フィッシングと生成 AI:メールを介した攻撃が前年比で 1265% 増

Report Links ChatGPT to 1265% Rise in Phishing Emails

2023/10/30 InfoSecurity —2022年 Q4 以降において、悪質なフィッシングメールが 1265% も急増しているという、サイバー・セキュリティにおける懸念すべき傾向が、SlashNext State of Phishing Report 2023 により明らかにされた。この年次レポートは、2022年Q4〜2023年Q3 の12カ月間において、メール/モバイル/ブラウザなどのチャネルで観測された、脅威の分析を網羅するものだ。そして、このレポートでは、クレデンシャル・フィッシング攻撃が 967% も増加したことが強調されている。

Continue reading “フィッシングと生成 AI:メールを介した攻撃が前年比で 1265% 増”

ServiceNow のデータ漏えい:たった1つのミスコンフィグレーションが原因だった

ServiceNow Data Exposure: A Wake-Up Call for Companies

2023/10/30 TheHackerNews — 今週の初めに ServiceNow が発表したのは、同社のサポートサイト・プラットフォーム内でミスコンフィグレーションが生じていることだ、それにより、機密データへ向けた意図しないアクセスが発生する可能性があるという。ServiceNow を使用している組織にとって、このセキュリティの問題は、企業の機密データの重大な漏えいにつながりかねない重大な懸念事項である。そのため ServiceNow は、この問題を修正するための措置を講じている。

Continue reading “ServiceNow のデータ漏えい:たった1つのミスコンフィグレーションが原因だった”

EleKtra-Leak クリプトジャッキング: AWS IAM と GitHub のギャップを突いて活動

EleKtra-Leak Cryptojacking Attacks Exploit AWS IAM Credentials Exposed on GitHub

2023/10/30 TheHackerNews — EleKtra-Leak と名付けられた現在進行中の新しいキャンペーンは、クリプト・ジャッキング活動を促進するために、パブリックな GitHub リポジトリ内の公開された、Amazon Web Service (AWS) の ID/IAM 資格情報に目をつけた。Palo Alto Networks Unit 42 の 研究者である William Gamazo と Nathaniel Quist は、「このキャンペーンに関与する脅威アクターたちは、複数の AWS Elastic Compute (EC2) インスタンスを作成し、広範かつ長期的なクリプトジャッキング操作に用いていた」と、The Hacker News と共有した技術レポートの中で述べている。

Continue reading “EleKtra-Leak クリプトジャッキング: AWS IAM と GitHub のギャップを突いて活動”

CISA の Logging Made Easy:GitHub 上で無償で提供されている

Logging Made Easy: Free log management solution from CISA

2023/10/30 HelpNetSecurity — CISA が発表した Logging Made Easy (LME) の新バージョンは、Windows ベースのデバイスに対応し、無償でのダウンロードとセルフ・インストールが可能な、使いやすいログ管理ソリューションである。LME の CISA 版は、英国の National Cyber Security Centre (NCSC) により開発された技術を、GitHub 上に再構築したものであり、多くの人々が利用できるようになっている。

Continue reading “CISA の Logging Made Easy:GitHub 上で無償で提供されている”

NGINX Ingress Controller for Kubernetes のゼロデイ脆弱性:緩和策が公表

Urgent: New Security Flaws Discovered in NGINX Ingress Controller for Kubernetes

2023/10/30 TheHackerNews — NGINX Ingress controller for Kubernetes に存在する、以下の3件の深刻なゼロデイ脆弱性が公開された。

  • CVE-2022-4886 (CVSS : 8.8): Ingress-nginx パスのサニタイズをバイパスし、ingress-nginx コントローラーの認証情報を取得する可能性。
  • CVE-2023-5043 (CVSS : 7.6):Ingress-nginx のアノテーション・インジェクションによる任意のコマンド実行にいたる可能性。
  • CVE-2023-5044 (CVSS : 7.6):nginx.ingress.kubernetes.io/permanent-redirect アノテーション経由のコード・インジェクションの可能性。
Continue reading “NGINX Ingress Controller for Kubernetes のゼロデイ脆弱性:緩和策が公表”

Cisco IOS XE の脆弱性 CVE-2023-20198:PoC エクスプロイトが共有された

Exploit released for critical Cisco IOS XE flaw, many hosts still hacked

2023/10/30 BleepingComputer — Cisco IOS XE の深刻な脆弱性 CVE-2023-20198 に対する、エクスプロイト・コードが公開された。Cisco は、IOS XE ソフトウェアの大半のリリースに対してパッチをリリースしているが、インターネット・スキャンによると、何千ものシステムが侵害され続けている。

Continue reading “Cisco IOS XE の脆弱性 CVE-2023-20198:PoC エクスプロイトが共有された”

Boeing を侵害したと主張する LockBit:データ・リークの期限が迫っている

Boeing Investigates LockBit Ransomware Breach Claims

2023/10/30 InfoSecurity — 航空宇宙大手 Boeing から報告されたのは、同社の膨大な機密データを盗んだと主張する、ランサムウェア・グループに対する調査の途中経過である。現時点で多発している RaaS (ransomware-as-a-service) グループである、LockBit のリーク・サイトに新たなエントリーとして表示された Boeing は、対応を余儀なくされている。

Continue reading “Boeing を侵害したと主張する LockBit:データ・リークの期限が迫っている”

MSIX App Packages の悪用: GHOSTPULSE マルウェアを配信するキャンペーンが発覚

Hackers Using MSIX App Packages to Infect Windows PCs with GHOSTPULSE Malware

2023/10/30 TheHackerNews — Google Chrome/Microsoft Edge/Brave/Grammarly/Cisco Webex 用の偽の MSIX Windows アプリ・パッケージ・ファイルを使って、GHOSTPULSE という新種のマルウェア・ローダーを配布する、新たなサイバー攻撃キャンペーンが確認されている。Elastic Security Labs の研究者 Joe Desimone は、先週に発表した技術レポートの中で、「MSIX とは、開発者がアプリケーションをパッケージ化し、Windows ユーザーに配布することで、インストールを可能にするための、Windows app package format である」と説明している。

Continue reading “MSIX App Packages の悪用: GHOSTPULSE マルウェアを配信するキャンペーンが発覚”

Citrix Bleed CVE-2023-4966:Python による自動攻撃チェーンが出回っている

Citrix Bleed: Mass exploitation in progress (CVE-2023-4966)

2023/10/30 HelpNetSecurity — Citrix NetScaler ADC/Gateway デバイスに影響を及ぼす、深刻な情報漏えいの脆弱性 CVE-2023-4966 (Citrix Bleed) が、脅威アクターたちにより積極的に悪用されている。セキュリティ研究者である Kevin Beaumont によると、あるランサムウェア・グループが、Citrix Bleed 攻撃チェーンを自動化するための Python スクリプトを配布し、また、その他のグループは、実用的なエクスプロイトを活用し始めているという。

Continue reading “Citrix Bleed CVE-2023-4966:Python による自動攻撃チェーンが出回っている”

Slack 標的のリダイレクション攻撃:Wikipedia への仕掛けでエラーを誘う

Attackers Can Use Modified Wikipedia Pages to Mount Redirection Attacks on Slack

2023/10/30 SecurityWeek — Slack ユーザーを悪意の Web サイトにリダイレクトするための、新たな手口について、eSentire のセキュリティ研究者たちが注意を呼びかけている。この Wiki-Slack 攻撃と呼ばれる手法は、修正された Wikipedia のページを使用し、Slack 上でページがレンダリングされる際の、書式エラーを悪用するものである。この攻撃を仕掛ける脅威者が最初に行うことは、ターゲットが興味を持ちそうな Wikipedia の記事を選択し、最初の段落の末尾に正当な脚注を追加するように修正し、その記事を Slack で共有することである。

Continue reading “Slack 標的のリダイレクション攻撃:Wikipedia への仕掛けでエラーを誘う”