Salt Typhoon による侵害:テレコムを含む数百の組織に広がる被害とは?

Hundreds of organizations were notified of potential Salt Typhoon compromise

2024/12/23 NextGov — 米国のサイバーセキュリティ当局は、中国が支援する大規模なサイバー侵入の発見と緩和に取り組み、同国内の通信インフラに押し寄せる困難な時期に備えている。ハッキング集である Salt Typhoon は、大手テレコムである Verizon/AT&T/Lumen/T-Mobile などを罠にかけ、数十人の重要政治家を標的にしているが、その中には、ドナルド・トランプ次期大統領とつながる人物も含まれているという。

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テレコムと政府と国民は Salt Typhoon に対抗できるのか? End-to-End 暗号化通信の必要性

Governments, Telcos Ward Off China’s Hacking Typhoons

2024/12/11 DarkReading — 中国由来の Salt Typhoon グループからの侵害に対して、米国政府と8社の通信会社が、ネットワークの保護に苦戦している。それと並行して、他国における多くの通信会社も、APT の主標的にされている。それに先行するかたちで、2023年には、Salt Typhoonとの重複が疑われる中国由来の グループ Earth Estries が、APAC/中東/北アフリカ(MENA)地域、そして米国の通信会社を侵害している。

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米上院における法案:FCC が通信会社に義務付けるサイバー規則を推測する

Senate bill would require FCC to issue binding cyber rules for telecom firms

2024/12/10 NextGov — 12月10日 (火) に提出された法案が Federal Communications Commission (FCC) に対して指示するのは、最低限のサイバー要件や年次システム・テストを取り込んだ、必須のサイバー・セキュリティ・コンプライアンス・ルールのリストに従うよう、通信事業者に義務付けよというものだ。この法案は、Salt Typhoon と呼ばれる中国のサイバー・スパイ集団による、広範かつ多数の通信事業者と盗聴システムへのハッキングに対応するものである。この問題に関しては、いまもフォレンジック分析が続いているが、依然としてハッカーたちは、一部のネットワークに潜んでいると思われる。

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米 FCC の提案:Salt Typhoon 攻撃に対応する盗聴セキュリティの基準

FCC proposes updates to wiretap security standards following Chinese telecom hacks

2024/12/05 NextGov — 12月5日 (木) に FCC (Federal Communications Commission) のトップは、そのチーム・メンバーたちに草案を共有した。FCC の報道発表によると、この草案が採用された場合には、法執行機関からの盗聴要求に対応するシステムへの不正アクセスは、通信会社により直ちに保護されるよう義務付けられることになる。また、​​FCC の Jessica Rosenworcel 委員長も、別の規則制定案を同僚たちに提案している。この案が承認されると、同委員会から通信会社に対して、セキュリティ態勢に関する年次証明書の提出が義務付けられる。

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Huawei/Hikvision などへの制裁強化:米国家安全保障上のリスクから使用を禁止

U.S. Bans Chinese Telecom Equipment and Surveillance Cameras Over National Security Risk

2022/11/26 TheHackerNews — 米国連邦通信委員会 (FCC) は、Huawei/ZTE/Hytera/Hikvision/Dahua の電子機器に対して、国家安全保障上の脅威として「容認できない」とし、今後は認可しないことを正式に発表した。2021年3月12日の時点で、これらの中国の通信/映像監視企業は、Covered List に含まれていた。

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米政府から国民への警告:頻発する SMS フィッシング攻撃への対応について

US govt warns Americans of escalating SMsmishingS phishing attacks

2022/07/29 BleepingComputer — 米連邦通信委員会 (FCC) は、個人情報や金銭をだまし取ろうとする SMS フィッシングが増加しているとして、米国民に警告を発した。このような攻撃は、スミッシング (Smishing) やロボテキスト (FCC の呼び方) とも呼ばれ、その背後にいる詐欺師たちは、さまざまな誘惑を用いて、機密情報を手渡すよう仕向けてくる可能性がある。

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米FCC 対 TikTok:Apple/Google のアプリストアからの追放を要求

U.S. FCC Commissioner Asks Apple and Google to Remove TikTok from App Stores

2022/06/30 TheHackerNews — 米国連邦通信委員会 (FCC) の委員の一人が Apple と Google に対して、人気の動画共有プラットフォーム TikTok について、「その密かなデータ処理のパターン」を理由にアプリ・ストアから追放するよう求め始めている。FCC のメンバーであり、共和党員でもある Brendan Carr は、Apple と Google の最高経営責任者への書簡で、「TikTok の機密データと、北京による広範囲なデータ採取とが組み合わさることで、容認できないレベルの国家安全保障リスクがもたらされる」と述べている。

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Kaspersky が FCC の禁止リストに追加:Huawei や ZTE と同じクラスに分類

Kaspersky added to FCC list that bans Huawei, ZTE from US networks

2022/03/25 CyberScoop — 金曜日に連邦通信委員会 (FCC) は、ロシアに本拠を置くサイバー・セキュリティ大手 Kaspersky を、米国の国家安全保障にとって受け入れがたいリスクをもたらす企業の、対象リストに追加した。この決定により、実質的に Kaspersky は、このリストが始まった 2021年に最初にリストに追加された、中国の通信ハードウェア・メーカーである Huawei や ZTE と同じクラスに入ることになる。

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FCC 提示:健康保険会社によるロボコールに対して $45 M の反則金

FCC proposes $45 million fine for health insurance robocaller

2022/02/18 BleepingComputer — 今日、米国連邦通信委員会 (Federal Communications Commission:FCC) は、Telephone Consumer Protection Act (法) に違反したロボコール業者に対して、過去最大の罰金額を提示した。FCC は、フロリダ州を拠点とする Lead Generator である Interstate Brokers が、緊急の目的のためではなく、また、消費者の事前の同意を得ることもなく、50万件以上の違法なロボコールを行ったとして、$45 million の TCPA 反則金を科したいとしている。

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米通信事業者の要求:Huawei と ZTE のリプレイスには $5.6B が必要だ

US Telecom providers requested $5.6B to replace Chinese equipment

2022/02/07 SecurityAffairs — 米国政府は通信事業者に対し、セキュリティ上の問題からネットワーク内の中国製機器を交換するよう要請し、$1.9 billion の予算を計上することで企業を支援している。しかし、米連邦通信委員会 (Federal Communications Commission:FCC) は、この金額では不十分だとし、小規模な通信事業者が中国製機器を交換するには、$5.6 billion が必要だと要求しているという。もうひとつの、通信事業者が直面する問題は、電子機器サプライチェーンに影響を与えている、世界規模でのチップ供給不足だ。

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米 FCC が China Unicom Americas に業務停止命令:安全保障上の重大な懸念が理由

US FCC bans China Unicom Americas telecom over national security risks

2022/01/29 SecurityAffairs — 米連邦通信委員会 (FCC:Federal Communications Commission) は、国家安全保障上の重大な懸念を理由として、China Unicom Americas のライセンスを取り消した。同社は、加入者数で世界第6位のモバイル・サービス・プロバイダーである。この通信会社は、中国の国有通信会社である China Unicom の海外子会社であり、数十カ国で事業を展開している。

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米連邦通信委員会 FCC による新たな規則の提案:データ侵害の開示方式を厳しく

FCC Proposes Stricter Regulations for Data Breach Disclosure

2022/01/20 SecurityBoulevard — 米連邦通信委員会 (Federal Communications Commission : FCC) は、企業がデータ漏洩を開示する際の要件を、より厳格にすることを提案した。この提案によると、企業は不注意によるデータ漏洩の影響を受けた顧客に通知することが義務付けられ、開示前の1週間の待機期間は廃止される。この変更により FCC の規則は、他のセクターを対象とした連邦/州のデータ漏洩法の最近の動向と、より良く一致することになる。

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米 FCC による China Telecom 免許取り消しの経緯

US bans China Telecom Americas over national security risks

2021/10/27 BleepingComputer — 米国の Federal Communications Commission (FCC) は、China Telecom Americas に与えられていた、米国内での電気通信サービス提供免許を取り消した。China Telecom Americas は、中国の国有通信会社である China Telecom Corporation における最大の海外子会社である。世界 100カ国以上で、1億3,500万人以上のブロードバンド加入者と、2億5,500万人以上のモバイル通信加入者にサービスを提供している。

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米 FCC 主導による通信ネットワークからの Huawei と ZTE の排除

US FCC advances proposed Huawei and ZTE equipment ban on telecoms networks, which could revoke prior approvals

2021/06/18 SCMP — 6月12日に米国連邦通信委員会 (FCC:Federal Communications Commission) は、国家安全保障上の脅威とみなされる Huawei や ZTE などの中国企業の、米国通信ネットワークにおける機器の認可を禁止する計画を、全会一致で推進することを決定した。第一段階としての承認を得た規則案において、FCC は中国企業に発行された、過去の機器認可も取り消しも可能となる。

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