Ivanti の SSRF 脆弱性 CVE-2024-21893:新たな DSLog バックドアの展開に悪用される

Hackers exploit Ivanti SSRF flaw to deploy new DSLog backdoor

2024/02/12 BleepingComputer — Ivanti Connect Secure/Policy Secure/ZTA Gateway の SSRF (Server-Side Request Forgery) 脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、脆弱なデバイス上に新しい DSLog バックドアを展開していることが分かった。この脆弱性 CVE-2024-21893 は、2024年1月31日にアクティブに悪用されるゼロデイとして公開されたものであり、Ivanti からはセキュリティ・アップデートと緩和策が共有されている。

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Cisco IOS XE のインシデント:侵入されたデバイス数が 50,000 から 1,000 台前後に急減?

Number of hacked Cisco IOS XE devices plummets from 50K to hundreds

2023/10/22 BleepingComputer — ハッキングされ、悪意のバックドアを埋め込まれた Cisco IOS XE デバイスの数が、50,000 台以上から僅か数百台へと急減するという不思議な現象が起こっており、その原因について研究者たち首を傾げている。先日に Cisco は、2つのゼロデイ脆弱性 CVE-2023-20198/CVE-2023-20273 を悪用するハッカーが、50,000 万台以上の Cisco IOS XE デバイスをハッキングし、特権ユーザー・アカウントを作成し、悪意のある LUA バックドア・インプラントをインストールしたと警告している。この LUA インプラントにより、脅威アクターたちはデバイスの最高特権レベル 15 のコマンドを、リモートで実行できるようになる。

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サイバー恐喝攻撃は蔓延の傾向:欧米から東南アジアへと移行する攻撃対象

Cyber extortion hits all-time high

2023/06/12 HelpNetSecurity — Orange Cyberdefense によると、近年におけるサイバー恐喝攻撃は蔓延の傾向を示しており、あらゆる規模や業種の組織にとって、大きな脅威になっているという。同社の調査で確認された。合計 6,707件の企業被害者のデータを分析したところ、国や業種により被害者数に変動があり、新たな地域にも攻撃が広がっていることが判明した。2022年にはサイバー恐喝被害者数は 8% の減少というデータが示されているが、この減少は短期間に限定されたものであり、最新データである 2023年 Q1 の状況は、これまでで最大のボリュームとなっている。

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OPERA1ER という現金強奪者:4年間で銀行などから $11M 以上を盗み出した

Threat Actor “OPERA1ER” Steals Millions from Banks and Telcos

2022/11/03 InfoSecurity — セキュリティ専門家たちが明らかにしたのは、フランス語圏の脅威グループによる長期的な APT キャンペーンの存在であり、4年間で銀行や通信事業者から少なくとも $11m を盗み出したグループのことである。Group-IB は、このグループを OPERA1ER と名付けたが、以前には DESKTOP-group や Common Raven など呼ばれていたようだ。Group-IB は、Orange CERT Coordination Center と協力して、レポート OPERA1ER. Playing God without permission を作成した。

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フィッシングの分析:最も多く偽装されたブランドは1位 Microsoft/2位 Facebook

The most impersonated brand in phishing attacks? Microsoft

2022/08/01 HelpNetSecurity — Vade が発表したレポート Phishers’ Favorites Top 25, H1 2022 によると、フィッシング攻撃におけるブランド偽装 Top-25 の、1位は Microsoft、2位は Facebook であり、以下 フCrédit Agricole、WhatsApp、Orange などがランクインしている。

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ロシアと中国のコラボ:Dark Web でハッカーたちは何を相談する?

Russian ransomware gangs start collaborating with Chinese hackers

2021/11/17 BleepingComputer — ロシア語圏のサイバー犯罪フォーラムにおいて、中国のハッカーたちに協力を求めているような、新たな動きが散見される。中国の脅威アクターを参加させようとする試みは、主に RAMP ハッキング・フォーラムで見られる。このフォーラムでは、中国語を話す人物の会話への参加や、ヒントの共有。共同での攻撃などが奨励されている。

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Fortinet VPN アカウント 50万件が流出:脆弱性 CVE-2018-13379 に要注意

Hackers leak passwords for 500000 Fortinet VPN accounts

2021/09/08 BleepingComputer — 昨年の夏に悪用されたデバイスからスクレイピングされた、約50万件の Fortinet VPN のログイン名/パスワードのリストが、ある脅威行アクターにより流出させられた。そのときに悪用された Fortinet の脆弱性はパッチがリリースされているが、多くの VPN 認証情報は依然として有効だと、この脅威アクターは主張している。

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Buffalo WSR ルーターの脆弱性 CVE-2021-20090 は Mirai ボットを引き寄せる?

CVE-2021-20090 actively exploited to target millions of IoT devices worldwide

2021/08/07 SecurityAffairs — 脅威アクターたちは、Arcadyan ファームウェアを搭載した家庭用ルーターに影響を与える、深刻な認証バイパスの脆弱性 CVE-2021-20090 を積極的に利用して Mirai ボットを展開している。Tenable が公開したアドバイザリには、「Buffalo WSR-2533DHPL2 ファームウェア 1.02 以下 と WSR-2533DHP3 ファームウェア 1.24 以下の Web インターフェイスに、パス・トラバーサルの脆弱性があり、リモート攻撃者による認証バイパスが生じるかもしれない」と記されている。この欠陥は、17社のベンダーが製造する、数百万台の IoT 機器に影響を与える可能性があり、被害の対象としては何社かの ISP が含まれるかもしれない。今回の攻撃は、Juniper Threat Labs の研究者により発見されたものであり、この2月から IoT 機器を標的としていた、脅威アクターによるキャンペーンだと、専門家たちは捉えている。

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