Jenkins の複数の脆弱性が FIX:プラグインとの組み合わせて被害が拡大する恐れ

Jenkins Users Beware: Multiple Security Vulnerabilities Discovered

2024/11/27 SecurityOnline — Jenkins が発行したのは、コア・システムとプラグインに影響を及ぼす、複数の脆弱性に対処するためのセキュリティ・アドバイザリである。それらの、サービス拒否やクロス・サイト・スクリプティングの脆弱性を放置すると、広く使用されている OSS 自動化サーバ Jenkins のユーザーに、重大なリスクが生じる可能性がある。

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Fortinet VPN のゼロデイ CVE-N/A を狙う:BrazenBamboo の戦術とは?

Chinese hackers exploit Fortinet VPN zero-day to steal credentials

2024/11/18 BleepingComputer — Fortinet FortiClient Windows VPN クライアントに存在する、ゼロデイ脆弱性を悪用する中国の脅威アクターたちは、”DeepData” というカスタムなポスト・エクスプロイト・ツールキットを用いて認証情報を盗み出している。このゼロデイ脆弱性の悪用に成功した脅威アクターは、VPN デバイスでユーザーが認証された後のメモリから、認証情報のダンプを可能にする。

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Argo CD の深刻な脆弱性 CVE-2024-31989 が FIX:Kubernetes クラスタの乗っ取りにいたる?

CVE-2024-31989: Critical Argo CD Flaw Exposes Kubernetes Clusters to Takeover

2024/05/22 SecurityOnline — Kubernetes 用の GitOps Continuous Delivery ツールとして人気の Argo CD だが、Kubernetes クラスタ制御の掌握を攻撃者に許す可能性のある、深刻なセキュリティ脆弱性 CVE-2024-31989 (CVSS:9.1) を公開した。この欠陥は、セキュリティ対策が不十分な Redis キャッシュの使用に起因しており、機密データへの不正なアクセス/操作の可能性が生じるという。

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Visual Studio の RCE 脆弱性 CVE-2023-36742:PoC エクスプロイトが公開

PoC Exploit Published for Visual Studio Code RCE Vulnerability (CVE-2023-36742)

2023/11/21 SecurityOnline — Visual Studio Code のリモート・コード実行の脆弱性 CVE-2023-36742 (CVSS:7.8) の、技術的詳細および PoC エクスプロイトが、セキュリティ研究者たちにより公表された。この、VS Code 1.82.0 以下に存在する脆弱性は、悪意を持って細工された package.json ファイルで作業する際に発生するものであり、ローカルでのコマンド実行につながるものだ。悪用のシナリオは、VS Code ユーザーに悪意のプロジェクトを開かせ、package.json ファイルの依存関係セクションにある、不正なエントリを操作させることで展開される。

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Node.js の脆弱性 CVE-2023-48238:トークン・アルゴリズム撹乱に繋がる可能性

CVE-2023-48238: A Critical Vulnerability in json-web-token for Node.js

2023/11/18 SecurityOnline — JSON Web Tokens (JWT) は、サイバー・セキュリティの領域において、安全な通信およびデータ交換のための不可欠なツールとなっている。しかし、このような広範に使われている技術にさえも、脆弱性が潜んでいる可能性がある。Node.js 用の人気の json-web-token ライブラリで、最近になって判明した問題が、この現実を浮き彫りにしている。

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Kubernetes の SBOM:KBOM スタンダードの第一稿が登場

The First Kubernetes Bill of Materials Standard Arrives

2023/06/13 TheNewStack — Software Bill of Materials (SBOM) を使っていない組織であっても、すぐに使うことになるだろう。SBOM は、ビルディング・コードのセキュリティ防御における、不可欠な基盤として捉えられている。Software Package Data Exchange (SPDX) や CycloneDX に加えて、GitHub における依存関係サブミッション・フォーマットなどの、いくつかの SBOM 標準が存在していたが、これまでは Kubernetes 専用の標準が存在しなかった。しかし、Kubernetes Security Operations Center (KSOC) の、Kubernetes Bill of Materials (KBOM) スタンダードが出てきたようだ。

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Auth0 が JsonWebToken の脆弱性を FIX:22,000 以上プロジェクトに影響か?

Auth0 fixes RCE flaw in JsonWebToken library used by 22,000 projects

2023/01/09 BleepingComputer — Auth0 が修正したリモートコード実行の脆弱性は、22,000 以上プロジェクトで使用され、NPM からは毎月 3600 万回以上もダウンロードされている、人気のオープンソース・ライブラリ JsonWebToken に存在するものだ。このライブラリは、Microsoft/Twilio/Salesforce/Intuit/Box/IBM/Docusign/Slack/SAP などのオープンソース・プロジェクトでも使用されている。

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WAF に JSON を投げ込む攻撃手法:バイパスが可能になるという Claroty の調査

Researchers Detail New Attack Method to Bypass Popular Web Application Firewalls

2022/12/10 TheHackerNews — さまざまなベンダーの Web Application Firewalls (WAF) を回避したシステムへの侵入により、企業や顧客の機密情報へのアクセスを、脅威アクターに許す可能性のある、新たな攻撃方法が発見された。WAF は重要な防衛線であり、Web アプリケーションとの間で HTTP (S) トラフィックをフィルタリング/監視/ブロックし、CSRF/XSS/SQL インジェクション/ファイル・インクルードなどの攻撃からシステムを保護するものだ。

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Aurora インフォ・スティーラー:サイバー犯罪者の間で採用が増加している

Aurora infostealer malware increasingly adopted by cybergangs

2022/11/21 BleepingComputer — サイバー犯罪者たちが、Go ベースの新たなインフォ・スティーラー Aurora を用いて、ブラウザや暗号通貨アプリからの機密情報の窃取/ディスクからのデータ流出/追加ペイロードのロードなどを行う傾向が強まっている。サイバー・セキュリティ企業の SEKOIA によると、少なくとも7つの著名なサイバー・ギャングたちのアクティビティが目立っており、Aurora だけを単独で使用するケースと、他の情報窃盗マルウェア・ファミリー RedLine/Raccoon と併用するケースが観察されている。

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Microsoft Defender for IoT の深刻な脆弱性:PoC エクスプロイトが公開

Critical Vulnerabilities Found in Microsoft Defender for IoT

2022/03/29 SecurityWeek — 継続的な NDR (Network Detection and Respons) 機能を備えた Defender for IoT は、さまざまな IoT/OT/ICS デバイスをサポートし、オンプレミスとクラウドの双方へのデプロイメントが可能である。その Defender for IoT における、2つの深刻な脆弱性 CVE-2021-42311/CVE-2021-42313 は CVSS 値 が 10 であり、2021年12月の Microsoft Patch Tuesday で対処されている。どちらも SQL インジェクションの脆弱性であり、リモートの攻撃者による認証なしの悪用が可能となり、任意のコード実行を許すことになる。トークン検証プロセスに存在する CVE-2021-42313 は、UUID パラメータのサニタイズの欠如に起因すると SentinelLabs は説明している。

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Magnat マルウェア:バックドア/パスワード侵害を仕掛ける悪意の Chrome エクステンション

Magnat malvertising campaigns spreads malicious Chrome extensions, backdoors and info stealers

2021/12/06 SecurityAffairs — Talos の研究者たちが発見したのは、新しいバックドアと文書化されていない悪意の Google Chrome エクステンションを、ユーザーを騙してダウンロードさせるために、人気のアプリやゲームの偽インストーラー使用する、一連のマルバタイジング・キャンペーンである。

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Google TensorFlow から YAML が脱落:深刻な RCE 脆弱性が原因

Google’s TensorFlow drops YAML support due to code execution flaw

2021/09/05 BleepingComputer — Google が開発した Python ベースの機械学習/人工知能プロジェクトである TensorFlow は、深刻ななコード実行の脆弱性に対処するため、YAML のサポートを終了した。YAML (Yet Another Markup Language) は、コンフィグレーション・ファイルや転送中のデータを扱い、人間が読める形にシリアライズする言語であり、開発者にとって便利な選択肢である。

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