CVSS 4.0:パッチの優先順位つけに多様なコンテキストを提供

CVSS 4.0 Offers Significantly More Patching Context 2023/11/08 DarkReading — 先週にリリースされた Common Vulnerability Scoring System の最新版である CVSS 4.0 により、それぞれの組織は、セキュリティ・バグが特定の環境にもたらす可能性のあるリスクを、より適切に評価/管理できるようになるはずだ。しかし、CVSS 4.0 が本当に役に立つかどうかは、CVSS 4.0に含まれる新しいメトリクスの全てを使用して、よりスマートな脆弱性の優先順位付けに必要な、コンテキストを構築する意欲と能力にかかっている。

CVSS 4.0 を FIRST が正式発表:何が変わり 何が加わるのか?

New CVSS 4.0 vulnerability severity rating standard released 2023/11/01 BleepingComputer — FIRST (The Forum of Incident Response and Security Teams) は、これまでのメジャー・バージョンである CVSS v3.0 から8年を経て、CVSS v4.0 を正式にリリースした。これが、次世代の標準 CVSS (Common Vulnerability Scoring System) となる。CVSS は、ソフトウェアの脆弱性の深刻度を評価するための、標準化されたフレームワークである。そこでは、機密性/完全性/可用性/悪用可能性/要求権限への影響に基づき、数値スコアまたは定性的な表現 (低/中/高/重大など) が割り当てられ、より深刻な脆弱性に対して高いスコアが与えられる。

CVSS4.0 の変更点:攻撃の複雑さと要件のパラメータについて詳述する

Does CVSS 4.0 solve the exploitability problem? 2024/01/31 HelpNetSecurity — 脆弱性スコアリングシステム CVSS の最新版である、CVSS 4.0 が登場した。2015年の CVSS 3.0 のリリースから長い時を経て、2023年11月から、CVSS 4.0 が正式に稼動している。CVSS 3.0 を基に構築された CVSS 4.0 では、脆弱性のスコアリング/認識/分類方法などが改善されている。

CVSS Version 4.0 が公開:CVSS 3.1 に対する批判への対処が目的

New CVSS Version Unveiled Amid Rising Cyber Threats 2023/07/13 InfoSecurity — CVSS (Common Vulnerability Scoring System) の新バージョンである CVSS 4.0 が、Forum of Incident Response and Security Teams (FIRST) により 2023年7月13日に公開された。CVSSは、コンピュータ・システムのセキュリティ脆弱性の深刻度を評価するためのオープンな業界標準であり、組織における脆弱性管理プロセスの優先順位付けを支援するものだ。CVSS は、脆弱性の主要な特徴を捉え、その深刻度を示す数値スコアを作成する方法を提供している。

TP-Link Archer C5400X の RCE 脆弱性 CVE-2024-5035 が FIX:CVSS 値は 10.0

CVE-2024-5035 (CVSS 10) in TP-Link Archer C5400X Routers Exposes Users to Remote Hacking 2024/05/27 SecurityOnline — TP-Link Archer C5400X ルーターに、深刻な脆弱性 CVE-2024-5035 (CVSS:10.0)  が存在することが、ONEKEY の研究者による最新のセキュリティ分析により判明した。この脆弱性は、無線周波数テストに使用される rftest バイナリのコマンド・インジェクションおよびバッファ・オーバーフローに起因し、リモート・コード実行 (RCE:remote code execution) につながる可能性がある。

XML-Crypto の脆弱性 CVE-2024-32962 が FIX:CVSS 値は 10.0

CVE-2024-32962 (CVSS 10): Critical Vulnerability in XML-Crypto Affects Millions 2024/05/01 SecurityOnline — XML ドキュメントの暗号セキュリティにおいて、広く使用されている不可欠なツール XML-Crypto npm パッケージに、深刻なセキュリティ上の欠陥が発見された。この脆弱性には CVE-2024-32962 が採番され、その深刻度は CVSS 値 10.0 と評価されている。この脆弱性は、電子署名の真正性を適切に検証しないという、同パッケージのデフォルト設定における基本機能の欠陥に起因しており、悪用に成功した攻撃者に対して、なりすまし署名を許してしまう。

Central Dogma の脆弱性 CVE-2024-1143 が FIX:CVSS 値 10.0 の XSS

The Critical CVE-2024-1143 Vulnerability in Central Dogma 2024/02/05 SecurityOnline — ソフトウェア開発やシステム管理の世界において、堅牢でセキュアなコンフィグレーション・リポジトリは、円滑な運用や機密データの保護に欠かせない要素だ。LINE が開発した、オープンソースの高可用性バージョン管理サービス設定リポジトリ Central Dogma は、この目的のために広く使われているツールである。しかし最近になって、脆弱性 CVE-2024-1143 の存在が判明し、Central Dogma のユーザーにとって重大な脅威となっている。

Linux カーネルの脆弱性 CVE-2023-3390:技術的詳細と PoC エクスプロイトが公開

Proof-of-Concept Code Released for Linux Kernel Exploit 2024/06/04 SecurityOnline — Linux カーネルに存在する脆弱性 CVE-2023-3390 (CVSS:7.8) の、技術的詳細と PoC (proof-of-concept) コードが、独立系セキュリティ研究者から公開された。この脆弱性の悪用に成功した、事前に低レベルのアクセス権を獲得している攻撃者は、その特権を最高レベルまで昇格させ、影響を受けるマシンの完全な制御を手にするとされる。

Atlassian Confluence の RCE 脆弱性 CVE-2024-21683 がFIX:PoC エクスプロイトも提供

High-risk Atlassian Confluence RCE fixed, PoC available (CVE-2024-21683) 2024/06/03 HelpNetSecurity — Atlassian Confluence の Server/Data Center をセルフホストしている場合には、最新のバージョンへとアップグレードし、すでに PoC と技術詳細が公開されている、深刻度の高い RCE の脆弱性 (CVE-2024-21683) を修正すべきである。

Cisco FMC の脆弱性 CVE-2024-20360 が FIX:SQLi が生じる恐れ

CVE-2024-20360: Cisco FMC Vulnerability Grants Hackers Root Access 2024/05/23 SecurityOnline — ネットワーク・ソリューションの世界的リーダーである Cisco が、Firepower Management Center (FMC) ソフトウェアの脆弱性に関するセキュリティ・アドバイザリを公開した。この脆弱性 CVE-2024-20360 (CVSS:8.8) は、広範囲に悪用される恐れがある。

Critical と評価される脆弱性が多すぎる:Electron 開発チームの主張とは?

Electron Team Addresses “runAsNode” CVE Misconceptions 2024/02/11 SecurityOnline — 日進月歩のソフトウェア開発において、セキュリティは常に最重要課題であり、特に脆弱性が報告された場合には、多くの人々に影響が生じる。先日に Electron 開発チームは、Discord/Postman/Notion/Evernote などの macOS アプリに関連する、複数の CVE が公開されたことを受け、この懸念の嵐に直面した。これらの脆弱性では、”runAsNode” と “enableNodeCliInspectArguments” の設定が問題のコアとされ、報告された脆弱性の本質と深刻度について重要な対話が巻き起こった。

Zoom が提案する新たな脆弱性スコアリング・システム VISS:理論値よりも現実値を優先

Zoom’s Bug-Scoring System Prioritizes Riskiest Vulns for Cyber Teams 2023/12/14 DarkReading — ビデオ・カンファレンスを提供する Zoom のサイバーセキュリティ・チームが、脆弱性に関する新たなスコアリング・システムを展開し、危険な脅威に対する優先的なリソースの割り当てを効率化すると述べている。

Rejetto HTTP File Server の RCE の脆弱性 CVE-2024-23692 が FIX:PoC も提供!

CVE-2024-23692: Unauthenticated RCE Flaw in Rejetto HTTP File Server, PoC Published 2024/06/09 SecurityOnline — Rejetto HTTP File Server (HFS) バージョン 2.x に、深刻な脆弱性 CVE-2024-23692 (CVSS:9.8) が発見され、このソフトウェアを利用している組織や個人に、重大なリスクをもたらしている。この脆弱性の悪用に成功した未認証のリモート攻撃者は、任意のコードを実行する可能性を持ち、データ漏洩/ランサムウェア攻撃/システムの完全な侵害へといたる恐れがある。

Fortinet SIEM の RCE 脆弱性 CVE-2024-23108/23109:PoC エクスプロイトが提供

Exploit released for maximum severity Fortinet RCE bug, patch now 2024/05/28 BleepingComputer — 2024年2月にパッチが適用された、Fortinet SIEM (security information and event management) ソリューションの深刻な脆弱性に関する、PoC (proof-of-concept) エクスプロイト・コードが、セキュリティ研究者たちから公開された。この脆弱性 CVE-2024-23108 は、Horizon3 の脆弱性の専門家 Zach Hanley により発見/報告されたコマンド・インジェクションの脆弱性であり、悪用に成功した攻撃者に対して、認証を必要としないリモート・コマンド実行を、 root として許すものである。

Fortinet FortiSIEM の深刻な脆弱性 CVE-2023-34992 が FIX:PoC エクスプロイトも提供!

Unauthenticated RCE Flaw in Fortinet FortiSIEM: Researchers Publishes PoC for CVE-2023-34992 2024/05/21 SecurityOnline — FortiSIEM は SIEM (Security Information and Event Management) ソリューションであり、ログの収集/相関付け/自動応答/修復を提供するものだ。また FortiSIEMは、スタンドアロン/エンタープライズ・アプライアンスから、MSP (Managed Service Providers) 向けのスケールアウト・ソリューションにいたるまでの、さまざまなレベルをサポートしている。

NIST NVD の混乱が止まらない:新規の CVE 追加が一時的に停止していた

NIST Confusion Continues as Cyber Pros Complain CVE Uploads Stalled 2024/05/14 InfoSecurity — 脆弱性データベースとして、世界で最も信頼されている米国の NVD (National Vulnerability Database) だが、この数ヶ月において最大の危機を迎えており、それに比例してソフトウェア脆弱性の悪用が増加している。2024年2月中旬から、米国の NIST (National Institute of Standards and Technology) が運営する NVD は、脆弱性情報の更新を遅延させてきた。そして 5月9日以降においては、新しい脆弱性の表示を停止していると、ソフトウェア・セキュリティの専門家たちが Infosecurity に語っている。

PostgreSQL ドライバ Npgsql の脆弱性 CVE-2024-32655 が FIX:SQLi が生じる恐れ

CVE-2024-32655: SQL Injection Flaw Discovered in Popular PostgreSQL Driver, Npgsql 2024/05/10 SecurityOnline — PostgreSQL データベースに .NET アプリケーションを接続する際に広く利用される、OSS データ・プロバイダーである Npgsql に、深刻な脆弱性 CVE-2024-32655 (CVSS:8.1) が発見された。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、影響を受けるアプリケーションに対すしての SQL コマンド・インジェクションが可能となり、データ漏えいや不正アクセスなどの悪意のアクションが実行される可能性が生じる。

Oracle WebLogic Server の脆弱性 CVE-2024-21006:PoC エクスプロイトが提供される

PoC Releases for CVE-2024-21006: Hackers Can Take Over Oracle WebLogic Server 2024/05/06 SecurityOnline — Oracle WebLogic Server の深刻な脆弱性 CVE-2024-21006 (CVSS:7.5) に対して、技術的な詳細と PoC コードが公開され、リモートの攻撃者による侵害の可能性が高まっている。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、機密データへの不正アクセスや、Oracle WebLogic Server を完全に制御する可能性を手にする。

Apollo Router の深刻な脆弱性 CVE-2024-32971 が FIX:データの完全性が脅かされる可能性

CVE-2024-32971: Critical Vulnerability in Apollo Router Compromises Data Integrity 2024/05/02 SecurityOnline — Apollo Router のバージョン 1.44.0/1.45.0 に、深刻な脆弱性 CVE-2024-32971 (CVSS:9.1) が発見された。この脆弱性により、Apollo Router を通じて実行される操作の完全性に深刻な懸念が生じるため、直ちにシステムをアップデートするよう求める緊急アドバイザリが、ユーザーに対して通知された。

SonicWall GMS の脆弱性 CVE-2024-29010/29010 が FIX:データ侵害の可能性

SonicWall Patches GMS Flaws to Block Data Breaches and Bypass Attacks 2024/04/30 SecurityOnline — SonicWall がリリースしたのは、Global Management System (GMS) ソフトウェアに存在する、脆弱性 CVE-2024-29010/CVE-2024-29011 に対するセキュリティ・パッチである。それらの脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、機密データへの不正アクセスや、認証メカニズムのバイパスなどの可能性を持つことになる。

GPT-4 調査:脅威アドバイザリを読むだけで多くの脆弱性を悪用できる – University of Illinois

GPT-4 Can Exploit Most Vulns Just by Reading Threat Advisories 2024/04/19 DarkReading — GPT-4 を搭載した AI エージェントは、現実の世界のシステムに影響を及ぼしている、公開されている脆弱性の大半を、オンラインで読み込むだけで悪用できることが判明した。イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校 (UIUC) が公開した最新の研究は、AI を悪用するサイバー脅威において、これまで 18ヶ月の間は停滞気味だった状況が、根本的に活性化する恐れがあるとしている。

Keycloak のセキュリティ・アップデート:DDoS/データ流出などの脆弱性に対処

Keycloak Patches Vulnerabilities, Mitigates DDoS and Data Theft Risks 2024/04/18 SecurityOnline — 認証/認可のための OSS ソリューションとして人気の Keycloak が、複数の脆弱性に対処するためのセキュリティ・アップデートをリリースした。これらの脆弱性が悪用されると、サービス拒否攻撃や、機密データの流出などの可能性が生じる。影響を受けるバージョンを使用している場合には、パッチが適用された Keycloak 22.0.10/24.0.3 へと、直ちにアップデートするよう推奨される。

Atlassian Bamboo Data Center/ Server の深刻な脆弱性が FIX:直ちにパッチ適用を!

Critical Flaw In Atlassian Bamboo Data Center And Server Must Be Fixed Immediately 2024/03/20 SecurityAffairs — Atlassian の Bamboo/Bitbucket/Confluence/Jira などに存在する、複数の脆弱性が修正された。最も深刻なのは、SQL インジェクションの脆弱性 CVE-2024-1597 (CVSS:10) であり、Bamboo Data Center/Server の org.postgresql:postgresql サードパーティ依存関係に影響及ぼすものだ。

Fortinet FortiGate のゼロデイ脆弱性 CVE-2024-21762:PoC が公開された

PoC Releases for 0-day CVE-2024-21762 FortiGate SSLVPN Flaw, Over 133K Remain Vulnerable 2024/03/19 SecurityOnline — FortiOS SSL VPN の重大な脆弱性 CVE-2024-21762 (CVSS:9.6) に対する、PoC (Proof-of-concept) エクスプロイト・コードが公開された。この脆弱性は、リモート・コード実行 (RCE:Remote Code Execution) につながる可能性を持ち、また、悪用を示唆する強力な証拠も発見されている。

JSONata Library の脆弱性 CVE-2024-27307 が FIX:リモートコード実行の可能性

CVE-2024-27307: Critical Flaw in Popular JSONata Library Could Lead to Code Execution 2024/03/14 SecurityOnline — JSON データの照会/変換のために広く使用されている JavaScript ライブラリである JSONata に、深刻な脆弱性が発見された。この脆弱性 CVE-2024-27307 の悪用に成功した攻撃者は、このライブラリに依存するアプリケーション内で、悪意のコードをリモートから実行するという、深刻なセキュリティ・リスクを引き起こす可能性がある。

Fortinet FortiOS/FortiProxy/FortiClientEMS の3つの脆弱性が FIX:直ちにアップデートを!

Fortinet Fixes Critical Bugs In Fortios, Fortiproxy, And Forticlientems 2024/03/13 SecurityAffairs — 3月12日に Fortinet は、FortiOS/FortiProxy/FortiClientEMS の重大なコード実行の脆弱性を修正する、セキュリティ・アップデートをリリースした。1つ目の脆弱性 CVE-2023-42789 (CVSS:9.3) は、境界外書き込みに起因するものだ。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、特別に細工された HTTP リクエストを脆弱なデバイスに送信することにより、不正なコードやコマンドを実行する可能性を持つ。

ConnectWise ScreenConnect の脆弱性:LockBit ランサムウェアによる攻撃が続いている

New ScreenConnect RCE flaw exploited in ransomware attacks 2024/02/22 BleepingComputer — ConnectWise ScreenConnect に存在する脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、パッチ未適用のサーバに侵入し、侵害したネットワーク上に LockBit ランサムウェアのペイロードを展開している。この 認証バイパスの脆弱性 CVE-2024-1709 (CVSS:10.0) の悪用が始まったのは、ConnectWise がセキュリティ更新プログラムをリリースし、複数のサイバー・セキュリティ企業が PoC エクスプロイトを公開した翌日の、2月20日 (火) からである。さらに ConnectWise は、深刻度の高いパス・トラバーサル脆弱性 CVE-2024-1708 に対しても、パッチを適用している。

Atlassian Confluence の XSS 脆弱性 CVE-2024-21678 が FIX:直ちにアップデートを!

CVE-2024-21678: High-Severity Atlassian Confluence XSS – Act Now 2024/02/21 SecurityOnline — Atlassian は、CVE-2024-21678 (CVSS:8.5) に対処するセキュリティ・アップデートをリリースした。この、深刻度の高い蓄積型 cross-site scripting (XSS) 脆弱性は、複数の Confluence Server/Data Center バージョンに影響を与えるものである。影響を受けるソフトウェアを使用している場合には、迅速なパッチ適用もしくは、優先的なアップグレードが必要である。

Dell EMC Enterprise SONiC の脆弱性 CVE-2023-32484 が FIX:直ちにアップデートを!

CVE-2023-32484 (CVSS 9.8): Remote Control Risk in Dell EMC Networks 2024/02/17 SecurityOnline — 最近に公開された Dell EMC Enterprise SONiC の脆弱性 CVE-2023-32484 は、データセンター・ネットワークのセキュリティに、重大な影響を及ぼす可能性があるものだ。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、リモートでコマンドを実行し、影響を受けるネットワーク・スイッチの完全な制御が可能になる。この脆弱性の CVSS 評価は 9.8 (Critical) であり、早急な対策が必要だ。

Mastodon の 脆弱性 CVE-2024-23832 が FIX:PoC からユーザーを守るために管理者が行うべきことは?

PoC Published for Critical Mastodon Vulnerability – CVE-2024-23832 (CVSS 9.8) 2024/02/16 securityonline — 急速に人気を高めている、分散型 SNS プラットフォームの Mastodon が、深刻なセキュリティ脅威に直面している。先日にパッチが適用された脆弱性 CVE-2024-23832 の詳細が暴露され、PoC エクスプロイト・コードが野放し状態で出回っているのだ。つまり、Mastodon サーバの管理者にとって急務なのは、直ちにシステムをアップデートすることである。

PoC Exp

2024/06 2024/06/19:Exp:SolarWinds Serv-U の脆弱性 CVE-2024-28995 が FIX: GreyNoise が積極的な悪用を観測 2024/06/19:Exp:Fortinet/VMware の脆弱性を悪用:中国由来の UNC3886 が実現している永続性とは? 2024/06/18:Exp:中国のサイバー Offense/Defense パワー:世界の脆弱性情報エコシステムとの関係を考察する 2024/06/18:Exp:攻撃者にとって最高に魅力的なターゲットは? エッジサービスの脆弱性に注目! 2024/06/14:PoC:Windows の特権昇格の脆弱性 CVE-2024-26229:PoC エクスプロイトが公開 2024/06/14:PoC:Windows Recall は一時停止:内部告発ダメージを回避する Microsoft の選択とは? 2024/06/14:Exp:CISA KEV 警告 24/06/13:Android Pixel/Windows/Progress Telerik の脆弱性を追加 2024/06/14:PoC:Ivanti Endpoint Manager の深刻な脆弱性 CVE-2024-29824 が FIX:PoC も提供 2024/06/13:Exp:MS Office の古い脆弱性 CVE-2017-11882 を悪用:北朝鮮の Kimsuky がキーロガーを配信 2024/06/12:PoC:JetBrains のトークン漏えいの脆弱性 CVE-2024-37051:PoC が公開された 2024/06/12:Exp:Windows Error Reporting Service の脆弱性 CVE-2024-26169:Black Basta が悪用? 2024/06/11:PoC:Apple … Continue reading “PoC Exp”

Fortinet FortiSIEM の脆弱性 CVE-2024-23108/CVE-2024-23109 が FIX:直ちにパッチを!

CVE-2024-23108 & CVE-2024-23109 (CVSS 10): Critical Command Injection Flaws in Fortinet FortiSIEM 2024/02/05 SecurityOnline — Fortinet の FortiSIEM supervisor に、2つの深刻な OS コマンド・インジェクションの脆弱性があるという警告が発せられている。脆弱性 CVE-2024-23108/CVE-2024-23109 は、リモートの認証されていない攻撃者による、特別に細工された API リクエストを介して、不正なコマンド実行にいたる恐れがあるものだ。これらの脆弱性の CVSS 値は 10.0 であり、深刻度 Critical と評価されているため、世界中の組織にとって重大な脅威になっている。

QNAP QTS/Qsync Central の複数の脆弱性が FIX:直ちにアップデートを!

QNAP Patches High-Severity Bugs in QTS, Qsync Central 2024/02/05 SecurityWeek — 台湾に本社を置く QNAP Systems は、同社製品に存在する 20数件の脆弱性に対するパッチをリリースした。今回に修正された脆弱性のうち、 CVE-2023-45025/CVE-2023-39297 は、OS コマンド・インジェクションの脆弱性に分類されており、QTS 5.1.x/4.5.x、QuTS hero h5.1.x/h4.5.x、QuTScloud 5.x に影響をおよぼすという。

Atlassian 製品群における4件の脆弱性が FIX:リモートコード実行にいたる可能性

Atlassian Releases Critical Software Fixes to Prevent Remote Code Execution 2023/12/06 TheHackerNews — Atlassian はのソフトウェアに存在する4件の深刻な欠陥に対して、修正プログラムがリリースされた。それらの脆弱性の悪用に成功した攻撃者により、リモート・コードが実行される可能性が生じるという。

Joomla の脆弱性 CVE-2023-40626 が FIX:直ちにアップデートを!

Safeguard Your Joomla Site: Patch CVE-2023-40626 Vulnerability 2023/12/03 SecurityOnline — Joomla! Project は、Joomla 5.0.1/4.4.1 をリリースし、攻撃者が機密性の高い環境変数を公開できる可能性のある、深刻なセキュリティ脆弱性 CVE-2023-40626 に対処した。この脆弱性が影響するのは、Joomla CMS バージョン 1.6.0〜4.4.0/5.0.0 である。

Atlassian の4件の脆弱性が FIX:Jira/Confluence/Bitbucket/Bamboo に影響

Atlassian Security Updates Patch High-Severity Vulnerabilities 2023/09/21 SecurityWeek — 今週に Atlassian が発表したのは、Jira/Confluence/Bitbucket/Bamboo に影響を及ぼす、4つの深刻な脆弱性に対するパッチである。これらの問題の中で最も深刻なものは、Bitbucket に存在するリモートコード実行 (RCE) の脆弱性 CVE-2023-22513 (CVSS:8.5) であり、機密性/完全性/可用性に影響を及ぼす可能性があるという。なお、認証されている攻撃者であれば、ユーザーとの対話を必要とせずに悪用できると、Atlassian は説明している。この問題は、Bitbucket バージョン 8.0.0 で発生したものであり、バージョン 8.14.0 までの大半のリリースに影響する。また、Bitbucket のバージョン 8.9.5/8.10.5/8.11.4/8.12.2/8.13.1.8.14.0 および、それ以降のバージョンでは、この脆弱性に対処している。

Ivanti Avalanche の深刻な脆弱性 CVE-2023-32560 が FIX:脅威アクターが探索!

Critical Security Flaws Affect Ivanti Avalanche, Threatening 30,000 Organizations 2023/08/16 TheHackerNews — 30,000 もの組織で使用されているエンタープライズ・モバイル・デバイス管理ソリューション Ivanti Avalanche に、複数の深刻なセキュリティ欠陥が存在すると報告されている。これらの脆弱性は、Ivanti Avalanche WLAvanacheServer.exe v6.4.0.0 のスタックバッファ・オーバーフローとして、CVE-2023-32560 (CVSS:9.8) にまとめられている。この欠陥は、特定のデータ・タイプを処理した結果として発生する、バッファ・オーバーフローに起因していると、サイバー・セキュリティ企業 Tenable は述べている。

CyberPower と Dataprobe の複数の脆弱性:データセンター運用に生じるリスクとは?

Multiple Flaws in CyberPower and Dataprobe Products Put Data Centers at Risk 2023/08/14 TheHackerNews — CyberPower のPowerPanel Enterprise Data Center Infrastructure Management (DCIM) プラットフォームおよび、Dataprobe の iBoot Power Distribution Unit (PDU) に、複数のセキュリティ脆弱性が存在する。それらが悪用されと、システムへの認証なしでのアクセスが引き起こされ、標的とされる環境で壊滅的な損害が発生する可能性がある。9件の脆弱性 (CVE-2023-3259〜CVE-2023-3267) の深刻度は CVSS 6.7〜9.8であり、悪用に成功した脅威アクターによる、データセンター全体のシャットダウンや、データセンターのデプロイメント侵害、データの窃取といった、大規模な攻撃が仕掛けられる可能が生じる。

Atlassian Confluence/Bamboo の脆弱性 CVE-2023-22508 などが FIX:CISA も警告

Atlassian Patches Remote Code Execution Vulnerabilities in Confluence, Bamboo 2023/07/24 SecurityWeek — Atlassian は、Confluence Data Center/Server に存在する2つの RCE 脆弱性、および、Bamboo Data Center の脆弱性に対するパッチをリリースした。これらの脆弱性のうち、最も深刻なものは CVE-2023-22508 (CVSS:8.5) であり、Confluence 7.4.0 に影響を及ぼす。2つ目の脆弱性 CVE-2023-22505 (CVSS:8.0) は、Confluence 8.0.0 に影響を及ぼすものだ。これらの脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、機密性/完全性/可用性に影響を与える任意のコードを実行する可能性がある。その悪用にはユーザーとのインタラクションは不要だが、攻撃者は有効なユーザーとして認証される必要がある。

Fortinet FortiOS/FortiProxy の RCE 脆弱性 CVE-2023-33308 が FIX

Fortinet Patches Critical FortiOS Vulnerability Leading to Remote Code Execution 2023/07/12 SecurityWeek — 7月11日 (火) に Fortinet は、FortiOS/FortiProxy に存在する、深刻なリモート・コード実行 (RCE) の脆弱性に対処するセキュリティ・アップデートを発表した。この脆弱性 CVE-2023-33308 (CVSS:9.8) は、プロキシ・モードのディープ・インスペクション機能に影響をおよぼす、スタック・オーバーフローに起因すると説明されている。

Fortinet FortiNAC の深刻な脆弱性 CVE-2023-33299 が FIX:RCE の可能性

Fortinet fixes critical FortiNAC RCE, install updates asap 2023/06/23 SecurityAffairs — Fortinet の Network Access Control (NAC) ソリューションである FortiNAC は、セキュリティポリシーの適用/デバイスの監視/アクセス権限の管理などにより、企業におおけるネットワークへのアクセスを安全に制御するためのものである。その FortiNAC で、未認証の攻撃者が任意のコード/コマンドを実行できる、深刻な脆弱性 CVE-2023-33299 (CVSS:9.6) が発見され、Fortinet によるセキュリティ・アップデートがリリースされた。

Fortinet の FortiADC/FortiOS に存在する深刻な脆弱性が FIX:任意のコマンド実行

Fortinet fixed two severe issues in FortiADC and FortiOS 2023/05/05 SecurityAffairs — Fortinet が対処した9件の脆弱性は、同社の複数の製品に影響を与えるものであり、その中には、FortiADC/FortiOS/FortiProxy に存在する、CVE-2023-27999/CVE-2023-22640 という深刻な欠陥も含まれる。

Fortinet の深刻な脆弱性 CVE-2023-25610 が FIX:直ちにパッチ適用を!

Fortinet warns of new critical unauthenticated RCE vulnerability 2023/03/08 BleepingComputer — Fortinet が公開したのは、FortiOS/FortiProxy に影響を及ぼす、きわめて深刻な脆弱性 CVE-2023-25610 である。特別に細工したリクエストを、未認証の攻撃者が用いることで、脆弱なデバイスの GUI 上で任意のコード実行やサービス拒否 (DoS) が生じる可能性があるという。このバッファ・アンダーフローの脆弱性 CVE-2023-25610 は、CVSS v3 値が 9.3 であり、Critical と評価されている。この種の不具合は、メモリ・バッファから設定値以上のデータ量を、プログラムが読み込もうとしたときに発生する。その結果として、隣接するメモリ領域へのアクセスが生じ、危険な動作やクラッシュにつながるという。

Cisco ClamAV の深刻な脆弱性 CVE-2023-20032/CVE-2023-20052 が FIX

Cisco fixed critical RCE bug in ClamAV Open-Source Antivirus engine 2023/02/17 SecurityAffairs — Cisco が公表したのは、オープンソース・アンチウイルス・エンジン ClamAV に存在する、深刻な脆弱性 CVE-2023-20032 (CVSS:9.8) の修正である。HFS+ file parser コンポーネントに存在する、この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、脆弱なデバイス上でのリモート・コード実行や、DoS 状態の生成などが可能になる。この脆弱性は、ClamAV のバージョン 1.0.0 以下/0.105.1 以下/0.103.7 以下に影響を及ぼす。Cisco は、報告者である Google の Simon Scannell に謝意を表している。

Fortinet FortiNAC/FortiWeb の深刻な脆弱性が FIX:緩和策や回避策は存在しない

Fortinet fixes critical RCE flaws in FortiNAC and FortiWeb 2023/02/17 BleepingComputer — Fortinet の FortiNAC/FortiWeb に対するセキュリティ・アップデートが公開された。そこで対処された2つの深刻な脆弱性は、認証されていない攻撃者による任意のコード/コマンド実行にいたる可能性のあるものだ。1つ目は、FortiNAC に影響を及ぼす脆弱性 CVE-2022-39952 であり、CVSS 値は 9.8 (Critical) である。FortiNAC は、ネットワーク・アクセス制御ソリューションであり、リアルタイムでのネットワークの可視化/セキュリティ・ポリシーの適用/脅威の検知と緩和を支援するものだ。

Atlassian Jira における深刻な脆弱性 CVE-2023-22501 が FIX:インスタンス間での不正アクセス

Atlassian fixed critical authentication vulnerability in Jira Software 2023/02/03 SecurityAffairs — Atlassian は、Jira Service Management Server および Data Center の深刻な脆弱性 CVE-2023-22501 (CVSS: 9.4) 対応する、セキュリティ更新プログラムを公開した。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者には、他のユーザーになりすまし、特定の状況下において、他の Jira Service Management インスタンスに不正アクセスする可能性があるという。

Fortinet FortiADC/FortiTester 深刻な脆弱性が FIX:HTTP リクエストを介した RCE

Fortinet fixed multiple command injection bugs in FortiADC and FortiTester 2023/01/04 SecurityAffairs — サイバー・セキュリティ・ベンダーである Fortinet は、同社製品に影響を及ぼす複数の脆弱性に対応した。また、Application Delivery Controller である FortiADC に影響を及ぼす、深刻な コマンド・インジェクション の脆弱性 CVE-2022-39947 (CVSS 8.6) について、顧客に警告を発している。この脆弱性 CVE-2022-39947 は、FortiADC の OS Command における特殊要素の不適切な無効化に起因し、特別に細工された HTTP リクエストを介した、任意のコード実行を許す可能性がある。

Fortinet FortiOS に緊急パッチ:認証バイパスの脆弱性 CVE-2022-42475 の悪用に対応

Fortinet Warns of Active Exploitation of New SSL-VPN Pre-auth RCE Vulnerability 2022/12/13 TheHackerNews — 月曜日に Fortinet は、同社の SSL-VPN 製品 FortiOS に影響を及ぼす深刻なセキュリティ脆弱性に対して緊急パッチをリリースし、この脆弱性が実際に悪用されていることを明らかにした。この深刻な脆弱性 CVE-2022-42475 (CVSS:9.3) は、ヒープベース・バッファ・オーバーフローの脆弱性であり、認証されていない攻撃者による、特別に細工したリクエストを介した任意のコード実行を引き起こす可能性がある。

CISA KEV 警告 22/11/28:Oracle Fusion Middleware の深刻な脆弱性を追加

CISA Warns of Actively Exploited Critical Oracle Fusion Middleware Vulnerability 2022/11/29 TheHackerNews — 11月28日 (月) に米国の Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) は、活発な悪用の証拠があるとして、Oracle Fusion Middleware に影響する脆弱性を KEV (Known Exploited Vulnerabilities) カタログに追加した。この脆弱性 CVE-2021-35587 の CVSS スコアは 9.8 であり、Oracle Access Manager (OAM) のバージョン 11.1.2.3.0/12.2.1.3.0/12.2.1.4.0 に影響を及ぼしている。

CISA 警告:Advantech/Hitachi の ICS デバイスにおける深刻な脆弱性

CISA Warns of Critical Flaws Affecting Industrial Appliances from Advantech and Hitachi 2022/10/19 TheHackerNews — 18日に米国の CISA は、産業制御システム (ICS)  である Advantech R-SeeNet/Hitachi Energy APM Edge アプライアンスの深刻な脆弱性に関する、2件のアドバイザリを発表した。これらの脆弱性は、R-SeeNet モニタリング・ソリューションの3つの弱点に起因し、悪用に成功した攻撃者は、システム上でのファイル削除/コード実行などが、リモートから可能になるという。