ロシア当局から Google への要請:ウクライナ侵攻に関するフェイクの停止

Russia asks Google to end “misinformation” on “special op” in Ukraine

2022/03/03 BleepingComputer — ロシアの通信監視機関である Roskomnadzor は、ロシアのウクライナ侵攻に関する誤った情報を伝える、YouTube 動画の広告キャンペーン停止を Google に要請した。ロシアの通信監視団が主張するように、不正確な内容もあり、年齢指定のないオンライン広告が、ウクライナでのロシア軍の特別作戦に関する誤った情報を押し付け、抗議ムードを植え付けるために利用されている。

Roskomnadzor は、「Google LLC (Google Russia の広告活動責任者) に対して、ウクライナにおけるロシア軍の特殊作戦に関する、政治的な虚偽情報をロシア国内で広めることを、直ちに停止するよう要求する書簡を送った」と説明している。

同庁は、「このような広告メッセージは、YouTube のロシア・ユーザーに表示され、起こっている出来事について歪んだ認識を形成し、ロシアのインターネット視聴者の間で抗議感情を生み出すことを目的としている。ロシアに対する情報戦に YouTube を利用するために、広告機能を利用することは容認できないと考える」と述べている。

また、Roskomnadzor は、2月26日にも、ロシアの独立系メディア (Ekho Moskvy/InoSMI/Mediazona/New Times/Dozhd/Svobodnaya Pressa/ Krym.K/Ekho Moskvy) に通知している。また、Realii/Novaya Gazeta/Journalist/Lenizdatnot に対しては、ウクライナの都市への砲撃に関する誤った情報を流さないよう、また進行中の作戦を攻撃/侵略/宣戦布告と呼ばないよう、指示を出している。

ウクライナにおけるロシア軍の軍事作戦に関するフェイクニュースを広めた場合、最高で15年の禁固刑に処するという新法の導入を、ロシアは望んでいる。

誤報の阻止に取り組む Google

その一方で Google は、すでに誤報を止めるための行動を起こしており、ロシアの侵攻に関する誤報キャンペーンに対して取り締まりを行い、また、EU 当局の要請により欧州全域で Russia Today (RT) や Sputnik の YouTube チャンネルをブロックしている。

Roskomnadzor は YouTube の決定に抗議し、欧州におけるロシア・メディア (RT とSputnik を含む) の公式アカウントに対する、すべてのアクセス制限を直ちに解除するよう要求している。

以前、Google はロシアの国営メディアを全プラットフォームで Demonetized し、広告キャンペーンの実施もブロックする措置をとっている。また、YouTube は、協調的な欺瞞行為に関与しているチャンネルなど、コミュニティ・ガイドラインに違反する数千の動画を持つ、数百のチャンネルを削除している。

Google は、「Search や YouTubeで ウクライナ戦争に関連する話題を検索すると、当社のシステムは権威あるニュースソースからの、情報/動画などの重要なコンテキストを目立つように表示する」とは述べている。

Google は、当面はロシア人がグローバルな情報や視点にアクセスできるよう、Search/YouTube/Maps などの同社サービスの大半を、ロシアでも引き続き利用できるようにすると述べている。

ロシア側も NATO 側も、お互いにフェイクだと断定し、情報を遮断する状況になってしまいました。先日に、「ウクライナ戦でのオンラン・バトル:最前線に押し出された SNS の役割とは?」という記事をポストしましたが、Google だけではなく Facebook も Twitter も、情報戦の戦力として駆り出されている感じがします。それが戦争というものなのでしょう。

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