OpenAI の SSRF の脆弱性 CVE-2024-27564:広範な分野で積極的な悪用を観測

CVE-2024-27564: Attackers Exploit OpenAI Vulnerability in the Wild

2025/03/18 SecurityOnline — ChatGPT のサーバ・サイド・リクエスト フォージェリ (SSRF) の脆弱性 CVE-2024-27564 だが、単一の悪意の IP からの 10,479 件を超える攻撃の試行が記録されており、サイバー犯罪者の重要なターゲットにされているようだ。Veriti の最新の調査によると、この欠陥は、OpenAI の ChatGPT インフラに影響を与えるものであり、入力パラメータに悪意の URL を挿入する攻撃者は、アプリケーションが意図していないリクエストの、強制的な実行を達成するという。

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Apache OpenMeetings の脆弱性 CVE-2024-54676 (CVSS 9.8) が FIX:ただちにパッチを!

Apache OpenMeetings Users Urged to Patch Critical Flaw – CVE-2024-54676 (CVSS 9.8)

2025/01/08 SecurityOnline — ビデオ会議などのコラボレーションで人気を博す、OSS プラットフォーム Apache OpenMeetings で、深刻なセキュリティ脆弱性 CVE-2024-54676 (CVSS:9.8) が発見された。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、脆弱なシステム上で任意のコード実行を達成し、機密データの窃取やサービスの中断などを引き起こす可能性を手にする。

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Versa Director のゼロデイ CVE-2024-39717:中国 APT の Volt Typhoon による悪用を確認

Chinese APT Volt Typhoon Caught Exploiting Versa Networks SD-WAN Zero-Day

2024/08/26 SecurityWeek — 中国の APT である Volt Typhoon が、Versa Director サーバのゼロデイ脆弱性 CVE-2024-39717 を悪用し、クレデンシャルを乗っ取ってダウン・ストリームの顧客ネットワークに侵入していることが、Lumen Technologies の研究者たちにより明らかにされた。Versa Networks は、この脆弱性のゼロデイ悪用を確認し、Versa Director GUI のハッキングにより、影響を受けるデバイスにマルウェアを仕込むことが可能だと警告している。この脆弱性 CVE-2024-39717 は、8月23日の時点で、CISA の KEV カタログに登録されている。

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AWS ALB を使用するアプリを狙う ALBeast 攻撃:多くのユーザーが危険に晒されている

Thousands of Apps Using AWS ALB Exposed to Attacks Due to Configuration Issue

2024/08/21 SecurityWeek — 認証において AWS の Application Load Balancer (ALB) を使用している 15,000ものアプリが、攻撃に対して脆弱である可能性があると、アプリケーション・セキュリティ企業の Miggo が明らかにした。この Miggo が ALBeast と命名した攻撃に対する AWS の反論は、ALB 自体の脆弱性ではなく、コンフィグに起因する問題だというものだ。

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Proofpoint の脆弱性 EchoSpoofing:フィッシング・キャンペーンに悪用されている

Phishing Campaign Exploited Proofpoint Email Protections for Spoofing

2024/07/29 SecurityWeek — Proofpoint のメール保護サービスの脆弱性を悪用し、有名企業に成りすますフィッシング・キャンペーンが展開されていることが、Guardio Labs のレポートにより明らかになった。このキャンペーンでは、1日あたり数百万通のフィッシング・メッセージが配信されている。攻撃者たちは、Proofpoint を悪王することで、フィッシング・メッセージが本物であるように見せかけている。彼らは、過剰なアクセス許可を与えるという 、Proofpoint のミス・コンフィグを悪用することで、電子メールのセキュリティ保護を回避しているという。

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Selenium Grid サーバのミス・コンフィグ:Monero マイニングに悪用されている

Misconfigured Selenium Grid servers abused for Monero mining

2024/07/28 BleepingComputer — 人気の Web アプリのテスト・フレームワークである、Selenium Grid のミスコンフィグを悪用する脅威アクターたちが、改ざんされた XMRig ツールを展開し、Monero 暗号通貨を不正マイニングしている。Selenium Grid はオープンソースであり、複数のマシンやブラウザにわたってテストを自動化する環境を、開発者に提供するものだ。クラウド環境で使用され、Docker Hub では1億以上のプルがある。

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Apache Pinot の脆弱性 CVE-2024-39676 が FIX:情報漏えいとセキュリティ侵害の恐れ

CVE-2024-39676: Apache Pinot Flaw Exposes Sensitive Data, Urgent Upgrade Needed

2024/07/26 SecurityOnline — リアルタイム分析プラットフォーム Apache Pinot に、深刻なセキュリティ脆弱性 CVE-2024-39676 (深刻度:important) が発見された。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、権限を必要とせずに機密性の高いシステム情報へのアクセスが可能になり、データ漏洩やセキュリティ侵害につながる恐れが生じる。

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GKE ミスコンフィグと脆弱性: 250,000 もの Kubernetes クラスタに影響

Google Kubernetes Misconfig Lets Any Gmail Account Control Your Clusters

2024/01/24 TheHackerNews — Google Kubernetes Engine (GKE) に影響を与える脆弱性が、ybersecurity の研究者たちにより発見された。この脆弱性は、クラウド・セキュリティ企業 Orca によりコードネーム Sys:All と命名されており、現存する 250,000 ものアクティブな GKE クラスタに影響を与える可能性があると推定される。

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ServiceNow のデータ漏えい:たった1つのミスコンフィグレーションが原因だった

ServiceNow Data Exposure: A Wake-Up Call for Companies

2023/10/30 TheHackerNews — 今週の初めに ServiceNow が発表したのは、同社のサポートサイト・プラットフォーム内でミスコンフィグレーションが生じていることだ、それにより、機密データへ向けた意図しないアクセスが発生する可能性があるという。ServiceNow を使用している組織にとって、このセキュリティの問題は、企業の機密データの重大な漏えいにつながりかねない重大な懸念事項である。そのため ServiceNow は、この問題を修正するための措置を講じている。

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トヨタ自動車のデータ侵害:10年間にわたって 215万人の顧客情報が流出していた

Toyota: Car location data of 2 million customers exposed for ten years

2023/05/12 BleepingComputer — トヨタ自動車株式会社のクラウド環境において、2013年11月6日〜2023年4月17日の 10年間にわたり、215万人の顧客の自動車位置情報が流出するという、データ侵害があったことが公表された。トヨタが日本のニュース・ルームで発表した内容によると、このデータ侵害の原因は、データベースのミスコンフィグレーションにあり、誰もがパスワードなしでアクセスできるようになったという。

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ネットワーク・セキュリティのリスクが定量化できない? いまのアプローチが問題なのか?

Companies carry unquantified levels of risk due to current network security approaches

2023/04/07 HelpNetSecurity — Titania の調査によると、サイバー・セキュリティ上級意思決定者の 40% が、Payment Card Industry Data Security Standard (PCI DSS) 4.0 準拠のリスクに対して、効果的に優先順位をつけていることが分かった。この調査で明らかになったのは、石油/ガス/通信/銀行/金融などのサービスを提供する組織が、脆弱なネットワーク機器のコンフィグレーションを悪用して攻撃を拡大する、脅威アクターたちの主要な標的であることである。また、ネットワーク・セキュリティを脅かすコンプライアンス・リスクについて、適切かつ効果的に分類し、優先順位を付けている組織が、37% に過ぎないことも明らかになった。

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AlienFox というツールキットが登場:ミスコンフィグ・スキャナーでクラウドの機密情報を狙う

New AlienFox toolkit steals credentials for 18 cloud services

2023/03/30 BleepingComputer — AlienFox と呼ばれる新しいツールキットを利用する脅威アクターたちが、サーバのミスコンフィグレーションをスキャンし、クラウドベースのメールサービスの認証情報や機密情報を窃取していることが判明した。このツールキットがサイバー犯罪者たちに販売される、Telegram のプライベート・チャネルは、マルウェア開発者とハッカーが取引する際の、一般的な手段となっている。 SentinelLabs の研究者たちによると、AlienFox はモジュール式のツールセットであり、Laravel/Drupal/Joomla/Magento/Opencart/Prestashop/WordPress などのオンライン・ホスティング・フレームワークの、一般的なサービスにおけるミスコンフィグレーションをターゲットにしているという。

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DNS 攻撃によるエアギャップ破壊:重要なのは 正確な設定/特性の理解/アクティビティの監視

Report: Air-Gapped Networks Vulnerable to DNS Attacks

2022/12/08 DarkReading — 企業環境における Domain Name System (DNS) の実装方法で、よく見かけられるミスコンフィグレーションが、きわめて気密性の高い資産の保護を得目的とするエアギャップ・ネットワークを、外部攻撃者による侵害にさらす可能性があることが、研究者により明らかにされた。セキュリティ企業である Pentera の研究者たちは、12月8日に発表したブログ記事で、DNS サーバに接続するエアギャップ・ネットワークを使用している組織が、重要な資産を不用意に脅威アクターにさらし、深刻なデータ侵害を引き起こす可能性があると指摘している。

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Microsoft が引き起こしたミスコンフィグレーション:顧客/パートナーの機密情報 65,000 件が漏えい

Microsoft data breach exposes customers’ contact info, emails

2022/10/19 BleepingComputer — 今日になって Microsoft は、同社におけるサーバのミスコンフィグレーションにより、インターネット経由でアクセス可能な顧客の、機密情報の一部が流出したと発表した。Microsoft は 2022年9月24日に、脅威情報会社 SOCRadar のセキュリティ研究者から通知を受け、このサーバを保護した。Microsoft は、「このミスコンフィグレーションにより、Microsoft と見込み顧客とのやり取りに関する、サービス導入の計画/可能性/プロビジョニングなどの、一部のビジネス・トランザクション・データに対して、認証なしでアクセスできる可能性があった。このような事態が発生したことを受けて、顧客のアカウントやシステムが侵害された形跡がないことを確認した。そして、影響を受けた顧客にはダイレクトに通知する」と明らかにした。

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Amazon S3 バケットで繰り返されるミスコンフィグレーション:空港機密データ 3TB が流出

Cloud Misconfig Exposes 3TB of Sensitive Airport Data in Amazon S3 Bucket: ‘Lives at Stake’

2022/07/07 DarkReading — Amazon S3 バケットのミスコンフィグレーションにより、3TB の空港データ (150万以上のファイル) が漏洩し、アクセスに認証が不要なオープン状態となった。それにより浮き彫りになったのは、旅行業界が直面している、安全性が確保できないクラウド・インフラの危険性である。Skyhigh Security が公開した情報には、コロンビアとペルーの、少なくとも4つの空港の従業員の個人識別情報 (PII) や、その他の機密企業データが含まれているという。

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SaaS ユーザー 340社を調査:ミス・コンフィグレーションを無くす7つのポイントとは?

7 Key Findings from the 2022 SaaS Security Survey Report

2022/05/19 TheHackerNews — Adaptive Shield は CSAと共同で、今日の企業における CISO やセキュリティ担当者から見た SaaS セキュリティの状況を調査し、2022 SaaS Security Survey Report として提供している。このレポートでは、CSA 会員 340社から匿名の回答を集めることで、SaaS セキュリティ・リスクの高まりと、各組織もおけるセキュリティ対策の現状を調査している。

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AWS 顧客データ流出のバグが FIX:発見した Orca と AWS の間で評価にズレが

AWS fixes security flaws that exposed AWS customer data

2022/01/13 BleepingComputer — Amazon Web Services (AWS) は、他の AWS 顧客アカウントにリンクされたデータへのアクセス/変更を許す、AWS Glue のセキュリティ問題に対処した。AWS Glue は、サーバーレスのクラウド・データ統合サービスであり、アプリ開発/機械学習/分析のための、データの発見/準備/結合を支援するものだ。

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クラウド・インフラの認証を再考:GitOps のすすめ

Rethinking Cloud Infrastructure Authentication

2021/08/30 SecurityBoulevard — 願わくば p4$$w0r9s を超えて、すべてのクラウド・インフラでセキュアなキーと多要素認証 (MFA) を使ってもらいたいものだ。しかし、それぞれの小さなノードや、ソフトウェア、サーバ、管理コンソールなどにアクセスできる人が、何人いるか把握されているだろうか?スクリプトが実行できるようにするために、どれだけのキーが散らばっているだろうか?信頼できる IP は何個あるだろうか?もし悪意のある人が、これらのうちの1つを手に入れたら、ネットワークがダウンする可能性があるのだろうか?誰かが退職したときに、変更しなければならないパスワードは何個あるのだろうか?

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