AMD CPU 署名検証の脆弱性 CVE-2024-36347 が FIX:未承認マイクロ・コードの実行

AMD CPU Signature Verification Vulnerability Enables Unauthorized Microcode Execution

2025/04/11 gbhackers — AMD CPU に脆弱性が発見された。この脆弱性の悪用に成功した管理者権限を持つ攻撃者は、マイクロコードの署名検証の回避と、悪意のコード実行の可能性を手にする。脆弱性 CVE-2024-36347 (CVSS:6.4:Medium) は、AMD EPYC サーバ・プロセッサおよび、一部のコンシューマ向け Ryzen チップの、複数の世代に対して影響を及ぼす。

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AMD Ryzen AI Software の複数の脆弱性が FIX:RCE にいたる恐れ

AMD Ryzen AI Software Update Addresses Multi Security Vulnerabilities

2025/04/06 SecurityOnline — AMD が発表したのは、Ryzen AI ソフトウェアに存在する複数のセキュリティ脆弱性に対処するための、アップデート・リリースの情報である。AMD Ryzen AI プロセッサを搭載した PC において、AI 推論を最適化して展開するように設計さる Ryzen AI ソフトウェアは、AMD XDNA アーキテクチャに組み込まれた Neural Processing Unit (NPU) 上でアプリケーションを実行する。新たに発見された脆弱性の悪用に成功したローカル攻撃者は、権限昇格/境界外書込に加えて、任意のコード実行の可能性を手にする。

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AMD EPYC サーバ・プロセッサの深刻な脆弱性が FIX:任意のコード実行および機密データへの不正アクセスの恐れ

AMD Patches High-Risk Vulnerabilities in EPYC Server Processors

2025/02/14 SecurityOnline — AMD が公表したのは、EPYC サーバ・プロセッサに存在する、複数の脆弱性に対処するセキュリティ・アップデートのリリースである。このセキュリティ・アップデートでは、深刻度が Low から High までの6件の脆弱性が対処されているが、最も深刻とされる脆弱性のスコアは CVSS:7.5 である。一連の脆弱性の悪用に成功した特権を持つ攻撃者であれば、任意のコード実行および機密データへの不正アクセスの機会を手にするという。

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AMD Ryzen Master Utility の脆弱性 CVE-2024-21966 が FIX:DLL ハイジャックの恐れ

AMD Ryzen Master Utility Vulnerable to DLL Hijacking (CVE-2024-21966)

2025/02/13 SecurityOnline — AMD Ryzen Master Utility で新たに発見された、脆弱性 CVE-2024-21966 (CVSS:7.3) の悪用に成功した攻撃者は、影響を受けるシステムで権限を昇格を達成し、任意のコード実行の可能性を手にする。この脆弱性は、Ryzen Master Utility において、DLL の動的ロードを防止できないことに起因している。

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AMD SEV の BadRAM 脆弱性 CVE-2024-21944 が FIX:メモリ領域への不正アクセスの可能性

BadRAM Vulnerability (CVE-2024-21944): Researchers Uncover Security Flaw in AMD SEV

2024/12/11 SecurityOnline — AMD の Secure Encrypted Virtualization (SEV) に存在する、脆弱性 CVE-2024-21944 (別名:BadRAM) が発見された。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、SEV の保護を回避して、暗号化されたメモリ領域にアクセスする可能性を手にする。その結果として整合性が損なわれ、クラウド環境の機密データが危険にさらされるという。

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Linux を動かす Intel/AMD の CPU に深刻なバグ:Spectre バイパスによる投機的攻撃の可能性

Intel, AMD CPUs on Linux impacted by newly disclosed Spectre bypass

2024/10/18 BleepingComputer — Linux を動かす Xeon などの Intel 最新世代プロセッサと、AMD の古いマイクロ・アーキテクチャは、Spectre に対する緩和策を提供しているが、それを回避する新たな投機的実行攻撃に対して脆弱である。この脆弱性が影響を及ぼすのは、コンシューマ向けの Intel 12th/13th/14th 世代チップと、サーバ向けの 5th/6th 世代 Xeon プロセッサ、そして、AMD の Zen 1/Zen 1+/Zen 2 プロセッサである。

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AMD RYZEN 3000 の脆弱性 CVE-2023-31315 が FIX:EoL に対するアップデートが公表される

AMD Extends Security Patch for RYZEN 3000, Addressing Critical SMM Vulnerability

2024/08/20 SecurityOnline — AMD プロセッサの System Management Mode (SMM) 内に存在する、深刻な脆弱性 CVE-2023-31315 (CVSS:7.5) は、以前において研究者たちにより発見されていたものである。この SMM のコードはプロセッサ・レベルで実行されるため、OSレベルで動作するアンチウイルス・ソフトウェアでは、この攻撃を検出することは無理だとされる。さらに、検出できたとしても、悪意のコードに関する削除や防御は不可能である。また、悪意のコードは OS の外部に存在するため、OS を再インストールしても除去することができない。

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Microsoft 2023-12 月例アップデート:1件のゼロデイと 34件の脆弱性に対応

Microsoft December 2023 Patch Tuesday fixes 34 flaws, 1 zero-day

2023/12/12 BleepingComputer — 今日は Microsoft の December 2023 Patch Tuesday であり、合計で 34件の脆弱性が修正されたが、その中には AMD CPU ゼロデイ脆弱性1件に対する更新プログラムも含まれている。Microsoft は、8件のリモート・コード実行 (RCE) バグを修正したが、そのうちの3件のみが Critical と評価されている。全体では、4件の Critical 脆弱性があり、1件はPower Platform (スプーフィング) 、2件はインターネット接続共有 (RCE)、1件はWindows MSHTML Platform (RCE) であった。

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SBOM の品質をチェック:米政府基準の最小限要素を満たすものは1%に過ぎない

Chainguard Trains Spotlight on SBOM Quality Problem

2023/01/19 SecurityWeek — ソフトウェア部品表で品質を管理しているソフトウェア・エンジニアが、驚くべき発見をした。現時点で作成されている SBOM のうち、米国政府が定義した「最小限の要素」を満たしているものは、わずか 1% に過ぎないというのだ。ソフトウェア・サプライチェーン・セキュリティの企業である Chainguard の新しいデータによると、既存のツールで生成された SBOM は、ソフトウェアの脆弱性/ライセンス/在庫の追跡を管理するために、SBOM 内で定義されている必要最小限のデータフィールドを満たしていないことが判明した。

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Auth0 警告:2020年以前のコード・リポジトリが流出したが Okta には影響なし

Auth0 warns that some source code repos may have been stolen

2022/09/28 BleepingComputer — 認証サービスプロバイダーであり、Okta の子会社でもある Auth0 は、同社のコード・リポジトリの一部に関わる、”Security Event” と呼ぶものを公表した。Auth0 の認証プラットフォームは、AMD/Siemens/Pfizer/Mazda/Subaru などを含む、30カ国 2000社以上の企業ユーザーにより、毎日 4200万回以上のログインの認証に使用されている。

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AMD から 450GB のデータが盗まれた:RansomHouse というギャングが犯行声明

AMD investigates RansomHouse hack claims, theft of 450GB data

2022/06/28 BleepingComputer — 半導体大手の AMD は、昨年に RansomHouse ギャングが、同社から 450GB のデータを盗んだと主張していることを受けて、このサイバー攻撃を調査していると発表した。RansomHouse は、企業ネットワークに侵入してデータを盗み出し、データを公開すると脅し、他の脅威アクターに販売すると脅すことで、身代金の支払いを要求するデータ強奪グループである。

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Hertzbleed サイドチャネル攻撃:Intel/AMD の最新 CPU から暗号化キーが漏れる

Hertzbleed Side-Channel Attack allows to remotely steal encryption keys from AMD and Intel chips

2022/06/15 SecurityAffairs — テキサス大学/イリノイ大学/ワシントン大学の研究者たちは、Hertzbleed と呼ばれる新たなサイドチャネル攻撃の技術を考案し、最新の Intel/AMD チップからリモートの攻撃者が、暗号化キーを盗み出せることを証明した。研究者たちは、「Hertzbleed は、サイドチャネル攻撃の新しいファミリーである周波数サイドチャネルである。最悪の場合、これらの攻撃に成功した攻撃者は、以前は安全だと信じられていたリモートサーバーから、暗号化キーを抽出できるようになる」と述べている。研究者たちは、2022年8月10日~12日にボストンで開催される、第31回 USENIX セキュリティ・シンポジウムで、この研究成果を発表する予定だという。

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UEFI ファームウェアで発見された 23件の脆弱性:ハードウェア・ベンダー 25社に影響

UEFI firmware vulnerabilities affect at least 25 computer vendors

2022/02/02 BleepingComputer — ファームウェア・プロテクション企業である Binarly の研究者たちは、Fujitsu/Intel/AMD/Lenovo/Dell/ASUS/HP/Siemens/Microsoft/Acer などの、複数のコンピュータ・ベンダーが採用している InsydeH2O の UEFI ファームウェアに、深刻な脆弱性が存在することを発見した。

UEFI (Unified Extensible Firmware Interface) ソフトウェアとは、デバイスのファームウェアとオペレーティング・システムの間のインターフェースであり、起動プロセス/システム診断/修復機能などに対応する。

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