中国ハッカー Weaver Ant:アジアのテレコムへの4年超の不正アクセス

Chinese Hackers Breach Asian Telecom, Remain Undetected for Over 4 Years

2025/03/25 TheHackerNews — 中国の国家支援ハッカーにより4年以上にわたって、あるアジアの大手テレコムがシステム侵入の被害を受けていたことが、インシデント対応企業 Sygnia の最新レポートで明らかになった。Sygnia は、このインシデントを “Weaver Ant” という名称で追跡しており、きわめてステルス性が高く執拗な攻撃者だと述べている。 なお、侵入を受けたテレコムの名称は公表されていない。

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Cisco の脆弱性 CVE-2024-20399 を悪用:中国由来の Velvet Ant の手口を分析する

China-Nexus Group Velvet Ant Exploits Cisco Zero-Day (CVE-2024-20399)

2024/08/25 SecurityOnline — 2024年の初めの時点で、中国のハッキング・グループ Velvet Ant は、Cisco スイッチのパッチ済み脆弱性 CVE-2024-20399 (CVSS:6.7) を悪用してデバイスを制御し、脅威検出システムを回避していた。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、侵害したシステムに独自のマルウェアを埋め込み、広範囲に及ぶ制御を確立することで、データの窃取と永続的なアクセスを容易にしていた。

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CISA KEV 警告 24/07/02:Cisco NX-OS の脆弱性を悪用する中国由来の Velvet Ant

CISA Adds Cisco Nx-Os Command Injection Bug To Its Known Exploited Vulnerabilities Catalog

2024/07/08 SecurityAffairs — 米国の Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) は、Cisco NX-OS コマンド・インジェクション脆弱性 CVE-2024-20399 を、KEV カタログに 追加した。今週に Cisco は、NX-OS のゼロデイ脆弱性 CVE-2024-20399 (CVSS:6.0) 対処している。この脆弱性を悪用する中国由来の Velvet Ant が、root として未知のマルウェアを展開するために、脆弱なスイッチを悪用している。

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Cisco NX-OS のゼロデイ悪用が発見される:カスタム・マルウェアの展開を警告

Cisco warns of NX-OS zero-day exploited to deploy custom malware

2024/07/01 BleepingComputer — Cisco が公表したのは、脆弱なスイッチに root 権限で未知のマルウェアをインストールするという、2024年4月の攻撃で悪用された、NX-OS のゼロデイ脆弱性 CVE-2024-20399 に対する修正である。サイバー・セキュリティ企業の Sygnia は、このインシデントを Cisco に報告し、同社が追跡している脅威アクター “Velvet Ant” による攻撃と関連付けた。Sygnia のインシデント対応の担当ディレクターである Amnon Kushnir は、「Velvet Ant として追跡している、中国由来のサイバー・スパイ・グループに関する大規模なフォレンジック調査中に、この悪用を検出した」と、 BleepingComputer に語っている。

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F5 のレガシー・デバイスを悪用:3年間にわたり潜み続けた中国系ハッカーの TTP を分析 – Sygnia

China-Linked Hackers Infiltrate East Asian Firm for 3 Years Using F5 Devices

2024/06/17 TheHackerNews — 中国と密接な関係にあると疑われるサイバー・スパイが、約3年間という長期間にわたり、東アジアの無名の組織に対して攻撃を続けていたことが判明した。この脅威アクターは、F5 BIG-IP のレガシー・アプライアンスを悪用して永続性を確立し、内部 C&C (command-and-control) として使用することで、セキュリティを回避していた。2023年の後半に、この活動に対応したサイバー・セキュリティ企業 Sygnia は、Velvet Ant という名前で追跡した結果として、迅速な機動力と対処策に適応する強力な能力を有すると分析している。

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VMware ESXi の脆弱性を悪用したランサムウェア攻撃が深刻化している – Sygnia

Ransomware Attacks Exploit VMware ESXi Vulnerabilities in Alarming Pattern

2024/05/23 TheHackerNews — VMware ESXi インフラを標的とするランサムウェア攻撃は、展開されたファイル暗号化マルウェアに関係なく、確立されたパターンに従って実行されている。サイバー・セキュリティ企業 Sygnia のレポートには、「ユーザー組織において、IT インフラの中核的なコンポーネントである仮想化プラットフォームは、ミスコンフィグや脆弱性が生じることが多い。そのため、脅威アクターにとって格好の、きわめて効果的なターゲットになっている」と記されている。

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AiTM フィッシング攻撃が多発:Office 365 認証をバイパスして BEC へと至る

Adversary-in-the-Middle Attack Campaign Hits Dozens of Global Organizations

2023/06/13 TheHackerNews — AitM (Adversary-in-The-Middle) 技術を用いた広範な BEC (Business Email Compromise) キャンペーンにより、世界の数十の組織が標的にされていることが判明した。Sygnia の研究者たちは、「フィッシングに成功した脅威アクターは、ユーザー組織の従業員アカウントにアクセスし、Office365 の認証をバイパスし、そのアカウントへの永続的なアクセスを得るために AiTM 攻撃を実行している」と The Hacker Newsと共有したレポートで述べている。

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Elephant Beetle:組織化された金融窃取の背後にあるハッカー・グループとは?

Researchers Uncover Hacker Group Behind Organized Financial-Theft Operation

2022/01/05 TheHackerNews — サイバー・セキュリティの研究者たちは、少なくとも4年間にわたって、主にラテンアメリカに所在するエンティティからのトランザクション処理とサイフォン資金を標的にする、慎重な脅威アクターにより実行される組織的な金融窃取作戦を暴いた。イスラエルのインシデント・レスポンス企業である Sygnia は、Elephant Beetle と名付けた悪質なハッキング・グループが、銀行や小売店を標的に、良心的な活動に紛れて不正な取引を注入していたと発表した。

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