Microsoft Azure の障害で Ubuntu VM がオフラインに:バグ更新後に発生

Microsoft Azure outage knocks Ubuntu VMs offline after buggy update

2022/08/30 BleepingComputer — Microsoft Azure ユーザーの仮想マシン (VM) が、systemd のアップデートに起因する継続的な障害を起こし、そこで実行される Ubuntu 18.04 がオフラインになっている。この障害は、2022年8月30日 午前6時 (UTC) 頃から始まった。影響を受けたユーザーが systemd バージョン 237-3ubuntu10.54 にアップグレードされた直後から、ユーザーの VM で DNS エラーが発生し始め、DNS リゾルバー・アドレスが使用不可能な状態になっている。

Microsoft は、Azure のステータス・ページに公開されたインシデント・レポートで、「これらの DNS の問題は Ubuntu 18.04 (Bionic Beaver) を実行している VM にのみ影響する」と述べている。

Microsoft は、「最近、systemd バージョン 237-3ubuntu10.54 にアップグレードした、Ubuntu 18.04 (bionic) VM を実行している多数のユーザーから、リソースにアクセスしようとすると DNS エラーが発生するとの報告を受けた。これらの報告は、この単一の Ubuntu バージョンに限定されている」と発表した。

Azure のステータス・ページによると、この障害により影響を受けている、世界中のサービスには、Azure Kubernetes Service (AKS)/Azure Monitor/Azure Sentinel/Azure Container Apps などが含まれているようだ。

Microsoft は、他の Azure サービスへのダウンストリームの影響を確認しているが、複数のリージョンで最も影響を受けているのは Azure Kubernetes Service (AKS) だという。

Impacted Microsoft Azure services
影響を受ける Microsoft Azure サービス (BleepingComputer)

この systemd のバグの修正には、フォールバック DNS サーバーへの切り替えと再起動を必要とする。これは、Canonical の Launchpad software collaboration platform で利用可能だ。

Microsoft は、影響を受ける Azure の顧客に対して、Ubuntu VM の再起動を含む追加の回避策を提供している。同社は、「ユーザーが検討できる追加の回避策は、影響を受ける VM インスタンスを再起動して、新しい DHCP リースと新しい DNS リゾルバーを受け取ることだ」と述べている。

さらに同社は、現状で影響を受けていない場合には、バグが軽減されるまで、セキュリティ更新プログラムの無効化を検討する必要があると示唆している。

Microsoft は、「Ubuntu 18.04 への影響が発生していなくても、セキュリティの自動更新を有効にしている場合は、Ubuntu の問題が軽減されるまで、この設定を見直すことを推奨する」と 付け加えている。

同社の Azure のユーザーは、2021年10月13日にも、リソースの移行の問題により  Windows ベースの Azure VM が約8時間ダウンするという、世界規模の停止 (status page tracking ID:0NC_-L9G) に見舞われている。

Azure を含めて、このところのクラウド・サービスのダウンですが、2022年4月11日の「Atlassian のシステム・ダウン:復旧までに更に2週間が必要な顧客もいる」や、7月19日の「Google/Oracle クラウドに障害:英国の熱波によりデータセンターの冷却がパンク」などがあります。よろしければ、カテゴリ Outage も、ご利用ください。

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