米国のサイバー高官 Anne Neuberger の訪欧:ウクライナ対策を NATO と協議

Top White House cyber adviser Anne Neuberger makes the rounds in Europe

2022/02/01 CyberScoop — 火曜日の朝に、バイデン政権の高官が記者団に語ったところによると、米国のサイバー担当の高官がヨーロッパに滞在し、今週は NATO や国際的パートナーとの間で、サイバー・セキュリティを最優先事項として推進するための会議を開催するとのことだ。Deputy National Security Adviser for Cyber and Emerging Technology である Anne Neuberger は、ブリュッセルから旅程を開始し、NATO および EU の担当者たちと会い、ウクライナや周辺国に対する、さらなるロシアの攻撃を抑止/対応するために議論する。

また、Neuberger はワルシャワに立ち寄り、ポーランドやバルト諸国の政府関係者とも会談する予定だ。さらに、ドイツやフランスの政府関係者との間での、仮想会議も予定されている。

今回の訪問は、ロシアがウクライナとの国境沿いで軍備増強を続け、ウクライナの政府機関や非政府組織に対するサイバー攻撃が衰えない中で行われる。米国や NATO 諸国の政府は、軍事的エスカレーションがいつ起こってもおかしくないとし、ロシア政府はウクライナに対する戦争を煽る口実を探しているのではないかと述べている。

ロシア政府は、米国と同盟国が戦争を推し進めていると言い、ウクライナ政府は、脅威は現実のものだが、米国の声明はパニックを煽っているとも言う。

ウクライナのサイバー機関のトップである Victor Zhora は、月曜日に CyberScoop の取材に対して、自国を襲うサイバー攻撃を整理する上で、米国や西側諸国からの支援に感謝していると述べている。今回のサイバー攻撃は、月曜日に発表されたように、国民健康保険サービスの電子メールを装うフィッシング攻撃であり、その2日後には、司法機関の電子メールを装うフィッシング攻撃も行われている。

一連の攻撃では、1月14日に政府機関のシステムの一部が消去され、数十の政府機関の Web サイトが改ざんされた後に生じている。これらの攻撃は、すべて 2014年にさかのぼるが、その頃からウクライナに対するロシアのサイバー攻撃が続いている。

米国の政府と民間サイバー企業は、最近のインシデントも含めて、ロシアによるウクライナへのサイバー攻撃について警告を発し、詳細を説明してきた。米国政府は、今回の一連の攻撃は、ウクライナを不安定にし、軍事的エスカレーションへの道を開くことを目的としていると述べている。そして、デジタル侵入に対する強化を図るための調整を行っても、一部の攻撃は成功するだろうが、それに対する復旧の支援も計画の一部であるとしている。

なんとか衝突を回避してほしいですが、もし国際紛争が生じてしまうと、前哨戦でサーバー戦争があり、それに続いて武力戦争が起こるという、初めての事例になるでしょう。よろしければ、ウクライナで検索してみてください。サイバー空間でのエスカレーションが見えてくると思います。

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