SAML vs. OAuth 2.0:認証と認可における2つのスタンダードを理解して比較する

SAML vs. OAuth 2.0: Mastering the Key Differences

2025/06/13 SecurityBoulevard — 月曜日の朝の、こんな状況を想像してほしい。コーヒーを飲み、デスクに座り、PC を開く。まずはメールにログイン。次にプロジェクト管理ツールを起動する。最初のタスクに取り掛かる前に、迷路のようなログイン画面をくぐり抜け、何度もパスワードを入力していく。こんな日常があるはずだ。

デジタル化が進む現代社会で、私たちは、数え切れないほど多くのアプリケーションにアクセスしている。膨大な認証情報の管理は面倒なだけではなく、セキュリティ・リスクにもつながる。そこで、Single Sign-On (SSO)  のようなテクノロジーが役に立つ。SSO は、1回のログインを介することで、複数の承認済みアプリケーションへのアクセスが許可されるという、心地よい世界を実現してくれる。こうした、SSO とセキュア・アクセスの文脈でよく話題に上がるのは、2つの主要な技術 SAML と OAuth 2.0 である。

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GitLab の複数の脆弱性が FIX:サービス拒否状態や二要素認証の回避など

GitLab Patches High-Severity Flaws: DoS and 2FA Bypass Fixed

2025/05/22 SecurityOnline — GitLab が公表したのは、Community Edition (CE)/Enterprise Edition (EE) に存在する、さまざまな深刻度のセキュリティ脆弱性に、幅広く対応するバージョン 18.0.1/17.11.3/17.10.7 のリリースである。

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samlify SAML ライブラリの脆弱性 CVE-2025-47949 が FIX:SSW 攻撃ベクターの発生とエンタープライズへの影響

Critical Risk (CVSS 9.9): samlify Flaw Exposes SSO in Widely Used Library

2025/05/20 SecurityOnline — 広く使用される samlify ライブラリに新たに公開された、脆弱性 CVE-2025-47949 (CVSSv4:9.9) により、SAML Signature Wrapping (SSW) 攻撃ベクターが取り込まれ、無数の Single Sign-On (SSO) 実装が危険に直面することになった。月間ダウンロード数が 768,000 回を超える samlify であるため、この脆弱性の影響は深刻なものであり、世界中のエンタープライズ・グレードの認証システムに影響が及ぶとされる。

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Node.js ライブラリ xml-crypto の脆弱性 CVE-2025-29774/29775 が FIX:IoC も提供

Million-Download Node.js Library xml-crypto Hit by Critical Security Flaws (CVE-2025-29774, CVE-2025-29775)

2025/03/18 SecurityOnline — Node.js 向けの XML デジタル署名/暗号化ライブラリである xml-crypto に、2つの深刻な脆弱性が発見された。毎週 110万回以上ダウンロードを誇る、このライブラリの脆弱性を放置すると、XML 署名検証を利用するアプリケーションに広範な影響が生じる。

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ruby-saml の脆弱性 CVE-2025-25291/25292 が FIX:SAML 認証プロテクション回避の可能性

GitHub Uncovers New ruby-saml Vulnerabilities Allowing Account Takeover Attacks

2025/03/13 TheHackerNews — オープンソースの ruby​​-saml ライブラリに、深刻大度の高いセキュリティ上の2つの脆弱性が発見された。これらの脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、Security Assertion Markup Language (SAML) 認証プロテクションを回避する可能性を手にする。

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Fleet の脆弱性 CVE-2025-27509 (CVSS 9.3) が FIX:SAML レスポンスに関する不適切な検証

CVE-2025-27509 (CVSS 9.3): Fleet Patches Critical SAML Authentication Vulnerability

2025/03/10 SecurityOnline — IT/Security の運用で広く使用される、OSS プラットフォームの Fleet が公表したのは、SAML 認証に深刻な影響を及ぼす脆弱性 CVE-2025-27509 (CVSSv4:9.3) に対処するための、重要なセキュリティ・アップデートのリリースである。 この欠陥の悪用に成功した攻撃者は、認証アサーションの偽造を達成し、システム管理上の侵害を引き起こす可能性を得る。

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GitHub Enterprise の SAML バイパスの脆弱性 CVE-2025-23369 が FIX:PoC が提供

GitHub Enterprise SAML Bypass Flaw (CVE-2025-23369) Exposed – Technical Analysis and Exploit PoC

2025/02/10 SecurityOnline — GitHub Enterprise の SAML 認証バイパスの脆弱性 CVE-2025-23369 (CVSSv4:7.6) の詳細な分析を、セキュリティ研究者である Hakivvi が公開した。SAML (Security Assertion Markup Language) は、広く使用されている SSO (single sign-on) プロトコルであり、IdP (Identity Provider) でユーザーを認証し、その ID 属性を取り込んだ SAML レスポンスを生成する。このレスポンスは、整合性を確保するためにデジタル署名されている。

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Sentry の SAML SSO 脆弱性 CVE-2025-22146 (CVSS 9.1):アカウント乗っ取りの可能性

CVE-2025-22146 (CVSS 9.1): Critical Sentry Vulnerability Allowed Account Takeovers

2025/01/20 SecurityOnline — エラー追跡/パフォーマンス監視のプラットフォームとして人気を博す Sentry において、深刻な脆弱性 CVE-2025-22146 (CVSS:9.1) に対するパッチが適用された。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、ユーザー・アカウントの乗っ取りの可能性を手にする。

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GitHub Enterprise Server 脆弱性 CVE-2024-9487 (CVSS 9.5) などが FIX:直ちにパッチ適用を!

GitHub Enterprise Server Patches Critical Security Flaw – CVE-2024-9487 (CVSS 9.5)

2024/10/13 SecurityOnline — GitHub が公表したのは、GitHub Enterprise Server に存在する2件の脆弱性に対処するためのセキュリティ・アップデートのリリースである。そのうちの1つは、このプラットフォームの SAML SSO 認証メカニズムに存在する、認証バイパスの脆弱性 CVE-2024-9487 (CVSS:9.5) であり、 攻撃者に不正アクセスを許す可能性が生じている。

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Ruby-SAML/GitLab の脆弱性 CVE-2024-45409 が FIX:認証バイパス PoC が登場

Researchers Detail Ruby-SAML/GitLab Flaw (CVE-2024-45409) Allows SAML Authentication Bypass

2024/10/06 SecurityOnline — GitLab の認証システムに不可欠な、Ruby-SAML/OmniAuth-SAML ライブラリに存在する深刻な脆弱性 CVE-2024-45409 が、ProjectDiscovery の Harsh Jaiswal と Rahul Maini による最近の調査で明らかになった。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、SAML レスポンス検証の弱点を用いて SAML 認証をバイパスし、不正アクセスを取得する可能性を手にする。

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GitLab の SAML 脆弱性 CVE-2024-45409:セキュリティ修正を拡張

GitLab backports fix for CVE-2024-45409 to older versions

2024/09/25 SecurityOnline — GitLab が 9月25日にリリースしたセキュリティ・アップデートは、GitLab Community Edition(CE)/Enterprise Edition(EE) の全バージョンに影響を与える、深刻な SAML 認証バイパス脆弱性 CVE-2024-45409 に対処するためのものだ。セルフマネージド・インストールの管理者に対して強く推奨されるのは、新たにパッチが適用されたバージョン (16.10.10/16.9.11/16.8.10/16.7.10/16.6.10/16.5.10/16.4.7/16.3.9/16.2.11/16.1.8/16.0.10) へと直ちにアップグレードすることだ。 これらのバージョンに含まれるのは、9月17日に GitLab バージョン 17.x.x/16.11.10 向けにリリースされたセキュリティ修正である。

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Keycloak の脆弱性 CVE-2024-8698 が FIX:認証回避の恐れ

CVE-2024-8698: Keycloak Vulnerability Puts SAML Authentication at Risk

2024/09/22 SecurityOnline — セキュア ID とアクセス管理のために広く利用される、Keycloak の SAML 署名検証プロセスに、深刻度の高い脆弱性が発見された。この脆弱性 CVE-2024-8698 の悪用に成功した攻撃者は、認証メカニズムを回避し、権限昇格やなりすまし攻撃の可能性を手にする。

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GitLab CE/EE の SAML 脆弱性 CVE-2024-45409 が FIX:直ちにアップデートを!

GitLab releases fix for critical SAML authentication bypass flaw

2024/09/18 BleepingComputer — GitLab リリースしたセキュリティ・アップデートは、GitLab Community Edition(CE)/Enterprise Edition(EE) のセルフマネージド・インストールに影響を与える、重大な SAML 認証バイパス脆弱性 CVE-2024-45409 に対処するためのものだ。SAML (Security Assertion Markup Language) とは、ユーザーが同じ認証情報を使用して異なるサービスにログインするための、SSO (Single Sign-On) 認証プロトコルである。脆弱性 CVE-2024-45409 は、GitLab が SAML ベースの認証を処理するために使用している、OmniAuth-SAML/Ruby-SAML ライブラリの問題に起因する。

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Ruby-SAML の脆弱性 CVE-2024-45409 (CVSS 10.0) がFIX:認証バイパスの恐れ

CVE-2024-45409 (CVSS 10): Critical Ruby-SAML Flaw Leaves User Accounts Exposed

2024/09/11 SecurityOnline — クライアント側の SAML (Security Assertion Markup Language) 認証を実装するためのツール Ruby-SAML ライブラリに、深刻なセキュリティ脆弱性 CVE-2024-45409 (CVSS:10.0) が確認された。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、Ruby-SAML を使用しているシステムの認証をバイパスし、ユーザー・アカウントへの不正アクセスの可能性を手にする。

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GitHub Enterprise Server の脆弱性 CVE-2024-6800 (CVSS 9.5) などが FIX:直ちにパッチ適用を!

CVE-2024-6800 (CVSS 9.5): Critical GitHub Enterprise Server Flaw Patched, Admin Access at Risk

2024/08/20 SecurityOnline — 先日に GitHub が公表したのは、GitHub Enterprise Server (GHES) に存在する、複数のセキュリティ脆弱性に関するアドバイザリである。それらの脆弱性 CVE-2024-6800/CVE-2024-6337/CVE-2024-7711 については、最新のセキュリティ・パッチにおいて、すでに対処されている。

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Apache CloudStack の脆弱性 CVE-2024-41107 が FIX:不正アクセスの恐れ

CVE-2024-41107: Apache CloudStack Vulnerability Exposes User Accounts to Compromise

2024/07/21 SecurityOnline — Apache Software Foundation が発表したのは、OSS のクラウド・コンピューティング・プラットフォーム Apache CloudStack に存在する、深刻な脆弱性 CVE-2024-41107 に関するセキュリティ・アドバイザリである。この脆弱性は SAML 認証のメカニズムに影響するものであり、その悪用に成功した攻撃者が認証バイパスを許し、ユーザーのアカウントやリソースへの不正アクセスにいたる恐れが生じる。

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Fortra Tripwire Enterprise の脆弱性 CVE-2024-4332 が FIX:深刻な認証バイパスの恐れ

Tripwire Enterprise Faces Critical Authentication Bypass Flaw (CVE-2024-4332)

2024/06/04 SecurityOnline — Fortra が発表したのは、同社の主力製品であるコンフィグレーション・コントロール・ソリューション Tripwire Enterprise のセキュリティ・アドバイザリーである。このアドバイザリでは、深刻な脆弱性 CVE-2024-4332 (CVSS 9.1) を悪用する未認証の攻撃者が、認証を回避して、システムの API への特権的なアクセスを得ると説明されている。

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Logpoint SAML 認証の脆弱性 CVE-2024-36383 がFIX: リモートからのファイル削除の可能性

Logpoint Patches Critical SAML Authentication Flaw (CVE-2024-36383): Remote Attackers Could Delete Files

20224/05/30 SecurityOnline — Logpoint が発表したセキュリティ・アドバイザリは、SAML 認証モジュールに存在する深刻な脆弱性を伝えるものである。この脆弱性 CVE-2024-36383 (CVSS:9.1) の悪用に成功した攻撃者は、SAML Single Sign-On (SSO) URL レスポンスにおける URL インジェクションを介して、任意のファイル削除を実行する可能性を持つ。

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GitHub Enterprise の深刻な脆弱性 CVE-2024-4985 (CVSS:10.0) が FIX:SAML SSO の利用に注意!

Critical GitHub Enterprise Server Flaw Allows Authentication Bypass

2024/05/21 TheHackerNews — GitHub Enterprise Server (GHES) に存在する、きわめて深刻な脆弱性を悪用する攻撃者により、認証保護のバイパスが生じる可能性があるとして、GitHub は修正プログラムを配布している。この脆弱性 CVE-2024-4985 (CVSS:10.0) は、事前の認証を必要とせずに、インスタンスへの不正アクセスを許してしまう可能性を持つものだ。

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Cisco Secure Client の脆弱性 CVE-2024-20337/20338 などが FIX:ただちにパッチを!

Cisco Patches High-Severity Vulnerabilities in VPN Product

2024/03/07 SecurityWeek — 3月6日に Cisco が発表したのは、Secure Client における2つの深刻度の高い脆弱性に対するパッチである。同製品は、セキュリティと監視機能を備えた、企業向けの VPN アプリケーションである。1つ目の脆弱性 CVE-2024-20337 は、Linux/macOS/Windows 版 のSecure Client に影響するものであり、認証されていない攻撃者に、リモートから改行コード (CRLF) インジェクション攻撃をゆるす可能性がある。

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Catalyst SD-WAN Manager の脆弱性 CVE-2023-20252 などが FIX

Cisco Catalyst SD-WAN Manager flaw allows remote server access

2023/09/28 BleepingComputer — Cisco が警告しているのは、 Catalyst SD-WAN Manager 製品に存在する、新たな5件の脆弱性についてである。その中で、最も深刻なものは、サーバへの未認証のリモート・アクセスを許すものである。Cisco Catalyst SD-WAN Manager for WAN は、管理者に対して WAN 上のデバイスの可視化/展開/管理を提供する、ネットワーク管理ソフトウェアである。今回に公表された欠陥のうち、最も深刻な影響を及ぼすものは、脆弱性 CVE-2023-20252 (CVSS:9.8) であり、SAML (Security Assertion Markup Language) API の問題により、不正アクセスを許してしまうものだ。

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CISA KEV 警告 23/01/23:Zoho ManageEngine の RCE 脆弱性 CVE-2022-47966 を追加

CISA warns of critical ManageEngine RCE bug exploited in attacks

2023/01/23 BleepingComputer — 米国の Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) は、Zoho ManageEngine 製品群の大半に影響を及ぼすリモートコード実行 (RCE) を、野放し状態で悪用されているとして KEV カタログに追加した。この脆弱性 CVE-2022-47966 は、2022年10月27日から製品ごとにパッチが適用されている。SAML ベースのシングルサインオン (SSO) が有効である場合や、一度でも有効であった場合に、未認証の脅威アクターに悪用され、任意のコード実行にいたる恐れがある。

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Zoho ManageEngine の脆弱性 CVE-2022-47966:PoC エクスプロイトが登場

Zoho ManageEngine PoC Exploit to be Released Soon – Patch Before It’s Too Late!

2023/01/17 TheHackerNews — Zoho ManageEngine のユーザーが催促されているのは、PoC エクスプロイト・コードの公開に先立って、深刻なセキュリティ脆弱性を持つインスタンスにパッチを適用することだ。この脆弱性 CVE-2022-47966 は、旧来からのサードパーティ依存関係である Apache Santuario の使用により、未認証のリモート・コード実行が発生し、複数の製品に影響を与える可能性を生じるというものだ。

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セキュリティの強制は行き詰まる:従業員を信頼する登録型アプローチが不可欠

Enforcement vs. Enrollment-based Security: How to Balance Security and Employee Trust

2023/01/03 TheHackerNews — セキュリティに対して強制を重視するアプローチは、セキュリティ・コントロールに裏打ちされたセキュリティ・ポリシーから始まる。多くのケースにおいて、危険な行動に走る従業員を引き止め、不注意による攻撃対象領域の拡大を抑制するよう、強引な設計が施されている。

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GitLab に深刻なアカウント乗っ取りの脆弱性:管理者に推奨される対策とは?

Critical GitLab vulnerability lets attackers take over accounts

2022/04/01 BleepingComputer — GitLab は、ハードコードされたパスワードを使用するリモートの攻撃者に、ユーザー・アカウントの乗っ取りを許してしまう、深刻な脆弱性に対処した。この脆弱性 CVE-2022-1162 は、GitLab Community Edition (CE) と Enterprise Edition (EE) の双方に影響をおよぼす。具体的に言うと、GitLab CE/EE で OmniAuth ベースで登録を行う際の、誤って設定された静的なパスワードに起因している。

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CISA 警告:Zabbix サーバーの深刻な脆弱性を悪用リストに追加

CISA warns of actively exploited vulnerabilities in Zabbix servers

2022/02/25 BleepingComputer — 米国の Cybersecurity Infrastructure and Security Agency (CISA) からの通知は、ネットワーク/サーバー/仮想マシン/クラウドサービスを監視するオープンソース・ツール Zabbix の脆弱性を、脅威アクターが悪用していると警告している。CISA は、悪意の脅威アクターによる深刻なリスクを回避するために、Zabbix サーバーに存在する脆弱性 CVE-2022-23131/CVE-2022-23134 対して、パッチを当てるよう連邦機関に要請している。また、ウクライナの CERT からも同様の警告が出ており、脆弱性のうちの1つは深刻度スコアが 9.1 だと指摘されている。

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Black Hat 2021:Microsoft 365 への攻撃がワイルドになる可能性について

Incident Responders Explore Microsoft 365 Attacks in the Wild

2021/08/06 DarkReading — BLACK HAT 2021 – Microsoft 365 は、サイバー犯罪者にとってホットなターゲットであり、セーフガードを回避して企業データにアクセスする新たな方法が、常に模索されている。そして、防御側がゲームを強化すると、攻撃側も同じことを行う。

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AMaaS >IDaaS:クラウドとオンプレの ID を統合

Pushing the Limits of IDaaS with AMaaS

2021/07/29 SecurityBoulevard — データへの安全なアクセスは、誰にとっても大きな懸念となる。そこで、クラウド ID 管理ソリューションとして、IDaaS (identity-as-a-service) が随所で採用され、アプリケーションにアクセスするユーザーが、本人であることの確認が、つまり、ID の認証が行われている。しかし、IDaaS は、問題の半分しか解決できない。個人情報保護法では、個人を特定できる情報 (PII) などの機密データに、適切な人だけが適切なタイミングでアクセスするよう求められている。

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Akamai の認証プラットフォームに影響をおよぼす Lasso の脆弱性

Akamai offers post-mortem on recently resolved authentication platform vulnerability

2021/06/03 DailySwig — Akamai のアクセス・コントロールおよび認証プラットフォームである、Enterprise Application Access (EAA) の欠陥に関する分析結果と、最新のパッチを発表した。EAA とは、サードパーティの ID プロバイダーが提供する ID 情報に基づいて、エンタープライズ・ユーザーがアクセス制御や認証を決定できるようにするものだ。

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