Ubuntu Linux Kernel の深刻な脆弱性 CVE-N/A が FIX:権限昇格と root アクセスの可能性

Ubuntu’s Kernel Vulnerability Let Attackers Escalate Privileges and Gain Root Access

2025/10/28 CyberSecurityNews — Ubuntu の Linux カーネルに深刻な脆弱性が発見された。この脆弱性を悪用するローカル攻撃者は、影響を受けるシステム上で権限を昇格させ、root アクセスを取得する可能性がある。TyphoonPWN 2025 で公開された、この脆弱性 (CVE-N/A) は af_unix サブシステムにおける参照カウントの不均衡に起因し、解放済みメモリ使用 (UAF) 状態を引き起こす可能性がある。研究者らは、完全な PoC エクスプロイトを開発し、この問題を実証している。

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Xubuntu 公式サイトで侵害が発生:Windows を標的とする悪意の実行ファイルが拡散

Threat Actors Compromise Xubuntu Website To Deliver Malicious Windows Executable

2025/10/22 CyberSecurityNews — Xubuntu の公式サイトに侵入した脅威アクターにより、ISO の Torrent ダウンロードが悪意の ZIP ファイルへとリダイレクトされた。このインシデントは 2025年10月18日に発覚しており、サポート終了 OS の代替への関心が高まる中で、コミュニティが管理する Linux ディストリビューション・サイトに依存せざるを得ないという問題を浮き彫りにしている。Xubuntu ISO ファイルの入手を試みたユーザーにはトロイの木馬が提供され、クリップボード・データの乗っ取りによる暗号通貨の窃取にさらされた。

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Ubuntu/RHEL/Fedora のコアダンプに問題:Linux 上の機密情報の抽出の恐れ

New Linux Flaws Allow Password Hash Theft via Core Dumps in Ubuntu, RHEL, Fedora

2025/05/31 TheHackerNews — Ubuntu/Fedora/Red Hat Enterprise Linux のコアダンプ・ハンドラである apport と systemd-coredump に、2件の情報漏洩の脆弱性が存在することが、Qualys の Threat Research Unit (TRU) により特定された。

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Yelp の脆弱性 CVE-2025-3155:URI スキームを悪用する情報窃取 PoC

PoC Released for CVE-2025-3155: Yelp Flaw Can Expose SSH Keys on Ubuntu Systems

2025/04/08 SecurityOnline — Ubuntu デスクトップにプリインストールされる GNOME ユーザーのための、ヘルプ・アプリケーション Yelp に脆弱性 CVE-2025-3155 が発見された。この脆弱性は、Yelp が URIスキームである “ghelp://” を処理する方法に起因している。

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Ubuntu Linux の脆弱性 CVE-N/A:非特権ユーザー名前空間の問題と Qualys のサポート

New Ubuntu Linux Vulnerabilities Let Attackers Exploit Kernel Components

2025/03/31 gbhackers — Ubuntu Linux で発見された、一連の新たなセキュリティ脆弱性により、カーネルの悪用リスクに関する懸念が生じている。Qualys Threat Research Unit (TRU) の研究者たちが、Ubuntu の非特権ユーザー名前空間制限に影響を与える、3つの深刻な重バイパスを発見した。それにより、特定の条件下において、攻撃者にカーネル・コンポーネントの悪用を許すことになり得る。

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Linux Kernel の脆弱性 CVE-2025-0927 が FIX:Ubuntu 22.04 ユーザーは要注意

CVE-2025-0927: Public Exploit Released for Linux Kernel Privilege Escalation Bug

2025/03/25 SecurityOnline — 主として Ubuntu 22.04 ユーザーに影響を及ぼす、Linux カーネル内の重大な脆弱性について、新たに公開された SSD Disclosure のアドバイザリが詳述している。この脆弱性 CVE-2025-0927 は、HFS+ ファイル・システム実装におけるヒープ・オーバーフローの欠陥であり、影響を受けるシステム上で、攻撃者に対してローカル権限の昇格を許す可能性があるものだ。

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GStreamer ライブラリに複数の脆弱性:各種の Linux Systems や MM アプリにリスク

Linux Systems at Risk: GStreamer Vulnerabilities Threaten Millions

20224/12/29 SecurityOnline — Ubuntu/Fedora/openSUSE などの Linux ディストリビューションで採用される、OSS のマルチメディア・フレームワークである GStreamer に 29 件の脆弱性が発見されたと、GitHub Security Lab の Antonio Morales による最新レポートが伝えている。GStreamer は、Audio/Video のデコード/字幕解析とメディア・ストリーミングなどの、広範なマルチメディア機能をサポートしている。マーケットに提供される数多くのシステムの重要なコンポーネントであり、 Nautilus/GNOME Videos/Rhythmbox といった主要アプリケーションと統合されているため、サイバー攻撃者にとって魅力的なターゲットになっている。

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CISA KEV 警告 24/12/04:CyberPanel の脆弱性 CVE-2024-51378 を登録

CVE-2024-51378 (CVSS 10): Critical CyberPanel Flaw Under Active Attack, CISA Warns

2024/12/04 SecurityOnline — CISA は、CyberPanel の脆弱性 CVE-2024-51378  を、KEV (Known Exploited Vulnerabilities) カタログに追加した。この OSS の Web ホスティング・コントロールパネル CyberPanel に存在する、脆弱性 CVE-2024-51378 を積極的に悪用する攻撃者たちが、PSAUX/C3RB3R/Babuk などのランサムウェア亜種を展開していることが確認されている。

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OSS のセキュリティ神話を検証:解かれるべき誤解とエンタープライズでの採用について

Debunking myths about open-source security

2024/11/20 HelpNetSecurity — Canonical の CISO である Stephanie Domas へのインタビューは、オープンソースのセキュリティに関する一般的な誤解と、それを払拭するためのコミュニティの取り組みについて説明するものだ。彼女の主張は、神話に反してオープンソース・ソリューションが、エンタープライズ・グレードの成熟度/信頼性/透明性を提供しているというものだ。さらに Stephanie Domas は、セキュリティの強化と、革新と安定のバランスを得るために、ユーザー組織がオープンソースを採​​用する際の、優先すべき重要な要素についても説明している。

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Ubuntu Linux の needrestart の脆弱性:5つの欠陥が 10年間にわたり未検出だった

Ubuntu Linux impacted by decade-old ‘needrestart’ flaw that gives root

2024/11/20 BleepingComputer — Ubuntu Linux で使用される、needrestart ユーティリティに存在する、5件のローカル権限昇格 (LPE) の脆弱性が発見された。このユーティリティは、10年以上も前の、バージョン 21.04 で導入されたものだ。Qualys により、この5件の脆弱性 CVE-2024-48990/CVE-2024-48991/CVE-2024-48992/CVE-2024-10224/CVE-2024-11003 は発見されている。

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Ubuntu Authd の脆弱性 CVE-2024-9312 が FIX:User ID なりすましが生じる

CVE-2024-9312: Ubuntu Authd Flaw Allows User ID Spoofing

2024/10/14 SecurityOnline — 先日に Canonical が発行したのは、世界中の Ubuntu マシンで ID/Access 管理に使用されている、認証デーモンである Authd の脆弱性 CVE-2024-9312 (CVSS:7.6) に対処するセキュリティ・アドバイザリである。Authd バージョン 0.3.6 未満に影響を及ぼす、この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、ユーザー ID を偽装し、ターゲット・アカウントへの不正アクセスの可能性を手にする。

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Ubuntu 24.10 Oracular Oriole がリリース:セキュリティ管理の強化と利便性の向上

Ubuntu 24.10 Oracular Oriole brings tighter security controls

2024/10/11 HelpNetSecurity — Canonical は、Ubuntu 24.10 Oracular Oriole をリリースした。このリリースに導入される画期的な機能としては、更新されたカーネル/新しいツールチェーン/GNOME 47 デスクトップ環境などがあり、大幅なソフトウェア・セキュリティの強化が達成されている。Canonical の CEO である Mark Shuttleworth は、「Oracular Oriole は、最新のアップストリーム・カーネルと、ツールチェーンの提供において、新たなペースを設定するものだ。もの実験的で斬新なセキュリティ機能は、コミュニティとの対話を通じて、今後の 20年間において、そして、それ以降においても、Linux デスクトップ・エクスペリエンスを継続的に向上させていくという、当社の取り組みを実証している」と述べている。

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Ubuntu Authd の深刻な脆弱性 CVE-2024-9313 が FIX:su/sudo/ssh などを介した攻撃の恐れ

Authd Vulnerability (CVE-2024-9313) Allows User Impersonation on Ubuntu Systems

2024/10/03 SecurityOnline — Ubuntu マシン上でセキュアな ID およびアクセス管理に使用される、認証デーモン Authd に深刻度の高い脆弱性 CVE-2024-9313 (CVSS:8.8) が発見された。この脆弱性を悪用する攻撃者は、侵害したシステム上で他のユーザーになりすまし、機密性の高いデータやリソースへの不正アクセスの可能性を手にする。

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GitHub の新たな攻撃ベクター:Google/Microsoft/AWS などのプロジェクトをクラック – Unit 42 調査

GitHub Attack Vector Cracks Open Google, Microsoft, AWS Projects

2024/08/14 DarkReading — Google/Microsoft/Amazon Web Services などが所有する、GitHub オープンソース・プロジェクトに影響を与える攻撃ベクターが、Palo Alto Networks の Unit 42 により発見された。Unit 42 の主任研究者である Yaron Avital は、グローバル企業が所有する知名度の高いオープンソース・プロジェクトに対しても、この攻撃は有効であると言う。それらのプロジェクトが侵害されると、何百万もの消費者に影響を及ぶ可能性があると、 8月13日に発表されたブログで、彼は述べている。

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Ubuntu Snap の Sandbox Escape の脆弱性 CVE-2024-1724 が FIX:Linux システムを脅かす恐れ

CVE-2024-1724: Snap Sandbox Escape Vulnerability Threatens Linux Systems

2024/07/01 SecurityOnline — Ubuntu などの Linux ディストリビューションで人気のパッケージ・マネージャーである Snap に存在する深刻な脆弱性が、セキュリティ研究者 McPhail のセキュリティ情報公開で特定された。この脆弱性 CVE-2024-1724 の悪用に成功した攻撃者は、Snap のサンド・ボックス環境を回避しながら、ユーザーのシステム上で任意のコード実行が可能にするという。

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Canonical が公表した Everything LTS とは? 必要最小限の Ubuntu コンテナが攻撃面積を狭める

Canonical Unveils ‘Everything LTS’: 12-Year Security for Custom Docker Images

2024/06/26 SecurityOnline — 6月26日に Canonical は、Long Term Support (LTS) サービスの大幅な拡充を発表し、従来からの “deb” パッケージに加えて、ディストリビューションが不要の Dockerイメージの設計/構築サービスも、新たに提供することを明らかにした。このサービスは、対象となるソフトウェアが事前に Ubuntu でパッケージ化されているかどうかに関係なく、あらゆるオープンソースのアプリケーションや依存関係に対して、12年間のセキュリティ・メンテナンスを提供するものだという。

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XZ Utils に注入されたバックドア:主要の Linux ディストリビューションに影響

Supply Chain Attack: Major Linux Distributions Impacted by XZ Utils Backdoor

2024/04/01 SecurityWeek — データ圧縮ライブラリである XZ Utils のバックドア付きバージョンにより、主要な Linux ディストリビューションがサプライチェーン攻撃の影響を受けている。このバックドアは、Microsoft の Software Engineer である Andres Freund により発見されたものである。彼によると、2024年2月にリリースされた XZ Utils 5.6.0 の tarball ダウンロード・パッケージに、悪意のコードが混入していたという。その直後にリリースされたバージョン 5.6.1 では、難読化の追加や一部の設定で発生するエラーの修正など、悪意のコードが更新されていた。

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XZ Utils の脆弱性 CVE-2024-3094:Fedora で発見されたバックドア – Red Hat 警告

Red Hat warns of backdoor in XZ tools used by most Linux distros

2024/03/29 BleepingComputer — 3月29日に Red Hat が公開したのは、最新のデータ圧縮ツール/ライブラリである XZ Utils にバックドアが見つかったという警告である。同社は、Fedora の開発版/実験版を実行しているシステムの使用を、直ちに停止するようユーザーに求めている。Red Hat は通知で、「FEDORA 41/FEDORA RAWHIDE INSTANCES の使用を直ちに中止してほしい」と述べている。

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Linux util-linux の脆弱性 WallEscape CVE-2024-28085:PoC が提供

CVE-2024-28085: Critical ‘WallEscape’ Flaw Discovered in Linux Utilities Package – Passwords at Risk

2024/03/27 SecurityOnline — WallEscape と名付けられた、深刻なセキュリティ脆弱性 CVE-2024-28085 が、Linux の必須システム・ユーティリティ・パッケージである util-linux で発見された。このパッケージは Linux オペレーティング・システムの要であり、ディスク/ファイル/ユーザー・ログイン/プロセスの管理といった、基本的なタスクのためのツールを提供している。

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Linux Kernel Netfilter の深刻な脆弱性 CVE-2024-1086 が FIX:PoC もリリース!

CVE-2024-1086: Critical Linux Kernel Flaw Demands Immediate Patching, PoC Published!

2024/03/26 SecurityOnline — Linux Kernel Netfilter に存在する深刻な脆弱性の、技術的詳細と PoC エクスプロイト・コードが公開され、無数のシステムが危険にさらされている。この脆弱性 CVE-2024-1086 (CVSS:7.8) の悪用に成功した、基本的なアクセス権を持つローカル攻撃者は、簡単に特権をエスカレートさせることが可能となる。突如として、一般のユーザーが、あなたのシステムのルート権限を得るという状況を想像してみてほしい。

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Ghostscript の旧バージョンに深刻な脆弱性 CVE-2020-36773 :DoS が生じる恐れ

Critical Ghostscript Vulnerability Exposes Systems: Immediate Update Recommended

2024/02/19 SecurityOnline — PostScript/PDF ファイルの処理に広く使用されている、Ghostscript インタプリタの古いバージョンに、深刻な脆弱性 CVE-2020-36773 が発見された。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、任意のコード実行やサービス拒否状態を、引き起こす可能性を得るという。

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Ubuntu の “Command-Not-Found” ユーティリティの悪用:悪意のパッケージをインストールする可能性

Abusing The Ubuntu ‘Command-Not-Found’ Utility To Install Malicious Packages

2024/02/14 SecurityAffairs — クラウドセキュリティ企業 Aqua のサイバー・セキュリティ研究者が発見したのは、一般的なユーティリティ “command-not-found”‘” の悪用により、悪意のパッケージの欺瞞的な推奨につながる可能性である。Aqua Nautilus の研究者たちは、「Ubuntu の “command-not-found” パッケージと “snap” パッケージの、リポジトリ間における相互作用に起因する、セキュリティ問題を特定した。”command-not-found” は、アンインストールされたコマンドのインストールを提案する便利なツールとして機能するが、”snap” リポジトリを介した操作により、悪意のパッケージの欺瞞的な推奨につながる」と述べている。

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Gnu Library C の Root Access 脆弱性 CVE-2023-6246:影響を受ける Linux の範囲は?

Root Access Vulnerability In Gnu Library C (Glibc) Impacts Many Linux Distros

2024/01/30 SecurityAffairs — GNU Library C (glibc) に存在する4件のセキュリティ脆弱性が、Qualys Threat Research Unit により発見されたが、その中には、CVE-2023-6246 として追跡されているヒープベースのバッファオーバーフローの欠陥も含まれる。GNU Library C (glibc) は、Linux などの Unix 系オペレーティング・システムに不可欠な、システム・サービスを提供するフリーのソフトウェア・ライブラリである。

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CISA KEV 警告 23/11/21:Linux の Looney Tunables を悪用リストに追加

CISA orders federal agencies to patch Looney Tunables Linux bug

2023/11/21 BleepingComputer — Qualys の Saeed Abbasi は、「この脆弱性 CVE-2023-4911 の悪用により、Fedora/Ubuntu/Debian などのプラットフォームにおいて、完全な root アクセスが不正に取得されるため、システム管理者は迅速に行動すべきだ」と警告している。また、今日になって CISA は、この Linux の不具合を Known Exploited Vulnerabilities Catalog に追加した。さらに CISA は、この脆弱性を、悪意のサイバー行為が頻繁に発生する攻撃ベクターのリストに取り込み、連邦政府企業に重大なリスクが生じていることを指摘した。

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GNU C Library の脆弱性 CVE-2023-4911:クラウドを狙う脅威アクターが兵器化

‘Looney Tunables’ Glibc Vulnerability Exploited in Cloud Attacks 

2023/11/06 SecurityWeek — 最近パッチが適用された GNU C Library (glibc) に存在する深刻な特権昇格の脆弱性が、Kinsing マルウェアの展開やクリプトジャッキング攻撃を操る脅威グループにより、クラウドへの攻撃で悪用されている。Looney Tunablesと名付けられた脆弱性 CVE-2023-4911 は、Debian/Gentoo/Red Hat/Ubuntu などの主要 Linux ディストリビューションに影響を及ぼすことが判明している。この脆弱性により、ローカル攻撃者は昇格した権限で、任意のコードを実行できるという。

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GNOME Tracker Miners の脆弱性 CVE-2023-43641 が FIX:1クリックで RCE にいたる

GNOME Linux systems exposed to RCE attacks via file downloads

2023/10/09 BleepingComputer — GNOME デスクトップ環境を実行している Linux システム上の、オープンソース libcue ライブラリに存在するメモリ破壊の脆弱性により、攻撃者に任意のコード実行を許す可能性がある。libcue は、Cue Sheet File を解析するために設計されたライブラリであり、Tracker Miners File Metadata Indexer に統合され、最新の GNOME バージョンではデフォルトとして取り込まれている。Cue Sheet (CUE) ファイルは、CD のオーディオ・トラックの長さ/曲名/ミュージシャンなどのレイアウトを取り込んだプレーン・テキスト・ファイルであり、通常は 、FLAC オーディオ・ファイル・フォーマットとペアになっている。

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GNU C Library の脆弱性 CVE-2023-4911:PoC エクスプロイトが登場し始めた

Exploits released for Linux flaw giving root on major distros

2023/10/05 BleepingComputer — GNU C Library の Dynamic Loader に存在する深刻度の高い脆弱性を介して、主要な Linux ディストリビューション上でローカル攻撃者が root 権限を取得するという、PoC エクスプロイトがオンライン上で提供されている。Looney Tunables と名付けられた脆弱性 CVE-2023-4911 は、バッファオーバー・フローに起因するものであり、デフォルトでインストールされている Debian 12/13 および、Ubuntu 22.04/23.04、Fedora 37/38 に影響を及ぼす。

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Looney Tunables という Linux の脆弱性:glibc に存在する危険なバッファ・オーバーフロー

New ‘Looney Tunables’ Linux bug gives root on major distros

2023/10/03 BleepingComputer — Looney Tunables と呼ばれる、新たな Linux の脆弱性が判明した。GNU C ライブラリの ld.so ダイナミック・ローダーに存在する、バッファ・オーバーフローの弱点を悪用することで、ローカル攻撃者が root 権限を取得することが可能になるという。GNU C ライブラリ (glibc) は、GNU システムの C ライブラリであり、大半の Linux カーネル・ベース・システムに含まれている。glibc が提供する機能には、open/malloc/printf/exit などのシステムコールが含まれ、また、典型的なプログラム実行に必要な機能も含まれる。glibc 内のダイナミック・ローダーは、glibc を使用する Linux システム上でプログラムの準備と実行を行うため、最も重要なものである。

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Free Download Manager サプライチェーン攻撃:数年前から Linux ユーザーにマルウェアを配布

Free Download Manager site redirected Linux users to malware for years

2023/09/12 BleepingComputer — Free Download Manager を悪用して、脅威アクターが所有する Debian パッケージ・リポジトリにリダイレクトさせ、Linux ユーザーに情報窃取型のマルウェアをインストールさせるという、サプライ・チェーン攻撃が発見された。このキャンペーンで使用されたマルウェアは、C2 サーバへのリバースシェルを確立し、ユーザのデータとアカウント認証情報を収集する、Bash スティーラーをインストールするものだ。Kaspersky が、不審なドメインの調査中に、このサプライチェーン侵害の兆候を発見したが、3年以上も前から実施されているキャンペーンであることを突き止めた。

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Ubuntu ユーザーの 40% に脆弱性:Linux カーネル・プロジェクトとの整合性の問題

Almost 40% of Ubuntu users vulnerable to new privilege elevation flaws

2023/07/26 BleepingComputer — 先日に、Ubuntu カーネルに取り込まれてしまった2つの Linux 脆弱性により、権限のないローカル・ユーザーによる昇格昇格が、発生する可能性が生じている。Ubuntu は、最も広く利用されている Linux ディストリビューションの1つであり、特に米国では人気が高く、約 4000万人以上のユーザーを抱えている。Wiz の研究者である S. Tzadik と S. Tamari により発見された、脆弱性 CVE-2023-32629/CVE-2023-2640 が、このオペレーティング・システムに取り込まれてしまったことで、Ubuntu のユーザー・ベースの約 40% に影響が生じている。 v

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OpenSSH の forwarded ssh-agent の脆弱性 CVE-2023-38408 が FIX:RCE にいたる恐れ

A flaw in OpenSSH forwarded ssh-agent allows remote code execution

2023/07/24 SecurityAffairs — Qualys Threat Research Unit (TRU) の研究者たちがが、OpenSSH の forwarded ssh-agent に存在するリモートコード実行の脆弱性を発見した。OpenSSH (Open Secure Shell) は、ネットワーク上で安全な暗号化通信を提供する、オープンソースのツール/ユーティリティのセットである。つまり、SSH (Secure Shell) プロトコルの実装として広く使われており、インターネットなどの安全でないネットワーク上で、他のコンピューターやサーバとの安全なリモート接続を、ユーザーは確立できることになる。

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Citrix Secure Access Client for Ubuntu の深刻な RCE 脆弱性 CVE-2023-24492 などが FIX

Citrix Patches Critical Vulnerability in Secure Access Client for Ubuntu

2023/07/12 SecurityWeek — 7月12日に Citrix は、Ubuntu 版 Secure Access クライアントに存在する、深刻なリモート・コード実行 (RCE) の脆弱性 CVE-2023-24492 (CVSS:9.6) に対するパッチをリリースした。Citrix のアドバイザリによると、この脆弱性の悪用においては、ユーザーによる操作が必要だという。

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Linux の新たなゼロデイ CVE-2022-3328:multipathd 脆弱性との併用で root 権限を取得

A new Linux flaw can be chained with other two bugs to gain full root privileges

2022/12/03 SecurityAffairs — Qualys Threat Research Unit の研究者たちは、Linux の新しい脆弱性 CVE-2022-3328 と、既存の2つの脆弱性を連鎖させ、システム上で完全なルート権限を取得する方法を実証した。この脆弱性 CVE-2022-3328 は、Ubuntu にデフォルトでインストールされる SUID-root プログラムである、Linux OS の snap-confine 機能に存在する。snap-confine とは、snap アプリケーションの実行環境を構築するために、snapd により内部的に用いられるものであり、snap アプリケーションをコンフィグレーションするための内部ツールである。

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Redis の CVE-2022-0543 を狙う Redigo マルウェア:ステルス型バックドアを仕掛ける

New Redigo malware drops stealthy backdoor on Redis servers

2022/12/01 BleepingComputer — Redigo と命名された Go ベースの新しいマルウェアが、Redis サーバの脆弱性 CVE-2022-0543 を標的にしてステルス・バックドアを仕込み、コマンド実行を可能にしていることが判明した。この脆弱性 CVE-2022-0543 (CVSS:10.0) は、Redis (Remote Dictionary Server) ソフトウェアに存在し、2022年2月に発見/修正されているものだ。

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Zimbra の深刻な RCE 脆弱性 CVE-2022-41352:悪用するハッカーが出現

Hackers Exploiting Unpatched RCE Flaw in Zimbra Collaboration Suite

2022/10/08 TheHackerNews — Zimbra の企業向けコラボレーション・ソフトウェア/Eメール・プラットフォームに存在する、深刻なリモート・コード実行の脆弱性が活発に悪用されているが、この脆弱性のパッチは現時点で提供されていない。この脆弱性 CVE-2022-41352 (CVSS:9.8) の悪用に成功した攻撃者は、任意のファイルをアップロードし、影響を受けるインストール上で悪意のアクションを実行できる。

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Microsoft と Ubuntu のコラボ: Windows Subsystem for Linux で ‘systemd’ をサポート

Microsoft adds ‘systemd’ to the Windows Subsystem for Linux

2022/09/22 BleepingComputer — Microsoft と Canonical は、Windows Subsystem for Linux に systemd のサポートを追加し、より多くの互換アプリをインストールできるようにするために提携した。この systemd は、オペレーティング・システムの起動時にデーモン/サービスを初期化するための、システムおよびサービス・マネージャとして動作する、Linux ソフトウェア・アプリケーションである。また systemd は、これらのサービスを起動後に簡単に管理/制御するためのツールも、Linux 管理者に対してサポートする。

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Microsoft Azure の障害で Ubuntu VM がオフラインに:バグ更新後に発生

Microsoft Azure outage knocks Ubuntu VMs offline after buggy update

2022/08/30 BleepingComputer — Microsoft Azure ユーザーの仮想マシン (VM) が、systemd のアップデートに起因する継続的な障害を起こし、そこで実行される Ubuntu 18.04 がオフラインになっている。この障害は、2022年8月30日 午前6時 (UTC) 頃から始まった。影響を受けたユーザーが systemd バージョン 237-3ubuntu10.54 にアップグレードされた直後から、ユーザーの VM で DNS エラーが発生し始め、DNS リゾルバー・アドレスが使用不可能な状態になっている。

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CISA 警告:Linux の深刻な脆弱性 PwnKit CVE-2021-4034 に直ちにパッチ適用を

CISA warns of hackers exploiting PwnKit Linux vulnerability

2022/06/29 BleepingComputer — CISA の悪用脆弱性リスト (KVE:Known Exploited Vulnerabilities Catalog) に、 Linux の深刻な脆弱性 CVE-2021-4034 が追加された。この PwnKit と呼ばれる脆弱性は、すべての主要ディストリビューション (Ubuntu/Debian/Fedora/CentOSなど) で使用されている、Polkit の pkexec コンポーネントで発見された。PwnKit とは、デフォルト設定の Linux システムにおいて、その悪用に成功した非特権ユーザーに、完全なルート権限を許してしまうメモリ破壊の脆弱性である。

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Linux の Netfilter における脆弱性 CVE-2022-25636:DDoS などが生じる可能性

New Linux Bug in Netfilter Firewall Module Lets Attackers Gain Root Access

2022/03/14 TheHackerNews — 新たに公開された Linux カーネルに存在するセキュリティ欠陥は、脆弱なシステム上でローカルな敵対者が特権昇格を獲得し、任意のコード実行/コンテナ・エスケープ/カーネル・パニックを誘発する可能性があることを示唆されている。この脆弱性 CVE-2022-25636 (CVSS:7.8) は、Linux カーネルの Ver 5.4〜5.6.10 に影響し、カーネルの Netfilter サブ・コンポーネントにおけるヒープ境界外書き込みを発生させる。この問題は、Sophos の Senior Threat Researcher である Nick Gregory により発見された。

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Linux Kernel cgroups に存在するコンテナ・エスケープの脆弱性 CVE-2022-0492 が FIX

CVE-2022-0492 flaw in Linux Kernel cgroups feature allows container escape

2022/03/06 SecurityAffairs — Linux カーネルの脆弱性 CVE-2022-0492 (CVSS: 7.0) にパッチが適用されたが、この脆弱性の悪用に成功した攻撃者には、コンテナをエスケープし、コンテナ・ホスト上で任意のコマンドを実行する可能性が生じる。この問題は、cgroups (control groups) と呼ばれるプロセスの集合体に関するリソース使用量 (CPU/メモリ/ディスクI/O/ネットワーク) を算出/分離/制限するための、Linux カーネルの機能に影響をおよぼす特権昇格の欠陥である。

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Linux に新たな権限昇格の脆弱性:Snap に存在する CVE-2021-44731 が FIX

New Linux Privilege Escalation Flaw Uncovered in Snap Package Manager

2022/02/18 TheHackerNews — Canonical の Snap に存在する、複数のセキュリティ脆弱性が公開されている。この、ソフトウェアのパッケージング/デプロイメントのシステムの最も深刻な脆弱性には、特権を拡大して root 権限を得るために悪用されるものもある。Snap は、Linux カーネルを使用する OS 上で動作するように設計された、自己完結型のアプリケーション・パッケージであり、snapd と呼ばれるツールを用いてインストールできる。

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Samba の深刻な脆弱性 CVE-2021-44142:ディフォルト設定での root RCE を FIX

Samba bug can let remote attackers execute code as root

2022/01/31 BleepingComputer — Samba は、脆弱なソフトウェアを実行しているサーバー上で、攻撃者に root 権限でリモートコード実行を許す可能性がある、深刻な脆弱性に対応している。Samba は、SMB ネットワーク・プロトコルを再実装したものであり、Linux/Windows/macOS などのプラットフォーム上で、ファイル共有/印刷サービスなどを提供している。

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Linux Polkit の深刻な脆弱性 CVE-2021-4034:PoC エクスプロイトが登場?

Linux system service bug gives root on all major distros, exploit released

2022/01/25 BleepingComputer — Polkit の pkexec コンポーネントには、脆弱性 CVE-2021-4034 が存在し、また、主要な Linux ディストリビューションのデフォルト設定に含まれているという。CVE-2021-4034 は PwnKit と名付けられ、その起源は 12年以上前の pkexec の最初のコミットまで追跡されており、すべての Polkit バージョンが影響を受けることになる。

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Thunderbird 91.3 がリリース:Win 10 Cloud Clipboard に関連する深刻な脆弱性が FIX

Mozilla Thunderbird 91.3 released to fix high impact flaws

2021/11/05 BleepingComputer — Mozilla は Thunderbird 91.3 をリリースし、サービス拒否/発信元の偽装/セキュリティ・ポリシー迂回/任意のコード実行などの、複数の深刻な脆弱性を修正した。新たに発見された脆弱性の大半は、特別に細工された Web サイトを閲覧することで発動するため、比較的容易に悪用することが可能となる。

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トロイの木馬ソースの新技術:Unicode を悪用して注入した脆弱性を隠してしまう

New ‘Trojan Source’ Technique Lets Hackers Hide Vulnerabilities in Source Code

2021/11/01 TheHackerNews — 脅威アクターたちは、新たな種類の脆弱性を利用して、視覚的に狡猾なマルウェアを注入するかもしれない。これは意味的には問題が検出されないが、ソースコードで定義されたロジックを変更し、数多くの当事者およびサプライチェーンのリスクの扉を、効率よく開いていく。

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Chrome 95 ゼロデイ脆弱性と中国の Tianfu Cup ハッキング・コンテスト

Chrome 95 Update Patches Exploited Zero-Days, Flaws Disclosed at Tianfu Cup

2021/10/29 SecurityWeek — 木曜日に Google がリリースした Chrome 95 アップデートは、2つの積極的に悪用されているゼロデイ脆弱性と、先日に中国のハッキング・コンテストで公開された欠陥を修正するものだ。積極的に悪用されている脆弱性は、CVE-2021-38000 として追跡されており、Intents への信頼できない入力に対する不十分な検証の問題とされている。また、CVE-2021-38003 は、V8 JavaScript エンジンに影響をおよぼす不適切な実装の問題である。CVE-2021-38000 は9月に発見され、CVE-2021-38003は僅か3日前に確認されたものである。

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中国の Tianfu ハッキングコンテスト:Windows 10/Linux/iOS などが陥落

Windows 10, Linux, iOS, Chrome and Many Others at Hacked Tianfu Cup 2021

2021/10/17 TheHackerNews — 中国の成都市で開催された、国際的なサイバーセキュリティ・コンテストの第4回大会 Tianfu Cup 2021 において、これまでにないオリジナルのエクスプロイトが使用され、Windows 10/iOS 15/Google Chrome/Apple Safari/Microsoft Exchange Server/Ubuntu 20 などへの侵入に成功した。

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Microsoft Azure の OMIGOD 脆弱性はログ収集エージェントが原因?

Critical Flaws Discovered in Azure App That Microsoft Secretly Installed on Linux VMs

2021/09/15 TheHackerNews — Microsoft は、9月の Patch Tuesday アップデートにおいて、Azure クラウド標的にした脆弱化されたシステムのリモート操作や、特権昇格などを引き起こす恐れのある4つのセキュリティ陥に対処した。これらの脆弱性は、Wiz の研究者が OMIGOD と総称しているものであり、多くのAzure サービスに自動的に導入されている Open Management Infrastructure という、あまり知られていないソフトウェア・エージェントに影響を与える。

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HAProxy の深刻な脆弱性により HTTP リクエスト・スマグリングが生じる?

HAProxy Found Vulnerable to Critical HTTP Request Smuggling Attack

2021/09/08 TheHackerNews — HAProxy は、オープンソースのロード・バランサー/プロキシ・サーバーとして広く利用されているが、この HAProxy には深刻なセキュリティ上の脆弱性が存在する。この CVE-2021-40346として追跡されている整数オーバーフローの脆弱性は、CVSS 値 8.6 であり、HAProxy Ver 2.0.25 / 2.2.17 / 2.3.14 / 2.4.4 で修正されている。

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クラウドの Linux が標的になり始めている:コンテナの中身は大丈夫?

Attackers Increasingly Target Linux in the Cloud

2021/08/24 DarkReading — これまで、Linux という OS は、システム管理者やハッカーに好まれてきたが、今ではサイバー犯罪者にとっても重要なターゲットとなっている。Web シェルや暗号通貨マイニングなどのマルウェアが Linux コンテナから実行されることがあり、また、Linux に存在する約200種類の脆弱性も攻撃の対象となっている。Trend Micro が発表したデータによると、コンテナが広く普及している状況が示され、また、人気のコンテナには相当数の脆弱性が存在していることが分かる。

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