Google が Chrome Manifest V3 のテスト開始を発表:2023年6月に V2 は 消滅

Google to test disabling Chrome Manifest V2 extensions in June 2023 2022/09/28 BleepingComputer — Google は、Chrome Manifest V2 エクステンションのサポート終了に関する詳細を発表し、より多くの開発者にManifest V3 への移行を促している。Chrome チームからのアップデートによると、2023年6月に Manifest V2 を段階的に廃止しながら、スムーズなエンドユーザー・エクスペリエンスを確保しながら、慎重かつ実験的なステップで進めていくとのことだ。

LastPass に発生した障害:Chrome エクステンションのアップデートによる 12時間の停止

LastPass says 12-hour outage caused by bad Chrome extension update 2024/06/07 BleepingComputer — LastPass によると、約12時間にわたって発生した障害の原因は、Google Chrome エクステンションのアップデートだったという。6月6日の午後1時 (米国東部時間) ごろから、突然にして LastPass のユーザーたちは、パスワード保管庫にアクセスと、アカウントへのログインが不能になった。

Google の Manifest V3 移行:広告ブロッカー V2 対応は無効化される

Google Chrome change that weakens ad blockers begins June 3rd 2024/06/01 BleepingComputer — Google は、2024年6月の初旬から Chrome の Manifest V2 エクステンションを段階的に廃止し、広告ブロッカー機能を弱める計画を進めている。同社によると、今回の決定は、コミュニティの進捗状況とフィードバックに基づくものであり、これ以上の遅延は不要であると判断されたとのことだ。

Chrome エクステンションによる平文パスワードの窃取:大量の Web サイトが脆弱な状態

Chrome extensions can steal plaintext passwords from websites 2023/09/02 BleepingComputer — Chrome Web Store にアップロードされた PoC エクステンションは、Web サイトのソースコードから平文のパスワードを盗むためのものであり、ウィスコンシン大学マディソン校の研究チームが作成したものである。Web ブラウザのテキスト入力フィールドを調査した結果として、Chrome エクステンションを支える粗視化 (coarse-grained) 許可モデルが、最小特権と完全仲介の原則に違反していることが明らかになったという。さらに研究者たちは、Google や Cloudflare のポータルなど含む多数の Web サイトにおいて、数百万人のビジターたちが、Web ページの HTML ソースコード内にパスワードを平文で保存していることを発見した。そして、それらの情報の不正な取得が、悪意のエクステンションを介して可能なことが判明した。

Rilide という最凶の Chrome エクステンション:PowerPoint ファイルなどがルアー

Chrome malware Rilide targets enterprise users via PowerPoint guides 2023/08/03 BleepingComputer — Rilide Stealer という悪意の Chrome エクステンションが、暗号ユーザーや企業従業員を標的とした新たなキャンペーンにおいて、認証情報や暗号ウォレットの窃取に使用されている。Rilide は、Chrome/Edge/Brave/Opera などの Chromium ベースのブラウザ用の悪意のブラウザ・エクステンションであり、Trustwave SpiderLabs が 2023年4月に発見したものだ。Rilide は正規の Google Drive エクステンションを装いブラウザをハイジャックし、すべてのユーザー活動を監視し、メール・アカウントの認証情報や暗号通貨資産などの情報を盗み出すという。

Chrome エクステンションに新機能:サイトごとの ON/OFF に取り組み始めた

Google Chrome to let you disable or enable extensions per site 2023/01/14 BleepingComputer — Chrome のエクステンションを、サイト単位で無効/有効化できる新機能を、Google が開発している。Chrome Web ストアでは、数多くのエクステンションが提供されている。しかし、一部のエクステンションには、Web サイトで不具合を引き起こす可能性あり、また、広告ブロッカーのようなエクステンションを許可しないサイトもあるという。

Chromium アプリ・モードの危険性:Chrome/Edge/Brave ユーザーの盲点を突く攻撃手法

Web browser app mode can be abused to make desktop phishing pages 2022/10/03 BleepingComputer — Chrome のアプリケーション・モード機能を利用した、デスクトップ・アプリとして表示されるローカル・ログイン・フォームから、新たなフィッシング手法を実施する脅威アクターが、認証情報を容易に盗み出しているという。このアプリ・モード機能は、Google Chrome/Microsoft Edge/Brave Browser などを含む、すべての Chromium ベースのブラウザで利用できる。この機能により、正規のログイン画面と見分けがつかない、リアルなログイン画面を生成することが可能となる。

Google Manifest V3 対応:広告ブロック・エクステンション AdGuard が実験を開始

AdGuard’s new ad blocker struggles with Google’s Manifest v3 rules 2022/08/31 BleepingComputer — Google の Manifest V3 に対応する、初めての Chrome 広告ブロック・エクステンションが利用可能になった。このエクステンション用の Manifest とは、Chrome ブラウザ・エクステンションに、開発者が取り込む権限や能力の概要を示すものだ。Manifest V3 で Google は、webRequest API を変更し、ユーザーに表示される前のデータを、エクステンションが変更することをブロックした。それにより、広告ブロックが無意味になってしまった。

Chrome に潜む悪意のエクステンション:140万人のユーザーから情報を盗み出す

Chrome extensions with 1.4 million installs steal browsing data 2022/08/30 BleepingComputer — McAfee の脅威アナリストたちは、ユーザーの閲覧履歴を盗み出す、5つの Google Chrome エクステンションを発見した。これらのエクステンションは、合計で 140万回以上もダウンロードされている。一連のエクステンションの目的は、アフィリエイト料を騙し取ることになる。具体的には、ユーザーが eコマースサイトを訪問した際に監視を行い、訪問者のクッキーを変更して、あたかもリファラー・リンクを経由し訪問したように見せかける。それにより、エクステンションの作者は、eコマースサイトでの購入に際して、アフィリエイト料を不正に得ていく。

Google Chrome フィンガープリントという問題:エクステンションの種類からユーザー追跡ハッシュの取得が可能

Google Chrome extensions can be fingerprinted to track you online 2022/06/19 BleepingComputer — ある研究者が、ユーザーの追跡を可能にするフィンガープリントを、ユーザーのデバイスにインストールされている Google Chrome のエクステンションから取得する Web サイトを公開した。 Web 上のユーザーの追跡を可能にするフィンガープリントは、つまり追跡用ハッシュは、Web サイトにアクセスするデバイスの、さまざまな特性をベースに生成される。このデバイスの特性には、GPUの性能/インストールされている Windows アプリケーション/デバイスの画面解像度/ハードウェア構成/インストールされているフォントなどが含まれる。さらに、同じ方式を使用して、複数のサイトでデバイスを追跡することも可能になる。

Rilide マルウェアは Chromium を狙う:偽物の Google Drive エクステンションに要注意

New Rilide Malware Targeting Chromium-Based Browsers to Steal Cryptocurrency 2023/04/04 TheHackerNews — Chromium ベースの Web ブラウザが、新しいマルウェア Rilide の標的になっている。このマルウェアは、正規のエクステンションを装い、機密データを採取し、暗号通貨を吸い上げる。Trustwave SpiderLabs Research は、「Rilide マルウェアは、正規の Google Drive エクステンションに偽装されており、脅威アクターに対して各種の悪意のアクティビティを提供する。具体的に言うと、閲覧履歴の監視/スクリーンショットの撮影に加えて、各種の暗号通貨取引所から資金を引き出すための悪意のスクリプトの挿入なども可能にする」と、The Hacker News に提供されたレポートで述べている。

PyPI

2023 2023/08/31:北朝鮮の APT グループ Labyrinth Chollima:偽の VMConnect PyPI キャンペーンを実施 2023/08/12:Python の URL 解析の脆弱性 CVE-2023-24329 が FIX:任意のコマンド実行にいたる恐れ 2023/08/04:VMware vConnector などを装う悪意の PyPI パッケージ:開発者をターゲットに展開 2023/07/04:NPM パッケージの Manifest Confusion :チェックのための Python ツールがリリース 2023/06/02:PyPI に新たな悪意のパッケージ:コンパイルされた Python コードで検出を回避 2023/05/31:Python ReportLab PDF Lib の深刻な脆弱性:悪意の HTML を読ませるだけでコード実行 2023/05/28:PyPI による 2FA 義務化のアナウンスメント:すべてのアカウントで年末までに対応 2023/05/20:PyPI の停止について:新規のユーザー登録とプロジェクト作成を一時的に止めます 2023/05/05:Python パッケージに新たなマルウェア Kekw:データ窃取と暗号ハイジャックを仕掛ける 2023/04/13:Google が発表した Assured OSS サービス:Java/Python エコシステムからサポートを開始 2023/04/12:PyPI に reverse-shell という悪意のパッケージ:あからさまな名前を用いる理由は? 2023/03/23:Python … Continue reading “PyPI”

Brave による Cookie 同意バナーの排除:Web における広告業界との戦いを開始

Brave browser to start blocking annoying cookie consent banners 2022/09/29 BleepingComputer — Brave ブラウザ では近々に、ユーザーが訪問する全ての Web サイトで、プライバシーを害する可能性のある、煩わしい Cookie 同意バナーをブロックできるようになる。ヨーロッパに在住する人々が、BleepingComputer のサイトを訪問する場合に、当社の広告主からのデータ収集クッキーを受け入れるかどうかを尋ねる、迷惑なクッキー同意プロンプトに気づいたかもしれない。