Amazon EC2 インスタンスでの不正なコード実行:名前混乱による whoAMI 攻撃に御用心

whoAMI attacks give hackers code execution on Amazon EC2 instances

2025/02/13 BleepingComputer — 特定の名前を用いて、Amazon Machine Image (AMI) を公開する誰もが、Amazon Web Services アカウントにアクセスできてしまうという名前混乱の攻撃方法を、セキュリティ研究者たちが発見した。この “whoAMI” と呼ばれる攻撃の手法は、2024年8月に DataDog の研究者たちにより考案/作成されたものであり、ソフトウェア・プロジェクトによる AMI ID 取得の方式を悪用する攻撃者が、AWS アカウント内でコード実行を可能することを実証している。

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Azure Key Vault の脆弱性:ミスコンフィグによるロールの悪用が成立する

Azure Key Vault Vulnerability: Exploiting Role Misconfigurations for Privilege Escalation

2024/12/18 SecurityOnline — Azure Key Vault に存在する権限昇格の脆弱性により、機密性の高いシークレット/キー/証明書への想定外のアクセスが許可されることを、Datadog Security Labs が発見した。この発見が明らかにしたのは、攻撃者がロールのミスコンフィグを悪用する攻撃者がアクセス制限を回避することで、Azure のビルトイン・ロールの信頼性が損なわれるという状況である。

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GitHub の偽 PoC リポジトリ:研究者たちの機密データと大量の WordPress 資格証明を窃取

390,000+ WordPress Credentials Stolen via Malicious GitHub Repository Hosting PoC Exploits

2024/12/13 TheHackerNews — WordPress ツールとして宣伝され、現在は削除されている悪意の GitHub リポジトリにより、39万件以上の認証情報が流出したと推定されている。この狡猾なアクティビティは、MUT-1244 と名付けられた脅威アクターが展開する、広範な攻撃キャンペーンの一部であり、フィッシング情報や PoC コードをホストする、トロイの木馬化された複数の GitHub リポジトリで構成されるものだ。

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Google Docs と Weebly を武器化:新たなフィッシング戦術について分析する

Google Docs and Weebly Weaponized in New Phishing Scheme

2024/11/24 SecurityOnline — EclecticIQ の研究者が発見した、最近のフィッシング・キャンペーンが浮き彫りにするのは、信頼できるプラットフォームやインフラ悪用するために、攻撃者が費やす労力である。通信/金融セクターをターゲットにする金銭目的の脅威アクターたちは、Google Docs を悪用してフィッシング・リンクを配信し、Weebly を悪用して偽のログイン・ページをホストしている。この合法的なプラットフォームの戦略的な組み合わせにより、悪意の計画の擬態性を高める攻撃者は、標準のメール・フィルターとエンドポイント防御を回避していく。

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クラウドにおける長期的に有効な認証情報:ユーザー組織の 46% が抱える問題とは?

Half of Organizations Have Unmanaged Long-Lived Cloud Credentials

2024/10/21 InfoSecurity — Datadog の State of Cloud Security 2024 レポートによると、ユーザー組織の 46% が、クラウド・サービスで長期的に有効な認証情報を持つ、管理されていないユーザーを抱えており、データ侵害のリスクが高まっているという。長期間において有効な認証情報とは、クラウド内の認証トークン/キーによる、長期間にわたるアクセスを認めるものである。したがって、長期的に有効な認証情報に対しては、攻撃者が侵害に長い時間を費やすことが可能になり、クラウド侵害の主要な原因となっている。

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Log4j の脆弱性 CVE-2021-44228:新たなキャンペーンで悪用が再発

Log4j Exploited Again: New Campaign Targets Vulnerable Systems with Crypto-Mining and Backdoors

2024/08/21 SecurityOnline — Log4Shell (CVE-2021-44228) の発見から、すでに2年以上前が経過しているが、この Log4j の脆弱性は、世界のサイバー・セキュリティに大きな脅威を与え続けている。Datadog Security Labs の最新レポートでは、この脆弱性を悪用する新たなキャンペーンの発見が報じられ、暗号マイニング・ソフトウェアの展開と脆弱なシステムの侵害にいたっていると結論付けられている。

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AWS 環境を狙うキャンペーン:Secrets Manager/S3 Bucket に加えて Glacier vault も標的に

AWS Under Siege: Attackers Target Vaults, Buckets, and Secrets in Widespread Campaign

2024/06/19 SecurityOnline — Amazon Web Services (AWS) 環境を標的とするキャンペーンは、クラウド・リソースの侵害を目的とした活動の、新たな流れを浮き彫りにしている。この DataDog Security Labs が発見したキャンペーンにおいて、攻撃者が採用する多方面からのアプローチは、Secrets Manager/S3 Bucket からと、これまで未開拓であった S3 Glacier vaults からの、データの抽出と流出に焦点を当てたものとなっている。

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Datadog が RPM 署名キーを変更:CircleCI ハッキング・インシデントを受けて

Datadog rotates RPM signing key exposed in CircleCI hack

2023/01/16 BleepingComputer — クラウド・セキュリティ企業 Datadog の発表によると、先日に発生した CircleCI のセキュリティ侵害により、同社の RPM (Redhat Package Manager) における GPG (Gnu Privacy Guard) 署名キーの1つと、そのパスフレーズが流出したとのことだ。ただし同社は、この署名キーの流出/悪用については、現時点で証拠は見つかっていないと付け加えている。

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AWS AppSync の脆弱性が FIX:クロステナントでのリソース・アクセスの問題

Researchers Detail AppSync Cross-Tenant Vulnerability in Amazon Web Services

2022/11/28 TheHackerNews — Amazon Web Services (AWS) は、攻撃者にリソースへの不正アクセスを許す可能性のある、AWS AppSync を悪用したクロステナントの脆弱性に対処した。この脆弱性は、権限昇格の一種である Confused Deputy Problem (混乱した代理の問題) に関連するもので、あるアクションを実行する権限を持たないプログラムが、より権限のあるエンティティに、そのアクションを実行するよう強要するものだ。

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