データ侵害は 2022年 Q2/Q3 比較で 70% の急増:14件/秒でアカウントが流出

Data Breaches Rise By 70% Globally in Q3 2022

2022/10/25 InfoSecurity — 2022年 Q3 に侵入されたアカウント数は合計で 1億890万件であり、Q2 と比較して 70% 増となった。2022年 Q3 にデータ侵害の影響を受けた上位5カ国/地域は、ロシア/フランス/インドネシア/米国/スペインだった。ロシアは最も多くの情報漏洩が発生した国 (2230万件) だが、漏洩密度が最も高いのはフランスであり、1000人あたり平均で 212件の流出アカウントがあったとされる。


一連の数字は、サイバー・セキュリティ企業である Surfshark の最新調査によるものである。同社は、今年の上半期は比較的穏やかな成長だったが、その後の驚異的に増加したと述べている。 

Surfshark の Lead Researcher である Agneska Sablovskaja は、「今年の上半期は比較的控えめだったデータ侵害が再び増加し、1億890万人ものインターネット・ユーザーを危険にさらしているという懸念がある。グローバルでのユーザーの侵害は、Q2 と比較して70% も増加している。過去3ヶ月間において、毎秒 14件のアカウントが流出しているが、それらは異なる国々をまたがるものである」と述べている。

2022年の各四半期において、これまではロシアが最悪のデータ侵害国であったが、過去 10年間を通じて見るならば、最も侵害された国は米国である。 状況が変わったのは、2022年に入ってからだ。ウクライナの侵攻に合わせて、2月末からのロシアに会おけるアカウント侵害数が前月比で 136% 増になった。

ベラルーシでは、539,000件の侵入が報告され、Q2/Q3 の比較において4倍増となり 19位に有上してきた。その一方でウクライナは、Q2/Q3 の比較において 14% 減であり、17位であった。

インドネシアでは、侵害されたユーザー数が Q2 と比較して 1370% という著しい伸びを示している。過去のインシデントへの対応に加えて、国会が個人データ保護法の批准に踏み切ったことが、今回のデータから窺える。

2022年 Q3 に発生した、データ侵害に関する詳細なデータについては、Surfshark のレポートを入手してほしい。このレポートの発行は、約210万人のオーストラリア人に影響を及ぼした、複数のデータ侵害が明らかになった数週間後に行われている。

Q2/Q3 比較で 70% 増というのは、かなりの数字ですね。その背景に何があるのかと思い、カテゴリ DataBreach を調べてみたら、原因らしきものが山のように出てきました。このブログにポストした範囲で、10月だけで 10件以上はあるようです。よろしければ、Surfshark のレポート Data breaches rise globally in Q3 of 2022 も、ご参照ください。

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