Apache HTTP Server の緊急アップデート:ただちにパッチ適用を!

Multiple Vulnerabilities in Apache HTTP Server Demand Immediate Action

2024/07/01 SecurityOnline — Apache Software Foundation が公開した緊急のセキュリティ・アドバイザリにより、人気の Apache HTTP Server に複数の脆弱性が存在することが判明した。これらの脆弱性が悪用されると、サービス拒否 (DoS:denial-of-service) 攻撃/リモート・コード実行/不正アクセスなどが生じ、何百万もの Web サイトがサイバー攻撃にさらされる可能性が生じる。この脆弱性群は、CVE-2024-36387 から CVE-2024-39573 として追跡されており、mod_proxy/mod_rewrite/コア機能などの、Apache HTTP Server の各種コンポーネントに影響を与えるという。

Continue reading “Apache HTTP Server の緊急アップデート:ただちにパッチ適用を!”

Google の KVM のゼロデイ脆弱性報奨プログラム kvmCTF が開始:その報酬額は MAX で $250,000

Google now pays $250,000 for KVM zero-day vulnerabilities

2024/07/01 BleepingComputer — Google が立ち上げたのは、KVM (Kernel-based Virtual Machine) ハイパーバイザーのセキュリティ向上のための、新たな脆弱性報奨プログラム (VRP:vulnerability reward program) としての kvmCTF である。この kvmCTF は、2023年10月に発表されたものであり、完全な VM エスケープ・エクスプロイトに対して、$ 250,000 の報奨金が支払われるという。KVM (Kernel-based Virtual Machine) は、17年以上にわたって開発されているオープンソースのハイパーバイザーである。そして、いまでは、コンシューマーや企業における重要なコンポーネントとなり、Android や Google のクラウド・プラットフォームの基盤としても活用されている。

Continue reading “Google の KVM のゼロデイ脆弱性報奨プログラム kvmCTF が開始:その報酬額は MAX で $250,000”

Linux Netfilter の脆弱性 CVE-2024-1085:PoC エクスプロイトが提供される

Linux Flaw: CVE-2024-1085 PoC Exploit Exposes Privilege Escalation Risk

2024/07/01 SecurityOnline — Linux Kernel に存在する、深刻度の高い脆弱性 CVE-2024-1085 を標的とする PoC エクスプロイトでs・コードが、あるセキュリティ研究者により公開された。この脆弱性は、Netfilter サブシステムの nftables コンポーネントに存在し、影響を受けるシステム上で悪用に成功したローカルの認証済み攻撃者が、昇格した特権を不正に獲得する可能性が生じるこの脆弱性の CVSS 値は 7.8 であり、深刻度が高いことが示唆される。この脆弱性を悪用する前提としてローカル認証が必要となるが、悪用に成功した攻撃者は、システムを大幅に制御できるようになるため、深刻なセキュリティ・リスクが生じる。

Continue reading “Linux Netfilter の脆弱性 CVE-2024-1085:PoC エクスプロイトが提供される”

Ubuntu Snap の Sandbox Escape の脆弱性 CVE-2024-1724 が FIX:Linux システムを脅かす恐れ

CVE-2024-1724: Snap Sandbox Escape Vulnerability Threatens Linux Systems

2024/07/01 SecurityOnline — Ubuntu などの Linux ディストリビューションで人気のパッケージ・マネージャーである Snap に存在する深刻な脆弱性が、セキュリティ研究者 McPhail のセキュリティ情報公開で特定された。この脆弱性 CVE-2024-1724 の悪用に成功した攻撃者は、Snap のサンド・ボックス環境を回避しながら、ユーザーのシステム上で任意のコード実行が可能にするという。

Continue reading “Ubuntu Snap の Sandbox Escape の脆弱性 CVE-2024-1724 が FIX:Linux システムを脅かす恐れ”

TIBCO Spotfire の脆弱性 CVE-2024-3330 (CVSS 9.9) が FIX:RCE 攻撃の恐れ

Critical RCE Vulnerability Discovered in Spotfire Products: CVE-2024-3330 (CVSS 9.9)

2024/07/01 SecurityOnline — Cloud Software Group が発表したのは、同社のデータ可視化/分析プラットフォーム TIBCO Spotfire に存在する、深刻な脆弱性 CVE-2024-3330 (CVSS:9.9) に関するセキュリティ・アドバイザリである。この脆弱性は、不十分な入力検証に起因しており、Read/Write 権限を持つ低特権の攻撃者による、悪意の Analyst ファイルの作成を可能にするものだ。これらのファイルには、Spotfire クライアントを実行しているホスト上で、任意のコードを実行するために悪用される可能性があり、リモート・コード実行につながる。

Continue reading “TIBCO Spotfire の脆弱性 CVE-2024-3330 (CVSS 9.9) が FIX:RCE 攻撃の恐れ”

Splunk Enterprise 製品群の複数の RCE 脆弱性が FIX:ただちにパッチを!

Splunk Patches High-Severity Vulnerabilities in Enterprise Product

2024/07/01 SecurityWeek — 7月1日 (月) に Splunk が発表したのは、Splunk Enterprise/Cloud Platform に存在する 16 件の脆弱性に対するパッチである。深刻度の高い問題のうちの3件は、リモートコード実行の脆弱性であるが、悪用の前提条件として認証が必要だとされる。1つ目の脆弱性 CVE-2024-36985 は、低特権ユーザーが ‘splunk_archiver’ アプリケーションを参照するルックアップを通じて、悪用される可能性があるものだ。この問題は、Splunk Enterprise バージョン 9.2.x/9.1.x/9.0.x に影響を及ぼす。すでに Splunk は、Enterprise バージョン 9.2.2/9.1.5/9.0.10 のリリースにより、この脆弱性に対処している。なお、このバグは、’splunk_archiver’ アプリケーションを無効化することでも軽減できる。

Continue reading “Splunk Enterprise 製品群の複数の RCE 脆弱性が FIX:ただちにパッチを!”

Prudential のセキュリティ侵害と ALPHV の犯行声明:250万人以上の顧客情報が流出

Prudential Financial now says 2.5 million impacted by data breach

2024/07/01 BleepingComputer — 世界的な金融サービス企業である Prudential Financial は、2024年2月に発生したデータ侵害の影響により、250万人以上の個人情報が漏洩したことを明らかにした。Prudential が米国証券取引委員会 (SEC) に提出した Form 8-K によると、サイバー犯罪グループと思われる攻撃者が同社のシステムに侵入し、管理者およびユーザーのデータや、従業員および契約者のアカウントにアクセスしたという。そして、侵害の翌日である 2月5日に、この事件を検知したという。

Continue reading “Prudential のセキュリティ侵害と ALPHV の犯行声明:250万人以上の顧客情報が流出”

Cisco NX-OS のゼロデイ悪用が発見される:カスタム・マルウェアの展開を警告

Cisco warns of NX-OS zero-day exploited to deploy custom malware

2024/07/01 BleepingComputer — Cisco が公表したのは、脆弱なスイッチに root 権限で未知のマルウェアをインストールするという、2024年4月の攻撃で悪用された、NX-OS のゼロデイ脆弱性 CVE-2024-20399 に対する修正である。サイバー・セキュリティ企業の Sygnia は、このインシデントを Cisco に報告し、同社が追跡している脅威アクター “Velvet Ant” による攻撃と関連付けた。Sygnia のインシデント対応の担当ディレクターである Amnon Kushnir は、「Velvet Ant として追跡している、中国由来のサイバー・スパイ・グループに関する大規模なフォレンジック調査中に、この悪用を検出した」と、 BleepingComputer に語っている。

Continue reading “Cisco NX-OS のゼロデイ悪用が発見される:カスタム・マルウェアの展開を警告”

OpenSSH の脆弱性 regreSSHion CVE-2024-6387:無数の Linux システムが危険な状況に!

CVE-2024-6387: Critical OpenSSH Unauthenticated RCE Flaw ‘regreSSHion’ Exposes Millions of Linux Systems

2024/07/01 SecurityOnline — regreSSHion と命名された深刻なセキュリティ脆弱性について、​Qualys Threat Research Unit (TRU) はレポートを公開し、無数の Linux システムにリモート・コード実行の脆弱性が残存していることを明らかにした。この脆弱性 CVE-2024-6387 は、glibc ベースの Linux システム上の OpenSSH のサーバ (sshd) に影響を及ぼすものだ。この脆弱性の悪用に成功した、認証されていない攻撃者は、root アクセス権を取得して影響を受けるマシンの完全な制御を奪う可能性を手にする。

Continue reading “OpenSSH の脆弱性 regreSSHion CVE-2024-6387:無数の Linux システムが危険な状況に!”