GE Historian の脆弱性: ICS を標的とするスパイ活動や破壊活動にいたる恐れ

Hackers Can Exploit GE Historian Vulnerabilities for ICS Espionage, Disruption

2023/01/18 SecurityWeek — GE の Proficy Historian 製品で発見された脆弱性は、諜報活動のために悪用するハッカーにより、産業環境に被害や混乱を生じる可能性があるという。2023年1月17日に、米国の Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) は、これらの脆弱性について連邦政府組織に通知し、この欠陥を発見した産業用サイバー・セキュリティ企業である Claroty も、詳細な内容をブログで発表した。

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TP-Link/NetComm ルーターに深刻な脆弱性:RCE や DoS にいたる恐れ

Remote Code Execution Vulnerabilities Found in TP-Link, NetComm Routers

2023/01/18 SecurityWeek — TP-Link/NetComm のルーターで確認された脆弱性が悪用されると、リモートからのコード実行 (RCE) にいたる可能性が生じる。TP-Link WR710N-V1-151022/Archer-C5-V2-160201 SOHO (small office/home office) ルーターで発見された、2つの脆弱性の悪用に成功した攻撃者に対して、コード実行/デバイス・クラッシュ/ログイン認証推測などを許す可能性があるという。

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CISA KEV 警告 23/01/17:CentOS CWP の深刻な脆弱性 CVE-2022-44877 を追加

Exploited Control Web Panel Flaw Added to CISA ‘Must-Patch’ List

2023/01/18 SecurityWeek — 米国の Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA)  は、広く使われている CentOS Control Web Panel の深刻な脆弱性 CVE-2022-44877 を、KEV(Known Exploited Vulnerabilities)カタログに追加し、連邦機関に対して2月初旬までに修正するよう指示している。

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Magento の1年前の脆弱性 CVE-2022-24086:対策の混乱による積極的な悪用が止まらない

Vendors Actively Bypass Security Patch for Year-Old Magento Vulnerability

2023/01/18 SecurityWeek — Adobe Commerce/Magento ストアのメール・テンプレートに存在する、深刻な脆弱性 CVE-2022-24086 に対して、2022年2月に Adobe が公開したセキュリティ・パッチが、適用されていないケースが多いと、eコマース・セキュリティ企業である Sansec が警告している。この脆弱性 CVE-2022-24086 (CVSS: 9.8) は、チェックアウト・プロセスにおける不適切な入力検証のバグだと説明されている。このバグの悪用に成功した攻撃者に対して、任意のコード実行を許す可能性があり、また、パッチが提供されてから1週間ほどで、実環境での悪用も確認されている。

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ChatGPT でマルウェア開発:継続的な変異により捕捉/検出が困難になる

ChatGPT Creates Polymorphic Malware

2023/01/18 InfoSecurity — CyberArk のサイバー・セキュリティ研究者が、OpenAI の ChatGPT とテキストベースの対話を行い、新たな多形態マルウェア (Polymorphic Malware) を作成したと報告している。先日に同社が InfoSecurity と共有した技術文書によると、ChatGPT を用いて作成されたマルウェアは、「攻撃者による努力や投資を大幅に抑制した上で、簡単にセキュリティ製品を回避し、緩和を面倒なものにする」ことが可能だという。

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