に生じる、安全が確保されない管理者の資格情報の取り扱いに起因する。その結果として、潜在的なラテラル・ムーブメント攻撃や、広範なネットワーク侵害にいたる可能性があるという。

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最近になって公表された lighttpd の脆弱性 CVE-2018-25103:直ちにアップデートを!

Vulnerability in lighttpd Web Server Exposes Sensitive Data: Urgent Patch Required

2024/07/10 SecurityOnline — カーネギーメロン大学 CERT/CC (Coordination Center) が公開したのは、lighttpd 1.4.50 以下における use-after-free の脆弱性に関する情報である。この脆弱性の悪用に成功したリモートの未認証の攻撃者は、細工した HTTP リクエストを悪用することを可能となり、Web サーバのクラッシュや機密データ漏洩を引き起こす可能性を手にする。2018年の時点において lighttpd プロジェクトは、この脆弱性を修正している。しかし、最近まで CVE が採番していなかったことで、数多くの実装にパッチが適用されておらず、未だセキュリティ・リスクが残存している。

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BatBadBut コマンド・インジェクション:Windows 上の Rust/Node.js/PHP などに影響

‘BatBadBut’ Command Injection Vulnerability Affects Multiple Programming Languages

2024/04/12 SecurityWeek — 複数のプログラミング言語から、Windows アプリケーションのコマンド・インジェクションにつながるという深刻な脆弱性について、Flatt Security のバグハンターたちが警告している。この BatBadBut と名付けられた問題は、Windows オペレーティング・システムにおいて、”CreateProcess” 関数でバッチ (bat) ファイルが実行され、”cmd exe” プロセスが生成される際に、プログラミング言語がコマンド引数を適切に回避しないことに起因する。

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HTTP/2 で発見された新たな脆弱性:CONTINUATION Flood の仕組みについて解説する

New HTTP/2 Vulnerability Exposes Web Servers to DoS Attacks

2024/04/04 TheHackerNews — HTTP/2 プロトコルの CONTINUATION フレームを悪用することで、サービス拒否 (DoS) 攻撃が可能なことが、新たな研究で判明した。セキュリティ研究者の Bartek Nowotarski により、このテクニックは “HTTP/2 CONTINUATION Flood” というコードネームで呼ばれている。2024年1月25日に彼は、この問題を CERT Coordination Center (CERT/CC) に報告している。

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Python の URL 解析の脆弱性 CVE-2023-24329 が FIX:任意のコマンド実行にいたる恐れ

New Python URL Parsing Flaw Could Enable Command Execution Attacks

2023/08/12 TheHackerNews — Python の URL 解析関数に、深刻な脆弱性 CVE-2023-24329 が発見された。その悪用に成功した攻撃者は、ブロック・リストを介して実装された、ドメインやプロトコルのフィルタリング方法のバイパスが可能になるという。そして、最終的には、任意のファイルの読み取りや、コマンドの実行を引き起こすことになると判明した。

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TPM 2.0 の脆弱性 CVE-2023-1017/CVE-2023-1018:数十億台のデバイスに影響を与える可能性

Trusted Platform Module (TPM) 2.0 flaws could impact billions of devices

2023/03/03 SecurityAffairs — Trusted Platform Module (TPM) 2.0 の実装に影響を及ぼし、情報漏洩や権限昇格につながる恐れのある2つの脆弱性が発見されたと、Trusted Computing Group (TCG) は警告している。Trusted Platform Module (TPM) は、ハードウェア・ベースのソリューションであり、最新のコンピュータ OS に安全な暗号機能を提供し、改ざんに対する耐性を強化するためのものだ。TPM のコマンド・インターフェースにアクセスできる攻撃者は、悪意のコマンドをモジュールに送信することで、これらの脆弱性を悪用できるようになるという。

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DFSCoerce という新たな NTLM リレー攻撃:PetitPotam にように Windows ドメインを乗っ取る?

New NTLM Relay Attack Lets Attackers Take Control Over Windows Domain

2022/06/21 TheHackerNews — DFSCoerce と呼ばれる、新しい種類の Windows NTLM リレー攻撃が発見された。この攻撃では、ドメインの制御を掌握するために、Distributed File System (DFS): Namespace Management Protocol (MS-DFSNM) が悪用されていることが判明した。

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F5 BIG-IP の深刻な脆弱性 CVE-2022-1388 が FIX:bash を狙ったバックドア展開が多発

Hackers exploiting critical F5 BIG-IP flaw to drop backdoors

2022/05/09 BleepingComputer — F5 BIG-IP の、すべてのモジュールの複数のバージョンに影響を与える、深刻な脆弱性の悪用に成功した攻撃者たちが、悪意のペイロードをドロップするという脅威が大量に発生し始めている。先週に F5 は、BIG-IP iControl の REST 認証コンポーネントに影響を及ぼす、脆弱性 CVE-2022-1388 (CVSS:9.8) に対するパッチをリリースした。

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HP が 16 件の UEFI ファームウェア・バグに対応:永続的マルウェア埋め込みの可能性

HP patches 16 UEFI firmware bugs allowing stealthy malware infections

2022/03/08 BleepingComputer — セキュリティ・ソフトウェアで検出されないマルウェアをデバイスを感染させ、脅威アクターに高い特権を取得させる可能性のある、UEFI ファームウェアに存在する 16件の脆弱性を、HP が開示した。これらの脆弱性は、ノートパソコン/デスクトップパソコン/POS システム/エッジコンピューティング・ノードなどの、HP の複数の機種に影響を与える。

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