TikTok に注目する EU 規制当局:中国へのデータ転送と子供のプライバシー保護が焦点

TikTok faces probes in EU over transferring data to China and processing children’s information

2021/09/16 SCMP — TikTok は、EU のデータ・プライバシー規制当局から、子どもの個人情報の取り扱いと、中国への個人情報の移転に関して、調査を受けている。アイルランドのデータ保護委員会 (Ireland’s Data Protection Commission) は、世界のトップ・インターネット企業の多くがアイルランドに地域本部を置いていることから、EU の主要規制機関となっており、違反があった場合には、世界の売上高の 4% を上限とする制裁金を課すことが認められている。

この8月に TikTok は、隠された広告や不適切なコンテンツから、子供たちを守れていないとの批判に対応するため、10代の子どもたちに対するプライバシー管理の強化を発表した。中国の ByteDance が所有する TikTok は、世界の国々において、特に 10代の若者の間で急速に成長している。

データ保護委員会の声明によると、調査の第1弾は「18歳未満のユーザーのためのプラットフォーム設定および、13歳未満のための年齢確認手段に関連する個人データの処理」に関するものだ。第2弾の調査は、TikTok による中国への個人データの移転と、TikTok が EU 圏外に個人データを移転する際に、EU データ法を遵守しているかどうかに焦点を当てられるという。

TikTok のスポークスマンは、「ユーザー・データを保護するための広範なポリシーとコントロールを実装し、標準の契約条項などでは、EU から転送されるデータの承認された方法に準拠している。TikTok コミュニティは、特に最年少のメンバーのプライバシーと安全は、当社の最優先事項である」と述べている。

9月の初めに、アイルランドのデータ監視局は、EU の 2018 General Data Protection Regulation (GDPR) に基づき、Facebook 傘下の WhatsApp に対して、225 million euro (US$265.64 million) という記録的な制裁金を課している。

しかし、この監視当局は、その照会の速さと制裁の厳しさについて、他の欧州の規制当局から批判を受けている。アイルランドの規制当局は、昨年末時点で、Facebook とその子会社に対する 14件の調査を含む、27件の国際的な調査を進めている。

TikTok に関しては、6月に、「中国の TikTok や WeChat はデータ処理をめぐって米国で禁止される?」という記事をポストしましたが、やはりEUからの締め付けもきつくなっているようですね。「中国のビッグテックが直面する新たなデータ保護法とは?」を見てもらえれば、なんとなく背景が分ると思います。それと、China で検索すると、いろんなものが時系列で出てくるので、面白いですよ。

%d bloggers like this: