Earth Longzhi という中国ハッカー・グループ:DLL 悪用マルウェアでアジアを狙う

Chinese Hacker Group Earth Longzhi Resurfaces with Advanced Malware Tactics

2023/05/03 TheHackerNews — 中国の国家支援ハッカー集団が再登場し、台湾/タイ/フィリピン/フィジーなどの、政府/医療/テクノロジー/製造業を標的とする、新たなキャンペーンを展開している。この Earth Longzhi グループは、APT41 (別名 HOODOO/Winnti) のサブグループであり、半年以上も活動を停止していたが、Earth Baku/SparklingGoblin/GroupCC などのクラスターと重複した動きを見せている。Earth Longzhi は、2022年11月にサイバー・セキュリティ企業により検出され、東アジア/東南アジア/ウクライナなどの組織への攻撃が分析されている。

Continue reading “Earth Longzhi という中国ハッカー・グループ:DLL 悪用マルウェアでアジアを狙う”

Google レッドチーム・ツールの悪用:中国の APT41 による攻撃で発見される

Hackers abuse Google Command and Control red team tool in attacks

2023/04/17 BleepingComputer — 台湾のメディアとイタリアの就職支援会社に対するデータ窃取攻撃において、中国の国家支援ハッキング・グループ APT41 が、レッドチーム・ツール GC2 (Google Command and Control) を悪用していたことが判明した。APT41 は HOODOO とも呼ばれ、米国/欧州/アジアにおける広範な業界をターゲットにすることで知られる、中国政府に支援されたハッキング・グループである。2014年から Mandiant は、このハッキング・グループを追跡しており、その活動は BARIUM や Winnti といった、その他の中国のハッキング・グループと重複すると述べている。

Continue reading “Google レッドチーム・ツールの悪用:中国の APT41 による攻撃で発見される”

Winnti ハッキング・グループの戦略:Cobalt Strike を 154 分割して検出を回避

Winnti hackers split Cobalt Strike into 154 pieces to evade detection

2022/08/18 BleepingComputer — 中国の Winnti は、APT41 または Wicked Spider とも呼ばれるハッキング・グループであり、昨年の成果として、少なくとも 80の組織を標的にし、少なくとも 13の組織のネットワーク侵入に成功した。このハッキング・グループの活動を追跡してきた、Group-IB の研究者たちによると、2021年は Wintti が最も激しく動いた1年であったという。

Continue reading “Winnti ハッキング・グループの戦略:Cobalt Strike を 154 分割して検出を回避”

中国 APT41 動きを捕捉:米国州政府のネットワークをゼロデイ脆弱性で狙っている

U.S. State Governments Targeted by Chinese Hackers via Zero-Day in Agriculture Tool

2022/03/08 SecurityWeek — 中国政府に支援されていると思われる脅威グループが、ゼロデイ脆弱性などを悪用し、米国の州政府のネットワークに侵入していたことが明らかになった。サイバー・セキュリティの調査企業である Mandiant は、2021年5月に米国州政府のネットワークへの攻撃を調査するよう要請され、このキャンペーンに気づいたと、火曜日に公開したブログ記事で述べている。

Continue reading “中国 APT41 動きを捕捉:米国州政府のネットワークをゼロデイ脆弱性で狙っている”

Linux と IoT とマルウェア:2021年の調査結果は前年比で 35% 増

Linux malware sees 35% growth during 2021

2022/01/15 BleepingComputer — Linux デバイスを標的としたマルウェアの感染件数は、2021年に 35%増加しており、その多くは DDoS 攻撃のための IoT デバイスの取り込みが目標となっている。IoT デバイスは多様な Linux ディストリビューションを実行するが、一般的にパワー不足のスマート・デバイスであり、その機能も特定の範囲に制限されている。しかし、それらのリソースが、大規模なグループにまとめられると、十分に保護されたインフラに対して大規模な DDoS 攻撃を仕掛ける能力を持つことになる。

Continue reading “Linux と IoT とマルウェア:2021年の調査結果は前年比で 35% 増”

中国の国家支援 APT41 グループ:高スティルス性マルウェアを大量に展開している

Attacks by Prolific APT41 Tied to Chinese Government

2021/10/06 SecurityBoulevard — BlackBerry Research and Intelligence Unit の新たな調査により、中国の国家機関である APT41 は、これまで知られていたよりも多くのサイバー攻撃キャンペーンの背後にいることが分かった。研究者たちは、FireEye が以前に記録した、カスタマイズ可能な command-and-contro (C2) プロファイルを使用した、Cobalt Strike の活動の詳細に触発され、関連するマルウェア・キャンペーンを追跡した。そして、これまで気づかなかった攻撃間のつながりを発見し、パンデミックに対する人々の不安を利用した、キャンペーンの実態が明らかになった。

Continue reading “中国の国家支援 APT41 グループ:高スティルス性マルウェアを大量に展開している”

中国ハッキング・グループの Rootkit は Windows 10 をターゲットにスパイ活動を行う

Chinese Hackers Used a New Rootkit to Spy on Targeted Windows 10 Users

2021/10/01 TheHackerNews — これまで詳細が不明だった、中国語を話す脅威アクターだが、東南アジアのターゲットを狙い、侵害された Windows システムにカーネルモード Rootkit をデプロイするために、2020年7月の時点から回避操作を行っていたようだ。Kaspersky が GhostEmperor と名付けた、このハッキング・グループによる攻撃は、標的となったホストに対する持続性と遠隔操作を可能にする、洗練されたマルチステージのマルウェア・フレームワークを使用していたとも言われている。

Continue reading “中国ハッキング・グループの Rootkit は Windows 10 をターゲットにスパイ活動を行う”