Remcos RAT がフィッシング経由で拡散中:戦術は “.pif” ファイルの悪用と UAC バイパス

Hackers Deliver Remcos Malware Via .pif Files and UAC Bypass in Windows

2025/06/30 gbhackers — DBatLoader マルウェアを介して、Remcos リモート・アクセス型トロイの木馬 (RAT:Remote Access Trojan) が配信する、高度なフィッシング・キャンペーンが確認されている。ANY.RUN のインタラクティブ・サンドボックスで解析された、この攻撃チェーンは、UAC (User Account Control) バイパス技術/不明瞭化されたスクリプト/LOLBAS (Living Off the Land Binaries and Scripts) の悪用/永続化メカニズムなどを組み合わせ、検出を回避しながらシステムへの侵入を図るものだ。

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米国のサイバー・セキュリティ機関からの警告:OT インフラを標的とするイラン APT の戦略について

U.S. Agencies Warn of Rising Iranian Cyberattacks on Defense, OT Networks, and Critical Infrastructure

2025/06/30 TheHackerNews — 米国のサイバー・セキュリティ機関と情報機関が発したのは、イラン政府が支援/関与する脅威アクターによる、潜在的なサイバー攻撃についての共同で警告である。これまでの数ヶ月間において、ハクティビストおよびイラン政府に関連するアクターたちによる活動が増加している。そして、最近の紛争により、さらにエスカレートする可能性があると、それらの機関は述べている。

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CISA KEV 警告 25/06/30:Citrix NetScaler の脆弱性 CVE-2025-6543 を登録

U.S. CISA adds Citrix NetScaler flaw to its Known Exploited Vulnerabilities catalog

2025/06/30 SecurityAffairs — 米国の CISA は 2025年6月30日に、Citrix NetScaler の脆弱性を KEV カタログに登録した。Citrix NetScaler ADC/NetScaler Gateway に存在する、メモリ・オーバーフローの脆弱性 CVE-2025-6543 (CVSS:9.2) は、VPN VS/ICA Proxy/CVPN/RDP Proxy などのゲートウェイもしくは AAA 仮想サーバとしてコンフィグした場合に発生するものだ。

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Rust マルウェアを解析する RIFT (Rust Identification and Function Tagging):OSS ツールとして Microsoft が公開

RIFT – Microsoft’s New Open-Source Tool to Analyze Malware in Rust Binaries

2025/06/30 CyberSecurityNews — Rust バイナリ内に隠されたマルウェアを識別/分析する、サイバー・セキュリティ・アナリストたちを支援するためにデザインされた、画期的な OSS ツールである RIFT (Rust Identification and Function Tagging) が、Microsoft からリリースされた。これまでの5年間で、サイバー・セキュリティ・コミュニティが目の当たりにしてきたのは、Rust ベースのマルウェア開発へと向かう大きな移行だった。注目すべき Rust への移行例としては、2021年12月の BlackCat ランサムウェア、そして、2022年6月の Hive ランサムウェアが挙げられる。

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D-Link DIR-816 Router に6つの深刻な脆弱性:RCE/Command-i と EOL/No Patch

Critical D-Link Router Flaws Allow Remote Code Execution by Attackers

2025/06/30 gbhackers — D-Link DIR-816 ルーターで発見された一連の重大なセキュリティ脆弱性により、リモートコード実行やネットワーク侵害のリスクが、世界中のユーザーに生じている。これらの脆弱性は、米国外で販売される DIR-816 の、すべてのハードウェア・リビジョンおよびファームウェア・バージョンに影響を及ぼすものだ。この DIR-816 は、すでにサポート終了 (EOL)/サービス終了 (EOS) を迎えており、セキュリティ・アップデートやテクニカル・サポートは提供されない状況となっている。

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Synology ABM の脆弱性 CVE-2025-4679:Microsoft 365 の機密情報が漏洩?

Synology ABM Vulnerability Leaks Microsoft 365 Sensitive Information

2025/06/30 gbhackers — Synology の Active Backup for Microsoft 365 (ABM) に存在する重大な脆弱性により、Microsoft 365 テナントに保存されている機密データが漏洩し、100 万を超える組織に影響が生じるという。この脆弱性 CVE-2025-4679 を悪用する攻撃者は、ターゲット環境への事前アクセスを必要とせずに、Teams メッセージ/グループ・メンバーシップ/Outlook の会話/カレンダー・データなどの、Microsoft 365 の機密コンテンツへのアクセスを可能にする。

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Zig Strike によるレッド・チーム支援:次世代ペイロードの生成と AV/XDR/EDR の回避

Zig Strike – An Offensive Toolkit to Create Payloads and Bypass AV, XDR/EDR Detections

2025/06/30 CyberSecurityNews — 研究者のための OSS 攻撃用ツールキット Zig Strike は、アンチウイルス (AV) /次世代型アンチウイルス (NGAV) /エンドポイント検知&対応 (XDR/EDR) などの、高度なセキュリティ・ソリューションを回避するよう設計されたものだ。最新のプログラミング言語 Zig を活用する、このツールキットは、レッドチームの能力を大きく進化させるものであり、Microsoft Defender for Endpoint (MDE) さえも回避していく、高度なペイロードを生成する。

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Citrix NetScaler の脆弱性 CVE-2025-5777/6543 の悪用を観測:2,100台の Citrix サーバが危険に直面

2100+ Citrix Servers Vulnerable to Actively Exploited Bypass Authentication Vulnerability

2025/06/30 CyberSecurityNews — Citrix NetScaler サーバに存在する深刻な認証バイパス脆弱性に対してパッチが提供されているが、依然として 2,100台以上が悪用可能な状態にあり、攻撃者によるセッション・トークン窃取が続いている。サイバー・セキュリティ企業 ReliaQuest が発した警告は、Citrix NetScaler ADC/NetScaler Gateway システムに影響を及ぼす2件の深刻な脆弱性の、積極的な悪用が確認されているというものだ。これらの脆弱性 CVE-2025-5777/CVE-2025-6543 は、2025年6月中旬から攻撃を受けており、6月19日にはスキャン活動が検出されている。

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Cloudflare のビデオ通話アプリ Orange Meets:MLS による End-to-End 暗号化を OSS として公開

Cloudflare open-sources Orange Meets with End-to-End encryption

2025/06/29 BleepingComputer — Cloudflare が公表した内容は、ビデオ通話アプリ Orange Meets に E2EE (end-to-end encryption) を実装し、透明性を確保するためにオープンソース化するというものだ。このアプリケーションは、昨年に Cloudflare Calls (現Realtime) のデモとしてリリースされたものであり、現在も利用できる状態にある。E2EE の導入と、信頼性および検証の問題が解決されたことで、強力な暗号化保証に関心のあるユーザーは、リサーチ/プロトタイプ環境におけるセキュアなビデオ通話の基盤として、Orange Meets の採用を検討できる。

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Windows/Linux を標的とする活動を観測:正規ツールとマルウェアを組み合わせる戦術

Threat Actors Exploit Windows and Linux Server Vulnerabilities to Deploy Web Shells

2025/06/28 gbhackers — ファイル・アップロードの脆弱性を悪用する脅威アクターが、Windows/Linux システムに対して、Web シェルや高度なマルウェアを展開する様子が確認されている。この攻撃キャンペーンの特質は、公開されている正規ツールと悪意のカスタム・ペイロードの組み合わせにあり、イニシャル・アクセス/永続化/ラテラル・ムーブメントなどを介して組織ネットワークの侵害を試行する、高度に組織化された取り組みを示している。

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Microsoft Teams のユーザー・ロケーション特定機能:組織内の Wi-Fi を活用して自動的に検出

Microsoft Teams to Auto-Detect Work Location Using Company Wi-Fi

2025/06/27 gbhackers — Microsoft が Teams について発表した内容は、組織の Wi-Fi ネットワークに接続したユーザーの勤務場所を、自動的に検出/設定をする新機能を導入する予定に関するものだ。それにより、ハイブリッド・ワークプレイスにおける、 エクスペリエンスの効率化に向けた大きな前進が始まるという。2025年9月上旬には、この機能の一般への提供の開始が予定されており、Windows/Mac のデスクトップ ・ユーザーが利用できるようになる。

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MongoDB Server の脆弱性 CVE-2025-6709 が FIX:未認証リモート DoS 攻撃の可能性

MongoDB Server Pre-Authentication Vulnerability Let Attackers Trigger DoS Condition

2025/06/27 CyberSecurityNews — MongoDB Server に、深刻な脆弱性 CVE-2025-6709 (CVSS:7.5) が発見された。この認証を必要としないサービス拒否攻撃 (DoS) の脆弱性は、MongoDB Server の 6.0/7.0/8.0 リリース・ブランチの複数のバージョンに影響を及ぼす。この脆弱性は、サーバの OpenID Connect (OIDC) 認証メカニズムにおける不適切な入力検証に起因し、攻撃者は認証情報の入力を必要とせずに、データベース・インスタンスをクラッシュさせる可能性を手にする。この深刻度の高い脆弱性は、本番環境で脆弱な MongoDB デプロイメントを実行している組織にとって重大なリスクとなる。

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ClickFix 攻撃が 517% 増:PoC として開発された FileFix が解明する脅威とは?

New FileFix Method Emerges as a Threat Following 517% Rise in ClickFix Attacks

2025/06/26 TheHackerNews — ClickFix ソーシャル・エンジニアリング戦術は、偽の CAPTCHA 認証を用いるイニシャル・アクセス経路にあり、その攻撃件数は 2024年後半〜2025年前半で 517% も増加したと、ESET のデータが示している。ESET の Director of Threat Prevention Labs である Jiri Kropac は、「ClickFix 攻撃が引き起こす脅威のバリエーションは、日々拡大している。その内訳としては、インフォスティーラー/ランサムウェア/RAT/クリプトマイナー/ポストエクスプロイト・ツールに加えて、国家と連携する APT によるカスタム・マルウェアまでが含まれる」と述べている。

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IBM WebSphere の脆弱性 CVE-2025-36038 (CVSS:9.0) が FIX:任意のコード実行の可能性

BM WebSphere Application Server Flaw Enables Arbitrary Code Execution

2025/06/26 gbhackers — IBM WebSphere Application Server に発見された、任意のコード実行の脆弱性により、リモートからの攻撃が懸念されている。この脆弱性 CVE-2025-36038 (CVSS:9.0) は、安全が確保されないデシリアライゼーション (CWE-502) に起因する。その影響がおよぶ範囲は、IBM WebSphere Application Server バージョン 9.0/8.5 であり、WebSphere 上でエンタープライズ・アプリを運用している組織に深刻なリスクをもたらす可能性がある。

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Open VSX レジストリに深刻な脆弱性:IDE Extension の依存関係とサプライチェーン侵害の問題

Critical Open VSX Registry Flaw Exposes Millions of Developers to Supply Chain Attacks

2026/06/26 TheHackerNews — Open VSX Registry (open-vsx[.]org)  に存在する深刻な脆弱性を、サイバー・セキュリティ研究者たちが明らかにした。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、Visual Studio Code のエクステンション・マーケットプレイス全体を掌握し、深刻なサプライチェーン・リスクを引き起こす可能性がある。

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Entra ID に潜む “nOAuth” という脆弱性:SaaS アプリにおけるアカウント乗っ取りの可能性

nOAuth Exploit Enables Full Account Takeover of Entra Cross-Tenant SaaS Applications

2025/06/26 gbhackers — Microsoft Entra ID と統合される SaaS (Software-as-a-Service) アプリケーションの一部において、“nOAuth” と命名される深刻なセキュリティ脆弱性が発見された。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、テナント間の境界を越えた、完全なアカウント乗っ取りの可能性を得る。2025年6月26日に公開された、セキュリティ企業 Semperis による調査結果によると、Microsoft Entra App Gallery に掲載されている 104個のアプリのうちの 9個 (約9%) が、この脆弱性の影響を受けるという。

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Firefox 140 がリリース:深刻な脆弱性 CVE-2025-6424/6436 の FIX と最新機能の提供

Firefox 140 Launches with Critical Code Execution Bug Fix – Update Now

2025/06/26 gbhackers — Mozilla が Firefox 140 を正式にリリースした。そこに取り込まれたセキュリティ・アップデートには、深刻なコード実行の脆弱性に対する修正などが含まれる。ユーザーに対して強く推奨されるのは、Firefox を 最新の 140 へと速やかにアップデートし、これらの脆弱性を悪用する、潜在的な攻撃から保護することである。

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MOVEit Transfer に押し寄せる脅威:600 以上のユニーク IP からの積極的な偵察を検知

MOVEit Transfer Systems Hit by Wave of Attacks Using Over 100 Unique IPs

2025/06/26 gbhackers — MOVEit Transfer を標的とするスキャン/エクスプロイトの活動の急増により、世界中のサイバー・セキュリティ研究者や企業のセキュリティ対策担当者の間に懸念が生じている。これまでの 90 日間で 、脅威インテリジェンス企業 GreyNoise が検出したのは、MOVEit Transfer システムを標的とする 682 個の IP アドレスである。この Progress Software のファイル共有プラットフォームに対する、 最も積極的な活動は 2025年5月27日に始まり、1日あたりのスキャン活動が 0 件から 100 件以上にまで急増している。

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Citrix NetScaler ADC/Gateway の脆弱性 CVE-2025-5777 が FIX:Citrix Bleed “2” と呼ばれる理由は?

CitrixBleed 2: The nightmare that echoes the ‘CitrixBleed’ flaw in Citrix NetScaler devices

2025/06/26 SecurityAffairs — Citrix NetScaler ADC/Gateway に新たに発見された、脆弱性 CVE-2025-5777 (CVSS v4.0:9.3) を悪用する未認証の攻撃者は、セッション Cookie 窃取の機会を手にする。この脆弱性は、過去の Citrix Bleed:CVE-2023-4966 と類似しているため、CitrixBleed 2 と呼ばれている。この脆弱性は、不十分な入力検証により発生するメモリ・オーバーリードの欠陥であり、その影響が及ぶ NetScaler の範囲は、Gateway (VPN/ICA Proxy/CVPN/RDP Proxy) または AAA 仮想サーバとしてコンフィグされたものとなる。

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HPE OneView for VMware vCenter の脆弱性 CVE-2025-37101 が FIX:管理レベルへの権限昇格

HPE OneView for VMware vCenter Allows Escalation of Privileges

2025/06/26 CyberSecurityNews — HPE の OneView for VMware vCenter (OV4VC) プラットフォームに、深刻なセキュリティ脆弱性が発見された。この脆弱性を悪用する、アクセス権限が制限されている攻撃者は、管理者レベルへの権限昇格の可能性を手にする。この脆弱性 CVE-2025-37101 (CVSS:8.7) が影響を及ぼす範囲は、バージョン 11.7 未満であり、エンタープライズ環境にとって重大なリスクとなる。

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イランからのスピ​​アフィッシング攻撃:Google/Outlook/Yahoo などを装う偽ドメインに注意

Iranian Spear-Phishing Attack Impersonates Google, Outlook, and Yahoo Domains

2025/06/26 gbhackers — イランの脅威アクター Educated Manticore (別名 APT42/Charming Kitten/Mint Sandstorm) がグローバル・レベルで仕掛ける、新たなスピ​​アフィッシング攻撃キャンペーンを、Check Point Research が発見した。イランとイスラエルの緊張が高まる中において、この脅威アクターはイラン革命防衛隊 (IRGC) の諜報組織と連携し、重要人物を標的とする綿密に練られた攻撃を、積極的に展開している。

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CISA KEV 警告 25/06/25:AMI MegaRAC/D-Link DIR-859/Fortinet FortiOS の脆弱性を登録

CISA Adds 3 Flaws to KEV Catalog, Impacting AMI MegaRAC, D-Link, Fortinet

2025/06/26 TheHackerNews — 米国 Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) は、実環境で AMI MegaRAC/D-Link DIR-859/Fortinet FortiOS の脆弱性の悪用が確認されたことを受け、3件のセキュリティ欠陥を Known Exploited Vulnerabilities (KEV) カタログに登録した。

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Cisco ISE/ISE-PIC の脆弱性 CVE-2025-20281/20282 が FIX:認証不要の root 権限奪取の恐れ

Cisco fixed critical ISE flaws allowing Root-level remote code execution

2025/06/26 SecurityAffairs — Cisco が発表したのは、Identity Services Engine (ISE)/ISE Passive Identity Connector (ISE-PIC) に存在する、2件の深刻な脆弱性 CVE-2025-20281/CVE-2025-20282 の修正に関する情報である。これらの脆弱性を悪用する、未認証のリモート攻撃者は、root 権限での任意のコード実行の可能性を手にする。Cisco のアドバイザリは「Cisco ISE/ISE-PIC に存在する、複数の脆弱性を悪用する未認証のリモート攻撃者は、基盤となる OS に対して、root 権限でのコマンド実行の可能性を得る」と説明している。

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IBM i の脆弱性 CVE-2025-36004 (CVSS:8.8) が FIX:権限昇格の可能性

IBM i Vulnerability Allows Attackers to Escalate Privileges

2025/06/26 gbhackers — IBM i に発見された深刻なセキュリティ脆弱性を悪用する攻撃者は、権限昇格を達成し、管理者権限での任意のコード実行の可能性を手にする。この脆弱性 CVE-2025-36004 は、IBM i オペレーティングシステム上の IBM Facsimile Support for i に影響し、このプラットフォームに依存する組織に深刻なリスクをもたらしている。

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Kubernetes NodeRestriction の脆弱性 CVE-2025-4563 が FIX:認証バイパスと権限昇格

Kubernetes NodeRestriction Flaw Lets Nodes Bypass Resource Authorization

2025/06/25 gbhackers — Kubernetes の深刻なセキュリティ脆弱性 CVE-2025-4563 により、動的リソース割り当ての認証チェックをバイパスするノードが、影響を受けるクラスター上での権限昇格の可能性を得ることが明らかになった。この脆弱性は NodeRestriction アドミッション・コントローラに存在し、DynamicResourceAllocation 機能が有効化されている場合において、ポッド作成時のリソース・リクエスト・ステータスの検証に失敗するというものだ。

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PoshC2/Chisel/Classroom Spy を悪用:セキュリティ OSS ツールによる攻撃フレームを解析

Hackers Abuse Open-Source Tools PoshC2, Chisel & Classroom Spy to Establish Their Attack Framework

2025/06/25 CyberSecurityNews — アフリカの金融セクターを標的とする、高度なサイバー犯罪活動が出現した。この活動は、正規の OSS ペンテスト・ツールを組み合わせて悪用し、アフリカ大陸全体の銀行ネットワークへの持続的なアクセスを確立している。CL-CRI-1014 という名で活動する脅威アクターは、PoshC2/Chisel/Classroom Spy といった、無料で入手できるセキュリティ・ツールを再利用し、金融機関に対する複雑な多段階攻撃を仕掛けることで、驚くべき適応力を発揮している。

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Realtek Bluetooth の脆弱性 CVE-2024-48290:No Patch/Yes PoC の状態が続いている

Realtek Bluetooth Flaw Allows Attackers to Launch DoS Attacks During Pairing

2025/06/25 gbhackers — Realtek の Bluetooth Low Energy (BLE) に存在する、深刻な脆弱性を悪用する攻撃者は、デバイスのペアリング中にサービス拒否 (DoS) 攻撃を仕掛けられる。Realtek RTL8762E BLE SDK v1.4.0 に影響を及ぼす、この脆弱性 CVE-2024-48290 は、プロトコルの不整合を悪用する攻撃者に対して、接続の妨害を許すものである。細工した ll_terminate_ind パケットの送信や、不完全なペアリング・データの挿入を仕掛ける攻撃者は、対象デバイスの Bluetooth スタックをクラッシュさせ、正当な接続をブロックする可能性を手にする。

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npm リポジトリを舞台とする新たなキャンペーン:リクルーターを装い開発者に悪意のコードを実行させる

North Korean Hackers as Recruiters Attacking Developers With 35 New Malicious npm Packages

2025/06/25 CyberSecurityNews — 高度なサプライチェーン攻撃キャンペーンを、北朝鮮の脅威アクターが開始した。侵害済みの 24のアカウントに、悪意の npm パッケージ 35個を埋め込み、巧妙なフェイク・リクルートを介して、ソフトウェア開発者を標的としている。このキャンペーンは、OSS エコシステムを標的とする、国家支援のサイバースパイ活動の著しいエスカレーションを示しており、いまも続いている、伝染面接 (Contagious Interview) 作戦の延長とみられている。

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Windows 11 の Config バグ:更新プロセス停止に対する恒久的な対策とは?

Windows 11 Configuration Bug Freezes Update Scanning Process

2025/06/25 gbhackers — 前日に発見された Windows 11 のバグにより、OS の更新プログラムのスキャン・プロセスが予期せずフリーズするという事態が生じている。それにより、重要な更新プログラムの確認やインストールが不能となり、数多くのユーザーが大きな問題に遭遇している。すでに Microsoft は、この問題をオフィシャルに認めており、世界中の影響を受けるデバイスに対して、修正プログラムを提供している。この、“Scan for Updates” 機能へのレスポンスが失われる問題は、Windows 11 バージョン 24H2 を実行するユーザーに影響をおよぼすものだ。

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Brother 製デバイス群に複数の脆弱性:4社 742機種のプリンター/複合機に影響

Multiple Brother Devices Vulnerabilities Open Devices for Hacking

2025/06/25 CyberSecurityNews — 4社の主要メーカーが製造する、742機種のプリンター/複合機に影響を及ぼす、8件の深刻な脆弱性が発見された。サイバー・セキュリティ企業 Rapid7 が実施した、ゼロデイ研究プロジェクトにより検出された、これらの脆弱性は、Brother のプリンター・エコシステムに存在する、深刻なセキュリティ欠陥を明らかにしている。これらの脆弱性の影響は、Brother 製品に留まらず、FUJIFILM/Ricoh/Toshiba の製品群にも波及するという。

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Elastic Kibana の脆弱性 CVE-2025-2135 (CVSS:9.9) が FIX:ヒープ破損/RCE の可能性

Critical Kibana Flaws Enable Heap Corruption and Remote Code Execution

2025/06/25 gbhackers — Elastic Stack の Kibana に、セキュリティ脆弱性 CVE-2025-2135 (CVSS:9.9:Critical) が発見された。この人気のデータ可視化プラットフォームに、ヒープ破損/リモート・コード実行の可能性が生じるため、セルフホスト/クラウド・ユーザーの、いずれにおいても速やかな対応が必要とされる。

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Chrome 138 アップデート:悪意のコード実行につながる 11件の脆弱性を修正

Chrome Security Update: Patch for 11 Vulnerabilities Enabling Malicious Code Execution

2025/06/25 CyberSecurityNews — Google が公表したのは、Chrome に存在する 11 件の脆弱性を修正する、重要なセキュリティ・アップデートのリリースであり、それらの欠陥の中には、ユーザーのシステム上での悪意のコード実行を引き起こす可能性を持つものも含まれるという。2025年6月24日 (火) に発表された、Chrome 138.0.7204.49 ステイブル・チャネル・アップデートは、高度なサイバー脅威への防御力を強化し続ける、Chrome ブラウザ・セキュリティにおける重要なマイルストーンとなるものだ。

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NVIDIA Megatron-LM の脆弱性 CVE-2025-23264/23265 がFIX:悪意のコード注入

NVIDIA Megatron LM Flaw Allows Attackers to Inject Malicious Code

2025/06/25 gbhackers — NVIDIA が公表したのは、オープンソースの Megatron-LM フレームワークに対する緊急のセキュリティ・アップデートのリリースである。この2つの脆弱性を悪用する攻撃者は、影響を受けるシステムに悪意のコードを注入し、実行できるという。この、CVE-2025-23264/CVE-2025-23265 として追跡される脆弱性は、Megatron-LM のバージョン 0.12.0 以下に影響を及ぼす。

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TeamViewer for Windows の脆弱性 CVE-2025-36537 が FIX:SYSTEM 権限でのファイル削除

TeamViewer for Windows Vulnerability Let Attackers Delete Files Using SYSTEM Privileges

2025/06/25 CyberSecurityNews — TeamViewer Remote Management for Windows に、深刻なセキュリティ脆弱性が発見された。この脆弱性を悪用するローカル・アクセスを持つ攻撃者は、SYSTEM 権限での任意のファイル削除を達成し、権限昇格を引き起こす可能性を手にする。この脆弱性 CVE-2025-36537 (CVSS:7.0:High) が発表されたのは、2025年6月24日のことである。すでに TeamViewer はパッチをリリースし、このリスクを軽減している。ユーザーに強く推奨されるのは、最新バージョンへと速やかにアップデートすることだ。

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CentOS Web Panel の脆弱性 CVE-2025-48703 が FIX:リモート・コード実行を証明する PoC も登場

CentOS Web Panel Vulnerability Allows Remote Code Execution – PoC Released

2025/06/25 gbhackers — 広く利用されている Web ホスティングのための管理ソリューション CentOS Web Panel (CWP) に、深刻なセキュリティ脆弱性が発見された。この脆弱性 CVE-2025-48703 の悪用に成功した未認証の攻撃者は、影響を受けるシステム上で任意のコマンド実行を達成し、サーバ全体でセキュリティ侵害を引き起こすという。さらに、リモート・コード実行 (RCE) を実証する PoC エクスプロイトが公開され、世界中の CWP 搭載サーバ管理者に懸念が生じている。

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Citrix NetScaler ADC の脆弱性 CVE-2025-6543 が FIX:すでに攻撃を確認

Citrix Releases Emergency Patches for Actively Exploited CVE-2025-6543 in NetScaler ADC

2025/06/25 TheHackerNews — Citrix が公表したのは、NetScaler ADC に存在する深刻な脆弱性に対処する、セキュリティ・アップデートのリリースである。この脆弱性については、実際の悪用が報告されている。この脆弱性 CVE-2025-6543 の CVSS スコアは 9.2 と評価されている。

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Aviatrix Controller の脆弱性 CVE-2025-2171/2172 が FIX:認証バイパスと RCE の連鎖

Aviatrix Cloud Controller Flaw Enables Remote Code Execution via Authentication Bypass

2025/06/24 gbhackers — マルチ・クラウド環境の管理に使用される、クラウド・ネットワーク・ソフトウェア Aviatrix Controller に存在する2件の深刻な脆弱性が、Mandiant Red Team の調査により発見された。認証バイパス の脆弱性 CVE-2025-2171 と、認証後のコマンド・インジェクションの脆弱性 CVE-2025-2172 の連鎖による、システム全体への侵害の可能性が懸念されている。

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WinRAR の脆弱性 CVE-2025-6218 が FIX:任意のコード実行の可能性

WinRAR Directory Vulnerability Allows Arbitrary Code Execution Using a Malicious File

2025/06/24 CyberSecurityNews — RARLAB WinRAR に、深刻なセキュリティ脆弱性 CVE-2025-6218 (CVSS:7.8) が発見された。この脆弱性の悪用に成功したリモートの攻撃者は、悪意のアーカイブ・ファイルを介して、任意のコード実行の可能性を得る。広く使用されるファイル圧縮ユーティリティ RARLAB WinRAR における、アーカイブ・ファイル内のディレクトリ・パスの処理に、この脆弱性は影響を与える。

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Zimbra Classic Web Client の脆弱性 CVE-2025-27915 が FIX:任意の JavaScript 実行の恐れ

Zimbra Classic Web Client Vulnerability Allows Arbitrary JavaScript Execution

2025/06/24 gbhackers — Zimbra Collaboration Suite (ZCS) の Classic Web Client に、重大なセキュリティ脆弱性が発見された。この脆弱性を悪用する攻撃者は、蓄積型クロスサイト・スクリプティング (XSS) を通じて、任意の JavaScript コード実行の可能性を手にする。それにより、数百万のビジネス・ユーザーが影響を受ける恐れがある。この脆弱性 CVE-2025-27915 は、すでに修正済であるが、パッチ適用前の ZCS バージョン 9.0/10.0/10.1 に影響を及ぼし、企業のメール・セキュリティに対する重大な脅威を生み出している。

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ConnectWise コンフィグを悪用する EvilConwi マルウェア:Authenticode スタッフィング攻撃とは?

Threat Actors Abuse ConnectWise Configuration to Build a Signed Malware

2025/06/24 CyberSecurityNews — 正規の ConnectWise リモート・アクセス・ソフトウェアを悪用し、有効な署名を持つ悪意のアプリケーションを作成するという、高度なマルウェア攻撃が出現した。このマルウェアが示すのは、サイバー犯罪の戦術の大きな進化である。2025年3月以降において、セキュリティ研究者たちが確認しているのは、EvilConwi と呼ばれる手法を用いる攻撃の急増である。それは、ConnectWise アプリケーションの正規のデジタル署名を維持する攻撃者に対して、カスタムなリモート・アクセス・マルウェアの作成を許す手法である。

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A2A が Google Cloud から Linux Foundation へ寄贈:オープンな AI エージェント間通信とベンダー非依存の世界へ

Google Cloud Donates A2A Protocol to Linux Foundation for Smarter, Secure Communication

2025/06/24 gbhackers — Agent2Agent (A2A) プロトコルが、Google Cloud から Linux Foundation に寄贈されるという画期的な展開が起こった。それは、AI エージェント間における Open/Secure/Interoperable な通信の実現に向けた、重要な一歩を踏み出すものになる。 Open Source Summit North America において、Linux Foundation が A2A プロジェクトの設立を発表した際に、この展開についての説明があった。このプロジェクトに参加するのは、Amazon Web Services/Cisco/Microsoft/Salesforce/SAP/ServiceNow などであり、大手テクノロジーによる共同イニシアチブが生まれたことになる。 

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Notepad++ の脆弱性 CVE-2025-49144 が FIX:SYSTEM レベルの権限取得と PoC の公開

Notepad++ Vulnerability Let Attacker Gain Complete System Control – PoC Released

2025/06/24 CyberSecurityNews — Notepad++ のバージョン 8.8.1 に、深刻な権限昇格の脆弱性が発見された。この脆弱性により、世界中の数百万のユーザーにとって、システム全体へと及ぶセキュリティ侵害の可能性が生じている。この脆弱性 CVE-2025-49144 を悪用する攻撃者は、バイナリ・プランティングと呼ばれる手法を用いて、SYSTEM レベルの権限を取得できる。この脆弱性に対しては、すでに PoC デモが公開されている。

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OWASP が AI Testing Guide を発表:新たな問題を特定/軽減する包括的なフレームワーク

OWASP Launches AI Testing Guide to Uncover Vulnerabilities in AI Systems

2025/06/24 gbhackers — 現代の産業において基盤となり始めている人工知能 (AI) に対して、Open Web Application Security Project (OWASP) が発表したのは、AI Testing Guide の公開である。それは、AI システム特有の脆弱性に対する、ユーザー組織による特定と軽減に役立つように設計された、包括的なフレームワークである。すでに AI は、医療や金融から自動車や IT に至るまでの、広範な分野の重要な業務を支えている。その流れの中で、専門的なセキュリティ/プライバシー/倫理的テストに対するニーズの高まりに、この取り組みは対応している。

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イランからのサイバー攻撃に備える:この数年の攻撃活動と心理操作を分析

Report: Iranian hackers are trying to create a psychological war in cyberspace

2025/06/24 nextgov — 全集にイランとイスラエルの緊張が頂点に達したことを受け、テヘランと連携するハッカーによるサイバー攻撃に備えるよう、当局は国民に対して警告を発した。米国政府機関や専門家たちは、世界各地で長年にわたり重要インフラ基盤の破壊を試行してきた、イランによるサイバー侵入の事例を踏まえ、サイバー空間における脅威に焦点を当てた声明を述べている。

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Google の GenAI セキュリティ:Gemini で阻止する間接プロンプト・インジェクション攻撃

Google Integrates GenAI to Counter Indirect Prompt Injection Attack Vectors

2025/06/23 gbhackers — Google が公開したのは、巧妙かつも強力な脅威である、間接プロンプト・インジェクション攻撃に対抗するための、徹底的な保護技術に関する情報である。それが示すのは、生成 AI 時代のサイバー・セキュリティにおける大きな進歩である。AI プロンプトに対して、悪意のコマンドを明示的に挿入する直接プロンプト・インジェクションとは異なり、この間接インジェクションとは、メール/ドキュメント/カレンダーなどの、外部データ・ソースに有害な命令を埋め込むものだ。

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中国の APT グループ Salt Typhoon:カナダの通信インフラを攻撃対象にし始めた?

China’s Salt Typhoon Hackers Target Canadian Telecom Firms

2025/06/23 SecurityWeek — カナダのテレコムに対するサイバー攻撃は、中国政府の支援を受ける脅威アクターによるものだと、カナダの Centre for Cyber Security と米国の FBI が警告を発している。この警告が焦点を当てる Salt Typhoon とは、米国などの複数の大手テレコムを、スパイ活動の一環として標的にしている APT グループのことである。

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Microsoft Family Safety のアップデートが引き起こした問題:すべての Chrome をブロック

Microsoft Family Safety Blocking All the Version of Chrome Browsers

2025/06/23 CyberSecurityNews — 先日の Microsoft Family Safety アップデートにより、すべての Google Chrome バージョンにおいて、想定外のブロックが発生している。それにより、Windows デバイスのペアレンタル・コントロール機能を使用している、教育機関や家庭に大きな影響が生じている。この問題が発生したのは、2025年6月3日であり、Chrome のアップデートが公表されたタイミングと一致している。しかし、このブロック・メカニズムは、旧バージョン/現行バージョンを問わず、無差別に影響を与えている。

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FS-ISAC/Akamai から金融業界への警告:数日間にわたる大規模障害を引き起こす DDoS 攻撃

DDoS Attack on Financial Sector Triggers Multi-Day Service Outages

2025/06/23 gbhackers — FS-ISAC と Akamai の分析によると、金融サービス業界が DDoS の主な標的となり、攻撃の頻度と規模が劇的に増加しているという。これらの攻撃の目的は、システムを圧倒して業務を妨害することにあり、複雑化するデジタル・インフラの脆弱性を突く高度なキャンペーンへと進化している。

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Teleport の脆弱性 CVE-2025-49825 が FIX:リモート認証バイパスの可能性

Critical Teleport Vulnerability Let Attackers Remotely Bypass Authentication Controls

2025/06/23 CyberSecurityNews — Teleport に存在する深刻な脆弱性 CVE-2025-49825 を悪用する攻撃者は、この広く普及しているセキュア・アクセス・プラットフォームの認証制御に対する、リモート・バイパスを可能にする。この脆弱性が影響を及ぼす範囲は、Teleport インフラの複数バージョンであるため、すべての導入環境において速やかに対策を講じる必要がある。独自のエージェントを管理している組織は、速やかなセキュリティ・アップデートにより、潜在的なセキュリティ侵害を防ぐ必要がある。その一方で、クラウド・ユーザーは、コントロール・プレーンのバージョンが自動的に更新されている。

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Shadow Vector マルウェアの脅威:SVG イメージを入口に AsyncRAT/RemcosRAT を展開

Shadow Vector Malware Uses SVG Images to Deliver AsyncRAT and RemcosRAT Payloads

2025/06/23 gbhackers — Acronis Threat Research Unit (TRU) が発見したのは、驚くべきサイバー脅威の展開である。Shadow Vector と呼ばれる脅威キャンペーンが、悪意の SVG (Scalable Vector Graphics) ファイルという新たな攻撃ベクターを用いて、コロンビアの国民を積極的に標的化しているのだ。信頼できる国家機関を装うスピアフィッシング・メールに埋め込まれた、これらの SVG ファイルは緊急の裁判所通知を装うものであり、国民の信頼を悪用して危険なペイロードをダウンロードさせようとする。

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