ウクライナの参加が決定:NATO のインテリジェンス・サイバー防衛ハブ

Ukraine to join NATO intel-sharing cyberdefense hub

2022/03/04 BleepingComputer — 現時点でウクライナは NATO に加盟していないが、NATO Cooperative Cyber Defence Centre of Excellence (CCDCOE) へのコントリビューション参加者として認められた。CCDCOE は NATO 公認のサイバー防衛拠点であり、加盟国は技術/戦略/作戦/法律などの、さまざまな分野における研究/訓練/演習などを利用できる。

ウクライナが NATO に加盟したわけではないが、NATO 加盟国のサイバー専門技術にアクセスし、自国の専門技術を共有することで、協力関係を強化できるだろう。NATO CCDCOE の Director である Jaak Tarien 大佐は、「ウクライナがセンターに参加することで、ウクライナと CCDCOE 加盟国の間で、サイバーに関する専門知識の交換が強化される」と述べている。

エストニアの Minister of Defence である Kalle Laanet は、「ウクライナは、サイバー領域内における敵対者に関する、貴重なナレッジを研究/演習/訓練にりようできるだろう。また、NATO CCDCOE に対して、これまでのサイバー攻撃から得た、貴重な経験を提供できる」と付け加えている。

ウクライナの NATO 加盟への道のり

ウクライナ による初めての NATO 加盟申請は、2008年のブカレスト首脳会議で、ロシア側の強い反対により拒否された。しかし、NATO は、完全加盟国への道の第一歩である、Membership Action Plan (MAP) にウクライナが参加し、同国が最終的に加盟国になることを約束した。

それから 13年が過ぎ、2021年6月の首脳会議で NATO は、ウクライナが Membership Action Plan (MAP) 経て、この同盟の一員となることをプロセスの不可欠な部分として再確認した。

ウクライナの Volodymyr Zelenskyy 大統領は、「我々が直面する、すべてのリスクと課題に対する、NATO パートナーの理解を称賛する。NATO の指導者たちは、ウクライナが同盟の一員となること、そして、MAP は加盟プロセスの不可欠な部分であることを確認した。ウクライナは、欧州と大西洋の安全保障を確保する上で、その役割を十分に評価されるべきだ」と述べている。

金曜日のブリュッセルでの記者会見で、米国務長官である Antony J. Blinken は、「すべての NATO 同盟国が、ウクライナに対して軍事支援および人道支援を提供している。ほとんどの国が、その両方を提供している」と述べている。

ウクライナと NATO については、このブログのスコープ外ですが、NATO Cooperative Cyber Defence Centre of Excellence (CCDCOE) の動きについては追いかけていきたいと思っています。ここにいたる伏線として、1月24日の「NATO とウクライナの同意:サイバー・セキュリティに関する協力を深化」と、2月1日の「米国のサイバー高官 Anne Neuberger の訪欧:ウクライナ対策を NATO と協議」がありますので、よろしければ、ご参照ください。→ Ukraine まとめページ

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