SAP NetWeaver の脆弱性 CVE-2025-31324:積極的な悪用を支える中国の攻撃インフラが見えてきた

Chinese hackers behind attacks targeting SAP NetWeaver servers

2025/05/09 BleepingComputer — SAP NetWeaver インスタンスに影響を及ぼす、最も深刻度の高い脆弱性を狙う攻撃が、中国の脅威アクターにより進行中であると、Forescout Vedere Labs のセキュリティ研究者たちが結論付けている。SAP が 4月24日にリリースしたのは、NetWeaver Visual Composer における認証を必要としないファイル・アップロードの脆弱性 CVE-2025-31324 に対処する緊急パッチである。その直前に、サイバー・セキュリティ企業 ReliaQuest が、この脆弱性が攻撃の標的となっていると確認したが、そこから数日後にパッチがリリースされたことになる。

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SAP の 10月定例セキュリティ・パッチ:Manufacturing Execution の深刻な脆弱性などに対応

SAP Patches Critical Vulnerabilities in Commerce, Manufacturing Execution Products

2022/10/12 SecurityWeek — ドイツのエンタープライズ・ソフトウェアメーカーである SAP は、October 2022 Security Patch Day を公開し、深刻な2つの脆弱性 Hot News を含む、新規 15件/更新 2件の脆弱性に対応した。このうち最も深刻なものは CVE-2022-39802  (CVSS:9.9) で、Manufacturing Execution におけるファイル・パスのトラバーサルとされている。この脆弱性は、作業指示書やモデルを表示するためのプラグインである、Work Instruction Viewer/Visual Test and Repair に影響する。

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CISA 警告 22/08/18:SAP などの7つの深刻な脆弱性を悪用リスト KEV に追加

CISA adds 7 vulnerabilities to list of bugs exploited by hackers

2022/08/19 BleepingComputer — 米国 Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) は、ハッカーに活発に悪用されているバグのリストに7つの脆弱性を追加した。その内容は、新たな脆弱性として Apple/Microsoft/SAP/Google の4社が公開したものと、Palo Altos Networks の2017年の脆弱性で構成されている。Known Exploited Vulnerabilities Catalog (KEV) は、CISA が共有するリストであり、サイバー攻撃での活発な悪用が判明している脆弱性に対して、連邦政府民間行政機関 (FCEB) がパッチ適用の義務を負うものである。

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SAP の深刻な脆弱性 CVE-2022-22536:Black Hat での発表後に活発に悪用される

SAP Vulnerability Exploited in Attacks After Details Disclosed at Hacker Conferences

2022/08/19 SecurityWeek — 米国 Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) は SAP の深刻な脆弱性について、ハッカーカンファレンス Black Hat および Def Con で詳細が公開されてから1週間足らずで、Known Exploited Vulnerabilities Catalog に追加した。木曜日に CISA は、7つの脆弱性をカタログに追加し、9月8日までに対処するよう連邦政府機関に指示した。新たに追加された脆弱性には、野放しでの悪用に関するオフィシャルな報告がないものもあるが、悪用に関する信頼できる情報を得た場合にのみ、CISA は CVE をカタログに追加すると明言している。

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SAP の6月定例セキュリティ・パッチ:NetWeaver の深刻な脆弱性などに対応

SAP Patches High-Severity NetWeaver Vulnerabilities

2022/06/15 SecurityWeek — 6月14日に SAPは、June 2022 Security Patch Day セキュリティ・アドバイザリを公開し、新規 10件/更新 2件の脆弱性に対応した。SAP のアドバイザリで、深刻度の高い Hot News に分類されたうち、最も深刻なものは 2018年4月のアドバイザリに対する更新であり、そこには SAP Business Client の Chrome ベース・ブラウザ向けに配信された更新も含まれる。

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SAP の Spring4Shell 情報が公開:全体で 30件以上のアドバイザリを提供

SAP Releases Patches for Spring4Shell Vulnerability

2022/04/13 SecurityWeek — 4月13日にドイツのソフトウェア・メーカー SAP は、April 2022 Security Patch Day で Spring4Shell 脆弱性に対処を含む、30以上の新規/更新のセキュリティ・アドバイザリを公開した。この Spring4Shellと呼ばれる脆弱性 CVE-2022-22965 は、世界で最も人気の Java アプリ開発フレームワークである Spring に存在し、リモートでコード実行を許す可能性がある。セキュリティ研究者たちは、すでにこの脆弱性を悪用しようとする動きを観測している。

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CISA 警告:SAP テクノロジー・スタックの重要な部分に深刻な脆弱性

CISA warns admins to patch maximum severity SAP vulnerability

2022/02/09 BleepingComputer — 米国の Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) は、Internet Communication Manager (ICM) を用いて SAP ビジネス・アプリケーションに影響を与える、一連の深刻なセキュリティ上の欠陥にパッチを適用するよう、管理者に警告しました。なお、この脆弱性は、ICMAD (Internet Communication Manager Advanced Desync) と呼ばれている。

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SAP を使用する政府機関などへの攻撃が止まらない

Ongoing attacks are targeting unsecured mission-critical SAP apps

2021/04/06 BleepingComputer — サイバー犯罪者たちは、SAP のミッションクリティカル・アプリケーションを標的にしている。脆弱性に対して、すでにパッチは提供されていても、その適用が行われていない、商業組織や政府機関のネットワークが攻撃にさらされている。

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