ConnectWise が署名証明書をローテーション:最近のサイバー攻撃とは無関係だと言うが

ConnectWise rotating code signing certificates over security concerns

2025/06/10 BleepingComputer — ConnectWise はセキュリティ上の懸念から、ScreenConnect/ConnectWise Automate/ConnectWise RMM の実行ファイルの署名に使用される、デジタル・コード署名証明書をローテーションすると顧客に警告している。デジタル証明書は、実行ファイルへの署名のために使用されるものだ。それにより、ファイルをダウンロードするユーザーは、ファイルが信頼できるソースからのものであることを確認できる。つまり、エンドユーザーに届く前に、コードが改竄されていないことが保証される。

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ConnectWise/Fortinet/Exchange/Zimbra の脆弱性が標的:ロシアの BadPilot

CVE-2024-1709 and CVE-2023-48788: Exploits Fueling Russia’s BadPilot Campaign

2025/02/16 SecurityOnline — ロシア政府が支援するハッキング・グループ Seashell Blizzard (別名 APT44/Sandworm/BlackEnergy Lite) のサブグループが、複数年にわたって実行したサイバースパイ活動を、Microsoft Threat Intelligence が明らかにした。この、BadPilot として追跡されるアクティビティは、遅くとも 2021年から実行されており、エネルギー/通信/軍需/行政などの重要セクターに存在する、世界の組織を侵害してきたという。

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英 BT Group でデータ侵害が発生:Black Basta ランサムウェア・グループが犯行を主張

Telecom Giant BT Group Hit by Black Basta Ransomware

2024/12/05 HackRead — 英国の大手通信企業である British Telecom (BT) Group への、Black Basta によるランサムウェア攻撃が発生した。BT の Conferencing セクションを標的とした、この攻撃により、同社はサーバのシャットダウンとデータ盗難に見舞われた。

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IBM RMM の脆弱性 CVE-2024-41779 (CVSS 9.8) が FIX:RCE 攻撃につながる恐れ

CVE-2024-41779 (CVSS 9.8): IBM Rhapsody Model Manager Vulnerability Puts Systems at Risk

2024/11/26 SecurityOnline — IBM が発表したのは、Engineering Systems Design – Rhapsody Model Manager (RMM) に存在する、深刻な脆弱性に対するセキュリティ勧告である。この脆弱性 CVE-2024-41779 (CVSS:9.8) の悪用に成功したリモートの攻撃者は、セキュリティを回避し、脆弱なシステム上で任意のコードを実行する可能性を手にする。

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Fortinet EMS の脆弱性 CVE-2023-48788:悪用に関する詳細が公開 – Darktrace

CVE-2023-48788 Exploited: Researcher Details Cyberattacks on Fortinet EMS

2024/09/19 SecurityOnline — Fortinet FortiClient EMS の脆弱性に対する、サイバー犯罪者による悪用を詳述するレポートが、Darktrace のサイバーセキュリティ研究者から発表された。同レポートでは、特に CVE-2023-48788 という重大な脆弱性に焦点を当て、さまざまな環境で観測された巧妙な攻撃チェーンと悪用後の戦術の概要が詳述されている。エンドポイント・セキュリティの集中管理に広く使用されている、FortiClient EMS に存在する SQLインジェクション脆弱性 CVE-2023-48788 は、は、CVSS スコア 9.8 と評価されている。

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Windows の脆弱性 CVE-2022-26923 の悪用:電子メール爆弾から RAT へつなげる手口とは?

Cybercriminals Evolve Social Engineering Tactics, Exploit CVE-2022-26923 in Sophisticated Campaign

2024/08/16 SecurityOnline — 先日にサイバーセ・キュリティ企業 Rapid7 が特定したのは、同社の脅威インテリジェンス・チームが継続的に監視している、進行中のソーシャル・エンジニアリング・キャンペーンに関連する一連の巧妙な侵入の試みである。このキャンペーンは、欺瞞的かつ技術的なテクニックを織り交ぜて組織を標的とするものであり、最近では、セキュリティ対策の迂回や、新たなツールやテクニックの採用により、システム侵害の確率を高めている。

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Fortinet の FortiClient EMS の脆弱性 CVE-2023-48788:悪用キャンペーンが検出された

Critical Fortinet Vulnerability Exploited: Hackers Deploy Remote Control Tools and Backdoors

2024/04/08 SecurityOnline — Fortinet の FortiClient Enterprise Management System (EMS) において、先日にパッチが適用された脆弱性 CVE-2023-48788 を狙う憂慮すべきキャンペーンを、Red Canary のセキュリティ研究者たちが発見した。この脆弱性に対してパッチが適用されていない場合には、完全な管理者権限を取得する攻撃者により、脆弱なシステム上でのリモートコード実行の可能性が生じる。

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BlackCat ランサムウェア:Sphynx 暗号化ツールで Azure Storage を攻撃

BlackCat ransomware hits Azure Storage with Sphynx encryptor

2023/09/16 BleepingComputer −−− BlackCat (ALPHV) ランサムウェア・グループが、窃取した Microsoft アカウントと、最近に発見された Sphynx 暗号化ツールを用いて、ターゲットの Azure クラウド・ストレージを暗号化しているようだ。最近に発生した情報漏えいを調査していた、Sophos X-Ops のインシデント・レスポンス担当者たちが、カスタム認証情報の利用がサポートされた、Sphynx の亜種の運用を発見した。この脅威アクターは、窃取したワンタイム・パスワード (OTP:One-Time Password) を用いて Sophos Central アカウントにアクセスした後に、改ざん防止機能を無効化し、セキュリティ・ポリシーを変更していた。これらの操作は、LastPass Chrome エクステンションを使用して、被害者の LastPass ヴォールトから OTP を盗んだ後に行われていたという。

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PaperCut MF/NG の脆弱性 CVE-2023-27350:Cl0p ランサムウェアが悪用 – Microsoft 報告

Microsoft: Cl0p Ransomware Exploited PaperCut Vulnerabilities Since April 13

2023/04/27 SecurityWeek — Microsoft の発表によると、FIN11 および TA505 と提携している Cl0p ランサムウェアのオペレーターが、パッチが適用されたばかりの PaperCut の脆弱性を、4月13日から悪用し始めたようだ。問題の脆弱性は、PaperCut MF/NG プリント管理システムに影響を与えるものだ。この脆弱性 CVE-2023-27350 (CVSS:9.8) の悪用に成功した攻撃者は、認証をバイパスしてシステム権限でリモート・コード実行 (RCE) を行うことが可能になる。この脆弱性は、2023年3月にリリースされたバージョン 20.1.7/21.2.11/22.0.9 で修正されているが、それと同時に、PaperCut MF/NG の情報漏えいの脆弱性 CVE-2023-27351 に対応されている。

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PaperCut のパッチ未適用デバイスへの攻撃:観測された Truebot 亜種はロシア由来 – Huntress

Huntress: Most PaperCut Installations Not Patched Against Already-Exploited Security Flaw

2024/04/24 SecurityWeek — 大半の Windows/macOS にインストールされている PaperCut は、すでに攻撃で悪用されているが、深刻な脆弱性に対してパッチが適用されていないケースが多いと、エンドポイント/レスポンス・セキュリティ企業である Huntress が警告している。このセキュリティ上の欠陥は、脆弱性 CVE-2023-27350 (CVSS 9.8) として追跡されており、PaperCut MF/NG プリント管理システムにおける、不適切なアクセス制御のバグに起因すると説明されている。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、認証を回避して、リモートから System ユーザーの権限を用いて、任意のコードを実行できる。

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Action1 RMM ソフトウェアの悪用:ランサムウェアの永続性を確保している

Hackers start abusing Action1 RMM in ransomware attacks

2023/04/15 BleepingComputer — セキュリティ研究者たちは、サイバー犯罪者が侵害したネットワーク上で、コマンド/スクリプト/バイナリなどを永続的に実行するために、リモート・アクセス・ソフトウェアである Action1 を使用するケースが増えていると警告している。Action1 は RMM (Remote Monitoring and Management) 製品であり、ネットワーク上のエンドポイントをリモートで管理するために、MSP (Managed Service Providers) や企業で使用されている。

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MSP たちは何を考える? セキュリティ・サービスの強化に同意する経営者と技術者

MSPs urged to refine security solutions in response to growing SMB needs

2023/04/10 HelpNetSecurity — Kaseya の調査によると、それぞれの MSP は、サービス提供を効率化し、コスト管理を改善するために、コアツール間の統合と自動化にフォーカスしている。回答者の約 90% は、エンドポイントの管理/監視および、パッチ適用、チケット解決などの、サイバー・セキュリティに関するプロセスを自動化することで、効率を改善しようとしている。それにより、より多くの顧客を引き受け、より多くの収益を生み出すことが可能になるため、彼らのビジネスにとって自動化は、重要なテクノロジーであると評価しされる。

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CISA が連邦政府組織に警告:正規の RMM ソフトウェアを介した攻撃が蔓延

CISA: Federal agencies hacked using legitimate remote desktop tools

2023/01/25 BleepingComputer — 今日の共同アドバイザリで CISA/NSA/MS-ISAC は、正規の RMM (Remote Monitoring and Management) ソフトウェアを悪意の目的で、攻撃者たちが使用する傾向が強まっていることを警告した。さらに心配なことに、2022年10月中旬の Silent Push レポートの発表後に、複数の連邦民間行政機関 (FCEB) ネットワーク内において、CISA が EINSTEIN 侵入検知システムで管理しているにも関わらず、悪意のアクティビティが発見されている点だ。

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