WinRAR 7.10 がリリース:Mark-of-the-Web フラグの微調整が可能に!

New WinRAR version strips Windows metadata to increase privacy

2025/02/18 BleepingComputer — 2025年2月18日にリリースされた WinRAR 7.10 は、メモリ・ページの増加/ダーク・モードへの対応に加えて、ファイル抽出時の Windows の Mark-of-the-Web フラグの微調整を行う機能などの、多数の機能が追加されたバージョンである。

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7-Zip の脆弱性 CVE-2024-11477 (CVSS:7.8) が FIX:直ちにアップデートを!

CVE-2024-11477: 7-Zip Vulnerability Allows Remote Code Execution, Update Now!

2024/11/24 SecurityOnline — 人気のファイル・アーカイバ 7-Zip に、深刻な脆弱性 CVE-2024-11477 (CVSS:7.8 ) が発見された。この脆弱性を悪用する攻撃者は、脆弱性のあるシステム上で悪意のコード実行の可能性を手にするという。この脆弱性は、プログラムの Zstandard 圧縮解凍機能に存在するものであり、Trend Micro のセキュリティ研究者である Nicholas Zubrisky により発見された。その内容は、ユーザーが提供したデータへの不十分な検証により、整数アンダーフローが発生し、影響を受けるプロセス内で、攻撃者は任意のコード実行を許されるというものだ。

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LibreOffice の脆弱性 CVE-2024-7788 が FIX:”Repair Mode” における欠陥を排除

LibreOffice Vulnerability (CVE-2024-7788): Exploit of “Repair Mode” Signatures Raises Security Concerns

2024/09/18 SecurityOnline — 新たに公開されたセキュリティ・アドバイザリで The Document Foundation は、LibreOffice のドキュメント回復メカニズムに影響を及ぼす、深刻度の高い脆弱性 CVE-2024-7788 (CVSS:7.8) を明らかにした。この脆弱性が浮き彫りにするのは、破損した zip ベースのファイル形式を扱う場合の、ソフトウェアの “Repair Mode” 機能に重大なリスクがあることだ。LibreOffice のユーザーに対して強く推奨されるのは、このソフトウェアをバージョン 24.2.5/24.8.0 へとアップデートして脆弱性を修正し、システムを保護することである。

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Deepin Linux の脆弱性 CVE-2023-50255:Archive Manager に潜む脅威と PoC

CVE-2023-50255: The Threat Inside Deepin Linux’s Archive Manager

2024/01/01 SecurityOnline — Deepin とは、Debian の “stable” ブランチをベースにした、人気の Linux ディストリビューションのことである。Deepin は、Qt をベースに構築されており、様々なディストリビューションと互換性のある、美しいデスクトップ環境が高く評価されている。Deepin Linux は、ユーザー・フレンドリーなインターフェイスで知られており、新規ユーザーにも経験豊富なユーザーにも好まれている。

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OpenRefine の Zip Slip 脆弱性 CVE-2023-37476 が FIX:RCE にいたる恐れ

OpenRefine’s Zip Slip Vulnerability Could Let Attackers Execute Malicious Code

2023/10/02 TheHackerNews — OpenRefine のデータ・クリーンアップおよび変換ツールに存在する深刻な脆弱性により、影響を受けるシステム上で任意のコードが実行される可能性がある。この OSS ソフトウェアの脆弱性 CVE-2023-37476 (CVSS: 7.8) は、OpenRefine バージョン 3.7.3 以下において、特別に細工されたプロジェクトをインポートする際に引き起こされる、Zip Slip の脆弱性に起因するものである。

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WinRAR のゼロデイ CVE-2023-38831 の悪用:世界中のトレーダーが狙われている

WinRAR Vulnerability Affects Traders Worldwide

2023/08/23 InfoSecurity — トレーダーの専門フォーラムを標的とするサイバー犯罪者たちが、WinRAR 圧縮ツールのゼロデイ脆弱性 CVE-2023-38831 を悪用していると、サイバー・セキュリティ研究者が警告を発している。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、悪意のあるペイロードを取り込んだ ZIP アーカイブを作成し、トレーダーの金融資産に重大なリスクをもたらすという。Group-IB の Threat Intelligence Unit は、2023年7月に DarkMe マルウェア配布について調査した際に、WinRAR の ZIP ファイル・フォーマットの処理に、未知の脆弱性があることを見した。

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Android マルウェアの新たな手口:未知の圧縮アルゴリズムで検出を回避している

Thousands of Android Malware Apps Using Stealthy APK Compression to Evade Detection

223/08/19 TheHackerNews — マルウェア解析を逃れる脅威アクターたちが、未知の圧縮方法を用いる Android Package (APK) ファイルを使用しているという。Zimperium の調査結果によると、このような圧縮アルゴリズムを利用した 3,300件のアーティファクトが、野放し状態で活動していることが判明したという。確認されたサンプルのうち 71件は、何の問題もなく Android にロードできるようだ。

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ZIP ドメインは大丈夫? File Archiver In The Browser というフィッシング・トリックで攻略可能

Clever ‘File Archiver In The Browser’ phishing trick uses ZIP domains

2023/05/28 BleepingComputer — File Archivers in the Browser という新たなフィッシング・キットは、ZIP ドメインを悪用し、ブラウザに偽の WinRAR/Windows File Explorer などのウィンドウを表示し、悪意のファイルをユーザーに起動させるように仕向ける。2023年5月初旬に Google は、Web サイトや電子メール・アドレスのホスティングに用いるための、ZIP TLD ドメイン (例:bleepingcomputer.zip) の登録機能を提供し始めた。この種の TLD のリリース以来、セキュリティ・リスクや混乱をもたらす可能性について議論が沸騰していた。

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ZIP/MOV という新たな TLD は危険か? セキュリティ専門家たちの間で議論が沸騰

New ZIP domains spark debate among cybersecurity experts

2023/05/16 BleepingComputer — Google た立ち上げる新たな ZIP/MOV インターネット・ドメインについて、脅威アクターがフィッシング攻撃やマルウェア配信に悪用する可能性があると、サイバー・セキュリティ研究者たちと IT 管理者たちが警告している。Google は5月初めに、Web サイトやEメールのホスティングに使用できる、8つの新しい TLD (Top-Level Domains) を発表した。それらの新しい TLD は、.dad/.esq/.prof/.phd/.nexus/.foo、そして本記事で取り上げる .zip/.mov だ。

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Microsoft OneNote ファイルによるマルウェア感染:防止のための手順を詳述する

How to prevent Microsoft OneNote files from infecting Windows with malware

2023/03/05 bleepingComputer — 一見何の変哲もない Microsoft OneNote ファイルが、マルウェアの拡散/企業ネットワークへの侵入で悪用される、ハッカーたちの人気のファイル形式になっている。ここでは、OneNote のフィッシング添付ファイルが、Windows に感染するのをブロックする方法を紹介していく。Microsoft OneNote ファイルが、マルウェアをばらまくフィッシング攻撃のツールとして選ばれるようになった背景を、少し説明する必要があるだろう。まずは、ここに至るまでの経緯を説明する。

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Microsoft Visual Studio アドインを悪用するマルウェア:リモート配布を検知

Hackers weaponize Microsoft Visual Studio add-ins to push malware

2023/02/03 BleepingComputer — Microsoft Visual Studio Tools for Office (VSTO) を悪用するハッカーたちが、ターゲット・マシン上で悪意の Office アドインを用いて、持続性を維持しながらコードを実行する攻撃へと移行するだろうと、セキュリティ研究者たちが警告している。このテクニックは、Office 文書に VBA マクロを忍び込ませ、外部ソースからマルウェアを取得させる手法に代わるものだ。Microsoft が Office の VBA/XL4 マクロの実行を、デフォルトでブロックすると発表した以降において、脅威アクターたちがマルウェアを配布する手法は、アーカイブ (.ZIP、.ISO)/ショートカット (.LNK) ファイルに移行している。

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StrRAT/Ratty マルウェア:ポリグロット方式で検知を回避して配布される

Cybercriminals Using Polyglot Files in Malware Distribution to Fly Under the Radar

2023/01/13 TheHackerNews — StrRAT/Ratty などのリモート・アクセス型トロイの木馬は、ポリグロット と悪意の Java アーカイブ (JAR) ファイルの組み合わせで配布されており、検知を回避する新しい方法を、脅威アクターが継続的に発見していることを、改めて浮き彫りにしている。Deep Instinct のセキュリティ研究者 Simon Kenin のレポートには、「攻撃者たちは、JAR ファイル形式を適切に検証できないセキュリティ・ソリューションを混乱させるために、ポリグロット手法を使用している」と述べている。

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Windows の MoTW ゼロデイを悪用:Qbot 投下フィッシング・キャンペーンが発覚

New attacks use Windows security bypass zero-day to drop malware

2022/11/19 BleepingComputer — 新たに発見されたフィッシング攻撃は、Windows のゼロデイ脆弱性を利用して、Mark of the Web のセキュリティ警告を表示せずに、マルウェア Qbot をドロップするものだ。Web やメールなどを介して、信頼できないリモートからのファイルがダウンロードされると、Windows は Mark of the Web (MoTW) と呼ばれる特別フラグを、それらのファイルに追加する。

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Microsoft の Office マクロ対策:ブロック後のハッカーたちの動向を統計値で見る

As Microsoft blocks Office macros, hackers find new attack vectors

2022/07/28 BleepingComputer — これまでのフィッシングでは、悪意の Office マクロを埋め込んだ添付ファイルでマルウェアを配布していたハッカーたちだが、Microsoft がデフォルトで Office マクロをブロックするようになってから戦術を変更し、ISO/RAR/LNK (Windows ショートカット) などの、新しいファイル・タイプへと添付ファイルを切り替えている。

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DarkWatchman マルウェアに注意:高スティルス性で Windows Registry に潜む

New stealthy DarkWatchman malware hides in the Windows Registry

2021/12/19 BleepingComputer — DarkWatchman という新しいマルウェアが、サイバー犯罪の世界に出現した。このマルウェアは、C# キーロガーとペアになった、高機能なライトウェイトな JavaScript RAT (Remote Access Trojan) である。Prevailion の研究者のテクニカル・レポートによると、この斬新な RAT は、主にロシアの組織を標的とする、ロシア語を話す脅威アクターにより採用されているとのことだ。

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