悪意のオープンソース・パッケージが約 7,000 個も発見された – Sonatype 調査

Researchers Uncover 7000 Malicious Open Source Packages

2023/04/12 InfoSecurity — セキュリティ・ベンダーの Sonatype は、悪意のオープンソース・パッケージを3月だけで 6,933 個も検出し、2019年以降に発見された合計は 115,165個となった。これらの悪意のコンポーネントのうち、かなりの割合を情報スティーラーが占めている。それには、idklmaoという開発者による microsoft-helper などのような、人気の W4SP スティーラーの模倣品も含まれている。

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CISA の Zero Trust 成熟度モデル:パブリックコメントを経て Initial という段階が加わった

CISA Updates Zero Trust Maturity Model With Public Feedback

2023/04/12 InfoSecurity — 4月11日 (火) に、米国の Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) は、パブリックコメント期間中の推奨事項を盛り込んだ Zero Trust Maturity Model の第2版を発表した。このガイドラインの更新は、新しい国家サイバー・セキュリティ戦略を支援するための、連邦政府によるゼロトラスト・アプローチの促進を目的としている。

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DDoS 2023 Q1 レポート:VPS インフラを侵害/悪用するケースが増加 – Cloudflare 調査

DDoS attacks shifting to VPS infrastructure for increased power

2023/04/12 BleepingComputer — 2023年 Q1 ハイパーボリューメトリック DDoS (分散型サービス拒否) 攻撃は、危険な IoT デバイスへの依存から、侵入した VPS (Virtual Private Servers) を活用する方向へとシフトしている。インターネット・セキュリティ企業の Cloudflare によると、新しい世代のボットネットは、脆弱な IoT デバイスの大群を構築する戦術を徐々に放棄する方向へと向かっている。その代わりとして、現在は、脆弱なコンフィグレーションを持つ VPS サーバを、漏洩した API 認証情報や既知のエクスプロイトの悪用により、制御する方向へとシフトしている。

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京セラ Android 印刷アプリの脆弱性が FIX:すでに 100万ダウンロード

Kyocera Android app with 1M installs can be abused to drop malware

2023/04/12 BleepingComputer — 京セラの Android 印刷アプリに、不適切なインテント処理の脆弱性が存在し、この欠陥を悪用するアプリが、マルウェアを端末にダウンロード/インストールする可能性が生じているあり。JVN (Japanese Vulnerability Notes) のセキュリティ通知によると、この問題は、CVE-2023-25954 として追跡されている。

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3CX VoIP サプライチェーン攻撃:北朝鮮 Lazarus が脆弱性 CVE-2023-29059 を悪用

North Korean Hackers Uncovered as Mastermind in 3CX Supply Chain Attack

2023/04/12 TheHackerNews — 企業向け通信サービス・プロバイダーである 3CX は、同社の Windows/macOS 向けデスクトップアプリを標的としたサプライチェーン攻撃が、北朝鮮に関連のある脅威アクターによるものだと発表した。この調査結果は、先月末に侵入が明るみに出た後に、Google 傘下の Mandiant が実施した中間評価の結果によるものだ。脅威情報およびインシデント対応チームは、UNC4736 という未分類の呼称で、この活動を追跡しているという。

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PyPI に reverse-shell という悪意のパッケージ:あからさまな名前を用いる理由は?

‘Blatantly Obvious’: Spyware Offered to Cyberattackers via PyPI Python Repository

2023/04/12 DarkReading — 研究者たちは、プログラミング言語 Python のパブリック・リポジトリである PyPI (Python Package Index) で、大胆な方法で情報スティラーを公開しているマルウェア販売者を発見した。このプログラムは、“reverse-shell” という安直な名前が付けられており、Sonatype の研究者たちは、スペインを拠点とする Malware-as-a-Service (MaaS) グループの SylexSquad と関連づけている。リバースシェルとは、ハッカーが遠隔操作でコマンドを実行する際や、標的となるコンピュータからデータを受信するときに用いるプログラムを指す。

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Fortinet 製品群へのパッチ適用:Redis/MongoDB インスタンスへの不正アクセスも?

Fortinet Patches Critical Vulnerability in Data Analytics Solution

2023/04/12 SecurityWeek — Fortinet の FortiPresence は、ホスト型クラウド・サービスまたは仮想マシンとして、プライベート・インストールが可能なデータ分析ソリューションであり、ヒートマップやレポートなどを提供する。今週に Fortinet は、FortiPresence インフラ・サーバに存在する深刻な認証欠落の脆弱性が、Redis/MongoDB インスタンスへの不正アクセスに悪用される可能性があると発表した。

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Emotet 攻撃が加速:Microsoft OneNote ファイルの不用意な操作は NG

Emotet Climbs March 2023’s Most Wanted Malware List With OneNote Campaign

2023/04/12 InfoSecurity — Emotet マルウェアは、悪意の OneNote ファイルを隠し持つスパムメール・キャンペーンにより、Check Point の Most Wanted Malware List ランキングを駆け上がっている。Emotet は、2月の3位から、3月の2位へと順位を上げている。このキャンペーンは、被害者を誘い、悪意の OneNote ファイルを開かせることで、マルウェアをインストールするものだ。

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