政府機関を標的とする Gamaredon のフィッシング活動:WinRARの脆弱性 CVE-2025-8088 を悪用

Gamaredon Phishing Campaign Exploits WinRAR Vulnerability to Target Government Agencies

2025/10/28 gbhackers — WinRAR の深刻なパス・トラバーサル脆弱性 CVE-2025-8088 を悪用する悪名高い脅威グループ Gamaredon が、政府機関を標的とする巧妙なフィッシング攻撃キャンペーンを展開していると、Gen Threat Labs のサイバー・セキュリティ研究者たちが明らかにした。この攻撃者が用いる手口は、無害に見える PDF 文書を開かせるだけで、悪意のペイロードを密かに展開するという、武器化された RAR アーカイブの配布である。

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WinRAR のゼロデイを悪用:Bitter APT が展開する狡猾な情報窃取キャンペーンとは?

Bitter APT Exploits WinRAR Zero-Day Through Malicious Word Files to Steal Sensitive Data

2025/10/22 gbhackers — Bitter (APT-Q-37) として追跡される脅威グループが、Office マクロの悪用と、未知の WinRAR パス・トラバーサル脆弱性を悪用し、C# バックドアを仕掛けて機密情報を盗み出している。Qi’anxin Threat Intelligence Center の研究者は、この二面的な攻撃が示すのは、同グループの戦術の進化と、中国やパキスタンなどの戦略的な地域における、政府/電力/軍事の重要標的への注力であると警告している。

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WinRAR のゼロデイ脆弱性 CVE-2025-6218/8088:ポストエクスプロイトを想定して取るべき行動とは?

WinRAR 0-Day Vulnerabilities Exploited in Wild by Hackers – Detailed Case Study

2025/08/26 CyberSecurityNews — WinRAR において発見された2件の深刻なゼロデイ脆弱性だが、すでに積極的な悪用が始まっており、サイバー・セキュリティ情勢に深刻な影響が生じている。脆弱性 CVE-2025-6218 (CVSS:7.8)/CVE-2025-8088 (CVSS:8.4) は、細工されたアーカイブ・ファイルを配信する脅威アクターに対して、リモート・コード実行と永続的アクセスを許す攻撃ベクターを持つ。この状況が示すのは、圧縮ソフトウェアを常に最新に保ち、ファイル処理プロセスに堅牢なセキュリティ対策を実装することの重要性である。

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WinRAR のゼロデイ CVE-2025-8088:エクスプロイト販売とフィッシングを介したマルウェア展開

CVE-2025-8088 – WinRAR 0-Day Path Traversal Vulnerability Exploited to Execute Malware

2025/08/15 CyberSecurityNews — WinRAR のゼロデイ脆弱性により浮き彫りになったのは、無防備なユーザーのシステムにマルウェアが侵入し得るという、人気ソフトウェアに対する継続的な脅威の存在である。このパス・トラバーサルの脆弱性 CVE-2025-8088 は、広く使用されているファイル・アーカイブ・ツールの Windows 版に影響を及ぼすものであり、細工したアーカイブを介して、攻撃者に任意のコード実行を許すものである。この脆弱性は、2025年7月中旬に発見されたものであるが、巧妙なフィッシング攻撃が蔓延する時代において、パッチ適用の遅延がもたらすリスクを示すものでもある。

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WinRAR のゼロデイ CVE-2025-8088 が FIX:フィッシングを介した RomCom マルウェア配信で悪用

WinRAR 0-Day in Phishing Attacks to Deploy RomCom Malware

2025/08/11 CyberSecurityNews — WinRAR に発見された深刻なゼロデイ脆弱性を悪用する攻撃者は、高度なフィッシング攻撃を通じて RomCom マルウェアを拡散させている。悪意のアーカイブ・ファイルを配信する攻撃者は、この脆弱性 CVE-2025-8088 (CVSS v3.1:8.4) を悪用することで、被害者のシステム上で任意のコード実行を可能にする。

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WinRAR の未知のゼロデイ・エクスプロイトが登場:ダークウェブ上の価格は $80,000!

WinRAR 0‑Day Exploit Listed for $80K on Dark Web Forum

2025/07/14 gbhackers — 世界で最も普及しているファイル圧縮ユーティリティとも言える、WinRAR を標的とする高度なゼロデイ・エクスプロイトが、ダークウェブ上のマーケット・プレイスに $80,000 という高額で出品されている。この未知のリモート・コード実行 (RCE) 脆弱性は、広く使用されている WinRAR の新旧バージョンに影響を及ぼすとされ、世界中の何百万人ものユーザーに、深刻な懸念を引き起こしている。

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WinRAR の脆弱性 CVE-2025-6218 が FIX:任意のコード実行の可能性

WinRAR Directory Vulnerability Allows Arbitrary Code Execution Using a Malicious File

2025/06/24 CyberSecurityNews — RARLAB WinRAR に、深刻なセキュリティ脆弱性 CVE-2025-6218 (CVSS:7.8) が発見された。この脆弱性の悪用に成功したリモートの攻撃者は、悪意のアーカイブ・ファイルを介して、任意のコード実行の可能性を得る。広く使用されるファイル圧縮ユーティリティ RARLAB WinRAR における、アーカイブ・ファイル内のディレクトリ・パスの処理に、この脆弱性は影響を与える。

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WinRAR の脆弱性 CVE-2025-31334 が FIX:MotW バイパスとコード実行の可能性

CVE-2025-31334: WinRAR Flaw Enables Mark-of-the-Web Bypass and Arbitrary Code Execution

2025/04/03 SecurityOnline — 世界で5億人以上のユーザーを抱える、ファイル圧縮ツールである WinRAR で、新たな脆弱性が発見された。この欠陥を悪用する攻撃者は、Windows にセキュリティ警告を出させずに、悪意のコード実行の機会を手にする。この、Mark-of-the-Web (MotW) バイパス脆弱性の CVE-2025-31334 (CVSS:6.8) は、WinRAR のバージョン 7.11 未満に影響を及ぼすものであり、実際の攻撃シナリオで悪用される可能性があるとされる。

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WinRAR 7.10 がリリース:Mark-of-the-Web フラグの微調整が可能に!

New WinRAR version strips Windows metadata to increase privacy

2025/02/18 BleepingComputer — 2025年2月18日にリリースされた WinRAR 7.10 は、メモリ・ページの増加/ダーク・モードへの対応に加えて、ファイル抽出時の Windows の Mark-of-the-Web フラグの微調整を行う機能などの、多数の機能が追加されたバージョンである。

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CISA KEV 警告 24/04/30:Microsoft SmartScreen の脆弱性 CVE-2024-29988:パッチ適用の確認が重要

CISA Catalogs Microsoft’s CVE-2024-29988 as Actively Exploited Vulnerability

2024/04/30 SecurityOnline — 米国の Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) は、先日にパッチが適用された Microsoft 脆弱性 CVE-2024-29988 を、Known Exploited Vulnerabilities (KEV) カタログに追加した。つまり、この脆弱性が、すでに脅威アクターたちにより、積極的に悪用されていることが示唆される。

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Pawn Storm という APT:ステルス性 Net-NTLMv2 リレー攻撃に注意が必要

Pawn Storm’s Stealthy Net-NTLMv2 Assault Revealed

2024/01/31 InfoSecurity — APT28 としても知られる APT アクターである Pawn Storm は、遅くとも 2004年以降において各種のテクニックを駆使し、世界的に価値の高い事業体を標的としてきた。このグループは、一見すると 10年前のフィッシング・キャンペーンのような時代遅れの手法に頼っているが、現実には何千もの電子メール・アカウントを侵害し続けている。1月31日に、Trend Micro の研究者 Feike Hacquebord と Fernando Merces が発表したアドバイザリによると、最近の Pawn Storm は、Net-NTLMv2 ハッシュ・リレー攻撃に関与しており、世界中の政府/防衛/軍事ネットワークへのブルートフォース侵入を試みている。

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Outlook の脆弱性 CVE-2023-23397:ロシアの APT が Exchange 侵害に悪用

Patch Now: Forest Blizzard Targets Exchange Servers with Outlook Zero-Day Exploit

2023/12/05 SecurityOnline — 進化を続けるサイバーセキュリティの世界において、世界中のデジタル防衛者の背筋を凍らせる新たな脅威が姿を現した。この Forest Blizzard は、Microsoft にはSTRONTIUM という名で追跡されており、サイバー脅威の領域において恐るべき力を示している。

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ロシアの APT29:WinRAR の脆弱性 CVE-2023-38831 を悪用したキャンペーンを展開

Russia’s APT29 Targets Embassies With Ngrok and WinRAR Exploit

2023/11/20 InfoSecurity — ウクライナのセキュリティ研究者たちは、ロシアの大規模な新しいサイバースパイ・キャンペーンを明らかにした。このキャンペーンは、アゼルバイジャンの軍事戦略に関する情報を収集するために設計された可能性があると、彼らは主張している。ウクライナの NDSC (National Security and Defense Council) の新しい報告書によると、この攻撃の背後には APT29 がいたという。同グループは、Cozy Bear/Nobelium などの呼び名でも知られている。

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WinRAR の脆弱性 CVE-2023-38831 を悪用:ロシアのハッカーたちの攻撃で検出

Pro-Russian Hackers Exploiting Recent WinRAR Vulnerability in New Campaign

2023/10/16 TheHackerNews — 先日に公表された WinRAR アーカイブ・ユーティリティの脆弱性を悪用する、親ロシア派のハッキング・グループが、脆弱なシステムから認証情報を採取するフィッシング・キャンペーンを展開している。先週の Cluster25 のレポートには、「この攻撃は、WinRAR 圧縮ソフトウェアのバージョン 6.23 未満に存在する脆弱性 CVE-2023-38831 を介して、悪意のアーカイブ・ファイルを使用するものだ」と記されている。

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Akira ランサムウェア:多様な戦術を用いて Linux システムを狙い始めている

Akira Ransomware Mutates to Target Linux Systems, Adds TTPs

2012/09/23 DarkReading — 2023年3月に登場した Akira ランサムウェアは、それ以降において進化を続けている。その、攻撃範囲は当初の Windows システムから Linux サーバへと拡大され、数々の TTP (Tactics/Techniques/Procedures) を採用するようになっている。LogPoint の Akira に関する詳細なレポートでは、被害者のファイルを暗号化し、シャドウコピーを削除し、データ復旧との引き換えに身代金の支払いを要求するという、高度に洗練されたランサムウェアだと解説されている。その感染チェーンは、多要素認証のない Cisco ASA VPN を積極的にターゲットとし、脆弱性 CVE-2023-20269 をエントリポイントとして悪用するものだ。

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WinRAR 用の 偽 PoC エクスプロイト:PowerShell を介して VenomRAT を展開

Fake WinRAR proof-of-concept exploit drops VenomRAT malware

2023/09/20 BleepingComputer −−− 最近に修正された WinRAR の脆弱性に対する偽 PoC エクスプロイトが、あるハッカーにより GitHub で広めており、VenomRAT マルウェアのダウンローダーに感染させようとしている。この偽 PoC エクスプロイトは、Palo Alto Networks の Unit 42 チームの研究者たちにより発見され、2023年8月21日の時点で攻撃者により、悪意のコードが GitHub にアップロードされたことが報告されている。この攻撃は、すでに阻止されているが、 GitHub から調達した PoC の、安全性を確認せずに実行することのリスクが、改めて浮き彫りにされている。

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WinRAR 脆弱性の悪用:DarkMe はマルウェアは Visual Basic のトロイの木馬

WinRAR Security Flaw Exploited in Zero-Day Attacks to Target Traders

2023/08/24 TheHackerNews — 先日にパッチが適用された WinRAR の脆弱性が、2023年4月以降においてゼロデイとして悪用されていることが、Group-IB の新たな調査結果により判明した。この脆弱性 CVE-2023-38831 の悪用に成功した脅威アクターは、ファイル拡張子を詐称し、無害に見えるイメージ・ファイルやテキスト・ファイルを装うアーカイブに、悪意のスクリプトを仕込んで起動することが可能になる。ただし、この脆弱性は、2023年8月2日にリリースされたバージョン 6.23 で、CVE-2023-40477 とともに対処されている。

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WinRAR のゼロデイ CVE-2023-38831 の悪用:世界中のトレーダーが狙われている

WinRAR Vulnerability Affects Traders Worldwide

2023/08/23 InfoSecurity — トレーダーの専門フォーラムを標的とするサイバー犯罪者たちが、WinRAR 圧縮ツールのゼロデイ脆弱性 CVE-2023-38831 を悪用していると、サイバー・セキュリティ研究者が警告を発している。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、悪意のあるペイロードを取り込んだ ZIP アーカイブを作成し、トレーダーの金融資産に重大なリスクをもたらすという。Group-IB の Threat Intelligence Unit は、2023年7月に DarkMe マルウェア配布について調査した際に、WinRAR の ZIP ファイル・フォーマットの処理に、未知の脆弱性があることを見した。

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ZIP ドメインは大丈夫? File Archiver In The Browser というフィッシング・トリックで攻略可能

Clever ‘File Archiver In The Browser’ phishing trick uses ZIP domains

2023/05/28 BleepingComputer — File Archivers in the Browser という新たなフィッシング・キットは、ZIP ドメインを悪用し、ブラウザに偽の WinRAR/Windows File Explorer などのウィンドウを表示し、悪意のファイルをユーザーに起動させるように仕向ける。2023年5月初旬に Google は、Web サイトや電子メール・アドレスのホスティングに用いるための、ZIP TLD ドメイン (例:bleepingcomputer.zip) の登録機能を提供し始めた。この種の TLD のリリース以来、セキュリティ・リスクや混乱をもたらす可能性について議論が沸騰していた。

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MerDoor という高スティルス性のマルウェア:5年前からのバックドア展開を確認 – Symantec

Stealthy MerDoor malware uncovered after five years of attacks

2023/05/15 BleepingComputer — 南アシア/東南アジアの政府機関/航空機関/通信機関を標的に、Lancefly という新たな APT ハッキング・グループが、カスタム Merdoor バックドア・マルウェアを展開している。今日の Symantec Threat Labs の発表で明らかにされたのは、Lancefly が2018年以降において、スティルス性の高い標的型攻撃で Merdoor バックドアを展開し、企業ネットワーク上での永続性の確立/コマンドの実行/キーロギングを行ってきたことだ。

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WinRAR/7-Zip アーカイブに仕込まれたトリック:検出を回避して PowerShell などを実行

WinRAR SFX archives can run PowerShell without being detected

2023/04/03 BleepingComputer — 脅威アクターたちは、WinRAR 自己解凍アーカイブを無害なファイルで偽装した上で、悪意の機能を追加することで、ターゲットシステムのセキュリティ・エージェントを起動させることなく、バックドアを仕掛けるようになってきた。WinRAR や 7-Zip などの圧縮ソフトウェアで作成される、自己解凍型アーカイブ (SFX:Self-extracting archives) は、基本的に、アーカイブされたデータと内蔵の解凍スタブ (データを解凍するためのコード) で構成される実行型のファイルである。そして、SFX ファイルには、不正なアクセスを防止するためのパスワードが設定されている。

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Zimbra の UnRAR に存在する脆弱性 CVE-2022-30333 が FIX:任意のコード実行が可能?

New UnRAR Vulnerability Could Let Attackers Hack Zimbra Webmail Servers

2022/06/29 TheHackerNews — RARlab の UnRAR ユーティリティで、新たなセキュリティ脆弱性  CVE-2022-30333 が発見された。この脆弱性の悪用に成功したリモートの攻撃者は、UnRAR バイナリに依存しているシステム上で任意のコード実行が可能になる。この、Unix 版の UnRAR に存在する脆弱性は、パストラバーサル欠陥に起因するものであり、悪意を持って細工された RAR アーカイブを展開した際に、発生する可能性がある。

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Microsoft Office の脆弱性 CVE-2021-40444:パッチ回避とマルウェア投下

Crooks bypass a Microsoft Office patch for CVE-2021-40444 to spread Formbook malware

2021/12/23 SecurityAffairs — Microsoft Office に存在する脆弱性 CVE-2021-40444 (CVSS 8.8) に関して、サイバー犯罪者たちはパッチを回避する方法を見つけ出した。そして、この脆弱性を悪用し、マルウェア Formbook を配布している。CVE-2021-40444 は、MSHTML ファイル・フォーマットに影響を与える、リモートコード実行の脆弱性である。

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DarkWatchman マルウェアに注意:高スティルス性で Windows Registry に潜む

New stealthy DarkWatchman malware hides in the Windows Registry

2021/12/19 BleepingComputer — DarkWatchman という新しいマルウェアが、サイバー犯罪の世界に出現した。このマルウェアは、C# キーロガーとペアになった、高機能なライトウェイトな JavaScript RAT (Remote Access Trojan) である。Prevailion の研究者のテクニカル・レポートによると、この斬新な RAT は、主にロシアの組織を標的とする、ロシア語を話す脅威アクターにより採用されているとのことだ。

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悪意の Notepad++ インストーラー:StrongPity マルウェアにログを抜き出される

Malicious Notepad++ installers push StrongPity malware

2021/12/09 BleepingComputer — StrongPity という洗練されたハッキング・グループが、Notepad++ のインストーラーにターゲットにして、マルウェアを拡散している。この、APT-C-41 および Promethium とも呼ばれるハッキング・グループは、2016年〜2018年にもトロイの木馬化した WinRAR インストーラーを拡散し、ターゲットを絞り込んだキャンペーン行っており、この手法は新しいものではない。

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Memento ランサムウェアによる WinRAR 悪用の奇策とは?

New Memento ransomware switches to WinRar after failing at encryption

2021/11/18 BleepingComputer — Memento と呼ばれる新しいランサムウェア・グループが、セキュリティ・ソフトウェアに暗号化方法が検出され続けた後に、パスワードで保護されたアーカイブ内でファイルをロックするという珍しい方法をとっている。先月、このグループは、被害者のネットワークにイニシャル・アクセスするために、VMware vCenter Server の Web クライアントの欠陥を悪用することでし、活動を開始した。

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Windows 用のファイル・アーカイブ WinRAR の RCE 脆弱性

Bug in Popular WinRAR Software Could Let Attackers Hack Your Computer

2021/10/21 TheHackerNews — Windows 用のファイル・アーカイブ・ユーティリティー WinRAR の試用版で、新たなセキュリティ上の欠陥が発見された。この脆弱性を悪用するリモートの攻撃者が、標的となるシステム上で任意のコードを実行し、さまざまな攻撃にいたる可能性がある。

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