ScreenConnect の脆弱性 CVE-2024-1709/CVE-2024-1708:活発な悪用が確認された

ScreenConnect flaws exploited to deliver all kinds of malware (CVE-2024-1709, CVE-2024-1708)

2024/02/26 HelpNetSecurity — 先日にパッチが適用された、ConnectWise ScreenConnect ソフトウェアの脆弱性 CVE-2024-1709/CVE-2024-1708 が、多くの攻撃者に悪用されており、様々な悪意のペイロードが配信されている。

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ConnectWise ScreenConnect の脆弱性:LockBit ランサムウェアによる攻撃が続いている

New ScreenConnect RCE flaw exploited in ransomware attacks

2024/02/22 BleepingComputer — ConnectWise ScreenConnect に存在する脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、パッチ未適用のサーバに侵入し、侵害したネットワーク上に LockBit ランサムウェアのペイロードを展開している。この 認証バイパスの脆弱性 CVE-2024-1709 (CVSS:10.0) の悪用が始まったのは、ConnectWise がセキュリティ更新プログラムをリリースし、複数のサイバー・セキュリティ企業が PoC エクスプロイトを公開した翌日の、2月20日 (火) からである。さらに ConnectWise は、深刻度の高いパス・トラバーサル脆弱性 CVE-2024-1708 に対しても、パッチを適用している。

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SysAid の脆弱性 CVE-2023-47246:すでに Lace Tempest (Clop) が悪用を開始

Researchers to release SysAid CVE-2023-47246 exploit

2023/11/17 SecurityOnline — SysAid IT サポート・ソフトウェアに存在する、脆弱性 CVE-2023-47246 に対する技術レポートが、Huntress のセキュリティ研究者たちにより公開された。さらに、パッチが適用されていない環境において、この脆弱性を悪用してリモートコードを実行する、エクスプロイトもリリースされる予定だという。Microsoft が警告していたのは、Lace Tempest (Cl0p) ランサムウェア・シンジケートに関与する TA505 が、この脆弱性を悪用していることだった。それを受けるかたちで、11月8日に IT インフラ企業である SysAid が 、この脆弱性に関するアドバイザリを発表した。

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MOVEit ハッキング:340 の組織と 1800万人を超える個人が侵害された – Emsisoft

MOVEit Hack: Number of Impacted Organizations Exceeds 340

2023/07/17 SecurityWeek — Clop グループが仕掛ける MOVEit 攻撃により、影響を受けた組織の数は 340 に達し、1800万人を超える被害者を生み出したと報じられている。サイバー・セキュリティ企業 Emsisoft の脅威アナリストであり、このキャンペーンを監視している Brett Callow は、現時点において米国内の 58 の教育機関を含む、347 の組織が影響を受けていると述べた。この中には、先週に学生と従業員のデータが盗まれた可能性のある、コロラド州立大学も含まれている。

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Cl0p の MOVEit キャンペーン:160社への侵入は新時代のサイバー攻撃の象徴か?

Cl0p’s MOVEit Campaign Represents a New Era in Cyberattacks

2023/07/06 DarkReading — 6月1日に発見された MOVEit ファイル転送のゼロデイ脆弱性は、6月30日までに少なくとも 160社への侵入に悪用されている。この大規模な恐喝キャンペーンの成功は、ロシア支援のランサムウェア・グループ Cl0p による戦術の進化を象徴している。そして、専門家たちは、ライバルの脅威アクターの注目を集める可能性も高いとしている。MOVEit キャンペーンは、サプライチェーンに対するサイバー攻撃の将来を推測する上で、防衛側の対応方法に関するヒントにもなり得ると、Huntress は指摘している。

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PaperCut MF/NG の脆弱性 CVE-2023-27350:Cl0p ランサムウェアが悪用 – Microsoft 報告

Microsoft: Cl0p Ransomware Exploited PaperCut Vulnerabilities Since April 13

2023/04/27 SecurityWeek — Microsoft の発表によると、FIN11 および TA505 と提携している Cl0p ランサムウェアのオペレーターが、パッチが適用されたばかりの PaperCut の脆弱性を、4月13日から悪用し始めたようだ。問題の脆弱性は、PaperCut MF/NG プリント管理システムに影響を与えるものだ。この脆弱性 CVE-2023-27350 (CVSS:9.8) の悪用に成功した攻撃者は、認証をバイパスしてシステム権限でリモート・コード実行 (RCE) を行うことが可能になる。この脆弱性は、2023年3月にリリースされたバージョン 20.1.7/21.2.11/22.0.9 で修正されているが、それと同時に、PaperCut MF/NG の情報漏えいの脆弱性 CVE-2023-27351 に対応されている。

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PaperCut のパッチ未適用デバイスへの攻撃:観測された Truebot 亜種はロシア由来 – Huntress

Huntress: Most PaperCut Installations Not Patched Against Already-Exploited Security Flaw

2024/04/24 SecurityWeek — 大半の Windows/macOS にインストールされている PaperCut は、すでに攻撃で悪用されているが、深刻な脆弱性に対してパッチが適用されていないケースが多いと、エンドポイント/レスポンス・セキュリティ企業である Huntress が警告している。このセキュリティ上の欠陥は、脆弱性 CVE-2023-27350 (CVSS 9.8) として追跡されており、PaperCut MF/NG プリント管理システムにおける、不適切なアクセス制御のバグに起因すると説明されている。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、認証を回避して、リモートから System ユーザーの権限を用いて、任意のコードを実行できる。

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Veeam Backup & Replication の脆弱性 CVE-2023-27532:PoC エクスプロイトが登場

Exploit released for Veeam bug allowing cleartext credential theft

2023/03/23 BleepingComputer — Veeam Backup & Replication (VBR)ソフトウェアに影響を及ぼす、Backup Service の深刻な脆弱性に対して、クロスプラット・フォームのエクスプロイト・コードが登場した。この脆弱性 CVE-2023-27532 は、すべての VBR バージョンに影響し、未認証の攻撃者に対して、平文の認証情報の窃取とバックアップ・インフラへの侵入を許し、SYSTEM としてのリモート・コード実行にいたる可能性が生じる。

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中小企業とセキュリティ:山積するギャップを乗り越えるための処方箋とは?

Most mid-sized businesses lack cybersecurity experts, incident response plans

2023/03/20 HelpNetSecurity — Huntress の調査によると、米国/カナダの全企業の 99%が中小企業であり、サイバー・セキュリティの課題に直面していることが判明した。この調査の目的は、組織構造/リソース/サイバー・セキュリティ戦略などに関する洞察を得ることにある。具体的に言うと、ツールキット/計画/人員配置/セキュリティ意識のトレーニングなどに加えて、サイバー・セキュリティ保険の確保の難しさといった、主要な課題を文脈化して示している。

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R1Soft Server Backup Manager にバックドア:2022年5月の脆弱性 CVE-2022-36537 が要因

R1Soft Server Backup Manager Vulnerability Exploited to Deploy Backdoor

2023/02/22 SecurityWeek — 昨年に発見された、ConnectWise の R1Soft Server Backup Manager に存在する脆弱性の悪用により、数百台のサーバーにバックドアが展開されていることが判明した。2022年10月下旬に ConnectWise は、R1Soft Server Backup Manager に存在する深刻な脆弱性に対してパッチを提供し、また、それを悪用する攻撃者による、任意のコード実行および機密データへのアクセスを防ぐよう顧客に通知した。その時点において同社は、この脆弱性が野放し状態で悪用される可能性が高いことを警告し、ユーザーに対しては、可能な限り速やかに、パッチを適用するよう促していた。

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GoAnywhere MFT のゼロデイ脆弱性を悪用:130社からのデータ窃取を Clop が主張

Clop ransomware claims it breached 130 orgs using GoAnywhere zero-day

2023/02/10 BleepingComputer — ランサムウェア集団 Clop は、セキュアなファイル転送ツール GoAnywhere MFT のゼロデイ脆弱性を悪用した攻撃により、130以上の組織からデータを盗み出したと主張している。この脆弱性 CVE-2023-0669 の悪用に成功した攻撃者は、インターネットを介して管理コンソールにアクセスできる状態にあり、パッチが適用されていない GoAnywhere MFT (Managed File Transfer) インスタンス上で、リモート・コード実行が可能になっている。

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