ウクライナ戦でのオンラン・バトル:最前線に押し出された SNS の役割とは?

The Online Battle In Ukraine

2022/03/02 CyberSecurityIntelligence — 多くの人々のポケットに入ったスマフォのカメラから、ロシアによるウクライナ侵攻の様子が世界に流れ出している。デジタル時代の新たな最前線であるインターネットを導入された、ヨーロッパで初めて経験する武力紛争である。オンラインでの戦いが双方でエスカレートし、米国のテクノロジー企業はロシアからのコンテンツのブロックについて混乱している。たとえば、オンライン検閲や、偽情報の拡散を考える一方で、ミサイル攻撃に直面しているウクライナのインターネットユーザーのことも考える必要がある。

Continue reading “ウクライナ戦でのオンラン・バトル:最前線に押し出された SNS の役割とは?”

CISA が編纂するリスト:サイバー・セキュリティのための無償ツール/サービス

CISA compiles list of free cybersecurity tools and services

2022/02/19 BleepingComputer — 米国の Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) は、サイバー攻撃からの防御を強化し、組織のセキュリティ能力を高めるための、無料のサイバー・セキュリティ・サービス/ツールのリストを公開した。このリストは、包括的なものではなく、また、変化にも対応できるものだが、サイバー・セキュリティ・プログラムのための、基本的なセキュリティ対策と組み合わせることで、企業のサイバー・セキュリティ・リスク管理を成熟させることを目的としている。

Continue reading “CISA が編纂するリスト:サイバー・セキュリティのための無償ツール/サービス”

GitHub の新しいコード・スキャン:JavaScript/TypeScript のエコシステムをサポート

GitHub code scanning now finds more security vulnerabilities

2022/02/17 BleepingComputer — 昨日に GitHub は、機械学習を利用した新しいコード・スキャン解析機能を発表した。これにより、より一般的なセキュリティ脆弱性を、プロダクション環境に至る前に自動的に発見することが可能となる。この新しい実験的な静的解析機能は、JavaScript および TypeScript の GitHub リポジトリで、パブリック・ベータ版として提供されている。

Continue reading “GitHub の新しいコード・スキャン:JavaScript/TypeScript のエコシステムをサポート”

Google Cloud と Log4Shell:ピーク時のスキャン数は 40万件/日

Google Cloud offers good news and bad news on Log4Shell, other issues

2022/02/15 CyberScoop — Google Cloud では、Log4Shell バグを持つ脆弱なシステムに対して、1日あたり 40万回のスキャンが行われていると、同社は火曜日に発表した。Google Cloud の CISO である Phil Venables は CyberScoop に対して、「当社の不定期レポート Threat Horizons の調査結果では、スキャンは継続的に行われており、脆弱なインスタンスを1つでもオープンにしておくと発見される。IT セキュリティ担当者は常に注意を払う必要がある」と述べている。

Continue reading “Google Cloud と Log4Shell:ピーク時のスキャン数は 40万件/日”

Secure Web Gateway と Web Filtering:ルール/メリット/問題点は?

How To Secure Web Gateway & Web Filtering

2022/01/26 CyberSecurityIntelligence — Secure Web Gateway は、企業のセキュリティ・ポリシーを適用し、悪意のインターネット・トラフィックをリアルタイムにフィルタリングすることで、オンライン・セキュリティの脅威からの保護を強化する。Secure Web Gateway は、最低限、URL フィルタリング/Web アプリケーションのコントロール/悪意のコードの検出とフィルタリングなどを提供するが、データ漏洩防止機能も不可欠となる。

Continue reading “Secure Web Gateway と Web Filtering:ルール/メリット/問題点は?”

米国の国土安全保障省がバグバウンティを実施:Hack DHS プログラムとは?

The DHS is inviting hackers to break into its systems, but there are rules of engagement

2021/12/16 StateOfSecurity — 米国の国土安全保障省 (DHS : Department of Homeland Security) は、悪意の攻撃から自らを守るために、脆弱性の発見やシステムへの侵入を、セキュリティ研究者に呼びかけている。DHS は、「DHS の特定システム内のサイバー・セキュリティ脆弱性を特定し、同省のサイバー・セキュリティの回復力を高めるために、バグバウンティ・プログラム Hack DHS を開始すると発表している。

Continue reading “米国の国土安全保障省がバグバウンティを実施:Hack DHS プログラムとは?”

VirusTotal Collections が登場:Indicators of Compromise (IoC) の共有を推進する

VirusTotal Collections allows enhancing the sharing of Indicators of Compromise (IoCs)

2021/12/01 SecurityAffairs — VirusTotal は、脅威研究者がたちが IoC (Indicators of Compromise) を共有するための、新サービス VirusTotal Collections を発表した。このコレクションは、特定の脅威に関連する IoC を含むライ・ブレポートであり、VirusTotal の登録ユーザーであれば利用できる。また、このレポートには、最新の VirusTotal 分析メタ・データが含まれる。

Continue reading “VirusTotal Collections が登場:Indicators of Compromise (IoC) の共有を推進する”

AWS re:Invent カンファレンス:Aviatrix が提供する Cloud Management Platform とは?

Aviatrix Adds Security Capabilities to Cloud Management Platform

2021/11/30 SecurityBoulevard — AWS re:Invent カンファレンスにおいて Aviatrix は、クラウド・サービス・プロバイダーが提供する複数の Software-Defined Networking サービスを、IT チームが管理するためのデータ・プレーンに、セキュリティ機能を追加したことを発表した。Aviatrix の VP of Product Marketing である Bryan Ashley は、ThreatIQ with ThreatGuard のセキュリティ機能が組み込まれたことで、すべてのネットワーク・ノードにおいて、トラフィックの検査とポリシーの適用が可能になったと述べている。

Continue reading “AWS re:Invent カンファレンス:Aviatrix が提供する Cloud Management Platform とは?”

Microsoft Office 365:全ユーザーのディフォルト保護レベルを Admin 設定で強化する

Microsoft: Office 365 will boost default protection for all users

2021/11/20 BleepingComputer — Microsoft は、Defender for Office 365 に Built-In Protection を導入する。この機能は、推奨される設定やポリシーを自動的に有効にし、すべての新規/既存のユーザーが、少なくとも基本的なレベルの保護を受けられるようにする新機能である。

Continue reading “Microsoft Office 365:全ユーザーのディフォルト保護レベルを Admin 設定で強化する”

Microsoft Defender for Endpoint に AI 駆動型のランサムウェア検知機能が追加

Microsoft adds AI-driven ransomware protection to Defender

2021/11/16 BleepingComputer — Microsoft は Defender for Endpoint の顧客に対して、AI によるランサムウェア攻撃検知システムを提供し、境界でリスクを評価して脅威アクターをブロックすることで、既存のクラウド保護を補完すると発表した。人間により操作されるランサムウェア攻撃は、特定の手法や行動を特徴としているため、データ駆動型の AI アプローチを用いて、この種の攻撃を検知できると、同社は考えている。

Continue reading “Microsoft Defender for Endpoint に AI 駆動型のランサムウェア検知機能が追加”

Black Hat Europe:世界のデジタルインフラを保護するには法改正が不可欠だ

Black Hat Europe: Laws and regulations need to change to secure world’s digital infrastructure

2021/11/10 DailySwig — 11月10日に開催された Black Hat Europe においては、民主的な制度や価値観に対する侵食を食い止めるためには、デジタル兵器に対する規制を強化し、サイバー・セキュリティの経済学を再考する必要があるとの意見が出された。スタンフォード大学 Cyber Policy Center の International Policy Director である Marietje Schaake は、現在のデジタル・インフラの運用方法が、民主主義の原則を侵食し、サイバー攻撃に対して脆弱になっていると警告した。

Continue reading “Black Hat Europe:世界のデジタルインフラを保護するには法改正が不可欠だ”

レッドチームが必要な理由:PoC エクスプロイトが重要な理由

Red Teams and the Value of Open Source PoC Exploits

2021/11/10 SecurityBoulevard — レッド・チームとは、優れたサイバー・セキュリティを構成するうえで必要な要素である。(ISC)2 Security Congressで講演した、セキュリティ研究者の Richard Tychansky は、レッド・チームは攻撃的なセキュリティであると説明している。レッド・チームのプロセスにおいては、いくつかの段階的なステップを踏む必要があると、彼は言う。

Continue reading “レッドチームが必要な理由:PoC エクスプロイトが重要な理由”

Oracle Cloud に無償のセキュリティ・サービスが提供される理由は?

Oracle Adds Free Security Services to Public Cloud

2021/11/09 SecurityBoulevard — 今日、Oracle Cloud Infrastructure (OCI) プラットフォームに4つの無料サービスが追加され、クラウド・セキュリティに関する、同社の懸念への対応が進められた。Oracle Cloud Infrastructure Vulnerability Scanning Service (OCI VSS) は、パッチが適用されていない脆弱性や、開放されたポートを特定するための無料サービスであり、OCI 上に展開されたアプリケーションのセキュリティ状態を監視する、無料サービスである Cloud Guard と統合される。

Continue reading “Oracle Cloud に無償のセキュリティ・サービスが提供される理由は?”

ゼロトラストにおける5つの迷信を検証していく

Debunking Five Myths About Zero-Trust

2021/11/05 SecurityBoulevard — セキュリティ業界では、何年も前からゼロトラストという言葉が使われている。ゼロトラストはセキュリティ業界の最新バズワードだと、多くの人々が捉えているかもしれないが、実際には何年も前から存在している概念である。

Continue reading “ゼロトラストにおける5つの迷信を検証していく”

クラウドにおけるデータの暗号化と保護:大半の企業が未達成という状況

Companies Fail to Encrypt, Protect Data in the Cloud

2021/11/02 SecurityBoulevard — 昨年において、40% の組織が、クラウド・ベース侵害の被害に遭っていることを考えると、クラウド上のデータを保護することに重きが置かれていると思えてくる。しかし、2021 Thales Global Cloud Security を観ると、そうでも無さそうだ。なんと 83% もの企業が、クラウド上に保管している機密データを、半分も暗号化できていないのだ。さらに、3分の1にあたる 34% は、暗号化キーを完全に管理していない。

Continue reading “クラウドにおけるデータの暗号化と保護:大半の企業が未達成という状況”

SaaS を安全に運用するためのソリューション:CASB と SSPM の違いはどこに?

Securing SaaS Apps — CASB vs. SSPM

2021/11/01 TheHackerNews — Cloud Access Security Brokers (CASB) と SaaS Security Posture Management (SSPM) は、SaaS アプリケーションのセキュリティに対処するために設計されたソリューションであるため、しばしば混同される。CASBは、重要なデータを保護するために、複数のセキュリティ・ポリシーを実施することで、機密データを保護する。

Continue reading “SaaS を安全に運用するためのソリューション:CASB と SSPM の違いはどこに?”

クラウド環境の危険性:Role パーミッションについて再考しよう

Why ‘Role’ Permissions Are So Dangerous To Your Cloud Environment

2021/09/17 SecurityBoulevard — クラウドを利用する企業が直面するものに、過剰なパーミッションの適切な抑制という、重要な課題がある。クラウドでの運用には、俊敏性と柔軟性が求められる。しかし、この問題は、そのメリットによりセキュリティを犠牲にされることが多く、また、クラウド上には不要で過剰なパーミッションが蔓延していることである。このウェビナーでは、クラウドにおける過剰なパーミッションの問題と、それをコントロールする方法について説明していく。

Continue reading “クラウド環境の危険性:Role パーミッションについて再考しよう”

可視化の重要性:インフラ・セキュリティにおいて最初に必要なものとは?

Infrastructure, Security, and the Need for Visibility

2021/09/17 DarkReading — 米国をはじめとする政府機関は、国が関与したと思われる不正侵入事件や、犯罪者が関与したと思われるランサムウェア事件が頻発していることから、重要インフラのネットワーク・セキュリティを強化しようとしている。2020年に発生した SolarWinds や Microsoft への攻撃や、最近発生した Colonial Pipeline でのランサムウェア事件などは、経済的に重要な企業のセキュリティ態勢に対する、潜在的かつ広範な脆弱性や弱点があることを示している。

Continue reading “可視化の重要性:インフラ・セキュリティにおいて最初に必要なものとは?”