CISA KEV 警告 25/05/12:TeleMessage の脆弱性 CVE-2025-47729 の登録と Mike Waltz の異動

U.S. CISA adds TeleMessage TM SGNL to its Known Exploited Vulnerabilities catalog

2025/05/12 SecurityAffairs — 米国 Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) は、TeleMessage TM SGNL の脆弱性 CVE-2025-47729 (CVSS:1.9) を、Known Exploited Vulnerabilities (KEV) カタログに追加した。CISA のアドバイザリには、「2025年5月5日までの TeleMessage のアーカイブ・バックエンドには、TM SGNL (別名 Archive Signal) アプリ・ユーザーによる、メッセージの平文コピーが保存されている。それは、TeleMessage の “End-to-End encryption from the mobile phone through to the corporate archive”ドキュメントで説明されている機能とは異なるものであり、2025年5月に実環境での悪用が確認された」と記されている。

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Signal/Discord の位置情報が漏れる:CDN キャッシュの追跡とデータセンターの特定

Signal and Discord Vulnerabilities Exposed: 0-Click Deanonymization Attack Revealed

2025/01/22 SecurityOnline — セキュリティ研究者である Daniel (別名 hackermondev) が明らかにしたのは、ユーザーの位置情報を公開できる、ゼロ・ クリックによる匿名化解除の攻撃の可能性である。この攻撃は、Signal や Discord などのアプリケーションをターゲットにするものであり、Cloudflare のインフラのキャッシュ・メカニズムを悪用して、ユーザー操作を必要とすることなく、半径 250 マイル以内のユーザーの位置情報を推測するというものだ。

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Microsoft が libwebp/libvpx の脆弱性に対応:Edge/Teams などを緊急アップデート

Microsoft Edge, Teams get fixes for zero-days in open-source libraries

2023/10/03 BleepingComputer — Microsoft は、Edge/Teams/Skype 向けの緊急セキュリティ更新プログラムをリリースし、それらの3製品で使用されている OSS ライブラリに存在する、2件ゼロデイ脆弱性を修正した。1つ目の脆弱性 CVE-2023-4863 は、WebP コード・ライブラリ (libwebp) のヒープバッファ・オーバーフローに起因するものであり、悪用されるとクラッシュや任意のコード実行にいたる恐れがある。2つ目の脆弱性 CVE-2023-5217 は、libvpx ビデオコーデック・ライブラリの VP8 エンコーディング機能に存在するヒープバッファ・オーバーフローに起因するものであり、悪用されるとアプリ・クラッシュや任意のコード実行にいたる。

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Google Chrome のゼロデイ CVE-2023-5217 が FIX:スパイウェアによる悪用を確認

Google fixes fifth actively exploited Chrome zero-day of 2023

2023/09/27 BleepingComputer — 9月27日にリリースされた緊急セキュリティ・アップデートで Google は、今年に入ってから攻撃に悪用された5番目の、Chrome のゼロデイ脆弱性にパッチを適用した。Google のアドバイザリには、「脆弱性 CVE-2023-5217 の悪用が、野放し状態で攻撃されていることを認識している」と記されている。このセキュリティの脆弱性は、Google Chrome 117.0.5938.132 で対処され、Windows/Mac/Linux ユーザー向けの Stable Desktop チャネルを介して、全世界に展開される。

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OpenVPN/SoftVPN とトロイの木馬:Android ユーザーを狙う Bahamut というハッカー

Hackers modify popular OpenVPN Android app to include spyware

2022/11/24 BleepingComputer — 2017 年以降のサイバー・スパイ活動に関与する脅威アクターたちが、正規のソフトウェア SoftVPN や OpenVPN をトロイの木馬化し、Android 向けの偽 VPN ソフトウェアを作成し、被害者を誘い込んでいることが判明した。研究者たちによると、このキャンペーンは “高度な標的型“ であり、複数のアプリから連絡先/通話データ/デバイスの位置情報/メッセージなどの窃取を目的としているとのことだ。

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Twilio/Okta ハッキングの全容:背後にいる脅威アクターの追跡も始まる

Twilio hackers hit over 130 orgs in massive Okta phishing attack

2022/08/25 BleepingComputer — 最近に発生した、Twilio/MailChimp/Klaviyo などへの、一連のサイバー攻撃を実行したハッカーは、同じフィッシング・キャンペーンにより 130以上の組織に侵入した。このフィッシング・キャンペーンでは、コードネーム 0ktapus と呼ばれるフィッシング・キットが使用され、合計で 9,931件のログイン情報が盗み出され、それを基に VPN などのリモートアクセス介して、企業のネットワークやシステムへのアクセスが行われた。

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Signal ユーザー 1900人分の電話番号が流出:Twilio データ侵害の影響

Phone numbers of 1,900 Signal users exposed as a result of Twilio security breach

2022/08/16 SecurityAffairs — コミュニケーション企業である Twilio は、Signal に電話番号認証サービスを提供しているが、最近の同社に生じたセキュリティ侵害により、Signal の一部のユーザーにも影響をおよんでいた。Twilio を攻撃したハッカーは、Signal ユーザーの電話番号を確認し、別のデバイスへの再登録するような、試みを実行した可能性があるという。

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メッセージング・アプリの選び方:利便性と安全性をビジネス目線で考察する

Which Third-Party Messenger App Is Best for Secure Business?

2022/04/07 SecurityIntelligence — 2021年10月のこと、世界中で Facebook/Instagram/WhatsApp/Messenger が最大で6時間にわたり停止し、数十億人がメッセージ・サービスを受けられなくなった。Facebook のエンジニアたちが問題解決に奔走する間、ユーザーは他のアプリに移行してつながりを維持した。Telegram の創設者である Pavel Durov によると、この停止の後に、7000万人のユーザーが増加したという。

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