npm レジストリに 43,000 件以上のスパム・パッケージが拡散:2年近く検出を回避

Hackers Flooded npm Registry Over 43,000 Spam Packages Survived for Almost Two Years

2025/11/14 CyberSecurityNews — npm エコシステムを標的とする大規模な組織的スパム・キャンペーンを、セキュリティ研究者 Paul McCarty が発見した。このキャンペーンは、IndonesianFoods ワームと名付けられ、少なくとも 11 のユーザー・アカウントを用いて実行され、約2年間で公開された 43,000 件以上のスパム・パッケージで構成されている。これらのパッケージは npm レジストリ全体の 1% 以上を占め、アクティベーション待ちの状態で未検出のまま存続している。

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GitHub Actions 標的のタイポスクワッティング:悪意ある npm パッケージ 20 万件以上がダウンロード

Malicious npm Package with 206K Downloads Targeting GitHub Repositories to Steal Tokens

2025/11/13 gbhackers — 11月7日(金) に Veracode Threat Research が発見したのは、GitHub Actions を利用する開発者を標的とした、危険なタイポスクワッティング・キャンペーンである。このキャンペーンにおいて、悪意の npm パッケージ @acitons/artifact (公式パッケージ @actions/artifact の “ti” を “it” に置換) は、削除されるまでに 206,000 回以上もダウンロードされた。それにより、GitHub リポジトリに重大な脅威をもたらし、機密性の高い認証トークンを危険にさらす可能性が生じている。

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npm 上の武器化された 15+ のパッケージ:検出までに 2,240 回以上もダウンロード

15+ Weaponized npm Packages Attacking Windows Systems to Deliver Vidar Malware

2025/11/07 CyberSecurityNews — npm パッケージの侵害を介して Windows システムを標的とする、高度なサプライ・チェーン攻撃が出現した。2025年10月21日から26日の間に、脅威アクターが公開した 17 個の悪意の npm パッケージは、Vidar Infostealer マルウェアを配布するために設計されたものだ。このインシデントが明らかにしたのは、オープンソース・ソフトウェアの配布における深刻な問題である。

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PhantomRaven の攻撃手法:依存関係隠蔽/AI 標的/自動スクリプトを持つ 126 の悪意の npm パッケージ

PhantomRaven Attack Discovered in 126 Malicious npm Packages, Exceeding 86,000 Downloads

2025/10/30 gbhackers — PhantomRaven の出現は、世界中の開発者コミュニティを揺るがすものだ。この大規模キャンペーンには、126 個の悪意のある npm パッケージが関与し、86,000 回以上のダウンロードを記録した。これらの悪意のパッケージは水面下に潜み、世界中の無防備な開発者から npm トークン/GitHub の認証情報/CI/CD のシークレットを積極的に盗んでいる。この攻撃者はオープンソース・エコシステムの盲点を突くことで、セキュリティ分析から悪意のコードを隠蔽する新しい手法を駆使し、大きな影響を生み出している。

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AdaptixC2 の悪用を検出:npm 汚染を狙う脅威アクターのポスト・エクスプロイト手法とは?

AdaptixC2 Emerges in npm Supply-Chain Exploit Against Developers

2025/10/21 gbhackers — Kaspersky のサイバー・セキュリティ研究者が、npm エコシステムを標的とした高度なサプライチェーン攻撃を発見した。この攻撃を仕掛ける脅威アクターは、正規のプロキシ・ユーティリティを装う悪意の npm パッケージを通じて、AdaptixC2 ポスト・エクスプロイト・フレームワークを配布していた。この発見が示すのは、高度なマルウェアを配信するための攻撃ベクターとして、オープンソース・ソフトウェア・リポジトリが悪用されるリスクが高まっている状況である。

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npm/PyPI/RubyGems パッケージを介した Discord C2:ステルス情報漏洩が加速

Threat Actors Exploit Discord Webhooks for C2 via npm, PyPI, and Ruby Packages

2025/10/12 gbhackers — オープンソース・パッケージ内での Command and Control (C2) チャネルとして、Discord Webhook を悪用する脅威アクターが増えている。それにより、専用のインフラを構築することなく、機密情報/ホスト・テレメトリ/開発者環境データのステルス的な流出が可能になる。Socket の脅威調査チームが確認したのは、npm/PyPI/RubyGems 内でハードコードされた Discord Webhook URL が、書き込み専用のデータ受信先 (シンク)として機能し、HTTPS 経由で攻撃者が管理するチャネルへデータを吸い上げるという、活発な悪用の事例である。

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悪意の npm パッケージ 175 個:公開レジストリと CDN の悪用によりリダイレクト・スクリプトをホスト

175 Malicious npm Packages With 26,000 Downloads Attacking Technology, and Energy Companies Worldwide

2025/10/10 CyberSecurityNews — 悪意の npm パッケージ 175 個を介して展開される高度なフィッシング・キャンペーンを、Socket の脅威調査チームが発見した。これらのパッケージは、合計で 26,000 回以上もダウンロードされている。すべての悪意のパッケージに共通するアーティファクトに基づき、このキャンペーンは Beamglea と名付けられた。その手法は、npm の公開レジストリと unpkg.com CDN を悪用して、リダイレクト・スクリプトをホストするという、新しいものである。世界中の 135 社以上の製造業/テクノロジー/エネルギー企業などを標的としているという。

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Shai-Hulud 自己複製ワームが npm レジストリの 500 以上のパッケージを侵害:CISA が警告

CISA Warns of Shai-Hulud Self-Replicating Worm Compromised 500+ Packages in npm Registry

2025/09/24 CyberSecurityNews — CISA が発令した緊急セキュリティ・アラートは、世界最大の JavaScript パッケージ・レジストリである、npmjs.com に対する大規模なソフトウェア・サプライチェーン攻撃に対するものである。500 以上の npm パッケージに侵入した Shai-Hulud と呼ばれる自己複製型ワームは、開発者の認証情報および npm 公開ワークフローを悪用して拡散する、悪意のコードを注入するものだ。

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GitHub が npmセキュリティを大幅に刷新:より強力な認証と信頼できる公開を導入

GitHub Introduces npm Security with Stronger Authentication and Trusted Publishing

2025/09/25 gbhackers — 今日のテクノロジーを支えるオープンソース・ソフトウェアにより、世界中の開発者たちは、ツール/ライブラリ/アプリケーションの構築/共有を可能にしている。しかし、イノベーションを促進するオープン性は、それと同時に深刻なセキュリティ課題ももたらす。攻撃者は npm などのパッケージ・レジストリを標的とし、アカウントを侵害して悪意あるコードを挿入する。この状況を受け、GitHub は npm のセキュリティを大幅に刷新し、強力な認証方式/有効期間の短いトークン/信頼できる公開に重点を置くようにした。これらの変更は、オープンソース・コミュニティを保護し、ソフトウェア・サプライチェーンの安全の確保を目的としている。

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Shai-Halud による大規模サプライチェーン攻撃:477 件の npm パッケージにバックドアとトロイの木馬

Massive “Shai-Halud” Supply Chain Attack Compromised 477 NPM Packages

2025/09/17 CyberSecurityNews — Shai-Halud と呼ばれる大規模なサプライチェーン攻撃が、npm レジストリを介して JavaScript エコシステムに侵入してきた。CrowdStrike のパッケージなど、合計で 477 個の npm パッケージに仕込まれたのは、認証情報の窃取/ソースコードの流出/開発者マシン上での RCE などを目的とする、ステルス性の高いバックドアおよびトロイの木馬化のモジュールである。

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Shai-Hulud という自己複製型のワーム:180 件以上の npm パッケージを侵害

Self-replicating worm hits 180+ npm packages in (largely) automated supply chain attack

2025/09/16 HelpNetSecurity — npm レジストリで公開されているパッケージに対し、自己複製のワーム型ペイロードを展開するという、大規模なサプライチェーン攻撃が進行している。このワームは、侵害したパッケージの実行環境から被害者の認証情報を窃取し、その内容を攻撃者が管理する公開 GitHub リポジトリに送信するものであり、Shai-Hulud と呼称されている。そして、窃取した npm 認証トークンを用いて感染と侵害のサイクルを維持し、さらに侵害した GitHub トークンを利用して、非公開リポジトリを公開することが確認されている。

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npm の 40 パッケージに侵害が波及:TruffleHog による偵察と感染チェーンのためのコード挿入

40 npm Packages Compromised in Supply Chain Attack Using bundle.js to Steal Credentials

2025/09/16 TheHackerNews — npm レジストリを標的とする、新たなソフトウェア・サプライチェーン攻撃の存在を、サイバー・セキュリティ研究者たちが指摘している。この攻撃は、複数のメンテナーが所有する 40 以上のパッケージに影響を与えている。サプライチェーン・セキュリティ企業 Socket は、「侵害されたバージョンに取り込まれた NpmModule.updatePackage 関数は、パッケージの tarball をダウンロードし、package.json を改変し、ローカル・スクリプト (bundle.js) を挿入し、アーカイブを再パックして再公開するものだ。それにより、下流のパッケージが自動的にトロイの木馬化される」と述べている。

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npm エコシステムを狙ったサプライチェーン攻撃:収益は $200 未満だったが狙いは別のところに?

Hackers Booked Very Little Profit with Widespread npm Supply Chain Attack

2025/09/11 CyberSecurityNews — 8月下旬に表面化した高度な npm サプライチェーン攻撃は、人気の JavaScript ライブラリに悪意のペイロードを挿入し、数千の下流プロジェクトを標的としたものである。当初の報告では、タイポスクワッティング手法の新たな亜種が指摘されていたが、その後の分析で、侵害されたメンテナの認証情報を用いて、バックドア付きモジュールを正規パッケージ名で公開するという、より精巧な攻撃であることが明らかになった。

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人気の npm パッケージ 18種類にマルウェア侵害:それらの総ダウンロード数は 20億回/週

Hackers Hijack 18 Popular npm Packages Downloaded Over 2 Billion Times Weekly

2025/09/09 gbhackers — 毎週 20億回以上もダウンロードされている、きわめて人気の高い npm パッケージ 18個をハッカーが乗っ取り、暗号通貨のユーザーと開発者を標的とする高度なマルウェアを注入しているという。Aikido のレポートによると、9月8日の早朝にセキュリティ・フィードが警告したのは、chalk/debug/chalk-template/supports-color などの人気パッケージ 18個が迅速に更新され、悪意のコードにより汚染されたことだ。

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悪意の “nodejs-smtp” パッケージ:Nodemailer メール・ライブラリを装い仮想通貨ウォレットを侵害

Malicious npm Package Impersonates Popular Nodemailer, Puts 3.9M Weekly Downloads at Risk of Crypto Theft

2025/09/01 gbhackers — 広く使用されている Nodemailer メール・ライブラリを装い、Windows システム上のデスクトップ仮想通貨ウォレットを秘密裏に乗っ取っていく、悪意の npm パッケージによる高度な仮想通貨窃盗スキームが発覚した。週平均で約 390 万ダウンロードを誇る、正規の Nodemailer ライブラリを装う、悪意のパッケージ “nodejs-smtp” を、Socket の脅威調査チームが特定したのだ。

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npm パッケージの悪用と攻撃:Solana 暗号資産の開発者から機密情報を窃取するキャンペーンを検出

Crypto Developers Attacked With Malicious npm Packages to Steal Login Details

2025/08/19 CyberSecurityNews — 機密性の高い認証情報やウォレット情報の窃取を目的とし、暗号資産の開発者を標的に悪意の npm パッケージを展開する、新たな脅威キャンペーンが確認された。そこで用いられる手法は、従来と比べて洗練されたものであり、開発者コミュニティに深刻なリスクをもたらしている。この攻撃は、正規のSDK (software development kits) やスキャン・ツールを装い、特に Solana 暗号資産エコシステムを標的にするため、研究者たちは Solana-Scan と名付けている。

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NPM 上の悪意のパッケージを解析:AI によるコード生成を示す証拠が発見された

Hackers Use AI to Create Malicious NPM Package that Drains Your Crypto Wallet

2025/08/04 CyberSecurityNews — 人工知能 (AI) を悪用するサイバー犯罪者たちは、正規の開発ツールを装う NPM パッケージを作成/展開することで、暗号資産ウォレットから密かに資金を吸い上げるという、巧妙な攻撃を仕掛けている。“@kodane/patch-manager” という名のパッケージは、ライセンス検証およびレジストリ最適化機能を提供する “NPM Registry Cache Manager” を装っているが、実際には Solana ブロックチェーン資産を標的とする、高度な暗号資産ウォレット・ドレイナー (資金窃取ツール) を内包している。

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npm の “is” パッケージ侵害:280 万回/週のペースで DL されるユーティリティが武器化された

npm ‘is’ Package With 2.8M Weekly Downloads Weaponized to Attack Developers

2025/07/29 CyberSecurityNews — npm を標的とするフィッシング攻撃の波は、280 万回/週のペースでプルされるユーティリティ “is” の乗っ取りにより、深刻度を増している。2025年7月19日に攻撃者は、盗み出したメンテナーの認証情報を用いて、悪意の “is” バージョン 3.3.1/5.0.0 をレジストリに登録した。それにより、通常の依存関係解決を通じて、バックドアがシームレスに拡散されていった。

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npm で発生したサプライチェーン攻撃:タイポスクワッティングと認証トークン窃取

Threat Actors Hijack Popular npm Packages to Steal The Project Maintainers’ npm Tokens

2025/07/22 CyberSecurityNews — 広く使用される eslint-config-prettiereslint-plugin-prettier などの、複数の npm パッケージが高度なサプライチェーン攻撃により侵害された。この攻撃の原因は、標的型フィッシング攻撃による、メンテナーの認証トークンの窃取にある。この攻撃で用いられたドメイン npnjs.com は、正規の npmjs.org サイトを模倣するものであり、精巧に設計されたフィッシング・メールを通じて、開発者の認証情報を収集するタイポスクワッティング攻撃が仕掛けられた。

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npm リポジトリを舞台とする新たなキャンペーン:リクルーターを装い開発者に悪意のコードを実行させる

North Korean Hackers as Recruiters Attacking Developers With 35 New Malicious npm Packages

2025/06/25 CyberSecurityNews — 高度なサプライチェーン攻撃キャンペーンを、北朝鮮の脅威アクターが開始した。侵害済みの 24のアカウントに、悪意の npm パッケージ 35個を埋め込み、巧妙なフェイク・リクルートを介して、ソフトウェア開発者を標的としている。このキャンペーンは、OSS エコシステムを標的とする、国家支援のサイバースパイ活動の著しいエスカレーションを示しており、いまも続いている、伝染面接 (Contagious Interview) 作戦の延長とみられている。

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React Native Package 16種類に RAT:一晩で仕込まれた組織的な悪意とは?

Developers Beware! 16 React Native Packages With Million of Download Compromised Overnight

2025/06/09 CyberSecurityNews — 一週間のダウンロード数が合計で 100万回以上に達するという、人気の React Nativeパッケージ 16件が、巧妙なサプライチェーン攻撃により侵害され、NPM エコシステムに対する脅威が深刻化している。この、2025年6月6日に開始された攻撃では、React Native Aria エコシステムと GlueStack フレームワーク内のパッケージに体系的なバックドアが仕掛けられ、持続的なシステム制御とデータ窃取機能を確立する、高度なリモートアクセス型トロイの木馬 (RAT) が展開された。

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npm/PyPI エコシステムが標的:新たなサプライチェーン・マルウェア攻撃の詳細が判明

New Supply Chain Malware Operation Hits npm and PyPI Ecosystems, Targeting Millions Globally

2025/06/08 TheHackerNews — GlueStack 関連の 12以上のパッケージを標的とする、マルウェア拡散を目的としたサプライチェーン攻撃の存在を、サイバー・セキュリティ研究者たちが指摘している。Aikido Security は、「”lib/commonjs/index.js” への変更時に侵入した、このマルウェアを操作する攻撃者は、シェル・コマンドの実行/スクリーン・ショットの撮影/感染マシンへのファイル・アップロードが可能にする。これらのパッケージのダウンロード数は、合計で毎週約 100万回に達している」と、The Hacker News に述べている。

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NPM 上の悪意のパッケージがネットワーク情報を収集:60 件のマルウェア・パッケージを発見

Dozens of malicious packages on NPM collect host and network data

2025/05/23 BleepingComputer — NPM インデックスで発見されたのは、機密性の高いホスト/ネットワークのデータを収集し、脅威アクターが制御する Discord Web フックへと送信する、60 件の悪意のパッケージである。Socket の脅威調査チームによると、これらのパッケージは、5月12日以降において、3つのパブリッシャー・アカウントから NPM リポジトリにアップロードされたものだという。

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Google Calendar を C2 サーバに変える:NPM に仕掛けられた高ステルス性のマルウェアとは?

Sophisticated NPM Attack Leverages Google Calendar for Advanced Communication

2025/05/16 gbhackers — npm エコシステムで判明した驚くべき問題は、無害に見えるパッケージ os-info-checker-es6 の中に、きわめて洗練されたマルウェア攻撃が埋め込まれていることだ。2025年3月19日に、このパッケージは初めて公開され、そのイニシャル・バージョンは無害に見えたが、その後に複雑な脅威へと急速に進化している。具体的に言うと、初期のイテレーションは、基本的な OS 情報の収集に重点を置いていたが、3月22日〜23日に行われたアップデートでは、プラットフォーム対応の固コンパイル済み Node.js モジュールと、複雑な難読化技術が導入された。

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npm で新たなリポジトリ汚染:人気パッケージ “rand-user-agent” が標的にされた

Supply chain attack hits npm package with 45,000 weekly downloads

2025/05/08 BleepingComputer — npm パッケージ “rand-user-agent” がサプライチェーン攻撃を受け、難読化されたコードを注入されたことが判明した。このコードは、ユーザーのシステム上で RAT(Remote Access Trojan) を起動させるよう設計されている。“rand-user-agent” パッケージは、ランダムなユーザー・エージェント文字列を生成するツールであり、Web スクレイピング/自動テスト/セキュリティ研究などに役立つものだ。このパッケージは、現在では非推奨となっているが、週平均で 45,000 件ものダウンロード数を誇っている。

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Linux が標的の Go モジュール・マルウェア:ディスク完全削除でサプライチェーンを狙う

Malicious Go Modules Deliver Disk-Wiping Linux Malware in Advanced Supply Chain Attack

2025/05/03 TheHackerNews — サイバー・セキュリティ研究者たちが発見した、3つの悪意のある Go モジュールは、次段階のペイロードを取得する難読化コードにより、Linux システムのプライマリ・ディスクを永久に上書きし、起動不能にする可能性があるものだ。それらのパッケージ名は、以下の通りである:

  • github[.]com/truthfulpharm/prototransform
  • github[.]com/blankloggia/go-mcp
  • github[.]com/steelpoor/tlsproxy
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npm に潜む悪意のパッケージを発見:Telegram Bot API を装い SSH バックドアを展開

Rogue npm Packages Mimic Telegram Bot API to Plant SSH Backdoors on Linux Systems

2025/04/19 TheHackerNews — npmレジストリ内に存在し、人気の Telegram ボット・ライブラリを装いながら、SSH バックドアとデータ窃取の機能を隠し持つ3つの悪意のパッケージを、サイバー・セキュリティ研究者たちが発見した。

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npm パッケージに仕込まれた情報窃取型マルウェア:暗号通貨関連の機密情報を流出?

Infostealer campaign compromises 10 npm packages, targets devs

2025/03/27 BleepingComputer — npm パッケージ 10個が改ざんされ、悪意のコードが仕込まれ、開発者のシステムから環境変数などの機密データが接種されていたことが、Sonatype の最新の調査により明らかになった。この攻撃キャンペーンは複数の暗号通貨関連パッケージを標的としており、その中には、週に数千回ダウンロードされる人気のパッケージ “country-currency-map” も含まれている。

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npm リポジトリ汚染:Lazarus にリンクする6つの悪意のパッケージを発見

North Korean Lazarus hackers infect hundreds via npm packages

2025/03/11 BleepingComputer — npm (node package manager) で発見された6つの悪意のパッケージだが、悪名高い北朝鮮のハッカー集団 Lazarus にリンクしていたことが特定された。これらの 330 回もダウンロードされたパッケージは、アカウント認証情報の窃取/侵害済みシステムへのバックドア展開/機密性の高い暗号通貨情報の抽出などのために設計されていた。このキャンペーンを発見した Socket Research Team によると、一連の悪意のパッケージは、以前から知られている Lazarus のサプライ・チェーン・オペレーションにリンクしていたという。

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悪意の OSS パッケージを分析:1,000件以上に共通する特徴/戦術/手口とは? – Fortinet

Over 1000 Malicious Packages Found Exploiting Open-Source Platforms

2025/03/10 HackRead — FortiGuard Labs の調査により、1,000 件以上の悪意のパッケージが検出されたが、それらは少ないファイル数を特徴とし、不審なインストールや、隠された API などを介して攻撃を行うものであるという。システムを侵害するためにサイバー犯罪者が使用する悪意のソフトウェア・パッケージや、手法および監視および分析を、2024年11月から Fortinet の FortiGuard Labs は推進してきた。同社は、主たる傾向や攻撃手法を特定し、この進化する脅威に関する貴重な洞察を提供している。

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Ethereum 開発環境 Hardhat を装う悪意の npmパッケージ:秘密鍵などが標的に

Malicious npm packages target Ethereum developers’ private keys

2025/01/03 BleepingComputer — Ethereum の開発者が使用する、Hardhat を装う 20件の悪意のパッケージが、秘密鍵などの機密データを標的にしている。研究者たちによると、これらの悪意のパッケージは、合計で 1,000回以上ダウンロードされているという。

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NPM リポジトリ汚染:タイポスワッティングで正規のパッケージを偽装

Thousands Download Malicious npm Libraries Impersonating Legitimate Tools

2024/12/19 TheHackerNews — npm レジストリへのアップロードが確認された悪意のパッケージは、正規のパッケージである ”typescript-eslint” や ”@types/node” などを装うものである。それらの偽のパッケージは ”@typescript_eslinter/eslint”/”types-node” と名付けられ、それぞれがトロイの木馬をダウンロードするものとして、また、2段階目のペイロードを取得するものとして設計されている。

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GitHub の偽 PoC リポジトリ:研究者たちの機密データと大量の WordPress 資格証明を窃取

390,000+ WordPress Credentials Stolen via Malicious GitHub Repository Hosting PoC Exploits

2024/12/13 TheHackerNews — WordPress ツールとして宣伝され、現在は削除されている悪意の GitHub リポジトリにより、39万件以上の認証情報が流出したと推定されている。この狡猾なアクティビティは、MUT-1244 と名付けられた脅威アクターが展開する、広範な攻撃キャンペーンの一部であり、フィッシング情報や PoC コードをホストする、トロイの木馬化された複数の GitHub リポジトリで構成されるものだ。

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OSS リポジトリを汚染するマルウェア:2024 は前年比で 200% の増大

Open source malware up 200% since 2023

2024/12/11 HelpNetSecurity — Sonatype の 2024 Open Source Malware Threat Report によると、2019 年に追跡が開始された悪意のパッケージの数が 778,500 件を超えている。そして 2024年になり、カスタム AI モデルを構築する企業が、オープンソース・ツールを採用するケースが増えるにつれて、悪意のオープンソース・パッケージを用いる脅威アクターたちが、開発者を標的にするケースが増えている。この記事で概説するのは、こうしたトレンドについて調査した結果である。

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オープンソースと悪意のパッケージ:前年比で 156% 増のリポジトリ汚染の状況 – Sonatype 調査

Sonatype Reports 156% Increase in OSS Malicious Packages

2024/10/11 InfoSecurity — OSS (open source software) の利用が急増しているが、そこに含まれるマルウェアが 156%も増加しているという調査結果が、Sonatype から公表された。2019年以降において、704,102 件以上の悪意のパッケージが確認されているが、そのうちの 512,847 件は、2023年11月以降に発見されたものであるという。詳しくは、同社の 10回目となる年次報告書 “Annual State of the Software Supply Chain” を参照してほしい。

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npm へ攻撃:難読化された悪意のパッケージを展開する北朝鮮の脅威グループ

North Korean Hackers Launch New Wave of npm Package Attacks

2024/08/29 InfoSecurity — 北朝鮮に関連する脅威グループが関与する悪意のアクティビティが、最近になって急増していることがサイバー・セキュリティ研究者によって特定された。それにより明らかになったのは、npm エコシステムを標的とする組織的なキャンペーンの存在である。この、2024年8月12日に始まったキャンペーンは、開発者たちの環境に侵入して、機密データを盗むように設計された悪意の npm パッケージを公開するものである。

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node-ip の GitHub リポジトリが凍結された:開発者が指摘する CVE 発行フローの問題点とは?

Dev rejects CVE severity, makes his GitHub repo read-only

2024/06/30 BleepingComputer — 人気のオープンソース・プロジェクト node-ip の GitHub リポジトリが、その開発者の手により、先日にアーカイブ (読み取り専用) 状態になってしまった。その背景にあるのは、今年の始めに node-ip に対する CVE が提出されたことで、開発者である Fedor Indutny に対して、インターネット上のユーザーからの脆弱性の指摘が集中したことである。残念なことに、今回のケースは、彼に限った出来事ではない。このところ、オープンソースの開発者たちの間で急増しているには、自分のプロジェクトに対して提出された、議論の余地のある CVE レポートや、十分な確認もなしに提出された全くのインチキ CVE レポートを受け取るケースである。

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PDF.js/React-PDF の脆弱性 CVE-2024-4367/34342 が FIX:ただちにアップデートを!

CVE-2024-4367 & CVE-2024-34342: JavaScript Flaws Threaten Millions of PDF.js and React-PDF Users

2024/05/07 SecurityOnline — HTML5 で開発され Mozilla がサポートする PDF ビューア PDF.js と、React アプリケーション内で PDF を表示する npm パッケージ React-PDF に、深刻なセキュリティ上の欠陥が確認された。これらの人気ソフトウェアの脆弱性は、任意の JavaScript コードの実行を可能にするものであり、数百万人のユーザーを危険にさらしている。

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XML-Crypto の脆弱性 CVE-2024-32962 が FIX:CVSS 値は 10.0

CVE-2024-32962 (CVSS 10): Critical Vulnerability in XML-Crypto Affects Millions

2024/05/01 SecurityOnline — XML ドキュメントの暗号セキュリティにおいて、広く使用されている不可欠なツール XML-Crypto npm パッケージに、深刻なセキュリティ上の欠陥が発見された。この脆弱性には CVE-2024-32962 が採番され、その深刻度は CVSS 値 10.0 と評価されている。この脆弱性は、電子署名の真正性を適切に検証しないという、同パッケージのデフォルト設定における基本機能の欠陥に起因しており、悪用に成功した攻撃者に対して、なりすまし署名を許してしまう。

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技術者の就活を狙う悪意の npm パッケージ:騙されてマルウェアをインストール

Bogus npm Packages Used to Trick Software Developers into Installing Malware

2024/04/27 TheHackerNews — 現在進行中のソーシャル・エンジニアリング・キャンペーンは、ソフトウェア開発者の就活をターゲットにする偽の npm パッケージを提供し、Python バックドアをダウンロードさせるというものだ。サイバー・セキュリティ企業の Securonix は、このキャンペーンを DEV#POPPER という名前で追跡しており、北朝鮮の脅威アクターと結びつけている。

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CISA が OSS セキュリティ・サミットを開催:Principles for Package Repository Security とは?

CISA Outlines Efforts to Secure Open Source Software

2024/03/08 SecurityWeek — 米国のサイバー・セキュリティ機関 CISA は、2日間にわたって開催された OSS セキュリティ・サミットにおいて、コミュニティのリーダーたちと会合を開き、OSS のセキュリティ確保に向けた主要なアクションを発表した。CISA がコミュニティと連携して実施する措置としては、パッケージ・リポジトリのセキュリティ成熟度を示すフレームワーク Principles for Package Repository Security の推進や、OSS インフラ運営者との連携と情報共有を実現するための、新たな取り組みなどが含まれる。

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NPM に悪意のパッケージ:開発者を騙して盗んだ SSH Key を GitHub に隠して保存

Malicious NPM Packages Exfiltrate Hundreds of Developer SSH Keys via GitHub

2024/01/23 TheHackerNews — npm パッケージ・レジストリで発見された2つの悪意のパッケージは、開発者システムにインストールされた後に、Base64 暗号化された SSH キーを盗み出し、GitHub に保存するものだったと判明した。2024年1月初旬に公開された、warbeast2000 と kodiak2k という名のモジュールは、npm のメンテナンスにより削除されるまでに、それぞれ 412回と 1,281回のダウンロードを記録している。また、最新のダウンロードは 2024年1月21日に行われているという。

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npm で発生した “依存性地獄”:パッケージ削除を禁止する最悪の連鎖が発生

‘everything’ blocks devs from removing their own npm packages

2024/01/04 BleepingComputer — 年末年始の連休中に、npm パッケージのレジストリは 3,000以上のパッケージで溢れかえった。この、”everything” をダウンロードするように命名されたパッケージは、すべての npm パッケージを徐々に取り込む。それらは、コンピュータ上の npmjs.com レジストリに公開されものであり、ストレージが不足する可能性がある。 しかし、このような問題は、氷山の一角にすぎない。つまり、誰が “everything をインストールするのかという疑問は、このパッケージが持っている、もっと大きな副作用を無視している。

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Visual Studio の RCE 脆弱性 CVE-2023-36742:PoC エクスプロイトが公開

PoC Exploit Published for Visual Studio Code RCE Vulnerability (CVE-2023-36742)

2023/11/21 SecurityOnline — Visual Studio Code のリモート・コード実行の脆弱性 CVE-2023-36742 (CVSS:7.8) の、技術的詳細および PoC エクスプロイトが、セキュリティ研究者たちにより公表された。この、VS Code 1.82.0 以下に存在する脆弱性は、悪意を持って細工された package.json ファイルで作業する際に発生するものであり、ローカルでのコマンド実行につながるものだ。悪用のシナリオは、VS Code ユーザーに悪意のプロジェクトを開かせ、package.json ファイルの依存関係セクションにある、不正なエントリを操作させることで展開される。

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npm で発見された 48個の悪意のパッケージ:難読化されたリバースシェルを展開

48 Malicious npm Packages Found Deploying Reverse Shells on Developer Systems

2023/11/03 TheHackerNews — npm リポジトリで、48個の悪意の npm パッケージ・セットが、新たに発見された。それらは、侵害したシステム上にリバースシェルを展開する機能を持っているという。ソフトウェア・サプライチェーンのセキュリティ企業 Phylum は、「これらのパッケージは、正規のパッケージを偽装されており、そのインストール時にリバースシェルを開始するための、難読化された JavaScript を取り込んでいる」と述べている。すべての偽造パッケージは、hktalent (GitHub/X) という npm ユーザーにより公開されている。この記事の執筆時点で、hktalent がアップロードしたパッケージのうち、39個がダウンロード可能な状態にある。

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Python に潜むマルウェア:272種類のパッケージと 75,000回のダウンロード

Hundreds of malicious Python packages found stealing sensitive data

2023/10/04 BleepingComputer — この半年で複雑さを増した悪質なキャンペーンにより、OSS プラットフォームに数百の情報窃取パッケージが仕掛けられ、そのダウンロード数は約 75,000回を数えるという。このキャンペーンについては、4月上旬から Checkmarx の Supply Chain Security チームのアナリストたちが監視しており、標的となったシステムから機密データを盗み出すためのコードを取り込んだ、272種類のパッケージが発見されている。最初に確認されたときと比べて、この種の攻撃は大幅に進化しており、さらに巧妙になった難読化レイヤと検出回避の技術が、悪意のパッケージ作成者たちにより実装されているという。

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npm に悪意の rootkit パッケージ:2ヶ月間で 700 回もダウンロードされている

Rogue npm Package Deploys Open-Source Rootkit in New Supply Chain Attack

2023/10/04 TheHackerNews — npm パッケージ・レジストリで新種の偽装パッケージが発見され、r77 と呼ばれるオープンソースの rootkit が配布されていたことが判明した。問題のパッケージは、”node-hide-console-windows” であり、正規の npm パッケージ “node-hide-console-window” を模倣する、典型的なタイポスクワッティング・キャンペーンの事例となる。このパッケージは、削除されるまでの2ヶ月間に、704回もダウンロードされている。

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NPM パッケージ汚染:悪意の実装を9パターンに分類 – Fortinet

Dozens of Malicious NPM Packages Steal User, System Data

2023/10/03 SecurityWeek — Fortinet のセキュリティ研究者たちは、被害者のシステムから大量の情報を採取するように設計された難読化スクリプトを取り込んでいる、複数の悪意の NPM パッケージを特定した。10月2日 (月) に Fortinet は、NPM レジストリ内の 35件の悪意のパッケージについて警告した。それらのパッケージに取り込まれているスクリプトにより、システムおよびユーザーデータが収集され、Web フックまたはファイル共有リンクを介したデータ流出が実行されるという。

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GitHub における偽装 Dependabot:悪意のコードをコミットさせる新たなキャンペーン

GitHub Repositories Hit by Password-Stealing Commits Disguised as Dependabot Contributions

2023/09/28 TheHackerNews — 開発者からパスワードを盗むことを目的として、GitHub アカウントをハイジャックし、Dependabot の投稿を装いながら悪意のコードをコミットするという、新たな悪意のキャンペーンが観察された。Checkmarx はテクニカル・レポートで、「この悪意のコードは、GitHub プロジェクトで定義されたシークレットを、悪意の C2 サーバへと流出させる。それに加えて、攻撃したプロジェクト内の既存の javascript ファイルを、Webフォーム・パスワード・ステーラー・マルウェア・コードを用いて変更する」と述べている。

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npm の悪意のパッケージの新たな動向:Kubernetes コンフィグと SSH キーを盗み出す

Fresh Wave of Malicious npm Packages Threaten Kubernetes Configs and SSH Keys

2023/09/20 TheHackerNews — 侵害済のマシンからリモート・サーバへ向けて、Kubernetes のコンフィグと SSH キーを流出させるようにデザインされた、悪意のパッケージを連携させる新たなバッチを、研究者たちが npm パッケージ・レジストリで発見した。Sonatype は、これまでに14種類の npm パッケージを発見したと発表した。具体的には、@am-fe/hooks、@am-fe/provider、@am-fe/request、@am-fe/utils、@am-fe/watermark、@am-fe/watermark-core、@dynamic-form-components/mui、@dynamic-form-components/shineout、@expue/app、@fixedwidthtable/fixedwidthtable、@soc-fe/use、@spgy/eslint-plugin-spgy-fe、@virtualsearchtable/virtualsearchtable、shineouts などである。

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