curl の 8.15.0 が登場:269回目のリリースで 233件のバグと不具合を修正

Curl 8.15.0 Officially Released: 233 Bugs Fixed in Major Update

2025/07/16 gbhackers — URL を用いてデータを転送する、汎用的な CLI ツール/ライブラリである curl が公表したのは、233 件のバグ修正と内部アーキテクチャの合理化を経た、画期的なリリースであるバージョン 8.15.0 への到達である。2025年7月16日 10:00 CEST (08:00 UTC) に、Twitch 上のライブ・ストリームで正式発表された今回のバージョンは、curl プロジェクトの 269 回目のリリースであり、安定性/パフォーマンス/コミュニティ協調への継続的な取り組みを示すものとなっている。

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Tenable Network Monitor の脆弱性 CVE-2025-24916/24917 が FIX:主要 OSS コンポーネントも刷新

Privilege Escalation Flaws Found in Tenable Network Monitor

2025/05/26 gbhackers — Tenable における、パッシブ脆弱性スキャン・ソリューションの主要製品である、Network Monitor のバージョン 6.5.1 がリリースされた。このバージョンでは、自社コードベースおよびバンドルされているサードパーティ・ライブラリに存在する、複数の深刻な脆弱性への対処が行われている。このアップデートは、OpenSSL/expat/curl/libpcap/libxml2 といった、広く使用される OSS コンポーネントに脆弱性が発見されたことを受けて、実施されたものである。

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curl の脆弱性 CVE-2024-11053 (CVSS 9.1) が FIX:ユーザー認証情報の漏えいの可能性

CVE-2024-11053 (CVSS 9.1): Curl Vulnerability Exposes User Credentials in Redirects

2024/12/14 SecurityOnline — 人気のコマンドライン・ツール/ライブラリである curl に、新たな脆弱性 CVE-2024-11053 (CVSS 9.1) が発見された。この脆弱性は、.netrcファイルを用いた認証情報の保存と、curl の HTTP リダイレクト処理とのインタラクションに起因する。この脆弱性が悪用されると、ユーザー認証情報の漏えいにつながる可能性がある。

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Earth Baxia サイバー・スパイ:GeoServer の CVE-2024-36401 を武器にして APAC を狙う

Sophisticated Cyber Espionage: Earth Baxia Uses CVE-2024-36401 and Cobalt Strike to Infiltrate APAC

2024/09/19 SecurityOnline — サイバースパイ集団 Earth Baxia が、洗練されたスピアフィッシング攻撃と、GeoServer の脆弱性 CVE-2024-36401 の悪用を通じて、台湾の政府機関や APAC 諸国を標的にしていることが、最近の Trend Micro のレポートにより判明した。この攻撃は、通信/電力/政府などの主要セクターに侵入する、従来からの継続的な取り組みの一環だとされる。

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LibreOfficeKit の深刻な脆弱性 CVE-2024-5261 が FIX:情報漏えいの恐れ

CVE-2024-5261 (CVSS 10): LibreOffice Patches Critical Vulnerability in LibreOfficeKit

2024/06/30 SecurityOnline — 人気の OSS オフィス・スイート LibreOffice を運営する Document Foundation が緊急に発表したのは、LibreOfficeKit コンポーネントの深刻な脆弱性 CVE-2024-5261 に関するセキュリティ・アドバイザリである。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は 、LibreOffice とリモート・サーバーの間で送信されるデータの搾取/操作が可能となり、機密情報の漏洩へといたる恐れがある。

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node-ip の GitHub リポジトリが凍結された:開発者が指摘する CVE 発行フローの問題点とは?

Dev rejects CVE severity, makes his GitHub repo read-only

2024/06/30 BleepingComputer — 人気のオープンソース・プロジェクト node-ip の GitHub リポジトリが、その開発者の手により、先日にアーカイブ (読み取り専用) 状態になってしまった。その背景にあるのは、今年の始めに node-ip に対する CVE が提出されたことで、開発者である Fedor Indutny に対して、インターネット上のユーザーからの脆弱性の指摘が集中したことである。残念なことに、今回のケースは、彼に限った出来事ではない。このところ、オープンソースの開発者たちの間で急増しているには、自分のプロジェクトに対して提出された、議論の余地のある CVE レポートや、十分な確認もなしに提出された全くのインチキ CVE レポートを受け取るケースである。

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ShellBot マルウェア:Hex IP アドレスを用いた新たな回避手法で Linux SSH サーバを狙う

ShellBot Cracks Linux SSH Servers, Debuts New Evasion Tactic

2023/10/14 DarkReading — ShellBot マルウェアを操り Linux SSH サーバを狙うサイバー攻撃者たちが、新たな手法である 16 進数 IP (Hex IP) アドレスを用いて、振る舞いベースの検出を回避し、その活動を隠していることが判明した。AhnLab Security Emergency Response Center (ASEC) の研究者たちによると、この脅威アクターは、従来のドット付き10進数 Command-and-Control URL 形式 (hxxp://39.99.218[.]78) を、Hex IP アドレス形式 (hxxp://0x2763da4e/など) に変換することで、大半の URL ベースの検出シグネチャを回避しているという。

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cURL の深刻な脆弱性 CVE-2023-38545 が FIX:バージョン 8.4.0 への移行を急いでほしい

Critical SOCKS5 Vulnerability in cURL Puts Enterprise Systems at Risk

2023/10/11 SecurityWeek — 10月10日に、データ転送プロジェクト cURL のメンテナたちは、エンタープライズで使用される大量の OS/アプリ/デバイスを、ハッカーからの攻撃にさらす可能性のある、深刻なメモリ破壊の脆弱性に対するパッチを配布した。このハイリスクな脆弱性は、cURL の SOCKS5 プロキシ・ハンドシェイク・プロセスに直接的な影響をもたらし、一部の非標準的なコンフィグレーションでは、リモートからの悪用を許す可能性があるという。この脆弱性 CVE-2023-38545 は、デバイスとサーバの間でデータ交換を処理する、libcurl ライブラリに存在する。

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curl の深刻な脆弱性 CVE-2023-38545/CVE-2023-38546:10月11日の 8.4.0 で FIX

CVE-2023-38545, CVE-2023-38546: Frequently Asked Questions for New Vulnerabilities in curl

2023/10/04 tenable — 10月3日の X (Twitter) で、オープンソース開発者であり、curl のメンテナでもある Daniel Stenberg が、curl 8.4.0 で修正される深刻度の高い脆弱性について発表した。Daniel は、新しいバージョンは、予定より早目の 10月11日にリリースされると述べている。また、 Twitter スレッドへの返信で、「これまでと比べて、curl で発見された最悪のセキュリティ欠陥である」と指摘している。

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Zoho ManageEngine の RCE 脆弱性 CVE-2022-47966:活発な悪用と攻撃

Critical ManageEngine RCE bug now exploited to open reverse shells

2023/01/20 BleepingComputer — 複数の Zoho ManageEngine 製品に影響を及ぼす、深刻な RCE (Remote Code Execution) の脆弱性が、攻撃に悪用されている。この脆弱性の悪用コードと詳細な技術分析を、Horizon3 のセキュリティ研究者たちが公開する2日前に、サイバーセキュリティ企業の Rapid7 が最初の悪用の試みを検知していた。Rapid7 は、「我々は、少なくとも 24種類のオンプレミス ManageEngine 製品に影響を与える、未認証のRCE 脆弱性 CVE-2022-47966 の悪用から生じる、さまざまな侵害に対応している。2023年1月17日 (UTC) の時点で、複数の組織にまたがる悪用を観測している」と述べている。

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CISA 警告:Juniper の深刻な脆弱性に対して迅速なアップデート適用を推奨

CISA urges to fix multiple critical flaws in Juniper Networks products

2022/07/16 SecurityAffairs — CISA が発した警告は、Juniper Networks 製品のユーザーと管理者たちに対して、同社のセキュリティ・アドバイザリを確認し、Junos Space/Contrail Networking/NorthStar Controller などの一部の製品について、利用可能なアップデートの適用を促すものだ。これらの脆弱性の悪用に成功した脅威アクターたちは、影響を受けるシステムの乗っ取りが可能になるという。

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