自動車関連サイバー・セキュリティ産業の成長:2030年には $32.41 B に到達する

Automotive cybersecurity industry to reach $32.41 billion by 2030

2022/02/24 HelpNetSecurity — Allied Market Research によると、世界の自動車関連サイバー・セキュリティ産業は、2020年には $7.23 に、2030年には $32.41 に達し、2021年から2030年までの CAGR は 16.6% で成長すると予測されている。

推進と阻害の要因、そして機会

自動車関連サイバー・セキュリティのニーズの高まり、そして、サイバー・セキュリティ基準の義務化と、コネクテッドカー技術の実装に向けた政府の取り組みなどが、世界の自動車サイバー・セキュリティ市場の成長を後押ししている。しかし、一般的なプラットフォームの開発が急増し、より高いリスクと安全なアプリケーションを作る上での課題が、市場の成長を妨げている。その一方で、自動車の電子システムの複雑さの拡大や、アダプティブ・セキュリティを用いた車両セキュリティの向上は、今後における市場参加者に対して、新たな機会をもたらすと予想される。

自動車サイバーセキュリティ業界と COVID-19 シナリオ

COVID-19 パンデミックに起因する、ロックダウンなどの厳しい規制や、原材料の輸出入禁止などにより、自動車分野には深刻な影響が生じた。それにより、サプライチェーンが混乱し、原材料の価格が上昇した。その一方で、コネクテッド・カーにおける最新の自動車サイバー・セキュリティ・システムの開発や、活動への取り組みの遅れが、市場の足かせとなった。

ソフトウェア部門が市場を支配

提供製品別では、2020年にソフトウェア分野が最大のシェアを占め、世界の自動車サイバー・セキュリティ市場の 80% 以上を占めた。また、同セグメントは、マルウェア攻撃に弱い自動車部品の安全性を高めるための、ソフトウェア・ソリューションに対する需要が高いことから、上記の予測期間中において最も高い CAGR 16.7% を記録すると予想される。本レポートでは、ハードウェア・セグメントの分析も行っている。

アプリケーション・セキュリティは 2030年まで最も高い CAGR を示す

セキュリティのタイプ別では、アプリケーション・セキュリティ分野が、2021年から2030年にかけて 17.4% の CAGR を示すと考えられる。さらに、同セグメントは 2020年に最大のシェアを占め、世界の自動車サイバー・セキュリティ市場の 40% 以上を生み出している。その背景には、セキュアなアプリケーションを作るための、投資の増加があるという。

北米の自動車サイバー・セキュリティ産業が最大のシェアを占める

地域別では北米が、コネクテッド・カーを大量に販売していることから、2020年の自動車サイバー・セキュリティ世界市場の 33% 以上を占め、この市場が圧倒的なシェアを誇っている。しかし、コネクテッド・カー技術やサイバー攻撃に対して、高度な自動車セキュリティをサポートする政府の政策により、アジア太平洋地域の市場は 2021年から 2030年にかけて、最も高い CAGR 18.0% を示すと予想される。

コネクテッドカーは都市部から。そして、スマートシティの一部として普及していくのでしょう。2022年1月3日にポストした、「安全なスマートシティ:IoT のインフラとリスクの関係を整理する」を読むと、そんな未来が見えてきます。ただ、2021年10月の「コネクテッドカーのインフラ:サイバー犯罪者が狙う格好の標的になる」や、11月の「Tesla の Web サーバーに障害:スマホによるロック解除ができないという報告が続出」といった、ネガティブな側面も残されています。

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