CISA KEB 警告 23/01/10:Microsoft Exchange の脆弱性 CVE-2022-41080 などを追加

CISA orders agencies to patch Exchange bug abused by ransomware gang

2023/01/10 BleepingComputer — 今日に、米国の CISA (Cybersecurity and Infrastructure Security Agency)  は、Known Exploited Vulnerabilities (KEV) カタログに、2つのセキュリティ脆弱性を追加した。1つ目は、Microsoft Exchange の権限昇格の脆弱性 CVE-2022-41080 であり、別の脆弱性 ProxyNotShell CVE-2022-41082 と連鎖してリモート・コードが実行される可能性がある。先週に、テキサス州に拠点を置くクラウド・コンピューティング・プロバイダーである Rackspace は、Play ランサムウェアが CVE-2022-41082 をゼロデイとして悪用し、Microsoft の ProxyNotShell URL 書き換え緩和策をバイパスして、感染させた Exchange Server 内で権限昇格を行ったことが確認されている。

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Microsoft Exchange のゼロデイ脆弱性:ProxyNotShell に対する緩和策の更新

Microsoft updates mitigation for ProxyNotShell Exchange zero days

2022/10/05 BleepingComputer — Microsoft は、ProxyNotShell と呼ばれ、CVE-2022-41040/CVE-2022-41082 として追跡される、最新の Exchange ゼロデイ脆弱性に対する緩和策を更新した。最初の推奨事項に関しては、2 つのバグを悪用する新しい攻撃方法が研究者たちが示し、容易な回避策を提示したことで、不十分さが証明されている。

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CISA KEV 警告 22/09/30:Microsoft Exchange と Atlassian Bitbucket のゼロデイを追加

CISA: Hackers exploit critical Bitbucket Server flaw in attacks

2022/09/30 BleepingComputer — Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) は、攻撃で悪用されたバグのリストに、Atlassian Bitbucket Server の RCE 脆弱性と、Microsoft Exchange のゼロデイ脆弱性の2件を含む、合計で3件のセキュリティ欠陥を追加したことを発表した。Microsoft によると、CISA の KEV (Known Exploited Vulnerabilities) カタログに追加されたのは、限定的な標的型攻撃で悪用された Microsoft Exchangeの ゼロデイ脆弱性 CVE-2022-41040/CVE-2022-41082 の2件となる。

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Microsoft Exchange に2つの深刻なゼロデイ脆弱性:積極的な悪用を検出

WARNING: New Unpatched Microsoft Exchange Zero-Day Under Active Exploitation

2022/09/30 TheHackerNews — セキュリティ研究者たちは、すべてのパッチが適用されているはずの Microsoft Exchange Server において、これまで公表されていなかった脆弱性が驚異アクターに悪用され、それにより侵害されたシステム上で、リモートコード実行を実現することを警告している。ベトナムのサイバー・セキュリティ企業である GTSC は、2022年8月に実施したセキュリティ監視とインシデント対応のアクティビティ一環として、この欠点を発見した。

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ShadowPad ハッカー集団:アジア各国の政府組織をターゲットにしている

ShadowPad-Associated Hackers Targeted Asian Governments

2022/09/13 InfoSecurity — リモートアクセス型トロイの木馬 (RAT) である ShadowPad だが、以前から関連していた脅威グループが新たなツールセットを採用し、アジア各国の政府機関や国営企業に対してキャンペーンを展開している。 このニュースは、9月13日の未明に Symantec の Threat Hunter Team が発表した、脅威に関する新たなアドバイザリがソースとなっている。

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Microsoft が推奨する安全な Exchange:月例パッチに加えて Extended Protection を適用

Microsoft: Exchange ‘Extended Protection’ needed to fully patch new bugs

2022/08/09 BleepingComputer — Microsoftによると、2022年8月の Patch Tuesday で対処された Exchange Server の欠陥の一部においては、攻撃を完全にブロックするために、影響を受けるサーバー上での拡張保護機能を、管理者が手動で有効にする必要があるとのことだ。今日、Microsoft は、野放し状態で悪用されている DogWalk ゼロデイ脆弱性や、特権昇格を可能にする Exchange の深刻な脆弱性 (CVE-2022-21980/CVE-2022-24477/CVE-2022-24516) などを含む、全体で 121件の欠陥にパッチを適用した。

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CISA 勧告と Exchange Online:10月までに Basic 認証から Modern 認証へ切り替えよ

CISA warns orgs to switch to Exchange Online Modern Auth until October

2022/06/29 BleepingComputer — CISA は政府機関/民間企業に対して、クラウドメール・プラットフォームである Microsoft Exchange を、ベーシック認証からモダン認証 (MFA) へと早急に切り替えるよう促している。ベーシック認証 (プロキシ認証) は、アプリがサーバー/エンドポイント/オンラインサービスに認証情報を平文で送信する、HTTP ベースの認証スキームである。

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Exchange の ProxyLogon と中国支援の APT:Building Automation System を攻撃

China-Backed APT Pwns Building-Automation Systems with ProxyLogon

2022/06/29 DarkReading — これまで未知とされてきた中国語圏の高度持続的脅威 (APT) アクターが、Microsoft Exchange の脆弱性 ProxyLogon を悪用してマルウェア ShadowPad を展開している。その最終目標は、ビルオートメーション・システム (BAS:Building Automation System) を乗っ取り、ネットワークに深く侵入することだと、研究者たちは述べている。

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Linux 上の Docker API 狙う暗号マイナー・マルウェア Lemon_Duck とは?

Docker servers hacked in ongoing cryptomining malware campaign

2022/04/21 BleepingComputer — Linux サーバ上の Docker API が、Lemon_Duck ボットネット・オペレーターによる、大規模な Monero 暗号キャンペーンの標的になっている。このクリプトマイニング・マイニング集団は、セキュリティが不十分な Docker システムや、ミス・コンフィグレーションのある Docker システムにとって常に脅威であり、近年では複数の大規模なエクスプロイト・キャンペーンが報告されている。

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Microsoft Exchange をハックする Hive ランサムウェア:新たな攻撃手法で被害を拡大

Microsoft Exchange servers hacked to deploy Hive ransomware

2022/04/20 BleepingComputer — Hive ランサムウェアのアフィリエイトが、ProxyShell のセキュリティ問題に対して脆弱な Microsoft Exchange サーバーを標的として、Cobalt Strike ビーコンなどの様々なバックドアを展開している。この脅威アクターは、そこからネットワークを偵察し、管理者アカウントの認証情報を盗み、貴重なデータを流出させ、最終的にはファイル暗号化ペイロードを展開する。この情報は、セキュリティ分析を行う Varonis が、同社の顧客に対するランサムウェア攻撃を調査した際に得られたものである。

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中国 APT41 動きを捕捉:米国州政府のネットワークをゼロデイ脆弱性で狙っている

U.S. State Governments Targeted by Chinese Hackers via Zero-Day in Agriculture Tool

2022/03/08 SecurityWeek — 中国政府に支援されていると思われる脅威グループが、ゼロデイ脆弱性などを悪用し、米国の州政府のネットワークに侵入していたことが明らかになった。サイバー・セキュリティの調査企業である Mandiant は、2021年5月に米国州政府のネットワークへの攻撃を調査するよう要請され、このキャンペーンに気づいたと、火曜日に公開したブログ記事で述べている。

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ウクライナをサイバー侵害するロシア:ランサムウェアを囮にしたワイパー攻撃

Ransomware used as decoy in data-wiping attacks on Ukraine

2022/02/24 BleepingComputer — ロシアがウクライナに侵攻する直前の水曜日に、ウクライナのネットワークに対する破壊的な攻撃で使用された新しいデータワイパー・マルウェアは、GoLang ベースのランサムウェアのデコイを伴うケースもあった。今日、Symantec は、「これまでに調査した、いくつかの攻撃では、ワイパー・マルウェアと同時にランサムウェアも、標的となる組織に対して展開されていた。ワイパーと同様に、ランサムウェアを展開するための、スケジュールされたタスクが使用されていた」と明らかにした。

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SonicWall の Y2K22 問題:メールセキュリティとファイアウォールに障害が発生

SonicWall: Y2K22 bug hits Email Security, firewall products

2022/01/07 BleepingComputer — 今日、SonicWall は、同社のメール・セキュリティ製品およびファイアウォール製品の一部が Y2K22 バグに見舞われ、2022年1月1日以降のメッセージログ更新やジャンクボックス操作に障害が発生していたことを確認した。同社によると、影響を受けたシステムでは、メールユーザーおよび管理者により、ジャンク・ボックスへのアクセスや、新たに受信したメールのジャンク解除などが不能になるという。また、メッセージログ更新が不能であることから、メッセージログを介した送受信メールを追跡も不可能になるという。

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Microsoft Exchange の Y2K22 問題:Scan Engine 日付チェックの失敗を FIX

Microsoft Issues Fix for Exchange Y2K22 Bug That Crippled Email Delivery Service

2022/01/02 TheHackerNews — この週末に Microsoft は、Exchange Server プラットフォーム上で、電子メール・メッセージが立ち往生するという問題の修正版をリリースした。その原因は、年の変わり目に、日付の検証エラーが発生したことだとされている。

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Microsoft Exchange への BlackByte 攻撃:依然として ProxyShell が暴れている

Microsoft Exchange servers hacked to deploy BlackByte ransomware

2021/12/01 BleepingComputer — BlackByte というランサムウェアが、ProxyShell と呼ばれる脆弱性を利用してMicrosoft Exchange サーバーを攻撃し、さまざまな企業ネットワークに侵入している。ProxyShell とは、Microsoft Exchange における3つの脆弱性のセットの名称であり、それらが連鎖することで、サーバー上で認証を必要としないリモートコード実行が可能になるものだ。

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IKEA のシステムがリプライチェーン・メール攻撃の渦中にある

IKEA email systems hit by ongoing cyberattack

2021/11/26 BleepingComputer — IKEA が、サイバー攻撃の渦中にいる。この攻撃では、盗まれた機密情報をもとに、リプライチェーン・メールにより従業員に対して、内部的なフィッシング攻撃が行われている。リプライチェーン型のメール攻撃とは、脅威アクターが企業からの正当なメールを盗み出し、そのメールに対して悪意のドキュメントなどへのリンクを返信して、受信者のデバイスにマルウェアをインストールするものである。

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Microsoft Exchange の RCE 脆弱性 CVE-2021-42321 の PoC が提供されている

Expert released PoC exploit code for Microsoft Exchange CVE-2021-42321 RCE bug

2021/11/23 SecurityAffairs — この日曜日に、研究者である Janggggg は、Microsoft Exchange サーバーの CVE-2021-42321 として追跡されている、活発に悪用されている脆弱性に対する PoC エクスプロイト・コードを公開した。この脆弱性 CVE-2021-42321 は、コマンドレットにおける不適切な引数の検証に起因する、深刻度の高いリモートコード実行の問題である。Microsoft は、この欠陥は認証された攻撃者のみが悪用できると指摘している。

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Microsoft Exchange を狙うリプライ・チェーン攻撃は止まらずに継続している

Microsoft Exchange servers hacked in internal reply-chain attacks

2021/11/20 BleepingComputer — ProxyShell や ProxyLogon を利用する脅威アクターたちが、Microsoft Exchange サーバーのハッキング/マルウェアの配布/社内の返信用電子メールの侵害/検知の回避などを継続している。悪意の電子メール・キャンペーンを行う場合、脅威アクターたちにとって最も難しいのは、ユーザーが送信者を十分に信頼するように仕向け、不正なリンクや不正プログラムを開くように仕向けることだ。

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US/UK が警告:イランのハッカーが Microsoft Exchange/Fortinet FortiOS を悪用

US, UK warn of Iranian hackers exploiting Microsoft Exchange, Fortinet

2021/11/17 BleepingComputer — 今日、米国/英国。/オーストラリアのサイバーセキュリティ機関は、イランの支援を受けたハッキング・グループに関連する、Microsoft Exchange ProxyShell と Fortinet の脆弱性が継続的に悪用されていると警告した。この警告は、CISA/FBI/ACSC (Australian Cyber Security Centre)/NCSC (United Kingdom’s National Cyber Security Centre) の4機関により共同で発表されている。

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Microsoft 2021-11 月例アップデートは6件のゼロデイと 55件の脆弱性に対応

Microsoft November 2021 Patch Tuesday fixes 6 zero-days, 55 flaws

2021/11/09 BleepingComputer — 今日の Microsoft November 2021 Patch Tuesday により、6件のゼロデイ脆弱性うぃ含む、合計で 55件の脆弱性が修正された。積極的に悪用されている脆弱性は、Microsoft Exchange と Excel に関連するものであり、Exchange のゼロデイは Tianfu ハッキング・コンテストでも使用されていた。

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中国ハッキング・グループの Rootkit は Windows 10 をターゲットにスパイ活動を行う

Chinese Hackers Used a New Rootkit to Spy on Targeted Windows 10 Users

2021/10/01 TheHackerNews — これまで詳細が不明だった、中国語を話す脅威アクターだが、東南アジアのターゲットを狙い、侵害された Windows システムにカーネルモード Rootkit をデプロイするために、2020年7月の時点から回避操作を行っていたようだ。Kaspersky が GhostEmperor と名付けた、このハッキング・グループによる攻撃は、標的となったホストに対する持続性と遠隔操作を可能にする、洗練されたマルチステージのマルウェア・フレームワークを使用していたとも言われている。

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Microsoft Exchange Online から Basic 認証が消える日:1年後の 2022年10月1日に決定

Microsoft will disable Basic Auth in Exchange Online in October 2022

2021/09/26 BleepingComputer — Microsoft は、数百万人の Exchange Online ユーザーを保護するために、2022年10月1日から全てのテナントの全てのプロトコルで、Basic 認証をオフにすることを発表した。今回の発表は、COVID-19 パンデミック対応のために、Exchange Online からの Basic 認証の削除を、2021年後半に延期したことを受けてのものである。

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Microsoft Exchange Autodiscover のバグにより 10万件の Windows 認証情報が流出

Microsoft Exchange Autodiscover bugs leak 100K Windows credentials

2021/09/22 BleepingComputer — Microsoft Exchange の Autodiscover 機能実装におけるバグにより、世界中の Windows ドメインの約10万件のログイン名/パスワードが流出した。Guardicore の AVP of Security Research である Amit Serper のレポートによると、Microsoft Exchange のバグではなく、Autodiscover プロトコルの誤った実装が原因であり、Windows の認証情報が信頼できない第三者の Web サイトに送信されていることが明らかになったとのことだ。

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Conti ランサムウェアが Exchange ProxyShell 脆弱性を狡猾な手口で狙っている

Conti ransomware now hacking Exchange servers with ProxyShell exploits

2021/09/03 BleepingComputer — Conti ランサムウェアは、最近に公開された ProxyShell の脆弱性を悪用して、Microsoft Exchange サーバーに侵入し、企業ネットワークを侵害していくだろう。ProxyShell とは、Microsoft Exchange の脆弱性 (CVE-2021-34473 CVE-2021-34523 CVE-2021-31207) を連鎖させるエクスプロイトの名称であり、パッチが適用されていない脆弱のあるサーバーで、認証を回避したリモート・コード実行を許すことになる。

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Microsoft Exchange の脆弱性 ProxyToken によりメールがハックされる

Microsoft Exchange ProxyToken bug can let hackers steal user email

2021/08/30 BleepingComputer — Microsoft Exchange Server の深刻な脆弱性 ProxyToken について、技術的な詳細が明らかになった。この脆弱性は、標的となるアカウントからメールにアクセスする際に、認証を必要としないというものだ。攻撃者は、Exchange Control Panel (ECP) アプリケーション内の、Web サービスへ向けたリクエストを細工することで、この脆弱性を悪用し、被害者の受信箱からメッセージを盗み出す。

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CISA 警告:Microsoft Exchange の ProxyShell 脆弱性へのパッチを急げ

CISA warns admins to urgently patch Exchange ProxyShell bugs

2021/08/23 BleepingComputer — 米国の CISA (Cybersecurity and Infrastructure Security Agency) は、初めての緊急と銘打った警告を発し、オンプレミスの Microsoft Exchange サーバーにパッチを適用し、ProxyShell の脆弱性が積極的に悪用されないようにと促している。同組織は、「悪意の脅威アクターが、ProxyShell の脆弱性である CVE-2021-34473 CVE-2021-34523 CVE-2021-31207 を積極的に利用している。

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LockFile ランサムウェアは ProxyShell 脆弱性を介して Microsoft Exchange を攻撃する

LockFile ransomware attacks Microsoft Exchange with ProxyShell exploits

2021/08/21 BleepingComputer — LockFile と呼ばれる新しいランサムウェアが、最近になって公開された ProxyShell の脆弱性を悪用して Microsoft Exchange サーバーに侵入し、Windows ドメインを暗号化している。ProxyShell とは、3つの Microsoft Exchange の脆弱性を連鎖させることで、認証を回避してリモート・コードを実行する攻撃の名称である。この3つの脆弱性は、Devcore の Principal Security Researcher である Orange Tsai が発見したもので、彼は4月に開催されたハッキング・コンテスト Pwn2Own 2021 で、これらの脆弱性を連鎖させて Microsoft Exchange サーバーを乗っ取ることに成功している。

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LockFile ランサムウェアは PetitPotam 攻撃で Windows ドメインを乗っ取る

LockFile ransomware uses PetitPotam attack to hijack Windows domains

2021/08/20 BleepingComputer — 少なくとも1人のランサムウェア脅威アクターが、最近発見された PetitPotam NTLM リレー攻撃手法を利用して、世界中の様々なネットワーク上の Windows ドメインを乗っ取り始めている。この攻撃の背後には、7月に初めて確認された、LockFile と呼ばれる新しいランサムウェア・ギャングがいるようだが、同業のグループとの類似性や参照点が見られる。

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Microsoft 2021-08 月例アップデートは 3件のゼロデイと 44件の脆弱性に対応

Microsoft August 2021 Patch Tuesday fixes 3 zero-days, 44 flaws

2021/08/10 BleepingComputer — 今日は Microsoft の August 2021 Patch Tuesday であり、3つのゼロデイ脆弱性を含む 44件の脆弱性が修正された。普段から、パッチのインストールに奔走する Windows の管理者には、どうか頑張ってほしい。この 44件の脆弱性 (Microsoft Edge を含めば 51件) の内訳だが、Critical は7件で、Important は 37件である。また、44件の脆弱性のうち、リモートコード実行が 13件で、情報開示が8件、サービス拒否が2件、成りすましが4件となっている。セキュリティ以外の Windows 更新プログラムについては、Windows 10 KB5005033 & KB5005031 累積更新プログラムを参照してほしい。

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Black Hat 2021:Microsoft Exchange ProxyShell 脆弱性への悪意のスキャン

Microsoft Exchange servers scanned for ProxyShell vulnerability, Patch Now

2021/08/07 BleepingComputer — Black Hat カンファレンスで技術的な詳細が公開されたことで、脅威アクターたちは Microsoft Exchange ProxyShell のリモートコード実行の脆弱性を積極的にスキャンするようになった。これらの脆弱性を調べる前に、どのように公開されたかを理解することが重要だ。ProxyShell は、3つの脆弱性の総称であり、それぞれの脆弱性が連鎖すると、Microsoft Exchange サーバー上で認証を必要とせずにリモートコードが実行される。これらの脆弱性の連鎖は、IIS の Port 443 で実行される Microsoft Exchange の Client Access Service (CAS) を介してリモートから悪用される。

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Black Hat 2021:Microsoft Exchange 問題の新たな観点

‘A whole new attack surface’ – Researcher Orange Tsai documents ProxyLogon exploits against Microsoft Exchange Server

2021/08/06 DailySwig — Black Hat USA 2021 において、ハッキング・マエストロである Orange Tsai は、Microsoft Exchange の脆弱性に関する待望の技術情報を公開した。2021年1月に Tsai が発見した認証前のリモートコード実行 (RCE : remote code execution) の欠陥は、Microsoft Exchange 史上で最も深刻な脆弱性かもしれないと、彼はリモート講演で語っていた。この欠陥は、3月にパッチが適用されたが、悪用されると世界の何十万ものエンタープライズ・メッセージング・サーバーがハッキングされるという、きわめて深刻なゼロデイ欠陥の1つだった。このバグを深く掘り下げた後に Tsai は、ProxyLogon は単一のバグではなく、研究者が新しい脆弱性を発見するために役立つ、まったく新しい攻撃対象領域であることに気づいた。

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CISA が立ち上げた民間機関向けの脆弱性開示プラットフォームとは?

CISA launches vulnerability disclosure platform for federal agencies

2021/07/30 BleepingComputer — 今日のこと、Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) は、米国連邦民間機関向けに新たな脆弱性開示ポリシー (VDP : vulnerability disclosure policy) プラットフォームの提供を開始した。

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中国のハッカーたちが脆弱化した MS Exchange に PlugX マルウェアを注ぎ込む

Chinese Hackers Implant PlugX Variant on Compromised MS Exchange Servers

2021/07/28 TheHackerNews — 今年の3月に明らかになった、Microsoft Exchange Server の欠陥を悪用する中国のサイバー犯罪組織が、これまで文書化されていなかったリモート・アクセス・トロイの木馬 (RAT) の亜種を、東南アジア諸国の侵入したシステムに埋め込んでいる。Palo Alto Networks の脅威インテリジェンス・チームである Unit 42 は、今回の侵入を PKPLUG (別名:Mustang Panda / HoneyMyte) という名の脅威アクターによるものとし、侵入されたサーバーの1つに配信された、Thor と呼ばれるモジュール型 PlugX マルウェアの新バージョンを確認したと述べている。

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クラウドや仮想環境をターゲットにする脅威のトレンドとは?

Rising Threats Target Cloud Providers, Virtual Infrastructure

2021/07/20 SecurityBoulevard — Positive Technologies のレポートによると、仮想化環境を攻撃するためのマルウェア開発が増加しており、その中には仮想インフラをディプロイするためのソフトウェア内で既に見つかっている脆弱性を、積極的に利用しようとするサイバー犯罪者もいるという。2021年におけるサイバー攻撃の全体的な件数は、2020年の第1四半期との比較では 17% 増加となっており、また、77% が標的型攻撃であったとのことだ。

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CISA / FBI 警告:中国政府が支援するハッカーたちが米パイプラインに侵入している

Chinese government-backed hackers infiltrated US pipeline companies, FBI says

2021/07/20 CyberScoop — 水曜日に、米国国土安全保障省 (Department of Homeland Security) のサイバー部門と FBI が発表した警告により、2011年12月から2013年にかけて、国の支援を受けた中国のサイバー犯罪者たちが、米国の石油/天然ガス・パイプライン群の制御システムをハッキングしていたことが明らかになった。

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米国と同盟国が Microsoft Exchange 攻撃に関して正式に中国を非難

US and allies officially accuse China of Microsoft Exchange attacks

2021/07/19 BleepingComputer — 米国および、欧州連合、英国、NATO などの同盟国は、今年の広範囲にわたるMicrosoft Exchange ハッキング・キャンペーンについて、中国を公式に非難している。2021年の初頭に生じた、このサイバー攻撃は、世界中の数万の組織に展開された 25万台以上の Microsoft Exchange サーバーを標的としていた。

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NSA : Russian GRU ハッカーたちは Kubernetes を悪用してブルートフォースを仕掛ける

NSA : Russian GRU hackers use Kubernetes to run brute force attacks

2021/07/01 BleepingComputer — National Security Agency (NSA) は、ロシアの国家に支援されるハッカーたちが。米国のネットワークから電子メールやファイルを盗むために、ブルートフォース攻撃を行っていると警告している。NSA は、7月1日に発表した勧告のにおいて、Russian GRU の 85th Main Special Service Center (GTsSS) の軍事ユニット 26165 が、2019年から Kubernetes のクラスターを悪用することで、米国政府や国防総省などの組織にパスワード・スプレー攻撃を行っていると述べた。

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新種のランサムウェア Epsilon Red が未パッチの Microsoft Exchange を狙っている

New Epsilon Red ransomware hunts unpatched Microsoft Exchange servers

2021/05/29 BleepingComputer — Red Epsilon という名の新たなランサムウェアが、Microsoft Exchange Server の脆弱性を利用して、ネットワーク上のマシンを暗号化することが確認された。この Epsilon Red ランサムウェアの攻撃は、暗号化の段階に到達するまでに十数個のスクリプトを使用し、また、市販されているリモートデスクトップ・ユーティリティーも悪用する。

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Microsoft の 5月アップデートには 55 件の脆弱性と 3 件のゼロデイが

Microsoft May 2021 Patch Tuesday fixes 55 flaws, 3 zero-days

2021/05/11 BleepingComputer — 5月12日に Microsoft は Patch Tuesday を公開した。ここには 3つのゼロデイ脆弱性が含まれているため、Windows 管理者は早急にアップデート・プログラムを適用すべきである。 このアップデートで、Microsoft は 55件の脆弱性を修正しているが、そのうちの 4件を Critical に、50件を Important に、1件を Moderate に分類している。

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ロシアン・ハッカーたちが悪用する脆弱性 Top-12 とは?

Top 12 Security Flaws Russian Spy Hackers Are Exploiting in the Wild

2021/05/08 TheHackerNews — 英国と米国の情報機関が、5月7日に共同で発表した勧告によると、ロシアの Foreign Intelligence Service (SVR) と密接に関連するサイバー工作員たちは、これまでに公開された脆弱性に対応するかたちで、その戦術を変更しているようだ。

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NSA が発見した Exchange の脆弱性と PoC エクスプロイト

PoC exploit released for Microsoft Exchange bug dicovered by NSA

2021/05/01 BleepingComputer — Microsoft Exchange Server に存在する深刻度の高い脆弱性について、技術ドキュメントと PoC エクスプロイト・コードが公開されている。この脆弱性だが、すでに提供されているパッチを適用しないと、リモート攻撃者によるコード実行を許す可能性がある。

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NSA が発見した Exchange Server のクリティカルな脆弱性

NSA discovers critical Exchange Server vulnerabilities, patch now

2021/04/13 BleepingComputer — Microsoft は 4月13日に、Exchange Server に関するセキュリティ・アップデートを公開した。このアップデートは、深刻度が Important から Critical までの、4つの脆弱性に対応している。これらの脆弱性は、いずれも脆弱なマシン上でリモート・コードが実行されるものであり、U.S. National Security Agency (NSA) および Microsoft により発見されたものである。

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Windows 10 と Exchange と Teams が Pwn2Own でハックされてしまった

Microsoft’s Windows 10, Exchange, and Teams hacked at Pwn2Own

2021/04/07 BleepingComputer — Pwn2Own 2021 の初日のこと、Microsoft Windows 10、Exchange Mail Server、Teams Communication Platform に挑むコンテストの参加者たちは、まだ知られていない脆弱性を利用してハッキングに成功し、総額で $440,000 の賞金をせしめた。最初に陥落したのは、Server カテゴリの Microsoft Exchange である。

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