QR コードを悪用するフィッシング:2021/2024 比較で 10倍以上に増加 – Egress

Quishing Attacks Jump Tenfold, Attachment Payloads Halve

2024/04/18 InfoSecurity — QR コードを悪用するフィッシングの一種である、クイッシング (Quishing) 攻撃が大幅に増加しており、2021年には僅か 0.8% であったものが、2024年には 10.8% にまで増加している。この数字は Egress の最新レポートによるものである。その一方では、添付ファイルベースのペイロードの減少も顕著であり、同期間中に 72.7% から 35.7% へと半減している。

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Email の悪夢 2023:ユーザー組織の 94% がメール・フィッシング攻撃に悩まされている

Email Nightmare: 94% of Firms Hit by Phishing Attacks in 2023

2024/01/16 InfoSecurity — セキュリティ・プロバイダ Egress によると、2023年のサイバー・セキュリティの意思決定者の 94% が、フィッシング攻撃への対処が必要であったことで、E メール・セキュリティはセキュリティ専門家にとって最重要課題であったという。Egress の Email Security Risk Report 2024 によると、この数値は前年と比べて 2% 増加しているようだ。2023年を通して使用されたフィッシング手法の Top-3 は、悪意の URL/マルウェアやランサムウェアの添付ファイル/侵害されたアカウントから発信される攻撃である。

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AI が作り出すフィッシング・メール:それを見分けることは不可能だ

AI-Generated Phishing Emails Almost Impossible to Detect, Report Finds

2023/10/02 InfoSecurity — AI チャットボットを悪用するサイバー犯罪者たちが、フィッシング・キャンペーンを展開する可能性が懸念されているが、メール・セキュリティ・プロバイダーの Egress によると、AI が作成したフィッシング・メールを検知することは、ほぼ不可能だとのことだ。10月2日に発表された Egress の Phishing Threat Trends Report によると、フィッシング・メールを AI 検知器で分析しても、71.4% の確率で、チャットボットと人間の見分けができないという。

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フィッシング・ブランドの首位は Yahoo:2022年 Q4 の調査結果で DHL を逆転

Yahoo Overtakes DHL As Most Impersonated Brand in Q4 2022

2023/01/25 InfoSecurity — Check Point チェック・ポイントのセキュリティ研究者たちは、2022年 Q4 に最も成りすまされたブランドは、フィッシングの全試行の 20% を占めた Yahoo であり、DHL をトップから陥落させたことを明らかにした。この調査結果は、同社の最新ブランド・フィッシング・レポートから得られたものであり、数十万ドル相当の賞金が Yahoo から提供されるというメールを、複数のサイバー犯罪者たちが配信していることが確認されたようだ。メールの送信者は、”Award Promotion” や “Award Center” といった名前を使用している。 

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Netflix なりすましフィッシング・メール:10月のキャンペーンで 78% の急増

Netflix Phishing Emails Surge 78%

2022/11/18 InfoSecurity — Egress のセキュリティ研究者たちは、Netflix になりすましたメール攻撃が 10月以降に 78%増加しており、企業アカウントが危険にさらされる可能性があると警告している。このようなキャンペーンから生じる懸念は、Netflix のような個人のアカウントと仕事のアカウントで、従業員たちが同じ認証情報を使用している場合に、企業のシステムやデータを危険にさらさる可能性にあると、Egress は指摘している。

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6000人を対象にセキュリティ調査:人為的なリスクが最大の痛みを伴うという結論

Human activated risk still a pain point for organizations

2022/04/11 HelpNetSecurity — 広範囲に及ぶ業種の IT セキュリティ・リーダー 600人を対象に、脅威が高まる環境下という前提で、それぞれの組織のセキュリティ態勢について、匿名での調査が実施された。Egress の調査レポートによると、IT リーダーの 56% の回答として、セキュリティ攻撃に対して非技術系の従業員は、ある程度は備えている、あるいは、まったく備えていない、ことが明らかになった。さらに、回答者の 77% が、パンデミックが引き起こしたリモート化により、セキュリティ侵害が増加したと回答しており、組織には大きなリスクが存在し続けていることが判明した。

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