Raspberry Pi RaspAP の脆弱性 CVE-2024-41637 が FIX:PoC が提供

RaspAP Vulnerability: Root Access at Risk for Raspberry Pi Users

2024/07/29 SecurityOnline — Raspberry Pi デバイスを無線アクセス・ポイントにする人気のオープンソース・ツール RaspAP に、重大な脆弱性 CVE-2024-41637 が存在することが、セキュリティ研究者の Zonifer により発見された。この脆弱性の悪用に成功したローカルの攻撃者は、標準ユーザーから root ユーザーへの権限の昇格が可能になり、Raspberry Pi の完全な制御を奪う可能性を得る。

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D-Link WiFi Range Extender のセロデイ CVE-2023-45208:ベンダーに修正の意志はあるのか?

D-Link WiFi range extender vulnerable to command injection attacks

2023/10/09 BleepingComputer — 人気の D-Link DAP-X1860 WiFi 6 Range Extender には、DoS (サービス拒否) 攻撃およびリモート・コマンド・インジェクションの脆弱性が存在する。現時点において、この製品は D-Linkのサイトで販売中と表示されており、また、Amazonでは数千件のレビューがあり、消費者の間で人気を得ている。この脆弱性を CVE-2023-45208 を発見したドイツの研究者チーム (RedTeam) は、D-Link に対して何度も警告を発したが、ベンダー側は沈黙を守っており、修正プログラムもリリースされていない状況のようだ。

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WiFi プロトコル IEEE 802.11 に欠陥:5月の BlackHat Asia で発表

WiFi protocol flaw allows attackers to hijack network traffic

2023/03/28 BleepingComputer — IEEE 802.11 WiFi プロトコル規格の設計において、基本的なセキュリティ上の欠陥が存在することを、サイバー・セキュリティ研究者たちが発見した。その悪用に成功した攻撃者は、アクセス・ポイントを騙すことが可能であり、ネットワーク・フレームを平文で漏えいさせられるという。WiFi フレームとは、ヘッダー/データペイロード/トレーラーで構成されるデータ・コンテナであり、そこに含まれるものとしては、送信元と送信先の MAC アドレス・コントロール/管理データなどの情報がある。これらのフレームは、受信ポイントのビジー/アイドル状態を監視することで衝突を回避し、データ交換性能を最大化するために、キューで順序付けられ、制御された方式で送信される。

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航空機内の無線 LAN デバイスに致命的なセキュリティ欠陥:Contec Flexlan とは?

Vulnerabilities Found in Airplane WiFi Devices, Passengers’ Data Exposed

2022/09/14 InfoSecurity — 航空機内のインターネット接続に使用される無線 LAN デバイスに、2つの深刻な脆弱性が発見された。これらの脆弱性は、Necrum Security Labs の Thomas Knudsen と Samy Younsi が発見したものであり、Contec 社製の Flexlan FX3000/FX2000 シリーズの、無線 LAN デバイスに影響を及ぼすものである。

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LANtenna 攻撃の論文:イーサケーブルをアンテナにしてエアギャップを無効化する?

LANtenna attack allows exfiltrating data from Air-Gapped systems via Ethernet cables

2021/10/06 SecurityAffairs — イスラエルの Ben Gurion 大学 Cyber Security Research Center の研究者たちが、イーサネット・ケーブルを「送信アンテナ」として利用し、エアギャップ・システムから機密データを盗み出す、「LANtenna Attack」と呼ばれる新たなデータ流出メカニズムを考え出した。

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