Amazon WorkSpaces for Linuxの脆弱性 CVE-2025-12779 が FIX:認証トークン漏洩の恐れ

Amazon WorkSpaces for Linux Vulnerability Exposes Valid Auth Tokens to Attackers

2025/11/07 gbhackers — 先日に公開された Amazon WorkSpaces for Linux の脆弱性 CVE-2025-12779 は、不適切な認証トークン処理の欠陥であり、その悪用に成功した攻撃者に対して、ユーザー環境への不正アクセスを許すとされる。この脆弱性の公開を受け、Amazon Web Services (AWS) は緊急対応を実施し、ソフトウェアを最新かつ安全な状態に保つことをユーザーに対して強く推奨している。

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HashiCorp Vault の脆弱性 CVE-2025-12044/11621 が FIX:懸念される AWS アカウントへの影響

Critical HashiCorp Vault Vulnerabilities Allow Authentication Bypass and DoS Attacks

2025/10/27 gbhackers — HashiCorp が公表したのは、Vault/Vault Enterprise に存在する2件の深刻な脆弱性 CVE-2025-12044CVE-2025-11621 である。これらを悪用する攻撃者は認証を回避し、インフラに対してサービス拒否 (DoS) 攻撃を仕掛ける恐れがある。これらの欠陥は、広く利用されているシークレット管理ソリューションに新たなリスクをもたらしており、影響を受ける組織には迅速な対応が求められている。脅威アクターが悪用した場合、CPU およびメモリ・リソースを大量に消費し、Vault サービスの停止やシステム全体のクラッシュを引き起こす可能性がある。

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XRayC2 フレームワーク:AWS X‑Ray の武器化による Command-And-Control プラットフォーム

Hackers Turn AWS X-Ray into Command-and-Control Platform

2025/10/06 gbhackers — Amazon Web Services の分散アプリケーション追跡サービス X‑Ray を武器化して、悪意の通信チャネルを秘密裏に確立する、高度な C2 (Command-And-Control) としての XRayC2 フレームワークが、レッドチームの研究者たちにより公開された。この手法を悪用する攻撃者は、正規のクラウド監視インフラを介して従来のネットワーク・セキュリティ対策を回避し、感染したデバイスを制御してデータを流出させる。

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ShadowV2 キャンペーン:AWS Docker と DevOps を悪用する DDoS-as-a-Service

ShadowV2 Botnet Infects AWS Docker Containers to Launch DDoS Campaign

2025/09/24 gbhackers — Darktrace の最新調査により、従来型マルウェアと DevOps テクノロジーを組み合わせる攻撃キャンペーンが確認された。この攻撃の中心には、GitHub CodeSpaces でホストされる Python ベースの C2 (Command and Control) フレームワークが存在する。脅威アクターは、Python スプレッダーにより開始される多段階の Docker デプロイを悪用し、その後に、RESTful な登録/ポーリング機構を持つ Go ベースの RAT を展開するという。

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Amazon SES における大規模フィッシング攻撃を検知:侵害済の AWS 認証情報を悪用

Hackers Exploit Amazon SES to Blast Over 50,000 Malicious Emails Daily

2025/09/08 gbhackers — 侵害済の AWS 認証情報を悪用する高度なサイバー攻撃キャンペーンにおいて、脅威アクターたちが Amazon Simple Email Service (SES) を乗っ取り、1日あたり5万件以上の悪意のメールを送信するという、大規模なフィッシング攻撃が開始されている。この攻撃は、正規クラウドサービスを武器にする、きわめて深刻な詐欺手口である。2025年5月の時点で、この SES 悪用キャンペーンを特定した Wiz Research チームが、サイバー犯罪者たちが前例のない規模で、クラウド基盤を悪用している状況を明らかにした。この攻撃により、侵害済の AWS アクセスキーは、強力なフィッシング・インフラへと変貌し、従来のメール・セキュリティ防御を回避しながら、経済的な損失とブランドの低下を被害者たちにもたらしている。

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AWS の Trusted Advisor で発見された問題:S3 bucket の非公開に関する誤検知とは?

AWS Trusted Advisor flaw allowed public S3 buckets to go unflagged

2025/08/21 HelpNetSecurity — AWS の Trusted Advisor ツールは、ユーザーの S3 ストレージ・バケットが公開されている場合には、警告を発することになっている。しかし、実際に公開されていても、誤った報告により、公開されていないとユーザーが信じてしまう可能性があることが、Fog Security の研究者たちにより明らかにされた。

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ECScape という侵害手法:EC2 上の ECS プロトコルの悪用によるタスク間 IAM 認証情報漏洩を実証

ECScape: Exploiting ECS Protocol on EC2 to Exfiltrate Cross-Task IAM and Execution Role Credentials

2025/08/08 CyberSecurityNews — Amazon Elastic Container Service (ECS) 上で実行される、悪意のコンテナが用いる “ECScape” という高度な手法により、同一の EC2 インスタンスを共有する他コンテナから、AWS 認証情報の窃取が可能なことが判明した。この問題が浮き彫りにするのは、マルチテナントの ECS デプロイメント分離における深刻な弱点である。その一方で、AWS Fargate のマイクロ VM アーキテクチャが持つ、セキュリティ上の優位性が示されている。

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AWS Client VPN for Windows の脆弱性 CVE-2025-8069 が FIX:root 権限昇格の恐れ

AWS Client VPN for Windows Vulnerability Could Allow Privilege Escalation

2025/07/24 gbhackers — Amazon Web Services (AWS) が公表したのは、Client VPN for Windows VPN ソフトウェアに存在する深刻なセキュリティ脆弱性に関する情報である。この脆弱性を悪用する低権限のユーザーが、インストール・プロセス中に、root レベルへと権限を昇格する可能性が生じる。この脆弱性 CVE-2025-8069 が影響を及ぼす範囲は、AWS Client VPN クライアントの複数バージョンとなる。すでに AWS は、最新版のソフトウェア・アップデートにより、この問題を修正している。

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AWS Organizations 管理ポリシーの不適切なスコープ設定:AWS 環境の乗っ取りに至る恐れ

AWS Organizations Mis-scoped Managed Policy Let Hackers To Take Full AWS Organization Control

2025/07/12 CyberSecurityNews — AWS Organizations に、深刻なセキュリティ脆弱性が発見された。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、不適切にスコープされるマネージド・ポリシーを介して、マルチ・アカウントの AWS 環境全体を、完全に制御する可能性を手にする。AmazonGuardDutyFullAccess マネージド・ポリシーのバージョン1に存在する、この脆弱性により、侵害されたメンバー・アカウントからの権限昇格が可能になる。その結果として、管理アカウント制御権の奪取や、組織全体の乗っ取りが引き起こされるという。

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AWS Amplify Studio の脆弱性 CVE-2025-4318 (CVSS:9.5):PoC がリリース

Critical RCE Vulnerability in AWS Amplify Studio – PoC Now Public

2025/06/06 gbhackers — 2025年5月に AWS が公開した、深刻なリモートコード実行 (RCE) の脆弱性 CVE-2025-4318 (CVSS:9.5) は、AWS Amplify Studio のUI コード生成パイプラインとコア依存関係を持つ、@aws-amplify/codegen-ui パッケージに存在するものだ。この脆弱性は、UI コンポーネント・スキーマ内の、ユーザー定義 JavaScript 式を処理する、式バインディング・ロジックにおける不適切な入力検証に起因する。

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Cisco ISE の脆弱性 CVE-2025-20286 が FIX:AWS/Azure/OCI クラウド・デプロイメントで認証バイパス

Critical Cisco ISE Auth Bypass Flaw Impacts Cloud Deployments on AWS, Azure, and OCI

2025/06/05 TheHackerNews — Cisco が公表したのは、Identity Services Engine (ISE) に影響を及ぼす、深刻なセキュリティ欠陥を修正する、セキュリティ・パッチのリリースである。この脆弱性を悪用する未認証の攻撃者は、脆弱なシステム上で悪意のある操作を実行できるようになるという。この脆弱性 CVE-2025-20286 (CVSS:9.9) は、静的認証情報の欠陥と説明されている。

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AWS のデフォルト IAM ロール:自動的に付与される過剰な権限とラテラルのリスク

AWS Default IAM Roles Found to Enable Lateral Movement and Cross-Service Exploitation

2025/05/20 TheHackerNews — Amazon Web Services (AWS) に影響を及ぼす、IAM (identity and access management) の高リスクのデフォルト・ロールを、サイバー・セキュリティ研究者たちが発見した。これらのロールを悪用する攻撃者は、権限の昇格や、他の AWS サービスの操作を達成し、AWSアカウントの完全な侵害の可能性を手にするという、きわめて危険なものである。

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AWS Amplify Studio 脆弱性 CVE-2025-4318 (CVSS v4:9.5) が FIX:直ちにアップデートを!

Critical AWS Amplify Studio Flaw Allows Code Execution – Update Now!

2025/05/07 SecurityOnline — AWS Amplify Studio の amplify-codegen-ui パッケージに、深刻なセキュリティ脆弱性が発見された。この脆弱性は CVE-2025-4318 として追跡されており、CVSS v4 におけるスコアは 9.5 であり Critical と評価されている。この脆弱性を悪用する攻撃者は、任意の JavaScript コード実行を達成するため、深刻なセキュリティ侵害の可能性が生じている。

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AWS 環境で注意すべき5種類の脆弱性:利用者側の責任範囲とは?

5 Impactful AWS Vulnerabilities You’re Responsible For

2025/03/31 TheHackerNews — AWS を利用していると、自分のクラウドのセキュリティは対処済みだと考えがちだが、それは危険な誤解である。AWS は、自社インフラのセキュリティは確保しているが、クラウド環境内のセキュリティは、利用者自身の手に委ねられている。AWS のセキュリティ体制を建物の保護に例えてみよう。AWS は、強固な壁と頑丈な屋根を提供してくれる。しかし、鍵の管理/警報システムの設置/貴重品の管理などは、顧客の責任となるというわけだ。

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Finders Keypers:AWS KMS キーの使用状況を分析する OSS ツール

Finders Keypers: Open-source AWS KMS key usage finder

2025/03/24 HelpNetSecurity — Finders Keypers は、AWS KMS キーに関する、カレントの使用状況を分析するための OSS ツールである。AWS カスタマー管理の KMS キーと、AWS 管理の KMS キーをサポートする。

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Apache Airflow のミスコンフィグ:認証情報の漏洩と AWS/Slack/PayPal などへの影響

https://gbhackers.com/apache-airflow-misconfigurations-leak-login-credentials/

2025/03/06 gbhackers —Apache Airflow のミスコンフィグに関する最近の調査により、ログイン認証情報/API キー/クラウド・サービスのアクセス・トークンなどを攻撃者に対して露出する、深刻な脆弱性の存在が明らかになった。このワークフロー・プラットフォームにおけるミスコンフィグの主な原因は、安全が確保されないコーディング手法や、古いバージョンの使用などにあり、金融/医療/e コマース業界などでの、データ・セキュリティ侵害につながるものだ。つまり、AWS/Slack/PayPal の認証情報や、内部データベースの認証情報が、適切に保護されていない状態になっていた。

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Fix Inventory は OSS のクラウド・アセット・インベントリ:断片化されたクラウド環境を統合する

Fix Inventory: Open-source cloud asset inventory tool

2025/03/05 HelpNetSecurity — Fix Inventory は、クラウド・インフラ・アカウントの、コンプライアンスとセキュリティ・リスクを検出するための OSS だ。クラウド・ネイティブ環境向けにゼロから構築されており、AWS/Google Cloud/Azure/DigitalOcean/Hetzner/Kubernetes/GitHub などの、300 を超えるクラウド・サービスを幅広くサポートしている。

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AWS のミスコンフィグを狙う未知の脅威アクター:SES/ WorkMail を悪用するフィッシング活動を検知

Hackers Exploit AWS Misconfigurations to Launch Phishing Attacks via SES and WorkMail

2025/03/03 TheHackerNews — Amazon Web Services (AWS) 環境を標的にして、疑いを持たないターゲットにフィッシング・キャンペーンを展開する脅威アクターたちの存在を、Palo Alto Networks Unit 42 の調査結果が明らかにしている。Unit 42 が TGR-UNK-0011 という名前で追跡する、この活動クラスターは、JavaGhost として知られるグループと重複しているという。そして、TGR-UNK-0011 は、2019年 から活動していることが知られている。

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Amazon EC2 インスタンスでの不正なコード実行:名前混乱による whoAMI 攻撃に御用心

whoAMI attacks give hackers code execution on Amazon EC2 instances

2025/02/13 BleepingComputer — 特定の名前を用いて、Amazon Machine Image (AMI) を公開する誰もが、Amazon Web Services アカウントにアクセスできてしまうという名前混乱の攻撃方法を、セキュリティ研究者たちが発見した。この “whoAMI” と呼ばれる攻撃の手法は、2024年8月に DataDog の研究者たちにより考案/作成されたものであり、ソフトウェア・プロジェクトによる AMI ID 取得の方式を悪用する攻撃者が、AWS アカウント内でコード実行を可能することを実証している。

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Amazon Redshift に追加された新たなデフォルト設定:データ漏洩の阻止が目的

Amazon Redshift gets new default settings to prevent data breaches

2025/02/03 BleepingComputer — Amazon が発表したのは、人気のデータ・ウェアハウス・ソリューション Redshift における、重要なセキュリティ強化に関する情報である。それにより、ミスコンフィグや安全が確保されないデフォルト設定による、データ漏洩が阻止されるという。Redshift は、データ・ウェアハウスのための BI や Big Data 分析において、エンタープライズで広く使用されるものであり、Google BigQuery/Snowflake/Azure Synapse Analytics などと競合関係にある。

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AWS の脆弱性 CVE-2025-0500/0501 が FIX:WorkSpaces/AppStream 2.0/DCV クライアントに影響

AWS Patches Vulnerabilities in WorkSpaces, AppStream 2.0, and DCV Clients

2025/01/16 SecurityOnline — 先日に Amazon が発行したのは、WorkSpaces/AppStream 2.0/DCV のネイティブ ・クライアントに影響を及ぼす、2件の脆弱性 CVE-2025-0500/CVE-2025-0501 (CVSSv4:7.7) に関するセキュリティ・アドバイザリである。これらの脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、中間者 (MITM) 攻撃を達成し、リモート・セッションへの不正アクセスの可能性を手にする。

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AWS の正規サービス SSE-C を悪用:ユーザーの S3 バケットを暗号化する Codefinger とは?

Ransomware abuses Amazon AWS feature to encrypt S3 buckets

2025/01/13 BleepingComputer — 新たに発見されたランサムウェア・キャンペーンの特徴は、脅威アクターだけが知っている AWS の Server-Side Encryption with Customer Provided Keys (SSE-C) の悪用により、Amazon S3 バケットが暗号化され、復号キーとの交換条件として、身代金が要求されるところにある。このキャンペーンは、Halcyon により発見されたものであり、Codefinger と呼ばれる脅威アクターにより、少なくとも2件の暗号化インシデントが発生している。なお、このオペレーターにはエスカレーションの可能性があり、また、他の脅威アクターたちに素早く採用される可能性もあるという。

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Amazon Redshiftドライバの脆弱性 CVE-2024-12744/12745/12746 が FIX:直ちにパッチを!

Trio of SQL Injection Flaws Strike Amazon Redshift Drivers: Patch Immediately

2024/12/25 SecurityOnline — AWS  が提供するデータウェアハウス・サービス Amazon Redshift のドライバに、3つの SQL インジェクション脆弱性 CVE-2024-12744/CVE-2024-12745/CVE-2024-12746 (CVSS:8.0) が発見された。これらの脆弱性を悪用する攻撃者は、権限を昇格させ、標的データに甚大な被害をもたらす可能性を手にする。

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AWS のミスコンフィグを狙うハッカーたち:分業化された犯罪シンジケートの存在

Hackers Exploit AWS Misconfigurations in Massive Data Breach

2024/12/10 InfoSecurity — ハッキング・グループ Nemesis/ShinyHunters と関連付けられる大規模なサイバー攻撃は、不適切にコンフィグレーションされた公開 Web サイトの脆弱性を悪用するものであり、顧客情報/インフラの認証情報/独自のソースコードといった、機密データの漏洩につながっている。独立系サイバー・セキュリティ研究者である Noam Rotem と Ran Locar によると、Amazon Web Services (AWS) の IP レンジ内で攻撃者たちは、脆弱なエンドポイントを標的とする大規模なインターネット・スキャンを組織化していたという。

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クラウド・セキュリティ時代の新たな幕開け:AWS re:Invent 2024 で発表されたのは?

Vendors Unveil New Cloud Security Products, Features at AWS re:Invent 2024

2024/12/03 SecurityWeek — Amazon Web Services (AWS) と複数のベンダーが、AWS 主催の すre:Invent 2024 カンファレンスで発表したのは、新しいクラウド・セキュリティの製品と機能である。AWS によるアナウンスは、ユーザー組織に対して迅速かつ効果的なセキュリティ管理機能を提供する、インシデント・レスポンス・サービスの開始に関するものである。

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AWS 立ち上げたインシデント・レスポンス・サービス:AWS CIRT が 24時間/365日サポート

AWS Launches Incident Response Service

2024/12/02 SecurityWeek — 12月1日 (月) に AWS が発表したのは、迅速かつ効果的なセキュリティ・インシデント管理機能を、ユーザー組織に提供する新たなサービスである。AWS によると、この新しいセキュリティ・インシデント・レスポンスは、Amazon GuardDuty および、統合されたサードパーティ検出ソリューションからのセキュリティシグナルを、AWS Security Hub クラウド・セキュリティ・ポスチャ管理サービスを通じて、自動的に隔離/分析するものだという。

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Google Cloud の新たな取組:クラウド脆弱性に対する CVE の割り当てを開始

Google Cloud to Assign CVEs to Critical Vulnerabilities 

2024/11/13 SecurityWeek — Google Cloud が 11月12日に発表した新たな取組みは、今後においては自社のクラウド・サービスで発見された重大な脆弱性に対して、CVE 識別子を割り当てるというものであり、パッチ適用などの対応が、ユーザーにとって不要な場合であっても、徹底されるというものだ。そのため、今後において CVE が割り当てられた、Google Cloud の重大な脆弱性については、Google Cloud Security Bulletins ページにアドバイザリが公開されることになる。

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Whispr は OSS の Secret Vault 操作ツール:AWS や Azure などに対応

Whispr: Open-source multi-vault secret injection tool

2024/11/04 HelpNetSecurity — Whispr はオープンソースの CLI ツールであり、AWS Secrets Manager や Azure Key Vault などの secret vaults から、各種のアプリケーション環境へと、シークレットを安全かつ直接に注入するように設計されている。それにより、機密情報のシームレスな管理と、ローカル・ソフトウェアのセキュア開発が強化される。

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Halberd はマルチクラウド対応のセキュリティ・テストツール:Entra ID/AWS/M365/Azure をサポート

Halberd: Your Swiss Army Knife for Multi-Cloud Security Testing

2024/11/04 SecurityOnline — 企業がクラウドに移行するにつれて、多様なクラウド・プラットフォームをまたがる形で、堅牢なセキュリティを維持することが最重要となってきた。以下に紹介するのは、最先端のマルチクラウド・セキュリティ・テストツール Halberd である。このツールは、組織による防御を、積極的に評価するように設計されている。Halberd のユーザー・フレンドリなインターフェイスにより、企業によるシミュレートが可能になるのは、Entra ID/M365/Azure/AWS などにおける実際の攻撃シナリオであり、また、クラウド・セキュリティ検証への一貫したアプローチも提供される。

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悪意の RDP コンフィグを展開するロシアの Midnight Blizzard:Microsoft と AWS が警告

Russian hackers deliver malicious RDP configuration files to thousands

2024/10/30 HelpNetSecurity — ロシア対外情報局 (SVR) と関連があるとされる、サイバースパイ集団の Midnight Blizzard は、署名された RDP コンフィグ・ファイルを取り込んだフィッシング・メールで、政府/学術/防衛/NGO 関係者を標的にしている。Microsoft の脅威アナリストたちは、「Midnight Blizzard のスピアフィッシング・キャンペーンに関する以前の調査に基づけば、この作戦の目的は、おそらく情報収集であると推測される」と述べている。

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AWS がロシアの APT29 ドメインを凍結:政府/軍事などにフィッシング攻撃

AWS Seizes Domains Used by Russia’s APT29

2024/10/25 SecurityWeek — 10月24日に Amazon Web Services (AWS) が発表したのは、ロシアの脅威グループである APT29 が、フィッシング攻撃に用いたドメインの凍結に関する情報である。同社によると、APT29 が使用していたドメインの一部は、AWS のドメインであるかのような名称であったという。しかし、その攻撃の標的は、Amazon や顧客ではなく政府機関/軍事組織/企業であり、Microsoft Remote Desktop を介した Windows 認証情報の収集が目的だった。

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クラウドにおける長期的に有効な認証情報:ユーザー組織の 46% が抱える問題とは?

Half of Organizations Have Unmanaged Long-Lived Cloud Credentials

2024/10/21 InfoSecurity — Datadog の State of Cloud Security 2024 レポートによると、ユーザー組織の 46% が、クラウド・サービスで長期的に有効な認証情報を持つ、管理されていないユーザーを抱えており、データ侵害のリスクが高まっているという。長期間において有効な認証情報とは、クラウド内の認証トークン/キーによる、長期間にわたるアクセスを認めるものである。したがって、長期的に有効な認証情報に対しては、攻撃者が侵害に長い時間を費やすことが可能になり、クラウド侵害の主要な原因となっている。

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Amazon Passkeys:導入から1年で利用者が 1億7500万人に到達

Amazon says 175 million customer now use passkeys to log in

2024/10/15 BleepingComputer — Amazon が発表したのは、2023年にPasskeys を導入して以来、その利用者が大幅に増加し、2024年10月には 1億7500万人以上に達したことである。同社は、「Amazon アカウントで Passkeys を有効化した顧客が 1億7500万人を超え、従来よりも6倍も素早くログインしている状況を、とても嬉しく思う。パスワードが不要なサインインの利便性を、実感するユーザーが増えるにつれ、その利用者は日々増加している」とコメントしている

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AWS ALB を使用するアプリを狙う ALBeast 攻撃:多くのユーザーが危険に晒されている

Thousands of Apps Using AWS ALB Exposed to Attacks Due to Configuration Issue

2024/08/21 SecurityWeek — 認証において AWS の Application Load Balancer (ALB) を使用している 15,000ものアプリが、攻撃に対して脆弱である可能性があると、アプリケーション・セキュリティ企業の Miggo が明らかにした。この Miggo が ALBeast と命名した攻撃に対する AWS の反論は、ALB 自体の脆弱性ではなく、コンフィグに起因する問題だというものだ。

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“.env”ファイルを悪用したクラウド・ストレージへの侵入:身代金が請求されるケースも – Unit42

Hide yo environment files! Or risk getting your cloud-stored data stolen and held for ransom

2024/08/15 HelpNetSecurity — 組織のクラウドストレージ・コンテナに侵入する、サイバー犯罪者たちが、機密データを流出させている。そのうちの、いくつかのケースでは、盗み出したデータを公開/売却を引き換えに、被害組織から身代金が支払われている。Palo Alto Networks Unit42 のレポートには、「このキャンペーンの背後にいる攻撃者は、おそらく大規模な自動化技術を活用し、迅速なオペレーションによる成功を得ている」と記されている。

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GitHub の新たな攻撃ベクター:Google/Microsoft/AWS などのプロジェクトをクラック – Unit 42 調査

GitHub Attack Vector Cracks Open Google, Microsoft, AWS Projects

2024/08/14 DarkReading — Google/Microsoft/Amazon Web Services などが所有する、GitHub オープンソース・プロジェクトに影響を与える攻撃ベクターが、Palo Alto Networks の Unit 42 により発見された。Unit 42 の主任研究者である Yaron Avital は、グローバル企業が所有する知名度の高いオープンソース・プロジェクトに対しても、この攻撃は有効であると言う。それらのプロジェクトが侵害されると、何百万もの消費者に影響を及ぶ可能性があると、 8月13日に発表されたブログで、彼は述べている。

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AWS 製品の脆弱性 Bucket Monopoly:Shadow Resource という攻撃ベクターを許してしまう

Experts Uncover Severe AWS Flaws Leading to RCE, Data Theft, and Full-Service Takeovers

2024/08/09 TheHackerNews — Amazon Web Services (AWS) 製品群に複数の重大な脆弱性が存在することが、サイバー・セキュリティ研究者たちにより発見された。クラウド・セキュリティ企業の Aqua は、「2024年2月の時点で、6つの AWS サービスに深刻な脆弱性が発見された。これらの脆弱性が悪用されると、リモート・コード実行/フルサービス・ユーザーの乗っ取り (攻撃者が管理アクセスを獲得する可能性)/AI モジュールの操作/機密データの漏えい/データ流出/DoS 攻撃などにつながる可能性がある」と、The Hacker Newsと共有した詳細なレポートで述べている。

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AWS が Mithra ニューラル・ネットワークを導入:悪意のドメインを予測/ブロック

AWS Deploying ‘Mithra’ Neural Network to Predict and Block Malicious Domains

2024/08/05 SecurityWeek — クラウド・コンピューティング大手の AWS が発表したのは、同社のインフラ内を徘徊する悪意のドメインを短時間で排除するための、巨大なニューラル・ネットワーク・グラフ・モデルの活用であり、35億のノードと 480億のエッジが検索の対象になるという。この AWS 独自のシステムは、神話の太陽神の名前にちなんで “Mithra” と命名されている。そこでは、脅威インテリジェンスに対応するアルゴリズムが用いられ、AWS の広大なインフラに浮遊する悪意のドメインを特定するために設計された、評価スコアリング・システムが提供される。

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AWS Client VPN の脆弱性 CVE-2024-30164/30165 が FIX:早急なアップデートを!

AWS Security Update: CVE-2024-30164 and CVE-2024-30165 Flaws Found in Client VPN

2024/07/21 SecurityOnline — AWS が発表したのは、同社の Client VPN サービスに存在する、2つの脆弱性に関するセキュリティ・アドバイザリである。これらの脆弱性 CVE-2024-30164/CVE-2024-30165 を悪用する、ユーザー・デバイスにアクセス可能な攻撃者は、管理者権限などへの昇格を達成し、その権限で任意のコマンドを実行する可能性を手にする。

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AWS 環境を狙うキャンペーン:Secrets Manager/S3 Bucket に加えて Glacier vault も標的に

AWS Under Siege: Attackers Target Vaults, Buckets, and Secrets in Widespread Campaign

2024/06/19 SecurityOnline — Amazon Web Services (AWS) 環境を標的とするキャンペーンは、クラウド・リソースの侵害を目的とした活動の、新たな流れを浮き彫りにしている。この DataDog Security Labs が発見したキャンペーンにおいて、攻撃者が採用する多方面からのアプローチは、Secrets Manager/S3 Bucket からと、これまで未開拓であった S3 Glacier vaults からの、データの抽出と流出に焦点を当てたものとなっている。

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Cloud と SMS でフィッシング:AWS/Google/IBM などのクラウド・ストレージの悪用

Cybercriminals Exploit Cloud Storage For SMS Phishing Scams

2024/05/23 InfoSecurity — Amazon S3/Google Cloud Storage/Backblaze B2/IBM Cloud Object Storage などの、クラウド・ストレージ・サービスを悪用する一連の犯罪キャンペーンを、セキュリティ研究者たちが明らかにした。このキャンペーンは、無名の脅威アクターにより実施されるものであり、ユーザーを悪意の Web サイトへとリダイレクトし、SMS メッセージを用いて情報を盗み出すことを目的としている。

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Fluent Bit ログ管理に深刻な脆弱性 CVE-2024-4323:DoS 攻撃のための PoC が提供される

Experts Warn Of A Flaw In Fluent Bit Utility That Is Used By Major Cloud Platforms And Firms

2024/05/21 SecurityAffairs — 主要クラウド・プラットフォームで使用されている、Fluent Bit ユーティリティに深刻な脆弱性が存在することを、Tenable の研究者たちが発見した。オープンソースとして提供される Fluent Bit は、ログを取り扱うための軽量かつ高性能なプロセッサ/フォワーダである。このユーティリティは、各種のソースから各種のディスティネーションへと、ログなどの多様なデータを収集/処理/転送するように設計されている。Fluent Bit は Fluentd エコシステムの一部であり、リソース効率に最適化されているため、IoT デバイス/エッジ・コンピューティング/コンテナ化されたアプリケーションなどの、リソースが限定されている環境に適している。

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AWS/Google/Azure の CLI ツールの脆弱性:ビルド・ログから認証情報が漏えいする恐れ

AWS, Google, and Azure CLI Tools Could Leak Credentials in Build Logs

2024/04/16 TheHackerNews — Amazon Web Services (AWS) と Google Cloud の CLI (command-line interface) ツールを悪用することで、ビルド・ログに機密情報を漏えいさせ、組織に重大なリスクをもたらすという問題が、新たなサイバーセキュリティ調査で判明した。この脆弱性は、クラウドセキュリティ企業の Orca により、LeakyCLI と命名されている。

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FBI 警告:AWS/ Microsoft などのクラウド・クレデンシャルを狙うAndroxgh0st ボットネット

FBI: Androxgh0st malware botnet steals AWS, Microsoft credentials

2024/01/16 BleepingComputer — Androxgh0st マルウェアを使用する脅威アクターが、クラウド・クレデンシャルの窃取に特化したボットネットを構築し、窃取した情報を介して悪意のペイロードを配信していることを、1月16日に CISA と FBI が警告した。この、2022年に Lacework Labs により発見されたボットネットは、PHPUnit ユニットテスト・フレームワーク/PHP Web フレームワーク/Apache Web サーバなどを使用する Web サイト/サーバをスキャンし、リモートコード実行 (RCE) の脆弱性を検出するものだ。

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PyPI パッケージに漏れ出したシークレット情報:何千ものハードコードされた認証情報が存在

PyPI Packages Found to Expose Thousands of Secrets

2023/11/14 SecurityWeek — PyP Iパッケージにコミットされた Python コードを分析した結果において、何千ものハードコードされた認証情報が存在することが明らかになったと、コード・セキュリティ企業の GitGuardian が警告している。GitGuardian はセキュリティ研究者の Tom Forbes と共同で、約3,000の PyPI パッケージの中にある 4,000件ほどのユニークなシークレットを発見し、このうちの 760件以上が有効であると判明したとしている。

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クラウドへのファイル・アップロード:セキュリティに対する信頼が低いのは?

Confidence in File Upload Security is Alarmingly Low. Why?

2023/11/07 TheHackerNews — テクノロジー/金融サービス/エネルギー/ヘルスケア/政府機関など多くの業界が、クラウドベースやコンテナ化された Web アプリケーションの導入を急いでいる。そのメリットは否定できない。しかしこのシフトは、セキュリティ上の新たな課題をもたらす。OPSWAT の 2023 Web Application Security レポート では、次のことが明らかにされている:

  • 75%の組織が、今年にインフラを最新化した。
  • 78%がセキュリティ予算を増額している。
  • その一方で、自社のセキュリティ態勢に信頼を寄せているのは、わずか2%である。
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UK AI Safety Institute が設立: AI の未来への青写真とは?

UK AI Safety Institute: A Blueprint for the Future of AI?

2023/11/03 InfoSecurity — 英国の Frontier AI Taskforce は、2023年4月にファウンデーション・モデル・タスクフォースとして発足した政府出資のイニシアチブである。しかし同機関は、英国 AI Safety Institute へと進化しつつある。Rishi Sunak 英国首相は、2023年11月2日に英国ブレッチリー・パークで開催された AI Safety Summit の閉会スピーチで、同研究所の設立を発表した。この新組織における英国政府の目的は、新たなタイプのAI の安全性テストを任務とする世界的なハブにすることだと、Sunak 首相は述べている。

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EleKtra-Leak クリプトジャッキング: AWS IAM と GitHub のギャップを突いて活動

EleKtra-Leak Cryptojacking Attacks Exploit AWS IAM Credentials Exposed on GitHub

2023/10/30 TheHackerNews — EleKtra-Leak と名付けられた現在進行中の新しいキャンペーンは、クリプト・ジャッキング活動を促進するために、パブリックな GitHub リポジトリ内の公開された、Amazon Web Service (AWS) の ID/IAM 資格情報に目をつけた。Palo Alto Networks Unit 42 の 研究者である William Gamazo と Nathaniel Quist は、「このキャンペーンに関与する脅威アクターたちは、複数の AWS Elastic Compute (EC2) インスタンスを作成し、広範かつ長期的なクリプトジャッキング操作に用いていた」と、The Hacker News と共有した技術レポートの中で述べている。

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Casio で発生したデータ侵害:BreachForums というダークウェブでの販売

Casio discloses data breach impacting customers in 149 countries

2023/10/19 BleepingComputer — 日本の電子機器メーカーである CASIO が発表したのは、同社の教育プラットフォーム “ClassPad” のサーバーに侵入したハッカーにより、149カ国の顧客に影響を与えるデータ漏洩が発生したことだ。10月11日 (水) に CASIO は、同社の開発環境内にある ClassPad のデータベースに発生した障害により、このインシデントを検知した。その関連性を示唆するのが、翌日である 10月12日に発生した、攻撃者による顧客の個人情報への不正アクセスである。

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Amazon が Passkeys をサポート開始:パスワードレス・ログインの選択肢として

Amazon adds passkey support as new passwordless login option

2023/10/17 BleepingComputer — Amazon が静かに追加したのは、顧客向けの新しいパスワードレス・ログインの選択肢としての Passkeys のサポートであり、それにより、情報を盗み出すマルウェアやフィッシングに対する保護が強化されることになった。Passkeys とは、携帯電話/コンピューター/USBセキュリティキーなどのデバイスにリンクされた、生体認証や暗証番号を使った Web サイトへのログインを可能にするデジタル認証情報のことだ。

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