Dependency-Track という SBOM 支援ツール:API ファースト・アーキテクチャで CI/CD に統合

Dependency-Track: Open-source component analysis platform

2025/10/27 HelpNetSecurity — 現代的なソフトウェアはサードパーティ製コンポーネントの集合体であり、内部で何が動作しているのかを恒常的に把握することは難しい。この課題の根幹に対して、オープンソース・プラットフォーム Dependency-Track が取り組んでいる。その手法は、一度限りのスキャンで構成を把握するのではなく、すべてのアプリケーションとバージョンを監視し続けるものだ。それによりユーザー組織は、ポートフォリオ全体のリスクをリアルタイムに可視化できる。

Continue reading “Dependency-Track という SBOM 支援ツール:API ファースト・アーキテクチャで CI/CD に統合”

CodeRabbit 本番環境サーバにおける RCE 脆弱性:100 万件以上のリポジトリに影響が生じた可能性

CodeRabbit’s Production Servers RCE Vulnerability Enables Write Access on 1M Repositories

2025/08/20 CyberSecurityNews — CodeRabbit の本番環境インフラで確認された、深刻なリモート・コード実行 (RCE) 脆弱性により、100万以上のコード・リポジトリへの不正アクセスが、プライベート・リポジトリを含むかたちで可能になっていた。このプラットフォームの静的解析ツール統合を悪用する攻撃者は、機密 API 認証情報を窃取し、GitHub App 秘密鍵を掌握することで、リポジトリへの書込権限の取得が可能な状況にあった。この脆弱性は、2024年12月に発見され、2025年1月に責任あるかたちで開示された。

Continue reading “CodeRabbit 本番環境サーバにおける RCE 脆弱性:100 万件以上のリポジトリに影響が生じた可能性”

GitHub Actions に潜む問題:MITRE/Splunk リポジトリへの侵害を研究者たちが実証

Insecure GitHub Actions in Open Source Projects MITRE and Splunk Exposes Critical Vulnerabilities

2025/06/18 CyberSecurityNews — GitHub に対する包括的なセキュリティ調査により、主要な OSS リポジトリ全体にわたる GitHub Actions ワークフローにおいて、広範な脆弱性の存在が明らかになったが、その中には MITRE や Splunk といった組織が管理するリポジトリも含まれる。今回の発見が浮き彫りにするのは、これらのプロジェクトを潜在的なサプライチェーン攻撃や機密情報への不正アクセスにさらす、安全が確保されない CI/CD (Continuous Integration and Continuous Delivery) コンフィグレーションの懸念すべきパターンである。

Continue reading “GitHub Actions に潜む問題:MITRE/Splunk リポジトリへの侵害を研究者たちが実証”

GitHub Action での連鎖的攻撃:SpotBugs の PAT 漏洩トリガー説を掘り下げる

SpotBugs Access Token Theft Identified as Root Cause of GitHub Supply Chain Attack

2025/04/04 TheHackerNews — Coinbase を最初に標的とし、その後に “tj-actions/changed-files” GitHub Action のユーザーへと拡大していった、いわゆる連鎖型のサプライチェーン攻撃が確認されている。さらに、この攻撃の足跡を遡ると、SpotBugs に関連する PAT (personal access token) の窃取に端を発していたことが判明した。

Continue reading “GitHub Action での連鎖的攻撃:SpotBugs の PAT 漏洩トリガー説を掘り下げる”

Jenkins の Core/Plugin に複数の脆弱性:アップデートと緩和策の確認が必要

Multiple Jenkins Plugin and Core Vulnerabilities Expose Sensitive Data and Execution Paths

2025/04/03 SecurityOnline — Jenkins プロジェクトが公表したのは、Jenkins コアとプラグインに影響を及ぼす、中程度から高程度の脆弱性に関する新しいセキュリティ・アドバイザリのリリースである。これらの問題は、権限チェックの欠如や CSRF 脆弱性から、API キーとパスワードのプレーンテキスト・ストレージにまでに至るものであり、DevOps パイプラインで Jenkins を使用している、何百万ものユーザーに対して影響を及ぼすものだ。

Continue reading “Jenkins の Core/Plugin に複数の脆弱性:アップデートと緩和策の確認が必要”

GitHub Actions の脆弱性 CVE-2025-30154/CVE-2025-30066:サプライチェーン攻撃の可能性を考える

Impact, Root Cause of GitHub Actions Supply Chain Hack Revealed

2025/03/21 SecurityWeek — GitHub Actions “tj-actions/changed-files” は、ファイルやディレクトリの変更を追跡するために、23,000 以上のリポジトリで積極的に使用されているアクションである。先週末のことだが、この GitHub Actions に発生した攻撃により、CI/CD シークレットをダンプしてログを作成するように設計された、悪意のスクリプトが実行されたことが判明した。

Continue reading “GitHub Actions の脆弱性 CVE-2025-30154/CVE-2025-30066:サプライチェーン攻撃の可能性を考える”

GitHub Actions の侵害:最初のターゲットとして狙われたのは Coinbase

Coinbase was primary target of recent GitHub Actions breaches

2025/03/21 BleepingComputer — 最近の GitHub Actions への連鎖型のサプライ・チェーン攻撃により、数百のリポジトリのシークレットが侵害されているが、その主要なターゲットは Coinbase であると、研究者たちが断定している。Palo Alto Unit 42Wiz の最新レポートによると、この綿密に計画された攻撃は、悪意のコードが reviewdog/action-setup@v1 GitHub Action に挿入されたときから始まっているという。この侵害の発生の方法は不明であるが、脅威アクターはアクションを変更して、CI/CD シークレットと認証トークンを、GitHub Actions ログにダンプした。

Continue reading “GitHub Actions の侵害:最初のターゲットとして狙われたのは Coinbase”

GitHub Action の脆弱性 CVE-2025-30066:侵害によるシークレット漏洩と是正の手順

Popular GitHub Action “tj-actions/changed-files” Compromised (CVE-2025-30066)

2025/03/15 SecurityOnline — GitHub Action “tj-actions/changed-files” は、広く使用されている ソフトウェア・ワークフローのためのものだが、新たに検出された深刻なセキュリティ・インシデントが懸念を生じている。セキュリティ侵害を積極的に調査する Step Security は、ユーザーに警告を発し、速やかに是正措置を取るよう促している。このインシデントを追跡するコードとして、公式に CVE-2025-30066 が採番されている。

Continue reading “GitHub Action の脆弱性 CVE-2025-30066:侵害によるシークレット漏洩と是正の手順”

GoCD の脆弱性 CVE-2024-56320 が FIX:CI/CD プラットフォームに権限昇格の可能性

GoCD Patches Critical Vulnerability Allowing User Privilege Escalation

2025/01/05 securityonline — OSS の CI/CD プラットフォームである GoCD に、深刻な脆弱性 CVE-2024-56320 (CVSS 9.4) が発見された。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、特権を管理者レベルに昇格させる可能性を得る。この脆弱性は GoCD のバージョン 24.5.0 未満に存在するが、すでに修正されている。脆弱性 CVE-2024-56320 の原因は、管理者用の “Configuration XML” UI 機能および、関連 API アクセスにおける不適切な認証にある。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、機密情報への不正アクセスを達成し、GoCD システム全体を完全に制御する可能性を手にする。

Continue reading “GoCD の脆弱性 CVE-2024-56320 が FIX:CI/CD プラットフォームに権限昇格の可能性”

OSS リポジトリを汚染するマルウェア:2024 は前年比で 200% の増大

Open source malware up 200% since 2023

2024/12/11 HelpNetSecurity — Sonatype の 2024 Open Source Malware Threat Report によると、2019 年に追跡が開始された悪意のパッケージの数が 778,500 件を超えている。そして 2024年になり、カスタム AI モデルを構築する企業が、オープンソース・ツールを採用するケースが増えるにつれて、悪意のオープンソース・パッケージを用いる脅威アクターたちが、開発者を標的にするケースが増えている。この記事で概説するのは、こうしたトレンドについて調査した結果である。

Continue reading “OSS リポジトリを汚染するマルウェア:2024 は前年比で 200% の増大”

ソフトウェア・サプライチェーンが世界を飲み込む:いまなら Marc Andreessen は そう言うだろう

Lessons From the Largest Software Supply Chain Incidents

2024/12/11 DarkReading — 2011年の Marc Andreessen の言葉を覚えているだろうか。それは、「ソフトウェアが世界を飲み込んでいる」というフレーズであり、13年以上が経ったいまも、真実味を深め続けている。産業界はソフトウェアにより変革され、世界経済の活性化においてもソフトウェアは不可欠だ。つまり、世界はソフトウェアで動いている。いまの企業に求められるのは、ビジネス環境における苛烈な競争に生き残ることであり、そのために、かつてないスピードで大量のソフトウェアが生み出されている。

Continue reading “ソフトウェア・サプライチェーンが世界を飲み込む:いまなら Marc Andreessen は そう言うだろう”

GitLab CE/EE の脆弱性 CVE-2024-8312/6826 が FIX:XSS/DoS 攻撃の可能性

GitLab Security Alert: CVE-2024-8312 and CVE-2024-6826 Patched

2024/10/23 SecurityOnline — GitLab が公表したのは、Community Edition (CE)/Enterprise Edition (EE) の複数バージョンに影響を及ぼす、2つの脆弱性 CVE-2024-8312/CVE-2024-6826 に対処するセキュリティ・アップデートのリリースである。ユーザーに対して強く推奨されるのは、迅速なアップデートである。これらの脆弱性が悪用されると、XSS 攻撃や DoS 攻撃につながる恐れがある。

Continue reading “GitLab CE/EE の脆弱性 CVE-2024-8312/6826 が FIX:XSS/DoS 攻撃の可能性”

GitLab CE/EE の脆弱性 CVE-2024-9164 などが FIX:直ちにアップデートを!

CVE-2024-9164 (CVSS 9.6): GitLab Users Urged to Update Now

2024/10/09 SecurityOnline — 10月9日に GitLab がリリースした、 Community Edition(CE)/Enterprise Edition(EE) のバージョン 17.4.2/17.3.5/17.2.9 は、いくつかのセキュリティ・アップデートを取り込んだものである。これらのアップデートは、8件の脆弱性に対処するものだが、その中には、深刻度 Critical と評価される、脆弱性 CVE-2024-9164 も含まれている。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、任意のブランチでパイプラインを実行する可能性を得るため、影響を受けるインスタンスに重大なセキュリティ・リスクが生じる。

Continue reading “GitLab CE/EE の脆弱性 CVE-2024-9164 などが FIX:直ちにアップデートを!”

Octopus Server の脆弱性 CVE-2024-9194 がFIX:機密データベースへの SQLi の恐れ

CVE-2024-9194: SQLi Flaw Discovered in Octopus Server, Urgent Patch Recommended

2024/10/01 SecurityOnline — 世界中のソフトウェア・チームに使用される CD (continuous delivery) プラットフォーム Octopus Deploy が公表したのは、Octopus Server に存在する深刻な脆弱性 CVE-2024-9194 (CVSS:7.8) に関する、重要なセキュリティ・アップデートのリリースである。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、機密データベース・テーブルへの不正アクセスを達成し、機密プロジェクト・データやデプロイメント・コンフィグレーションを取得する可能性を手にする。

Continue reading “Octopus Server の脆弱性 CVE-2024-9194 がFIX:機密データベースへの SQLi の恐れ”

Versa Director の重大な API 脆弱性 CVE-2024-45229 が FIX:直ちにパッチ適用を!

Versa Networks Exposes Critical API Vulnerability in Versa Director (CVE-2024-45229)

2024/09/20 SecurityOnline — Versa Networks が発表したのは、同社の Versa Director で発見された脆弱性 CVE-2024-45229 (CVSS:6.6) に関するセキュリティ勧告である。この脆弱性の悪用により、機密性の高いユーザー認証トークンが漏洩する可能性があり、企業ネットワークが危険にさらされる。

Continue reading “Versa Director の重大な API 脆弱性 CVE-2024-45229 が FIX:直ちにパッチ適用を!”

Atlassian Bamboo の脆弱性 CVE-2024-21689 が FIX:ただちにアップデートを!

CVE-2024-21689: RCE Vulnerability in Atlassian Bamboo Data Center and Server

2024/08/20 SecurityOnline — ソフトウェア開発ツールを提供する Atlassian が公表したのは、Bamboo Data Center/Serve に存在する、深刻度の高いリモートコード実行の脆弱性 CVE-2024-21689 (CVSS:7.6) に関するアドバイザリである。この脆弱性が悪用されると、Bamboo Data Center/Serve を使用している組織に重大なリスクがもたらされる。

Continue reading “Atlassian Bamboo の脆弱性 CVE-2024-21689 が FIX:ただちにアップデートを!”

GitHub の新たな攻撃ベクター:Google/Microsoft/AWS などのプロジェクトをクラック – Unit 42 調査

GitHub Attack Vector Cracks Open Google, Microsoft, AWS Projects

2024/08/14 DarkReading — Google/Microsoft/Amazon Web Services などが所有する、GitHub オープンソース・プロジェクトに影響を与える攻撃ベクターが、Palo Alto Networks の Unit 42 により発見された。Unit 42 の主任研究者である Yaron Avital は、グローバル企業が所有する知名度の高いオープンソース・プロジェクトに対しても、この攻撃は有効であると言う。それらのプロジェクトが侵害されると、何百万もの消費者に影響を及ぶ可能性があると、 8月13日に発表されたブログで、彼は述べている。

Continue reading “GitHub の新たな攻撃ベクター:Google/Microsoft/AWS などのプロジェクトをクラック – Unit 42 調査”

Orc コンパイラの脆弱性 CVE-2024-40897:任意のコード実行が生じる恐れ

CVE-2024-40897: Vulnerability in Orc Compiler Opens Door to Code Execution Attacks

2024/07/26 SecurityOnline — Orc Compiler は単純なデータ配列プログラムのためのツールであるが、このコンパイラーに重大な脆弱性 CVE-2024-40897 が存在することが、セキュリティ研究者たちにより公表された。この脆弱性はスタック・ベースのバッファ・オーバーフロー・エラーに起因しており、悪用に成功した攻撃者は、コンパイラと同じ権限で任意のコード実行を可能にする。

Continue reading “Orc コンパイラの脆弱性 CVE-2024-40897:任意のコード実行が生じる恐れ”

JetBrains TeamCity の脆弱性 CVE-2024-41827 が FIX:不正アクセスの恐れ

CVE-2024-41827: Expired Tokens Still Active in JetBrains TeamCity, Urgent Update Required

2024/07/24 SecurityOnline — 有名な CI/CD プラットフォームの JetBrains TeamCity に、深刻な脆弱性 CVE-2024-41827 (CVSS : 7.4)の存在が判明した。この脆弱性により、削除済み/期限切れのアクセス・トークンが機能し続け、重要な開発環境への長時間かつ不正なアクセスを、攻撃者に許す可能性が生じる。

Continue reading “JetBrains TeamCity の脆弱性 CVE-2024-41827 が FIX:不正アクセスの恐れ”

GitLab CE/EE の脆弱性 CVE-2024-6385 などが FIX:直ちにアップデートを!

GitLab: Critical bug lets attackers run pipelines as other users

2024/07/10 BleepingComputer — 7月10日に GitLab CE/EE のパッチがリリースされ、6つの脆弱性が修正された。GitLab DevSecOps プラットフォームは、3,000万人以上の登録ユーザーを誇り、T-Mobile/Goldman Sachs/Airbus/Lockheed Martin/Nvidia/UBS などの Fortune 100 の 50%以上で利用されている。修正された脆弱性のうち、最も深刻度が高いものは、攻撃者がユーザーとしてパイプライン・ジョブを実行できる、脆弱性 CVE-2024-6385 (CVSS:9.6) である。

Continue reading “GitLab CE/EE の脆弱性 CVE-2024-6385 などが FIX:直ちにアップデートを!”

GitLab の緊急アップデート:脆弱性 CVE-2024-5655 (CVSS 9.6) などが FIX

GitLab Releases Critical Updates to Address Multiple Vulnerabilities

2024/06/26 SecurityOnline — DevOps ライフサイクル・ツールの主要プラットフォームである GitLab は、Community Edition (CE)/Enterprise Edition (EE) 向けのクリティカル・アップデートをリリースした。新バージョンの 17.1.1/17.0.3/16.11.5 には、重要なセキュリティとバグの修正が含まれている。GitLab は全てのユーザーに対して、潜在的な悪用からインストールを保護するため、直ちにアップグレードするよう呼びかけている。

Continue reading “GitLab の緊急アップデート:脆弱性 CVE-2024-5655 (CVSS 9.6) などが FIX”

Argo CD の深刻な脆弱性 CVE-2024-31989 が FIX:Kubernetes クラスタの乗っ取りにいたる?

CVE-2024-31989: Critical Argo CD Flaw Exposes Kubernetes Clusters to Takeover

2024/05/22 SecurityOnline — Kubernetes 用の GitOps Continuous Delivery ツールとして人気の Argo CD だが、Kubernetes クラスタ制御の掌握を攻撃者に許す可能性のある、深刻なセキュリティ脆弱性 CVE-2024-31989 (CVSS:9.1) を公開した。この欠陥は、セキュリティ対策が不十分な Redis キャッシュの使用に起因しており、機密データへの不正なアクセス/操作の可能性が生じるという。

Continue reading “Argo CD の深刻な脆弱性 CVE-2024-31989 が FIX:Kubernetes クラスタの乗っ取りにいたる?”

CISA KEV 警告 24/05/01:GitLab の脆弱性 CVE-2023-7028 を KEV に追加

CISA says GitLab account takeover bug is actively exploited in attacks

2024/05/01 BleepingComputer — 5月1日に CISA は、 GitLab の脆弱性 CVE-2023-7028 (CVSS:10.0) を KEV (Known Exploited Vulnerabilities) カタログに追加した。この脆弱性を積極的に悪用する攻撃者たちにより、パスワード・リセットとアカウントの乗っ取りが生じると、同組織は警告している。GitLab は、専有コードや API キーを含む機密データをホストしているため、アカウントが乗っ取りが生じると、深刻な事態に陥る可能性がある。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、CI/CD (Continuous Integration/Continuous Deployment) 環境に悪意のコードを挿入し、リポジトリを侵害するサプライチェーン攻撃を実行する可能性がある。

Continue reading “CISA KEV 警告 24/05/01:GitLab の脆弱性 CVE-2023-7028 を KEV に追加”

Octopus Deploy の脆弱性 CVE-2024-2975 が FIX:権限昇格が生じる恐れ

CVE-2024-2975: Octopus Deploy Patches Critical Privilege Escalation Vulnerability

2024/04/01 SecurityOnline — Octopus Deploy がリリースしたのは、深刻な脆弱性 CVE-2024-2975 に対処するための、セキュリティ・アドバイザリとパッチである。この人気のデプロイメント自動化プラットフォームの欠陥により、攻撃者は特定の設定下で権限の昇格が可能となり、影響を受けるシステムを不正に制御される恐れが生じる。

Continue reading “Octopus Deploy の脆弱性 CVE-2024-2975 が FIX:権限昇格が生じる恐れ”

TeamCity の脆弱性 CVE-2024-27198:さまざまな脅威アクターが武器化している

TeamCity Flaw Leads to Surge in Ransomware, Cryptomining, and RAT Attacks

2024/03/20 TheHackerNews — 先日に公開された JetBrains TeamCity の脆弱性を悪用する複数の脅威アクターが、ランサムウェア/暗号通貨マイナー/Cobalt Strike ビーコンや、Spark RATと呼ばれる Golang ベースの RAT などを展開している。この攻撃は、脆弱性 CVE-2024-27198 (CVSS:9.8) を悪用するものであり、敵対者は認証手段を回避し、影響を受けたサーバの管理者権限を取得する可能性を持つ。

Continue reading “TeamCity の脆弱性 CVE-2024-27198:さまざまな脅威アクターが武器化している”

Argo CD の脆弱性 CVE-2024-28175 (CVSS 9.0) が FIX:悪意のスクリプトが注入される?

Argo CD Users Beware: CVE-2024-28175 (CVSS 9.0) – Critical XSS Vulnerability Exposed

2024/03/13 SecurityOnline — Kubernetes の Continuous Delivery ツールとして広く利用されている Argo CD に、深刻なクロス・サイト・スクリプティング (XSS) の脆弱性 CVE-2024-28175 (CVSS:9.0) が発見された。パッチを適用せずに放置すると、この脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、Argo CD のインターフェースに悪意のスクリプトを注入し、Kubernetes のデプロイメントを制御することで、壊滅的な結果がもたらされるという可能性が生じる。

Continue reading “Argo CD の脆弱性 CVE-2024-28175 (CVSS 9.0) が FIX:悪意のスクリプトが注入される?”

JFrog Artifactory の複数の脆弱性が FIX:サプライチェーン保護のための迅速な行動とは?

JFrog Artifactory Vulnerabilities: Patch Now to Protect Your Software Supply Chain

2023/03/07 SecurityOnline — 数多くの開発チームが重要とするツール JFrog Artifactory に、いくつかのセキュリティ脆弱性が存在することが、最近になって判明した。これらの欠陥の深刻度は様々であり、それぞれのソフトウェア開発パイプラインを危険にさらす可能性がある。このリスクを理解し、システムを保護するためには、迅速な行動が重要となる。

Continue reading “JFrog Artifactory の複数の脆弱性が FIX:サプライチェーン保護のための迅速な行動とは?”

JetBrains TeamCity の脆弱性 CVE-2024-27198:PoC エクスプロイトが提供された

Exploit available for new critical TeamCity auth bypass bug, patch now

2024/03/04 BleepingComputer — JetBrains が提供する CI/CD ソリューション TeamCity On-Premises には、リモートの認証されていない攻撃者 に対して、管理者権限によるサーバの制御を許してしまう、致命的な脆弱性 CVE-2024-27198 が存在する。また、すでにエクスプロイトを作成するための、完全な技術的詳細も公開されている。したがって、管理者に強く推奨されるのは、同製品の最新バージョンへの更新または、ベンダーからのセキュリティ・パッチ・プラグインのインストールにより、この問題に優先的に対処することである。

Continue reading “JetBrains TeamCity の脆弱性 CVE-2024-27198:PoC エクスプロイトが提供された”

JetBrains TeamCity の脆弱性 CVE-2024-27198/27199 が FIX:ただちにパッチを!

Critical vulnerabilities in TeamCity JetBrains fixed, release of technical details imminent, patch quickly! (CVE-2024-27198, CVE-2024-27199)

2024/03/04 HelpNetSecurity — JetBrains が公表したのは、TeamCity On-Premises に存在する2つの深刻なセキュリティ脆弱性 CVE-2024-27198/CVE-2024-27199 の修正である。今日、JetBrains は、「この脆弱性を最初に特定した Rapid7 は、当社に報告してくれたが、独自の開示ポリシーを厳守することを選択した。つまり、同社のチームは、この通知から 24時間以内に、脆弱性の技術的な詳細とレプリケーション手順を公開する予定である」と述べている。

Continue reading “JetBrains TeamCity の脆弱性 CVE-2024-27198/27199 が FIX:ただちにパッチを!”

Jenkins の脆弱性 CVE-2024-23897 が FIX:翌日に PoC エクスプロイトが登場

Breaking Down CVE-2024-23897: PoC Code Surfaces Just After Jenkins Advisory

2024/01/26 SecurityOnline — Jenkins の深刻な脆弱性である CVE-2024-23897 について、ベンダーがアドバイザリを公表した翌日に、技術的詳細と PoC エクスプロイト・コードが公開された。CI/CD (continuous integration and delivery) に欠かせない、オープンソースの自動化サーバーである Jenkins に、任意のファイル読み取りの脆弱性が存在することが判明したのだ。

Continue reading “Jenkins の脆弱性 CVE-2024-23897 が FIX:翌日に PoC エクスプロイトが登場”

Jenkins 深刻な脆弱性 CVE-2024-23897 などが FIX:ただちにパッチを!

Critical Jenkins Vulnerability Exposes Servers to RCE Attacks – Patch ASAP!

2024/01/25 TheHackerNews — オープンソースの CI/CD (continuous integration/continuous delivery and deployment) 自動化ソフトウェア Jenkins のメンテナたちが9件のセキュリティ欠陥 (High 3件) を修正した。その中には、悪用に成功した攻撃者に、リモート・コード実行 (RCE) を許す深刻なバグも含まれる、この脆弱性 CVE-2024-23897 は、ビルトイン CLI (command line interface) を介した、任意のファイル読み取りの脆弱性として説明されている。

Continue reading “Jenkins 深刻な脆弱性 CVE-2024-23897 などが FIX:ただちにパッチを!”

TensorFlow CI/CD のミスコンフィグへの対応:サプライチェーン攻撃の要因になり得る

TensorFlow CI/CD Flaw Exposed Supply Chain to Poisoning Attacks

2024/01/18 TheHackerNews — オープンソースの機械学習フレームワーク TensorFlow で発見された CI/CD (integration and continuous delivery ) のミスコンフィグが、サプライチェーン攻撃の組織化のために悪用された可能性があるという。今週のレポートで Praetorian の研究者である Adnan Khan と John Stawinski は、「このミスコンフィグを悪用する攻撃者が、悪意のプルリクエストを通じて TensorFlow のビルド・エージェントを侵害し、GitHub/PyPi 上の TensorFlow リリースのサプライチェーンを侵害した可能性がある」と述べている。

Continue reading “TensorFlow CI/CD のミスコンフィグへの対応:サプライチェーン攻撃の要因になり得る”

Atlassian Bamboo の CVE-2023-22516 が FIX:リモートコード実行の可能性

CVE-2023-22516: Critical RCE Vulnerability Discovered in Atlassian Bamboo

2023/11/21 SecurityOnline — 最近のセキュリティ・アドバイザリで Atlassian は、Bamboo Data Center と Bamboo Server バージョン 8.1.0〜9.3.0 に影響を及ぼす、深刻なリモートコード実行 (RCE) 脆弱性を公表した。この脆弱性 CVE-2023-22516 は、認証された攻撃者に対して、影響を受けたシステム上で任意のコード実行を許すものだ。その結果として、機密データ漏洩/オペレーションの中断/サーバの完全な制御などにいたるという。

Continue reading “Atlassian Bamboo の CVE-2023-22516 が FIX:リモートコード実行の可能性”

Azure CLI の深刻な脆弱性 CVE-2023-36052 が FIX:認証情報が漏洩する可能性

Microsoft fixes critical Azure CLI flaw that leaked credentials in logs

2023/11/14 BleepingComputer — Microsoft は、Azure CLI (Command-Line Interface) を介して作成された GitHub Actions/Azure DevOps のログから、攻撃者が認証情報を盗む可能性のある、深刻な脆弱性を修正した。この脆弱性 CVE-2023-36052 は、Palo Alto のセキュリティ研究者である Aviad Hahami により報告されたものである。認証されていない攻撃者が悪用に成功すると、Azure CLI により CI/CD (Continuous Integration and Continuous Deployment (CI/CD) ログに書き込まれた平文のコンテンツ対して、リモートからのアクセスが許されてしまう。

Continue reading “Azure CLI の深刻な脆弱性 CVE-2023-36052 が FIX:認証情報が漏洩する可能性”

JetBrains TeamCity の脆弱性 CVE-2023-42793:北朝鮮の Lazarus が悪用を開始

North Korean hackers exploit critical TeamCity flaw to breach networks

2023/10/18 BleepingComputer — 北朝鮮のハッキンググループ Lazarus と Andariel が、TeamCity サーバの脆弱性 CVE-2023-42793 を悪用してバックドア型マルウェアを展開し、ソフトウェア・サプライチェーン攻撃を行っているようだと、Microsoft が述べている。TeamCity は、組織がソフトウェア開発インフラの一部として使用する CI/CD (continuous integration and continuous deployment) サーバである。2023年9月に TeamCity は、脆弱性 CVE-2023-42793 (CVSS:9.8/10) を修正し、未認証の攻撃者によるリモートコード実行に対処した。こうして、TeamCity による修正は完了したが、その一方では、ランサムウェア集団などの脅威アクターが、企業ネットワークに侵入するために、この欠陥を悪用し始めている。

Continue reading “JetBrains TeamCity の脆弱性 CVE-2023-42793:北朝鮮の Lazarus が悪用を開始”

JetBrains TeamCity の RCE 脆弱性 CVE-2023-42793:ランサムウェアによる攻撃を確認

Ransomware gangs now exploiting critical TeamCity RCE flaw

2023/10/02 BleepingComputer — JetBrains の TeamCity の CI/CD (continuous integration and continuous deployment) サーバに存在する深刻な脆弱性を、ランサムウェア・ギャングたちが標的にしはじめた。この脆弱性 CVE-2023-42793 (CVSS : 9.8) は、ユーザーとの対話を必要としない複雑度の低い攻撃を可能にする。したがって、認証バイパスに成功した未認証の攻撃者により、リモートからのコードを実行 (RCE) が引き起こされる。この脆弱性を発見/報告したのは、スイスのセキュリティ企業 Sonar である。そして、9月21日に JetBrains が、TeamCity 2023.05.4 をリリースし、この深刻な脆弱性に対処した1週間後に、Sonar による技術的な詳細が発表された。

Continue reading “JetBrains TeamCity の RCE 脆弱性 CVE-2023-42793:ランサムウェアによる攻撃を確認”

JetBrains TeamCity CI/CD サーバに深刻な脆弱性 CVE-2023-42793:積極的な悪用が予測される

In-the-Wild Exploitation Expected for Critical TeamCity Flaw Allowing Server Takeover

2023/09/25 SecurityWeek — TeamCity CI/CD サーバに存在する致命的な脆弱性により、未認証でのリモートからの悪用/任意のコード実行/脆弱なサーバの不正制御などが発生する可能性があるという。JetBrains が開発した TeamCity は、ビルド管理および継続的インテグレーションのための汎用プラットフォームであり、オンプレミス/クラウドの双方で利用が可能である。先日に確認された深刻な認証バイパスの脆弱性 CVE-2023-42793 (CVSS:9.8) は、オンプレミス版の TeamCity に影響を及ぼすと説明されている。

Continue reading “JetBrains TeamCity CI/CD サーバに深刻な脆弱性 CVE-2023-42793:積極的な悪用が予測される”

GitLab パイプラインの脆弱性 CVE-2023-5009:ハイリスク・シナリオの可能性

GitLab urges users to install security updates for critical pipeline flaw

2023/09/19 BleepingComputer — スケジュールされたセキュリティ・スキャン・ポリシーを悪用する攻撃者が、他のユーザーを装いながらパイプライン実行を可能にする、深刻な脆弱性に対処するセキュリティアップデートを、GitLab がリリースした。GitLab は、Web ベースの OSS プロジェクト管理および作業トラッキングのための、人気のプラットフォームであり、無料版と商用版を提供している。この脆弱性 CVE-2023-5009 (CVSS:9.6) は、GitLab Community Edition (CE)/Enterprise Edition (EE) の、バージョン 13.12〜16.2.7 と、バージョン 16.3〜16.3.4に影響を与える。

Continue reading “GitLab パイプラインの脆弱性 CVE-2023-5009:ハイリスク・シナリオの可能性”

Google Cloud Build の深刻な脆弱性:MOVEit 悪用のような問題を生じる恐れ

Google Cloud Build bug lets hackers launch supply chain attacks

2023/07/18 BleepingComputer — クラウド・セキュリティ企業 Orca Security が発見した、Google Cloud Build サービスの重大な設計上の欠陥は、攻撃者を特権へとエスカレートさせ、Google Artifact Registry コード・リポジトリへの、ほぼ完全なアクセスを提供する可能性があるというものだ。この Bad.Build と名付けられた欠陥を悪用する脅威アクターたちは、Google Cloud Build の CI/CD (continuous integration and delivery) サービスのアカウントになりすまし、アーティファクト・レジストリに対して API コールを実行し、アプリケーション・イメージを制御することが可能になる。たとえば、悪意のコードの注入や、脆弱なアプリの作成などを行った後に、顧客の環境内に悪意のあるアプリをデプロイした攻撃者が、サプライチェーン攻撃を仕掛ける可能性が生じてくる。

Continue reading “Google Cloud Build の深刻な脆弱性:MOVEit 悪用のような問題を生じる恐れ”

CircleCI のデータ侵害:セッションクッキーが窃取され 2FA が突破された

Malware Attack on CircleCI Engineer’s Laptop Leads to Recent Security Incident

2023/01/14 TheHackerNews — 2023年1月13日に DevOps プラットフォームの CircleCI が明らかにしたのは、昨年12月に未知の脅威アクターが従業員のラップトップを侵害し、マルウェアを用いて 2FA 認証に裏付けられた認証情報を盗み出し、同社システムに侵入しデータを侵害したことだ。CI/CD サービスの CircleCI によると、この高度な攻撃は、2022年12月16日に行われ、そこで用いられたマルウェアを、同社のウイルス対策ソフトウェアは検出できなかったとのことだ。

Continue reading “CircleCI のデータ侵害:セッションクッキーが窃取され 2FA が突破された”

Automated Libra という脅威:GitHub CAPTCHA のバイパスで 20,000 アカウントを作成

Hackers use CAPTCHA bypass to make 20K GitHub accounts in a month

2023/01/05 BleepingComputer — Automated Libra と呼ばれる南アフリカの脅威アクターは、クラウド・プラットフォームのリソースを悪用した、暗号通貨マイニングから利益を得る手法を進化させている。Palo Alto Networks Unit 42 によると、この脅威アクターは、新しい CAPTCHA 解決システムをマイニングに用いて、CPU リソースを積極的に悪用している。また、Feejacking と Play and Run を組み合わせて、クラウド・リソースを無料で乱用しているとのことだ。

Continue reading “Automated Libra という脅威:GitHub CAPTCHA のバイパスで 20,000 アカウントを作成”

Dropbox の開発者を狙うフィッシング:GitHub リポジトリ侵害と 130 件のコード流出

130 Dropbox code repos plundered after successful phishing attack

2022/11/02 HelpNetSecurity — Dropbox はデータ侵害に遭ったが、攻撃者による Dropbox のアカウント/パスワード/支払い情報などへのアクセスはなかったので、ユーザーは心配する必要ない。その代わりに、同社が GitHub にホストしている 130件のプライベート・リポジトリーからコードが取得されてしまった。

Continue reading “Dropbox の開発者を狙うフィッシング:GitHub リポジトリ侵害と 130 件のコード流出”

CircleCI で進行するフィッシング:GitHub のアカウント認証情報と 2FA コードを盗み出す

Hackers stealing GitHub accounts using fake CircleCI notifications

2022/09/22 BleepingComputer — GitHub は、9月16日に始まったフィッシング・キャンペーンが活発に進行していることについて、注意を呼びかけている。具体的に言うと、継続的なインテグレーションとデリバリーのプラットフォームである、CircleCI になりすましたメールがユーザーを狙っているという。この偽メッセージは、「ユーザー規約とプライバシー・ポリシーが変更されたことをユーザー知らせ、GitHub アカウントにサインインして変更を受け入れ、サービスを使い続ける必要がある」と述べている。

Continue reading “CircleCI で進行するフィッシング:GitHub のアカウント認証情報と 2FA コードを盗み出す”

Google と GitHub が協力:ソフトウェアの真正性確保によりサプライチェーン攻撃に対抗

Google Teams Up With GitHub for Supply Chain Security

2022/04/07 SecurityWeek — Google と GitHub が協力して、SolarWinds や Codecov に影響を与えたような、ソフトウェア・サプライチェーン攻撃に対抗するための、防御ソリューションを提供している。Google の Open Source Security Team の説明によると、SolarWinds の攻撃では、ハッカーがビルド・サーバーを制御し、ビルド・プラットフォームに悪意のアーティファクトを注入している。また、Codecov の攻撃では、脅威者は信頼できるビルド・サーバを迂回して、悪意のアーティファクトをアップロードしていた。

Continue reading “Google と GitHub が協力:ソフトウェアの真正性確保によりサプライチェーン攻撃に対抗”

Secure Software Summit:OSS サプライチェーン・セキュリティの現状について

Secure Software Summit: The State of OSS Supply Chain Security

2022/03/17 SecurityBoulevard — Open Source Software (OSS) サプライチェーンが、サイバー攻撃にさらされている。最近の Log4Shell 脆弱性に見られるように、OSS のサプライチェーンは、セキュリティの弱点を突こうとする、攻撃者の焦点となりつつある。数多くの調査レポートにおいて、いわゆる次世代ソフトウェア・サプライチェーン攻撃の、過去 10年間での大幅な増加が示されている。これらの攻撃は、ソースコード/ビルドシステム/CI/CDツール/コードテスト・ツールといった、ソフトウェア・サプライチェーンの重要なリンクの侵害を狙ったものである。

Continue reading “Secure Software Summit:OSS サプライチェーン・セキュリティの現状について”

ポイズンド・パイプライン:CI/CD 環境における攻撃メソッドについて

Poisoned pipelines: Security researcher explores attack methods in CI environments

2022/02/16 DailySwig — あるセキュリティ研究者が、Source Code Management (SCM) リポジトリのパーミッションを悪用することで、CI ポイズニング攻撃 (Poisoned Pipeline Attacks) につながることを解説している。Continuous Integration (CI)/Continuous Delivery (CD) プラットフォームを含む開発者のための環境は、コードのマージ/ソフトウェアビルドの自動化/テスト/DevOps プロジェクトへのコード提供のための、基本的なビルディング・ブロックである。

Continue reading “ポイズンド・パイプライン:CI/CD 環境における攻撃メソッドについて”

Google が考えるセキュアな OSS:開発者たちに1億円の報奨金を準備する

Google Contributes $1M to Reward Developers for OSS Security

2021/10/01 SecurityBoulevard — 今日 Google は、Linux Foundation により管理される Secure Open Source (SOS) Pilot Program を立ち上げた。このプログラムでは、オープンソース・ソフトウェアの安全性を高める取り組みを行った開発者に対して、$1 million の報酬が提供される。Google Open Source Security Team の Principal Engineer and Manager である Abhishek Arya は、「今回の取り組みは、Google が以前から行ってきた $10 billion 規模のオープンソース・セキュリティへの取り組みの最新版だ」と述べている。

Continue reading “Google が考えるセキュアな OSS:開発者たちに1億円の報奨金を準備する”

クラウド・インフラの認証を再考:GitOps のすすめ

Rethinking Cloud Infrastructure Authentication

2021/08/30 SecurityBoulevard — 願わくば p4$$w0r9s を超えて、すべてのクラウド・インフラでセキュアなキーと多要素認証 (MFA) を使ってもらいたいものだ。しかし、それぞれの小さなノードや、ソフトウェア、サーバ、管理コンソールなどにアクセスできる人が、何人いるか把握されているだろうか?スクリプトが実行できるようにするために、どれだけのキーが散らばっているだろうか?信頼できる IP は何個あるだろうか?もし悪意のある人が、これらのうちの1つを手に入れたら、ネットワークがダウンする可能性があるのだろうか?誰かが退職したときに、変更しなければならないパスワードは何個あるのだろうか?

Continue reading “クラウド・インフラの認証を再考:GitOps のすすめ”