sslh の脆弱性 CVE-2025-46807/46806 が FIX:SSH/HTTPS/OpenVPN に大きな影響?

Critical sslh Vulnerabilities Allow Remote Denial-of-Service Attacks

2025/06/17 gbhackers — SSH/HTTPS/OpenVPN などの複数サービスで、単一のネットワーク・ポートを共有するために、広く利用されるプロトコル・マルチプレクサである sslh に存在する2件の深刻な脆弱性が、セキュリティ研究者たちにより明らかにされた。この脆弱性 CVE-2025-46807/CVE-2025-46806 を悪用するリモートの攻撃者は、sslh をクラッシュさせ、その利用を停止することで、結果として正規ユーザーに対するサービス拒否 (DoS) 攻撃うを引き起こす可能性を手にする。

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Cloudflare の断固たる HTTPS 対応:HTTP を介した API リクエストを完全に遮断

Cloudflare now blocks all unencrypted traffic to its API endpoints

2025/03/22 BleepingComputer — Cloudflare の発表は、API エンドポイント (api.cloudflare.com) へ向けた、すべての HTTP 接続を終了し、今後はセキュアな HTTPS 接続だけを受け付けるというものだ。この措置の目的は、HTTP 接続を終了したサーバが、安全な通信チャネルにリダイレクトする前に、機密情報が平文の状態で漏洩するリスクを排除することにある。そのため、誤操作などにより送信されるケースも含めて、暗号化されていない API リクエストの送信は停止される。

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ユーザー向け API の保護:HTTPS を使わない 30% の接続という現状

30% of customer-facing APIs are completely unprotected

2024/10/08 HelpNetSecurity — ユーザー向け API の 70% は HTTPS により保護されているが、残りの 30%は保護されていないと、F5 が指摘している。これまでの10年間における、セキュアな Web 通信の推進により、いまでは Web ページの 90% が、HTTPS 経由でアクセスされ用になってきたが、API に関しては対照的な状況にあるとも言える。

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Tor Project の WebTunnel という新機能:HTTPS トラフィックを模倣して検閲を回避

Tor’s new WebTunnel bridges mimic HTTPS traffic to evade censorship

2024/03/12 BleepingComputer — Tor プロジェクトが、WebTunnel の正式リリースを発表した。WebTunnel は、Tor ネットワークを標的とする検閲を迂回するために、特別に設計された新しいブリッジで、接続を目立たないように隠すことができる。

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サイバー攻撃の 86% は暗号化チャネルを介して到達する:HTTPS 攻撃は前年比で 24% 増

86% of cyberattacks are delivered over encrypted channels

2023/12/21 HelpNetSecurity — HTTPS を介した脅威は 2022年から 24%増加し、暗号化されたチャネルを標的にするサイバー犯罪の手口の巧妙化が、Zscaler により明らかにされた。2年連続で最も標的とされた業界は製造業であり、それに続く教育機関と政府機関は、前年比で攻撃増加率が最も高くなっている。その他の暗号化チャネルを介した攻撃タイプと比べて、悪意の Web コンテンツやマルウェアのペイロードなどの配信が多く見受けられ、すべてのブロックされた攻撃全体の 78% を、広告スパイウェア・サイトとクロスサイト・スクリプティング攻撃が占めていた。

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マルウェアの侵入ベクターなどを数値化してみた:2022年 Q3/Q4 で比較すると?

The hidden picture of malware attack trends

2023/04/06 HelpNetSecurity — WatchGuard によると、ネットワークで検出されたマルウェアが、2022年 Q4 に減少した。しかし、エンドポイントのランサムウェアは 627% も急増し、フィッシング・キャンペーンに関連するマルウェアは脅威として存続している。WatchGuard Threat Lab の研究者たちが、HTTPS (TLS/SSL) トラフィックを復号化する Firebox を調べ、さらに分析したところ、マルウェアの発生率が高いことが判明した。つまり、マルウェアの活動が、暗号化されたトラフィックに移行したことを示している。

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フィッシングの HTTPS 化:悪意のサイトの 49% が ブラウザに南京錠マークを表示

Volume of HTTPS Phishing Sites Surges 56% Annually

2023/03/30 InfoSecurity — セキュリティ専門家たちが明らかにしたのは、HTTPS を使用するフィッシング・サイトの急増である。つまり、ブラウザに南京錠のマークが表示されている Web サイトであっても、要注意だと警告しているのだ。この調査結果は、9,500 万台ものエンドポイント/センサー/サードパーティのデータベースから収集した情報を、Open Text Cybersecurity が取りまとめた “2023 Global Threat Report” によるものだ。同レポートによると、HTTPS を使用していたフィッシング・サイトの割合は前年比で 56%近くも増加し、全体に占める割合は 2021年の32%から 2022年の 49%以上へと跳ね上がっている。

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PyPI に 悪意の Python パッケージ:すでに 450回もダウンロードされている

Researchers Uncover Obfuscated Malicious Code in PyPI Python Packages

2023/02/10 TheHackerNews — Python Package Index (PyPI) に侵入した4種類の悪意のパッケージが、マルウェア投下/netstat ユーティリティ削除/SSH authorized_keys ファイルの操作などの、数々の悪質なアクションを実行することが確認されている。問題のパッケージの名称は、aptx/bingchilling2/httops/tkint3rs であり、いずれも削除までの間に、450回ほどダウンロードされている。なお、aptx は Qualcomm の同名オーディオ・コーデックを模倣したものであり、httops と tkint3rs は、それぞれ https と tkinter のタイポスクワッティングである。

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サイバー攻撃の 85% が暗号化されたチャネルを経由する:日本は前年比で 613% 増

Over 85% of Attacks Hide in Encrypted Channels

2022/12/15 InfoSecurity — Zscaler の最新レポートによると、これまでの1年間におけるサイバー攻撃の大部分は、セキュリティ・チームによる検出を回避するために TLS/SSL 暗号化を使用しているという。セキュリティ・ベンダーである Zscaler は、2021年10月〜2022年9月においてブロックされた 240億件の脅威を分析し、その結果を 2022 State of Encrypted Attacks Report として提供している。

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WAF に JSON を投げ込む攻撃手法:バイパスが可能になるという Claroty の調査

Researchers Detail New Attack Method to Bypass Popular Web Application Firewalls

2022/12/10 TheHackerNews — さまざまなベンダーの Web Application Firewalls (WAF) を回避したシステムへの侵入により、企業や顧客の機密情報へのアクセスを、脅威アクターに許す可能性のある、新たな攻撃方法が発見された。WAF は重要な防衛線であり、Web アプリケーションとの間で HTTP (S) トラフィックをフィルタリング/監視/ブロックし、CSRF/XSS/SQL インジェクション/ファイル・インクルードなどの攻撃からシステムを保護するものだ。

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2021年 Q2 調査:マルウェアの 90% 以上は暗号トラフィックを介して侵入する

More Than 90% of Q2 Malware Was Hidden in Encrypted Traffic

2021/10/01 DarkReading — 暗号化されたネットワーク・トラフィックに隠された、マルウェアを検出するための制御を実装していない組織は、悪意のツールの大部分が配布されるという現実があり、エンドポイント・デバイスへのアクセスを許すというリスクを持つことになる。

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Google Chrome 90 はディフォルト・プロトコルとして HTTPS を選ぶ

Google Chrome 90 released with HTTPS as the default protocol

2021/04/14 BleepingComputer — 2021年4月14日に Google Chrome 90 Desktop の Stable Channel Update がリリースされ、セキュリティの改善や、新しい AV1 エンコーダの提供に加え、デフォルト・プロトコルの HTTPS への変更などが実施された。

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