サイバー攻撃の半数が闇に葬られる:インシデントの報告を躊躇してはならない

Half of Cyber-Attacks Go Unreported

2023/09/26 InfoSecurity — Keeper Security が実施した最近のグローバル調査によると、サイバー攻撃や侵害を社内外に広く報告する際の問題点として、恐怖/無知/忘却が挙げられている。この調査レポート Cybersecurity Disasters Survey Incident Reporting & Disclosure は、2023年9月26日に発表されている。

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ShadowSyndicate というハッカー集団:複数のランサムウェアと C2 サーバを巧みに運用

ShadowSyndicate hackers linked to multiple ransomware ops, 85 servers

2023/09/26 BleepingComputer — 現在、ShadowSyndicate として追跡されている脅威アクターのインフラを、セキュリティ研究者たちが特定した。これまでの1年間で ShadowSyndicate は、7種類のランサムウェア・ファミリーを展開していたようだ。Group-IB のアナリストは、2022年7月以降の侵害において ShadowSyndicate が Quantum/Nokoyawa/BlackCat/ALPHV/Clop/Royal/Cactus/Play などのランサムウェアを使用していたことを、さまざまな確度から断定している。

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MITRE ATT&CK へのインタビュー:新たな悪用手法をカタログ化し続けていく

MITRE ATT&CK project leader on why the framework remains vital for cybersecurity pros

2023/09/26 HelpNetSecurity — この秋に 10 周年を迎える MITRE ATT&CK は、サイバーセキュリティの専門家が互いにコミュニケーションを図り、敵対者の行動をよりよく理解するための共通言語である。Help Net Security のインタビューでは、プロジェクト・リーダーの Adam Pennington がフレームワークについて、また、防御者によるフレームワークの活用方法について、さらに今後の展開について語っている。

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Microsoft の Passkeys 展開:9月26日から Windows 11 で正式に始動

Microsoft is Rolling out Support for Passkeys in Windows 11

2023/09/26 TheHackerNews — 今日から Microsoft は、デスクトップ OS のメジャー・アップデートの一環として、Windows 11 で Passkeys のサポートを正式に展開する。この機能によりユーザーは、ID/PW を入力することなく、代わりにデバイスの暗証番号や生体情報を用いてステップを完了し、Web サイトやアプリケーションにログインできるようになる。FIDO 標準に基づく Passkeys は、2022年5月に初めてパスワードの代替になるものとして発表され、フィッシングに強いとされている。その後に Apple や Google に採用され、また、この数カ月の間に他のサービスでも採用されている。

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ZeroFont フィッシング手法:偽のスキャン情報に騙される Outlook の欠陥とは?

New ZeroFont phishing tricks Outlook into showing fake AV-scans

2023/0926 BleepingComputer — Microsoft Outlook のセキュリティ・ツールでスキャンが完了したように見せかけ、さらに Zero-Point フォントを電子メールに埋め込むという新たな手口が、ハッカーたちに用いられている。過去においても、Zero-Point フォントを用いるフィッシング・テクニックが使われていたが、このような使われ方が判明したのは、今回が初めてのことである。ISC Sans のアナリストである Jan Kopriva の最新レポートが警告するのは、この手口により、フィッシングの効果に生じる大きな変化の可能性である。したがってユーザーは、その存在と野放し状態での攻撃に注意すべきとしている。

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RansomedVC ランサムウェアの主張:Sony のシステムから盗んだデータを販売する

Sony Investigating After Hackers Offer to Sell Stolen Data

2023/09/26 SecurityWeek — あるサイバー犯罪グループが、Sony のシステムに侵入して盗んだデータを、販売すると主張しいていることを受け、同社による調査が開始されたという。SONY の担当者は、「現在状況を調査中であり、現時点では、これ以上のコメントはない」と、SecurityWeek に述べている。この調査が開始されたのは、RansomedVC という新たなランサムウェア・グループが、Tor ベースの自身の Web サイトに被害者として Sony を掲載し、その全システムを侵害したと主張した後のことである。

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Openfire の脆弱性 CVE-2023-32315:野放し状態での悪用が観測されている

Hackers actively exploiting Openfire flaw to encrypt servers

2023/09/26 BleepingComputer — Openfireメッセージング・サーバの深刻な脆弱性を積極的に悪用するハッカーたちが、ランサムウェアによる暗号化と、クリプトマイナー侵害を展開している。Openfire は、Java ベースのオープンソース・チャット (XMPP) サーバであり、すでに 900 万回もダウンロードされ、安全なマルチプラットフォーム・チャット通信のために広く使用されているものだ。脆弱性 CVE-2023-32315 の悪用により、Openfire の管理コンソールで、認証バイパスが引き起こされる。その結果として、未認証の攻撃者による、脆弱なサーバー上での新たな管理者アカウント作成にいたる可能性が生じる。

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