Apache Tomcat の脆弱性 CVE-2025-24813 の積極的な悪用:対策の全容と戦術変更への備え

Critical RCE flaw in Apache Tomcat actively exploited in attacks

2025/03/17 BleepingComputer — Apache Tomcat の深刻なリモート・コード実行 (RCE) 脆弱性 CVE-2025-24813 が、実際に攻撃で積極的に悪用されている。この欠陥を突く脅威アクターは、単純な PUT リクエストの送信により標的のサーバを乗っ取ることができるという。この脆弱性が明らかになったのは先週のことだが、それから僅か 30時間後には、GitHub で公開された PoC エクスプロイトが、ハッカーたちに悪用され始めたようだ。

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DocuSign の Envelopes API を悪用:Norton/PayPal などの署名付き偽請求書の送信

DocuSign’s Envelopes API abused to send realistic fake invoices

2024/11/04 BleepingComputer — DocuSign の Envelopes API を悪用する脅威アクターが、Norton や PayPal などの著名なブランドを装うことで、偽の請求書を大量に作成/配布していることが判明した。脅威アクターが送信するメールは、正規の DocuSign ドメインである docusign.net から送信されるため、メール・セキュリティ保護は回避されてしまう。

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API Security Threats Top-10 の新たな動向:リアルタイムを目指す Wallarm

Top 10 API Security Threats for Q3 2023

2023/11/14 SecurityWeek — 最新の “2023 Q3 API Threatstats” レポートから得られたのは、API の脆弱性の件数が急速に増加し、この成長のために応じた、新たな AP Iセキュリティ脅威 Top- 10 に対して、リアルタイムなデータ駆動型の編纂が必要だという知見である。API と Apps のセキュリティ企業である Wallarm のレポート (PDF) の大部分は、個々の脆弱性のカテゴリーについて、それらが実際に使用された事例を交えて論じている。たとえば、広く使用されている OAuth や SSO プロトコルの脆弱性が発見され、Cisco や Ivanti のような大手企業のシステムで潜在的なセキュリティ侵害が露呈しているといったケースに対応するものだ。それは、際立った特徴を持つものであり、脅威リストへの新しいアプローチでもある。

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CISA KEV 警告 23/03/10:VMware の RCE 脆弱性 CVE-2021-39144 を追加

CISA warns of critical VMware RCE flaw exploited in attacks

2023/03/10 BleepingComputer — CISA が新たに KEV カタログに追加したのは、VMware Cloud Foundation に存在する深刻な脆弱性であり、野放し状態での悪用が確認されているものだ。この欠脆弱性 CVE-2021-39144 は、VMware 製品で使用されている XStream オープンソース・ライブラリに起因するものであり、VMware の評価による深刻度スコアは 9.8 となっている。ユーザーの操作が不要な、低複雑度の脆弱性を悪用する未認証の脅威者は、パッチ未適用のアプライアンス上のルート権限で、リモートから任意のコードを実行可能になるという。

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API 悪用の脅威がスピードアップ:脆弱性の発生と攻撃の頻度も増大している

Attackers exploit APIs faster than ever before

2023/03/08 HelpNetSecurity — Wallarm が35 万件のレポートを精査したところ、337 のベンダーが関連する、650 の API 固有の脆弱性が確認されたという。さらに、これらの脆弱性に影響を与える 115 の公開されたエクスプロイトを追跡した結果、API の脅威の状況は、さらに危険度を増していることが判明したという。

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BLACK HAT ASIA 2022 での発表:SQL クエリーの変換により WAF バイパスが可能になる

Transforming SQL Queries Bypasses WAF Security

2022/05/13 DarkReading — BLACK HAT ASIA 2022 – ある大学研究者のチームが基本的な機械学習を用いて、一般的な WAF には悪意のものとして検出されずに、攻撃者のペイロードを配信するパターンを特定したと、シンガポールで開催中の Black Hat Asia で発表した。中国浙江大学の研究者は、一般的な SQL を用いて、Web アプリケーションのデータベースを標的とした、インジェクション攻撃を変換する一般的な方法に着手した。

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