Dell PowerScale の脆弱性 CVE-2024-53298/32753 が FIX:企業データへの不正アクセスの恐れ

Dell PowerScale Vulnerability Let Attackers Gain Unauthorized Filesystem Access

2025/06/06 CyberSecurityNews — Dell PowerScale OneFS ストレージ OS に影響を与える、2件の脆弱性 CVE-2024-53298/CVE-2025-32753 が発見された。脆弱性 CVE-2024-53298 (CVSS:9.8) の悪用に成功した未認証の攻撃者は、企業のファイル・システム・データへの不正アクセスの可能性を手にする。この脆弱性は PowerScale OneFS バージョン 9.5.0.0〜9.10.0.1 に影響を及ぼすものであり、組織のデータ・セキュリティに対して、きわめて高いリスクとなる。

Continue reading “Dell PowerScale の脆弱性 CVE-2024-53298/32753 が FIX:企業データへの不正アクセスの恐れ”

Apache Tomcat の DoS 脆弱性 CVE-2025-31650:12件の PoC エクスプロイトが公開

PoC Exploit Released for Apache Tomcat DoS Vulnerability

2025/06/06 gbhackers — Apache Tomcat の深刻なメモリ・リークの脆弱性 CVE-2025-31650 が悪用され、未認証の攻撃者たちがサービス拒否攻撃の機会を手にしている。この脆弱性は、HTTP/2 実装における不正な優先度ヘッダーに起因するものであり、すでに 12件のエクスプロイトが公開されている。この脆弱性の影響が及ぶ範囲は、Tomcat のバージョン 9.0.76~9.0.102/10.1.10~10.1.39/11.0.0-M2~11.0.5 である。

Continue reading “Apache Tomcat の DoS 脆弱性 CVE-2025-31650:12件の PoC エクスプロイトが公開”

CISA KEV 警告 25/06/05:Google Chromium V8 の CVE-2025-5419 を登録

U.S. CISA adds Google Chromium V8 flaw to its Known Exploited Vulnerabilities catalog

2025/06/06 SecurityAffairs — 米国の Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) は、Google Chromium V8 に存在する境界外 Read/Write の脆弱性 CVE-2025-5419 を、Known Exploited Vulnerabilities (KEV) カタログに追加した。先日に Google は、Chrome ブラウザの3つの脆弱性を修正する、定例外アップデートをリリースしたが、そこに含まれる CVE-2025-5419 は、現時点で悪用されている欠陥である。

Continue reading “CISA KEV 警告 25/06/05:Google Chromium V8 の CVE-2025-5419 を登録”

ClickFix フィッシング・メールとは? Booking.com などを装う攻撃キャンペーン

ClickFix Email Scam Alert: Fake Booking.com Emails Deliver Malware

2025/06/05 HackRead — Cofense Intelligence のサイバー・セキュリティ専門家たちが警告するのは、ホテルやレストランなどの飲食/宿泊チェーンに対して、Booking.com を模倣する悪意のメールを送付する、詐欺行為の横行である。これらの詐欺メールは、ユーザーを騙して悪意のあるソフトウェアを実行させる、ClickFix と呼ばれる攻撃キャンペーンの一部である。

Continue reading “ClickFix フィッシング・メールとは? Booking.com などを装う攻撃キャンペーン”

GitHub を悪用する新たなサプライチェーン攻撃:ゲームチーターや経験の浅い脅威アクターが標的

Backdoored Open Source Malware Repositories Target Novice Cybercriminals

2025/06/05 SecurityWeek — デベロッパー/エンタープライズ/エンドユーザーを標的とし、情報窃取型のマルウェアやバックドアを展開するサプライチェーン攻撃が、今年だけでも数十件に達していることが明らかになった。その多くは、悪意の NPM パッケージを介して行われている。そして、6月4日 (水) に Sophos が明らかにしたのは、GitHub リポジトリを悪用することで、ゲームチーターや経験の浅い脅威アクターを標的とし、同様のバックドアを仕込むという攻撃行動である。

Continue reading “GitHub を悪用する新たなサプライチェーン攻撃:ゲームチーターや経験の浅い脅威アクターが標的”

Cisco Nexus Dashboard の脆弱性 CVE-2025-20163 が FIX:SSH ホスト・キーに対する不十分な検証

Critical Cisco Nexus Dashboard Vulnerability Lets Attackers Impersonate Managed Devices

2025/06/05 gbhackers — Cisco が発行したのは、Nexus Dashboard Fabric Controller (NDFC) に存在する、深刻な SSH ホスト・キー検証の脆弱性に対する、セキュリティ・アドバイザリ “ID: cisco-sa-ndfc-shkv-snQJtjrp” である。この脆弱性 CVE-2025-20163 (CVSS3.1:8.7) を悪用する、未認証のリモート攻撃者は、Cisco NDFC 管理対象デバイスへの成りすましを達成し、データセンター・インフラに重大なリスクをもたらす可能性を手にする。

Continue reading “Cisco Nexus Dashboard の脆弱性 CVE-2025-20163 が FIX:SSH ホスト・キーに対する不十分な検証”

WordPress Admin は要注意:偽装キャッシュ・プラグインによるログイン情報窃取

WordPress Admins Beware! Fake Cache Plugin that Steals Admin Logins

2025/06/05 CyberSecurityNews — WordPress 管理者を標的とする、高度なマルウェア攻撃が発見された。この攻撃は、偽装キャッシュ・プラグインを利用してログイン情報を盗み出し、Web サイトのセキュリティを侵害するものだ。セキュリティ研究者たちが特定したのは、“wp-runtime-cache” を装う悪意のプラグインである。このプラグインは管理者権限を持つユーザーを主な標的とし、機密性の高い認証データを、サイバー犯罪者が管理する外部サーバへと流出させるものだ。

Continue reading “WordPress Admin は要注意:偽装キャッシュ・プラグインによるログイン情報窃取”

VMware NSX の XSS 脆弱性 CVE-2025-22243/22244/22245 が FIX:コード・インジェクションの恐れ

VMware NSX XSS Vulnerability Exposes Systems to Malicious Code Injection

2025/06/05 gbhackers — Broadcom が発行したのは、VMware NSX で発見された3件の蓄積型クロスサイト・スクリプティング (XSS) の脆弱性 CVE-2025-22243/CVE-2025-22244/CVE-2025-22245 に対する、セキュリティ・アドバイザリ (VMSA-2025-0012) である。これらの深刻な脆弱性は、NSX Manager UI/Gateway Firewall/Router Port コンポーネントに影響を及ぼし、パッチを適用せずに放置するユーザー組織は、コード・インジェクション攻撃の脅威に直面するとされる。

Continue reading “VMware NSX の XSS 脆弱性 CVE-2025-22243/22244/22245 が FIX:コード・インジェクションの恐れ”

Roundcube Web メールの脆弱性 CVE-2025-49113:悪用可能な PoC がハッカーフォーラムで公開

Hacker selling critical Roundcube webmail exploit as tech info disclosed

2025/06/05 BleepingComputer — 広く使用される OSS の Web メール・アプリケーション Roundcube に存在する、深刻なリモート・コード実行の脆弱性 CVE-2025-49113 を、ハッカーたちが悪用し始めているようだ。この脆弱性は、Roundcube 内に10年以上にわたり存在し、バージョン 1.1.0〜1.6.10 に対して影響を及ぼすものだ。すでに Roundcube は、2025年6月1日にパッチを適用している。その一方で攻撃者は、今回の修正内容に対するリバース・エンジニアリングを達成し、この脆弱性を武器化している。その結果として、わずか数日で、少なくとも1つのハッカー・フォーラムにおいて、実際に動作するエクスプロイトが販売されるに至っている。

Continue reading “Roundcube Web メールの脆弱性 CVE-2025-49113:悪用可能な PoC がハッカーフォーラムで公開”

Cisco IMC の脆弱性 CVE-2025-20261 (CVSS:9.8) が FIX:権限昇格と内部アクセスの可能性

Cisco IMC Vulnerability Attackers to Access Internal Services with Elevated Privileges

2025/06/05 CyberSecurityNews — Cisco の Integrated Management Controller (IMC) に存在する、深刻な脆弱性を悪用する攻撃者は、適切な認証を必要とすることなく、権限を昇格させ内部サービスへアクセスを手にするという。この脆弱性は、Cisco のサーバ管理インフラに依存する企業ネットワークに対して深刻なリスクをもたらし、攻撃者は、重要なシステムや機密データへの不正アクセスの機会を得る。

Continue reading “Cisco IMC の脆弱性 CVE-2025-20261 (CVSS:9.8) が FIX:権限昇格と内部アクセスの可能性”

人気の Chrome エクステンション群に深刻な問題:HTTP 平文通信や API キー漏洩など

Popular Chrome Extensions Leak API Keys, User Data via HTTP and Hardcoded Credentials

2025/06/05 TheHackerNews — Chrome エクステンション群の中に、HTTP 経由でデータを平文送信し、ソースコード内に秘密情報をハードコーディングする複数の製品が存在し、深刻なプライバシー/セキュリティ・リスクにユーザーが直面していることを、サイバー・セキュリティの研究者が警告している。Symantec のセキュリティ研究者 Yuanjing Guo は、「広く使用されている複数のエクステンションが、意図せず単純な HTTP 経由で機密データを送信している。それにより、ブラウジング・ドメイン/マシン ID/オペレーティング・システムの詳細/使用状況の分析/アンインストール情報などが平文で送信されている」と指摘している。

Continue reading “人気の Chrome エクステンション群に深刻な問題:HTTP 平文通信や API キー漏洩など”

新たな HTML-Based フィッシングを発見:Outlook のコメント・タグの悪用とメール・クライアントの識別

Outlook Users Targeted by New HTML-Based Phishing Scheme

2025/06/05 gbhackers — Microsoft Outlook の HTML メール処理方法を悪用する、最近のフィッシング攻撃で明らかになったのは、悪意のあるリンクを企業ユーザーの目から隠す、高度な手法の存在である。この攻撃が始まったころは、チェコの銀行を装う標準的なフィッシング攻撃のように見えたが、条件付き HTML コメントを利用して、メッセージを開いたメール・クライアントに応じて異なるコンテンツを表示するものだと判明した。この手法を用いる攻撃者は、Outlook ユーザーに正規の銀行の URL を表示し、それ以外のユーザーを認証情報収集サイトへとリダイレクトしているという。

Continue reading “新たな HTML-Based フィッシングを発見:Outlook のコメント・タグの悪用とメール・クライアントの識別”

Wireshark の脆弱性 CVE-2025-5601 が FIX:悪意のパケット・インジェクションとキャプチャ・ファイル

Wireshark Vulnerability Enables DoS Attack Through Malicious Packet Injection

2025/06/05 CyberSecurityNews — 広く普及しているネットワーク・プロトコル・アナライザ Wireshark に、深刻な脆弱性が発見された。この脆弱性を悪用する攻撃者は、パケット・インジェクションや不正なキャプチャ・ファイルを介して、サービス拒否 (DoS) 攻撃を仕掛ける機会を手にする。この脆弱性 CVE-2025-5601 は、ネットワークのトラブル・シューティングと分析において、Wireshark を利用する世界中の数百万のユーザーに影響を及ぼすものだ。

Continue reading “Wireshark の脆弱性 CVE-2025-5601 が FIX:悪意のパケット・インジェクションとキャプチャ・ファイル”

Meta が提供する OSS の AI Tool:LLM による機密ラベルを自動的にドキュメントに添付

Meta open-sources AI tool to automatically classify sensitive documents

2025/06/05 HelpNetSecurity — Meta がリリースしたのは、機密文書の自動分類を行うための Automated Sensitive Document Classification という、オープンソースの AI ツールである。このツールのオリジナルは、社内使用向けに開発されたものであり、文書内の機密情報の検出と、セキュリティ・ラベルを自動的に適用するために設計されている。このツールは、カスタマイズ可能な分類ルールを使用することで、テキストを取り込んでいるファイルに対応している。ラベル付けされた文書は、不正アクセスからの保護や、検索拡張生成 (RAG) を使用する AI システムからの除外が可能になる。

Continue reading “Meta が提供する OSS の AI Tool:LLM による機密ラベルを自動的にドキュメントに添付”

Cisco ISE の脆弱性 CVE-2025-20286 が FIX:AWS/Azure/OCI クラウド・デプロイメントで認証バイパス

Critical Cisco ISE Auth Bypass Flaw Impacts Cloud Deployments on AWS, Azure, and OCI

2025/06/05 TheHackerNews — Cisco が公表したのは、Identity Services Engine (ISE) に影響を及ぼす、深刻なセキュリティ欠陥を修正する、セキュリティ・パッチのリリースである。この脆弱性を悪用する未認証の攻撃者は、脆弱なシステム上で悪意のある操作を実行できるようになるという。この脆弱性 CVE-2025-20286 (CVSS:9.9) は、静的認証情報の欠陥と説明されている。

Continue reading “Cisco ISE の脆弱性 CVE-2025-20286 が FIX:AWS/Azure/OCI クラウド・デプロイメントで認証バイパス”

IBM QRadar の脆弱性 CVE-2025-25022 などが FIX:情報漏洩/Dos などの可能性

IBM QRadar Vulnerabilities Let Attackers Access Sensitive Configuration Files

2025/06/04 CyberSecurityNews — IBM QRadar スイート・ソフトウェアに、複数の重大な脆弱性が発見された。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、機密性の高いコンフィグにアクセスし、企業インフラに対するセキュリティ侵害の可能性を手にする。その中でも、最も深刻な脆弱性 CVE-2025-25022 (CVSS:9.6) は、未認証のユーザーに対して、コンフィグ・ファイルからの機密情報の窃取を許すものである。

Continue reading “IBM QRadar の脆弱性 CVE-2025-25022 などが FIX:情報漏洩/Dos などの可能性”

Ruby Gems を悪用した攻撃が発生:開発者のトークンやメッセージなどを窃取

Hackers Weaponize Ruby Gems To Exfiltrate Telegram Tokens and Messages

2025/06/04 CyberSecurityNews — RubyGems エコシステムを狙う巧妙なサプライチェーン攻撃が発生しているが、その背景には、ベトナムによる Telegram の全面的な禁止措置があるのかもしれない。この攻撃では、開発者の認証情報や通信内容を盗むために、Telegram の API 通信が攻撃者のインフラを経由するよう細工されている。このキャンペーンでは、正規の Fastlane プラグインを装う、2つのタイポスクワット Ruby gem が使用されている。それらの gem は、攻撃者が制御するインフラへと Telegram API のトラフィックを静かにリダイレクトし、Bot トークン/メッセージ内容/添付ファイルなどを収集する。

Continue reading “Ruby Gems を悪用した攻撃が発生:開発者のトークンやメッセージなどを窃取”

Salesforce を介する悪意のキャンペーン:UNC6040 Vishing Group が展開する狡猾な侵害の手法とは?

Google Exposes Vishing Group UNC6040 Targeting Salesforce with Fake Data Loader App

2025/06/04 TheHackerNews — Salesforce ポータルを悪用し、金銭を目的とした侵害を繰り返す、脅威クラスターの詳細について Google が情報を公開した。この脅威クラスターが専門としているのは、企業の Salesforce インスタンスに侵入し、大規模なデータ窃取と恐喝を目的とする、ヴィッシング (Vishing:Voice Phishing) キャンペーンである。

Continue reading “Salesforce を介する悪意のキャンペーン:UNC6040 Vishing Group が展開する狡猾な侵害の手法とは?”

HPE IStoreOnce の8件の脆弱性が FIX:認証バイパスや RCE の恐れ

HPE Issues Security Patch for StoreOnce Bug Allowing Remote Authentication Bypass

2025/06/04 TheHackerNews — Hewlett Packard Enterprise (HPE) が公表したのは、StoreOnce のデータ・バックアップ/重複排除のソリューションに存在する、認証バイパスやリモート・コード実行の可能性を引き起こす、8件の脆弱性に対処するためのセキュリティ・アップデートのリリースである。

Continue reading “HPE IStoreOnce の8件の脆弱性が FIX:認証バイパスや RCE の恐れ”

AI Agent と ID 管理:ハイブリッド環境を想定すると浮上する6つの問題点

The 6 identity problems blocking AI agent adoption in hybrid environments

2025/06/03 strata — もはや AI エージェントは、単なる実験の期間を通過し、現代の企業の業務プロセスへと組み込まれ始めている。トランザクション処理からロジスティクスの調整にいたるまで、人やシステムに代わって、エージェントが機能するケースが増えている。しかし、ここに落とし穴がある。エージェントの ID を管理するための、インフラが追い付いていないのである。

Continue reading “AI Agent と ID 管理:ハイブリッド環境を想定すると浮上する6つの問題点”

Splunk の脆弱性 CVE-2025-20298 が FIX:重要リソースに対する不適切な権限割当

Splunk Universal Forwarder on Windows Lets Non-Admin Users Access All Contents

2025/06/03 CyberSecurityNews — Splunk Universal Forwarder for Windows に発見された、深刻度の高い脆弱性 CVE-2025-20298 (CVSSv3.1:8.0) は、ディレクトリ・アクセス制御の侵害を許すものである。この脆弱性が影響を及ぼす範囲は、複数のバージョンのソフトウェアに広がっており、Splunk のデータ転送機能を利用するエンタープライズ環境に、重大なセキュリティ・リスクをもたらしている。この脆弱性は、Universal Forwarder for Windows のインストールまたはアップグレード時に、権限が正しく割り当てられないことに起因する。

Continue reading “Splunk の脆弱性 CVE-2025-20298 が FIX:重要リソースに対する不適切な権限割当”

トランプ予算案 2026:CISA の 予算 $500M と 約 30%の職員が削減対象に

Trump’s 2026 Budget Guts CISA: Nearly 30% of Jobs and $500M on the Chopping Block

2025/06/03 eSecurityPlanet — トランプ政権が発表した 2026年度予算案では、CISA (Cybersecurity and Infrastructure Security Agency) に対する大幅な削減が提案されている。それにより、CISA の運営予算が $500M 近く削減され、職員の約 30% (3,732人から 2,649人) が解雇されることが明らかになった。この計画が議会で承認されると、2018年の CISA 設立以来、最大幅の縮小となる。

Continue reading “トランプ予算案 2026:CISA の 予算 $500M と 約 30%の職員が削減対象に”

2025 Q1 のサイバー攻撃件数は 47%の増加:主要因の一つに AI の存在 – Check Point 調査

Cyber Attacks Are Up 47% in 2025 – AI is One Key Factor

2025/06/03 TechRepublic — Check Point の最新調査によると、2025 Q1 における企業へのサイバー攻撃は引き続き増加しており、世界の組織は週平均 1,925件の攻撃を受けている。これは、前年同期である 2025 Q1 との比較で 47%の増加となっている。その中でも教育分野が最も深刻で、各教育機関は週平均 4,484件の攻撃を受けた。それに続くのが政府機関と通信業界であるが、通信業界に関して言えば、前年比 94%という最大の増加率を記録している。

Continue reading “2025 Q1 のサイバー攻撃件数は 47%の増加:主要因の一つに AI の存在 – Check Point 調査”

Safari の XSS 脆弱性 CVE-N/A:エラー・メッセージ内の特殊文字と不適切な無効化

New Safari XSS Flaw Leverages JavaScript Error Handling to Execute Arbitrary Code

2025/06/03 CyberSecurityNews — Safari にクロスサイト・スクリプティング (XSS) の脆弱性が、新たに発見された。この脆弱性を悪用する攻撃者は、ブラウザの TypeError 例外処理メカニズムを介して、任意の JavaScript コードを実行できるという。この脆弱性は、Gareth Heyes による、ペイロード隠蔽技術の研究中に発見されたものだ。TypeError メッセージ内の引用符エスケープを、Safari が不適切に処理することで、コード実行に悪用される可能性が生じるという。

Continue reading “Safari の XSS 脆弱性 CVE-N/A:エラー・メッセージ内の特殊文字と不適切な無効化”

ModSecurity WAF の脆弱性 CVE-2025-48866 が FIX:リソース消費に起因するシステム・クラッシュ

New ModSecurity WAF Vulnerability Let Attackers Crash the Syste

2024/06/03 CyberSecurityNews — ModSecurity に深刻なサービス拒否 (DoS) の脆弱性が発見された。Apache/IIS/Nginx Web サーバの保護に使用される ModSecurity は、最も広く導入されている OSS の WAF エンジンの1つである。この脆弱性 CVE-2025-48866 は、ModSecurity のバージョン 2.9.10 以下に影響し、sanitiseArg/sanitizeArg アクションを悪用する攻撃者に対して、システム・クラッシュを引き起こす機会を与えるものだ。

Continue reading “ModSecurity WAF の脆弱性 CVE-2025-48866 が FIX:リソース消費に起因するシステム・クラッシュ”

SolarWinds Dameware の脆弱性 CVE-2025-26396 (CVSS:7.8) がFIX:権限昇格の可能性

SolarWinds Dameware Vulnerability Could Let Attackers Gain Elevated Privileges

2025/06/03 gbhackers — 2025年6月3日に SolarWinds が公表したのは、Worldwide LLC におけるバグ修正/セキュリティ強化/ライブラリ・アップグレードに重点を置く、重要なサービス・アップデート Dameware 12.3.2 のリリースである。6月2日に公開された、このアップデートは、セキュリティ研究者およびユーザーから報告された、複数の技術的な問題に対応し、Dameware リモート・サポート・ソリューションの信頼性と安全性をさらに向上させるものだ。

Continue reading “SolarWinds Dameware の脆弱性 CVE-2025-26396 (CVSS:7.8) がFIX:権限昇格の可能性”

CISA KEV 警告 25/06/02:ScreenConnect/ASUS Router/Craft CMS を登録

U.S. CISA adds ASUS RT-AX55 devices, Craft CMS, and ConnectWise ScreenConnect flaws to its Known Exploited Vulnerabilities catalog

2025/06/03 SecurityAffairs — 米国 Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA)  は、ASUS RT-AX55/Craft CMS/ConnectWise ScreenConnect の脆弱性を、Known Exploited Vulnerabilities (KEV) カタログに追加した。

Continue reading “CISA KEV 警告 25/06/02:ScreenConnect/ASUS Router/Craft CMS を登録”

DocuSign/Gitcode の偽サイト:多段階の PowerShell 攻撃で NetSupport RAT を展開している

Fake DocuSign, Gitcode Sites Spread NetSupport RAT via Multi-Stage PowerShell Attack

2025/06/03 TheHackerNews — Gitcode や DocuSign の偽サイトを利用して無防備なユーザーを騙し、悪意の PowerShell スクリプトを実行させ、NetSupport RAT マルウェアに感染させるという、新たなキャンペーンについて脅威ハンターたちが警告を発している。DomainTools Investigations (DTI) チームは、Gitcode や DocuSign を装いながらルアーをホストし、悪意の多段階ダウンローダー PowerShell スクリプトを展開するキャンペーンを特定した。

Continue reading “DocuSign/Gitcode の偽サイト:多段階の PowerShell 攻撃で NetSupport RAT を展開している”

Google Chrome の脆弱性 CVE-2025-5419/5068/2783 が FIX:悪用も確認

Google fixed the second actively exploited Chrome zero-day since the start of the year

2025/06/03 SecurityAffairs — Google が発表したのは、Chrome ブラウザに存在する3 件の脆弱性に対処するための、緊急アップデートのリリースである。そのうちの CVE-2025-5419 は、すでに実際の攻撃での悪用が確認されている。この脆弱性は、以前の Google Chrome に搭載されていた、V8 JavaScript エンジンにおける境界外 Read/Write の欠陥である。この脆弱性を悪用する攻撃者は、細工された HTML ページを介して、ヒープ破損を引き起こす可能性を手にする。

Continue reading “Google Chrome の脆弱性 CVE-2025-5419/5068/2783 が FIX:悪用も確認”

Splunk Enterprise の XSS 脆弱性 CVE-2025-20297 が FIX:セッション・ハイジャックなどの可能性

Splunk Enterprise XSS Vulnerability Let Attackers Execute Unauthorized JavaScript Code

2025/06/03 CyberSecurityNews — Splunk Enterprise プラットフォームに、深刻な反射型クロスサイト・スクリプティング (XSS) の脆弱性が発見された。この脆弱性の悪用に成功した、特権を持たない攻撃者は、不正な JavaScript コード実行の可能性を手にする。この脆弱性 CVE-2025-20297 が影響を及ぼす範囲は、Splunk Enterprise/Cloud Platform の複数のバージョンとなる。すでに同社は、この問題に対し、緊急のセキュリティ更新プログラムをリリースしている。

Continue reading “Splunk Enterprise の XSS 脆弱性 CVE-2025-20297 が FIX:セッション・ハイジャックなどの可能性”

Roundcube Webmail の 10年来の脆弱性 CVE-2025-49113 が FIX:PoC も近日中に公開予定

Critical 10-Year-Old Roundcube Webmail Bug Allows Authenticated Users Run Malicious Code

2025/06/03 TheHackerNews — Roundcube Webmail ソフトウェアに存在する、深刻なセキュリティ脆弱性が発見されたが、10年間にわたって見過ごされていたものであり、その詳細がサイバー・セキュリティ研究者たちにより公表された。この脆弱性が悪用されると、影響を受けるシステムの乗っ取りや、任意のコード実行などにいたる恐れがある。この脆弱性 CVE-2025-49113 (CVSS:9.9) の悪用に成功した攻撃者は、PHP オブジェクトのデシリアライズを通じて、認証後におけるリモートコード実行の可能性を手にする。

Continue reading “Roundcube Webmail の 10年来の脆弱性 CVE-2025-49113 が FIX:PoC も近日中に公開予定”

ステルス性 Syscall テクニックが大幅に進化:Event Tracing/EDR が完全に回避される

Stealth Syscall Technique Allows Hackers to Evade Event Tracing and EDR Detection

2025/06/02 gbhackers — 最新のセキュリティ・インフラである、Event Tracing for Windows (ETW)/Sysmon Monitoring/Endpoint Detection and Response (EDR) を巧みに回避する、洗練されたステルス・システム・コール実行手法を、高度な脅威アクターたちが開発しているという。これらの手法は、コール・スタック・スプーフィング/ETW API フック/暗号化されたシステム・コール実行などの回避手法を組み合わせることで、従来の検出メカニズムを無効化するものであり、サイバー・セキュリティ防御者にとって大きな課題となっている。

Continue reading “ステルス性 Syscall テクニックが大幅に進化:Event Tracing/EDR が完全に回避される”

Denodo Scheduler の脆弱性 CVE-2025-26147 が FIX:パス・トラバーサルから RCE への展開

Denodo Scheduler Vulnerability Let Attackers Execute Remote Code

2025/06/02 CyberSecurityNews — データ管理ソフトウェア・コンポーネント Denodo Scheduler に、深刻なセキュリティ脆弱性が発見された。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、影響を受けるシステム上でのリモートコード実行の可能性を手にする。この脆弱性 CVE-2025-26147 により、Kerberos 認証コンフィグ機能にパストラバーサルが生じ、企業のデータ管理インフラのセキュリティが侵害される可能性があるという。

Continue reading “Denodo Scheduler の脆弱性 CVE-2025-26147 が FIX:パス・トラバーサルから RCE への展開”

vBulletin の脆弱性 CVE-2025-48827/48828 が FIX:悪用の観測と PoC の公開

Active Exploits Detected Targeting Critical vBulletin Vulnerability

2025/06/02 gbhackers — PHP/MySQL フォーラム・ソフトウェアとして広く使用される vBulletin に、2件の深刻な脆弱性 CVE-2025-48827/CVE-2025-48828 が発見されたが、実環境における悪用も確認されているという。これらの脆弱性が影響を及ぼす範囲は、vBulletin バージョン 5.0.0〜6.0.3 である。未認証の攻撃者に対して、リモート・コード実行 (RCE) を許すものであり、数千のオンライン・コミュニティが危険にさらされている。

Continue reading “vBulletin の脆弱性 CVE-2025-48827/48828 が FIX:悪用の観測と PoC の公開”

OpenSSH を武器化する脅威アクター:”dllhost.exe” 偽装マルウェアを解析する

Hackers Weaponize Free SSH Client PuTTY to Deliver Malware on Windows

2025/06/02 gbhackers — Linux/Windows システムにおいて、OpenSSH は安全なリモート管理を行うための標準ツールとなっている。その一方で、Windows 10 のバージョン 1803 で、OpenSSH がデフォルト・コンポーネントとして組み込まれて以来、Living Off the Land Binary (LOLBIN) として悪用されるケースも増えている。つまり、攻撃者たちは、信頼できるシステム・ツール ssh.exe を悪用して検出を回避し、永続的なアクセスを確立しようとしている。

Continue reading “OpenSSH を武器化する脅威アクター:”dllhost.exe” 偽装マルウェアを解析する”

MediaTek の5つの脆弱性が FIX:ユーザー・インタラクションを必要としない権限昇格など

MediaTek Vulnerabilities Let Attackers Escalate Privileges Without User Interaction

2025/06/02 CyberSecurityNews — MediaTek のスマートフォン/タブレット/IoT チップセットに影響を及ぼす、複数の深刻なセキュリティ脆弱性を悪用する攻撃者は、ユーザーの操作を必要とせずに権限を昇格させ、デバイスのセキュリティを侵害する可能性を手にするという。台湾に拠点を置くチップセット・メーカー MediaTek は、2025年6月の製品セキュリティ速報を公開し、深刻度が High 〜 Medium と評価された、7件の脆弱性について明らかにした。すでに OEM 先であるデバイス・メーカーには、これらのセキュリティ欠陥について通知が行われ、今回の公開の遅くとも2か月前には、対応するパッチが提供されているという。

Continue reading “MediaTek の5つの脆弱性が FIX:ユーザー・インタラクションを必要としない権限昇格など”

Next-Generation Firewall とは?従来型との比較とメリット/デメリット

What is a next-generation firewall (NGFW)?

2025/06/02 techtarget — NGFW (next-generation firewall) とは、従来からのファイアウォール機能と、新たな能力を組み合わせるネットワーク・セキュリティ・デバイスであり、高度なサイバー攻撃を検知/阻止するものだ。NGFW は、ハードウェア/ソフトウェア/クラウドをベースに展開される。サイバー攻撃を検知/阻止するために、アプリ/ポート/プロトコルのレベルでセキュリティ・ポリシーを適用する、従来からのファイアウォールの機能に加え、以下の高度な能力を備えている。

Continue reading “Next-Generation Firewall とは?従来型との比較とメリット/デメリット”

パスワードレス社会への道:Passkeys の台頭 + 生体と行動の認証による未来

Future of Passwords Biometrics and Passwordless Authentication

2025/06/02 CyberSecurityNews — パスワードレス技術の急速な拡大により、デジタル認証の世界は大きな変革期を迎えている。2024年には、Passkeys の採用が前年比 400%増と驚異的な伸びを見せている。周知のとおり、パスワードは廃れるという予測がある。その一方で、最近の動向が示唆するのは、パスワードは完全に排除されるのではなく、洗練されたエコシステムの中に位置づけられ、最先端の生体認証や暗号技術と共存するという未来である。

Continue reading “パスワードレス社会への道:Passkeys の台頭 + 生体と行動の認証による未来”

IBM InfoSphere DataStage の脆弱性 CVE-2025-1499 が FIX:平文での DB 認証情報漏洩の恐れ

IBM DataStage Bug Exposes Database Credentials in Plain Tex

2025/06/02 gbhackers — IBM InfoSphere DataStage の脆弱性 CVE-2025-1499 が公開され、エンタープライズのデータ管理領域に懸念が広がっている。この脆弱性のコアは、認証情報が暗号化されず、平文で保存されるにある。それにより、システムにログインできる認証済みユーザーであれば、データベースの認証情報へのアクセスを達成するという可能性がある。以下では、この問題の技術的側面/影響範囲/有効な対処方法などについて詳述する。

Continue reading “IBM InfoSphere DataStage の脆弱性 CVE-2025-1499 が FIX:平文での DB 認証情報漏洩の恐れ”

Google から Chunghwa Telecom と Netlock に通知:Chrome の認証局リストから排除

Google Chrome to distrust Chunghwa Telecom, Netlock certificates in August

2025/06/02 BleepingComputer — Google が発表したのは、繰り返されるコンプライアンス違反と改善の遅れを理由に、Chrome Root Store に置かれる Chunghwa Telecom と Netlock の署名付きルート CA 証明書を、今後は信頼しないという声明である。この変更は、2025年8月1日にリリースが予定される、Google Chrome のバージョン 139 で適用されるという。今回の措置の理由として Google が挙げるのは、継続的なコンプライアンス違反、改善コミット・メントの不履行、そして目に見える進捗の欠如にある。

Continue reading “Google から Chunghwa Telecom と Netlock に通知:Chrome の認証局リストから排除”

Qualcomm のゼロデイ脆弱性 CVE-2025-21479/21480/27038 が FIX:すでに悪用を観測

Qualcomm fixed three zero-days exploited in limited, targeted attacks

2025/06/02 SecurityAffairs — Qualcomm が公表したのは、限定的な標的型攻撃で悪用されている3件のゼロデイ脆弱性 CVE-2025-21479/CVE-2025-21480/CVE-2025-27038 への修正である。これら3件の脆弱性は、Google Android セキュリティチームにより報告されたものだ。Google Threat Analysis Group のレポートには、「いずれの脆弱性も、限定的かつ標的を絞った攻撃で、悪用されている可能性がある」と記されている。

Continue reading “Qualcomm のゼロデイ脆弱性 CVE-2025-21479/21480/27038 が FIX:すでに悪用を観測”

Realtek Bluetooth HCI Adaptor の脆弱性 CVE-2024-11857:パッチ適用までの緩和策は?

Bluetooth HCI Adaptor Realtek Vulnerability Let Attackers Delete Arbitrary Files

2025/06/02 CyberSecurityNews — Realtek の Bluetooth HCI アダプターに、深刻度の高い脆弱性が発見された。この脆弱性の悪用に成功したローカル攻撃者は、任意のファイルを削除し、影響を受けるシステム上での権限昇格の可能性を手にする。この記事をポストする僅か3時間前に、この脆弱性 CVE-2024-11857 は、GitHub アドバイザリ・データベースに公開されたものだ。Realtek の Bluetooth ハードウェア・コンポーネントを利用するシステムにとって、重大なセキュリティ・リスクとなっている。

Continue reading “Realtek Bluetooth HCI Adaptor の脆弱性 CVE-2024-11857:パッチ適用までの緩和策は?”