新しい永続化の手法を発見:Windows Explorer.exe の TypeLib をハイジャック

Uncovering a New Persistence Technique: TypeLib Hijacking with Explorer.exe

2024/10/30 SecurityOnline — MTS Innovation Center CICADA8 チームの Michael Zhmailo により、永続化のための新しい方法が発見された。この方法は、Windows COM (Component Object Model) システム内の TypeLib ライブラリをハイジャックし、explorer.exe などのプロセスを具体的にターゲットにして、ステルス性の高い永続的なコード実行を実現するものだ。

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QEMU がトンネリング・ツールとしてハッカーに悪用されている – Kaspersky 調査

Hackers abuse QEMU to covertly tunnel network traffic in cyberattacks

2024/03/05 BleepingComputer — ある大企業に対するサイバー攻撃を分析したところ、オープンソースのハイパーバイザー・ツールである QEMU が、トンネリング・ツールとして悪用されていることが判明した。QEMU は、コンピュータ上で、他のオペレーティング・システムをゲストとして実行するための、無料のエミュレータ/ハイパーバイザーである。

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Unit42 調査:進化し続ける DLL ハイジャッキング

Warning: DLL Hijacking in Modern Malware Campaigns

2024/02/25 SecurityOnline — サイバー・セキュリティの脅威において、DLL (Dynamic-link library) ハイジャッキングは、依然として脅威アクターたちの定番の手口となっている。この手法は、古くから存在しているにもかかわらず、マルウェアを展開するためのステルス的な通路を、いまだに脅威アクターたちに提供し続けている。それが浮き彫りにするのは、サイバー・セキュリティにおける、防衛者と攻撃者の間の軍拡競争である。Unit42 の最新レポートは、DLL ハイジャッキングの進化にスポットを当て、この永続的な脅威の複雑さを明らかにし、この攻撃範囲を軽減するための指針を提示している。

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WailingCrab マルウェアの進化:MQTT C2 通信でステルス性が進化

WailingCrab Malware Evolves: Embracing MQTT for Stealthier C2 Communication

2023/11/23 SecurityOnline — 進化を続けるサイバーセキュリティの脅威の中で、マルウェアの運営者たちは絶えず戦術を洗練させ、検知を回避しながらシステムを侵害し続けている。IBM X-Force の研究者たちが明らかにしたのは、2022年12月に発見された WailingCrab マルウェア・ファミリーが、この傾向を例証していることである。具体的に言うと、その C2 通信メカニズムとステルス技術において、絶え間ない進化が示されているという。

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Apache ActiveMQ の脆弱性 CVE-2023-46604:ステルス攻撃の手法が判明

New PoC Exploit for Apache ActiveMQ Flaw Could Let Attackers Fly Under the Radar

2023/11/15 TheHackerNews — Apache ActiveMQ の深刻なセキュリティ上の脆弱性を悪用し、メモリ上で任意のコードを実行する新しいテクニックを、サイバー・セキュリティ研究者が実証した。このリモートコード実行の脆弱性 CVE-2023-46604 (CVSS:10.0) の悪用に成功した脅威アクターは、任意のシェルコマンドを実行できるという。なお、この Apache の脆弱性は、先月末にリリースされた ActiveMQ のバージョン 5.15.16/5.16.7/5.17.6/5.18.3 で修正されている。

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Windows Container Isolation Framework を悪用したエンドポイント・セキュリティの回避

Hackers Can Exploit Windows Container Isolation Framework to Bypass Endpoint Security

3023/08/30 TheHackerNews — マルウェア検出回避テクニックを活用する脅威アクターたちが、Windows Container Isolation Framework を操作することで、エンドポイント・セキュリティ・ソリューションを回避できる可能性が、新たな調査により判明した。この調査結果は、Deep Instinct のセキュリティ研究者である Daniel Avinoam が、8月の初めに開催された DEF CON セキュリティ・カンファレンスで発表したものだ。Microsoft のコンテナ・アーキテクチャ (Windows Sandbox) は、動的に生成されるイメージと呼ばれるものを用いて、それぞれのコンテナとホストの間でファイル・システムを分離し、また、システム・ファイルの重複を回避するものだ。

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米国の防衛関連企業を狙う SockDetour バックドア:中国の APT27 と一致する戦術

Defense contractors hit by stealthy SockDetour Windows backdoor

2022/02/24 BleepingComputer — 米国の防衛関連企業のシステムで見つかった、SockDetour と名付けられた新しいカスタム・マルウェアは、侵害したネットワークへのアクセスを維持するための、バックアップ・バックドアとして使用されている。この悪意のペイロードは Unit 42 のセキュリティ研究者により発見され、2019年7月頃からワイルドに使用されていることから、その運営者は長い間バックドアを潜伏させていたと考えられる。

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DarkWatchman マルウェアに注意:高スティルス性で Windows Registry に潜む

New stealthy DarkWatchman malware hides in the Windows Registry

2021/12/19 BleepingComputer — DarkWatchman という新しいマルウェアが、サイバー犯罪の世界に出現した。このマルウェアは、C# キーロガーとペアになった、高機能なライトウェイトな JavaScript RAT (Remote Access Trojan) である。Prevailion の研究者のテクニカル・レポートによると、この斬新な RAT は、主にロシアの組織を標的とする、ロシア語を話す脅威アクターにより採用されているとのことだ。

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